ドライブクローラーヘビーダウンショットの勧め

寒い日が続きますが、釣りには行かれていますでしょうか?

僕は、春のシーズンインに向けて特にキャストの感覚が狂わないように、冬もバスを釣りに出かけています。

冬から春にかけてのバスの動き

僕のホームレイク弥栄ダムでも水温が10度を切ってきました。

いつも思うのですが、2月の第1週の土日にあるフィッシングショーOSAKAがあるときが、水温が最も低くなりバスが釣りづらい厳しい時期だと思います。

最近の日課としては、天気予報で一日の気温の動きを見ていて、水温がどれくらいになっているかを予測しながらフィールドに通っています。

2011年12月22日の冬至を過ぎてから、日照時間は徐々に長くなっているので、気温が下がっていても水温はある程度持ちこたえているような状態だと思います。

現在は、1日の最低気温が0~5度くらい、最高気温が5~10度くらいなので、水温は例年通り7~8度くらいまでは低下するかなと思っていますが、日によっては晴れて風が吹いたり、曇って暖かかったりで、その辺の天候も見ながら釣行時の状況を読んでいくことも必要かもしれません。

水温が下がっていく秋の過程においては、ベイトフィッシュがいる水深が徐々に深くなっていくので、バスはベイトフィッシュより先回りして水深が深くなっていくイメージ。

今の時期みたいに、水温が下がりきってしまった冬の過程においては、ベイトフィッシュが徐々に浮いてくるので、コンディションの良いバスほどミドルレンジやシャローに浮いてきて先回りしているというイメージを持って釣りをしています。

もちろん、水温が下がっていく過程でもシャローに残っていたり、水温が上がっていく過程でもディープに残っていたりするバスもいますが、これらのバスは日によって食わなくなったりするので、なるべくシーズナブルパターンに沿った魚を狙うようにしています。

(写真:今年の釣り納め12月30日(川上ダム)にドライブクローラー(ライトウォータメロン・レッド&ペッパー)の10gヘビーダウンショットで釣った45アップ)
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ヘビーダウンショットの勧め

僕が考えるダウンショットのメリットは、ボトムから少し浮いた状態で、一定の高さでずっと効率よく探れることで、基本的にはボトム付近にいるバスを釣ることが出来ることだと思っています。

それより浮いたバスであれば、ジグヘッド、スモラバ、ネコリグ、スプリットショット、キャロライナリグなど、フワフワさせて釣るリグはたくさんありますが、狙った高さを一定で引くことができるのはダウンショットだけです。

よく、重いウェイトのシンカーだったらバイトが少なくなるのではないか、軽いウェイトのシンカーの方が、バイトは増えるのではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、僕の考えはシンカーが重いからバスが見切ることは少ないと思っています。

軽いウェイトのシンカーの方が釣れる場合はありますが、そのときは動きがもっとフワフワした方が良かったりするので、他のリグに変えるほうが良いということだろうなと考えています。

バスをキャッチするためには、、、、、

(バスの釣れる率)=(バスのバイト数)×(バスのキャッチ率)

みたいな感じの考え方あるのではないかと思い、いつもバスの釣れる率が高くなるように心がけています。

確かに、シンカーが重いことによって、当たりに気がつきにくい、ファイト中のバスの首振りでバレてしまうといったことがあり、バスのキャッチ率は他のリグや軽いウェイトのシンカーに劣るかもしれません。

しかし、広く探る効率はワーム系のリグでは一番なので、バスのバイト数を稼ぐことは可能で、バスのキャッチ率を腕で上げることができれば(笑)、バスの釣れる率は非常に高くなるリグだと思っています。

(写真上:今年の初バス1月3日(川上ダム)にドライブクローラー(ライトウォータメロン・レッド&ペッパー)の10gヘビーダウンショットで釣った40アップ)
(写真下:1月3日(川上ダム)にドライブクローラー(ライトウォータメロン・レッド&ペッパー)の10gヘビーダウンショットで釣った45アップ)
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ヘビーダウンショットのタックル

