PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

ドライブスティックノーシンカーが活躍!!

こんにちは川村です。

よく言われることですが今年の夏は本当に暑くて、僕の周りでも熱中症になる人がチラホラ・・・。

猛暑続きで厳しいフィールドコンディションですが・・・

気温30度のなか釣りをするのだって「アッチー!」のに、35度となるとまた別世界。

このプラス5度の影響は人間のみならず魚も例外ではなく、この夏のバスはかなりバテ気味。

おまけに良くないのが雨の少なさ!

梅雨が明けてからまともな雨が降っていないので、各地で減水、そして減水により"夏と言えば"の川に流れがなくなり、水質は悪化して水温も30度オーバー・・・。

そんな訳で本来なら一年で一番得意で大好きなこの時期ですが、今年は明らかにフィールドコンディションが悪い!悪すぎる!

しかしそんな状況でも相変わらず釣れているのがドライブスティックのノーシンカー!

この夏だけでも相当数釣りました。

W.B.S.スーパー3デイズ以降、問い合わせの多かったのがリグり方や使い方です。

今月号(10月号)のBasser誌で詳しく紹介していますので、まだ見ていない方は是非チェックして下さい。

これをやらないのは絶対に損ですよ!

それ以外でここのところ良く釣っているのは

・スケーティングフロッグ
・04JIGシンクロ
・ドライブクロー各サイズ
・ハイピッチャー

他にも釣ってはいますが、この辺のアイテムには特に助けられていますね。

スケーティングフロッグは最近何処に行っても朝イチに投げるルアーになっています。

(写真:朝イチの先発ルアーはスケーティングフロッグで決まり!!掛かりの良さも大きな武器です。)
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連日35度が当たり前の日々では、一日のうちで一番バスの反応が良いのが朝イチになっているのが最近の傾向。

夕方もチャンスタイムであることに変わりは無いのですが、いくらなんでも日中が暑すぎて水温は高いままの夕方はバスも元気がないまま・・・。

一晩かけて少しでも水温が下っている朝のほうがバスも活発です。

これは僕の個人的な印象ですが、本当にこの夏は全体的にバスの活性がスローで、朝イチでもボイルを見かける機会が断然少ない。



これは僕がここ最近釣りをした霞水系はもちろん、高滝でも、先日訪れた広島県の芦田川でも同じような傾向があって、とにかくバスに元気がない。

そうなると朝イチのトップといえどもスケーティングフロッグのスナッグレス性能を活かしてカバーをタイトに狙ったスローな展開というのが体力を失ったバスにはマッチしていて、かなりの確率で反応を得られるはずです。

そして04JIGシンクロは今流に言うならベイトフィネス的な釣りで使っています。

ベイトタックルでスモラバを使うという釣りは、個人的には極端に食い渋る冬にカバーのバスに口を使わせるために行ってきた方法ですが、この酷暑下でのバテバテバスにはノーシンカーやらスモラバといったあっさり系がバスもノドを通りやすいようで、バルキーなジグやテキサスにはバイトがないときこそ試していただきたいアイテム。

トレーラーにはドライブクローの2インチがベストマッチで、バスがいそうな物陰や流れ込みなどに丁寧に入れ込んでいってみて下さい。

シンクロにはベイトタックルでも扱える2.4g~3.5gがラインナップされていますが、そうはいっても軽量であることに変わりはないので、ピッチングよりもスムースにルアーを送り出せるフリッピングを活用して繊細なカバー攻略をすることでタフな状況で引き出せるバスの数は増やせるはず。

そしてドライブクロー各サイズ。

これはもはや説明不要かもしれませんが、『夏=カバー(シェード)=テキサスorジグ撃ち』といった永遠不滅の釣りに欠かせないアイテムです。

やはりノーシンカーやスモラバでは進入不可能なカバーは沢山ありますが、そんなところはゼロワンジグやドライブクローのテキサスリグを力強く滑り込ませる、ダイレクトに入れ込む。

これしかありません!

先日放映された釣りビジョン『オスプレイズアイ』でも並木さんが旧吉野川を舞台に3パターンのカバーフィッシングを紹介していましたが、カバージグ、テキサスリグ、バックスライドワームのそれぞれを状況に応じて使い分けることでさらにカバーから引き出せるバスも増えるし、よりデカバスとの遭遇率を高めてくれるはずです。

そして最後にハイピッチャー、これはちょっと意外な使い方で釣っているのですが、なんとサイトフィッシングの裏技として時にスペシャルな効果があって、ワームを見切るような激スレバスに対して、食わせとは真逆のアプローチで反射的に反応させてしまうという強行手段。

バスを見つけたらハイピッチャーを入れ込むという一見マト外れな釣り方ですが、今月号のロッド&リール誌でオリキンと行った高滝取材でも養老川でハイピッチャーで食わせたバスは実は全てサイトでしたし、その後に行った「サイト」がお題の取材でもフィネス系のルアーにスレたバスがハイピッチャーには圧倒的な反応を示しました。

この辺の詳細は今月末売りのロッド&リール誌をお楽しみにしてもらえればと思いますが、まずは見つけたバスがジグやワームをあからさまに嫌う、なんてときにはハイピッチャーを入れてバスの反応を見てみてはいかがでしょう??

ちょっとしたアプローチのキモはありますが、コツを掴めばけっこうカンタンな釣り方ですよ。

ヒントは一瞬の目くらましみたいなものです。

(写真上段:ドライブスティックはこの夏もっともスペシャルな存在。その効果はまさに『落ちパク再び』)
(写真下段左:シンクロ&ドラクロ2インチを流れ込みでスイミングさせると黒い影が奪い去っていきました。)
(写真下段右:O.S.P 社員Aもドライブスティックで釣りまくっているそうで、「ノライヌスティック尻尾フリフリすごい!」と言っとりました。)482_2

お知らせ

今回の釣りネタはこんなところで、最後にお知らせをちょろっと。

まず、すでに発売となっていますが、『ホリデイアングル5』おかげさまで大好評です。

休日のリアルなオカッパリをそのまま見せるというこの企画ですが、『霞水系トップウォーター縛り編』でもホリアン初トライとなる『牛久沼水系編』でもMAX級サイズを仕留めることが出来ました。

僕自身映像のなかでも相当苦しんでいるのですが、厳しい状況でもどこかに突破口があるのがバスフィッシング!

ドライブスティックバックスライドセッティングの水中アクション動画も収録。

反則レベルの生き物っぽさですよ。

フィネスからビッグベイトまで、食わせと威嚇と新規開拓を織り交ぜて休日のオカッパリを攻略しています。

毎度お馴染みのホリアンオリジナルカラーのルアーは今回ドライブスティックの限定カラーを予定しています。

どんなカラーかは完成したらまたこのコーナーでお披露目したいと思います。

うまくいったら面白い色になりそう。

それと、ここ最近は販売店様からセミナーに呼んでいただくことも多く、先日も四国香川県の香西釣具様、タイガー釣具様、九州は福岡県のフィッシングワールド黒崎店様、博多駅前店様に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!

今後のセミナーですが、近いところですと9/26(日)にフィッシャーマンつくば店様、10/3(日)にフィッシャーマン八王子寺田店様で行う予定です。

これからの秋をより沢山釣るためにすぐ役立つリアルなオカッパリテクニックや取材や開発の裏話などなど、色々お話ししたいと思いますので是非来てください!

イベント限定カラーのブリッツの"2代目バージョン"の限定販売もあります。

普通なら絶対にありえない、クレイジーな色使いがイケてます。

それでは今回はこんなところで!

(写真上段:フィッシングワールド博多駅前店集合の風景です。)
(写真中段:フィッシングワールド黒崎店集合の風景です。)
(写真下段左:セミナーで訪れた四国では空き時間に新しくO.S.Pプロスタッフに加わった浦川さんと再会して釣り。当然ながらグッドサイズを仕留めます。)
(写真下段右:缶コーヒーを賭けての勝負でしたが、僕もドラクロ2インチのダウンショットでグッドサイズ!!負けたのはD社の営業Tさん。ごちそうさまでした(笑))482_3

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