ヘビーダウンショットのお勧めタックルを少し紹介させていただこうと思います。

10gのウェイトを基本に使っていますが、以前ベイトフィネス用に買った"スティーズスカイレイ631MLFB-SV+リベルトピクシーPX68L"を使っています。

本当はベイトネコ用にと思ったのですが、ネコリグを1日投げるのは性に合わず、断念してハイシーズンはほっとらかしになっていました(笑)。

10gなのになぜベイトフィネス???とお思いでしょうが、春から冬にかけてのディープを攻める場合のメリットは、非常に大きく、以下の2点があると思います。

・メリット1・・・ノーマルタックルより数mでもよく飛ぶ。当たり前かもしれないですが、ディープを狙う場合少しでも飛んだ方が広く探ることが出来ます。

・メリット2・・・スプールをフリーにしたときに抵抗なくラインが出て行く。

メリット2の方が大きなメリットを感じることが出来るのかもしれませんが、ディープを狙う場合、何度も底を取り直すので、なるべく真下にフォールさせることにより丁寧に広く探ることが出来ます。

ノーマルのベイトリールで、ピッチングセッティングだったら真下にフォールさせることが出来ますが、キャスティングセッティングだったらそうはいきません。

キャスティングセッティングで真下にフォールさせることが出来る、これが一番のメリットだと思います。

最新鋭のロッド"スカイレイ"はブランクスもガイドシステムもすごいです。

ブランクスの良さはもちろんですが、小口径ガイドシステムだと、スピニングロッドのような感度で探ることが出来ます。

普通は、軽いウェイトでその差を感じるのでしょうが、10gのウェイトでも、10m以上のディープになるとガイドシステムにより明らかに差が出てきます。

ヘビーウェイトでありながら、繊細なブランクスで変化を感じ取れるので、非常に湖底の様子が分かりやすいです。

底が砂なのか、スタンプなのか、岩なのか分かるくらいの感度なので、どういう湖底だったらどう動かすかというのが分かって非常に効率が良いです。

例えば、岩などはハードボトムなので、岩を感じたときは少し動かす間隔を狭めてポーズを長めに取る、スタンプの場合は乗り越えたときにバイトがあるので、まずはロッドを縦にさばいて、乗り越えた瞬間にポーズをとる、砂の場合は早く通過させるために早めに動かすなどすることが出来ます。

もし、ベイトフィネスタックルを持っていたら、ディープでもぜひ試しに使ってみてください。とてもメリットを感じることが出来ると思いますよ。

ワームはドライブクローラー

昨年の10月にも書かせていただきましたが、ワームはドライブクローラーを溺愛しています。

秋や冬にベイトフィッシュだと思わせて食わせるにはコレです。

カラーは写真をご覧の通り、W-022・ライトウォータメロン・レッド&ペッパーが大好きです。

ベイトフィッシュ系のカラー、エビ系のカラーがありますが、このカラーはベイトフィッシュ系のカラー(ワカサギ系を捕食しているバスに強い)でありながら、エビ系を捕食しているバスも狙えるような気がして、まずはパイロット的にこのカラーを投げています。

セッティングは、以前にも書きましたが、頭のハチマキ部をカットしてそこから細軸のオフセットフックを必ず上向きになるように、ヨリチチワ結びでセットしています。

ラインはフロロの8lb.でも良いのですが、ディープを攻める場合は感度を重視してフロロの6lb.を使用しています。

最後に

フィッシングショーOSAKAも終わり、間もなくするともうシーズンにしてしまいます。

エンジンのオイル交換などボートの準備や、リールのメンテナンスとかそれまでに色々とやらなければないことがありますが、準備万端でも望めるように頑張りましょう。

(写真上:1月9日(川上ダム)にドライブクローラー(ライトウォータメロン・レッド&ペッパー)の10gヘビーダウンショットで釣った40アップ)
(写真下:ノガレスセカンドバイトバーサタイルフィネス#1/0にゴブリンバット10g、ラインはガノアアブソルート6lb.のセッティングです。)
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