ハイピッチャーの季節到来
僕がバスを釣って一番うれしいルアーはスピナーベイトです。
トップより何より、巻いてきたスピナーベイトの後ろに、魚が魚雷のように後ろから現れロックオンされ、一気にひったくられるそんなバイトがあるからスピナーベイトはやめられません。
2005年度ルアー別釣果割合
まずは最初に僕がO.S.Pのルアーでバスを釣った率を表したものです。
ハイピッチャーが一番多くてワームとかを入れても去年一番釣ったルアーです。
使い方はいたって簡単、投げてただ巻くだけです。
クリアレイクならほとんど見えるくらいの所で巻き、沈んだストラクチャーが見える場合にはその水深までフォールさせて横をかすめるといった使い方です。
巻き速度について
ところでみなさんは、スピナーベイトは適切な巻き速度があるのをご存知でしょうか?
分かりやすい、分かりにくいはありますがどのスピナーベイトにもあるんです。
まず、思いっきり早く巻くとスピナーベイトが傾く、または回転したりします。
また、思いっきりゆっくり巻くとブレードの回転が止まる、または回転するブルブルだけ伝わってきます。
もっとも良い状態は、その中間のヘッドが最も大きく左右に触れる状態です。この速度が基本で、作者が意図しているスピードです。
僕はこれが分かりやすいスピナーベイトがもっとも良いスピナーベイトだと思います。
ハイピッチャーをクリアレイクで引くと非常に分かりやすいと思います。
動きを見てヘッドが大きく振れる速度を見つけてください。
ある速度で巻くとヘッドがキュキュと大きく左右に振れているのが分かると思います。
まずはこの速度を意識して巻いていれば必ず1匹は手に出来るはずです。
ここからは応用編なのですが、当然ゆっくり巻きたい状況や、早巻きしたい状況があります。
そこでヘッドを大きく振らせるために、
早巻きにしたい → アームの角度を狭くする
スローリトリーブしたい → アームの角度を広くするように調整します。
僕は大会のプラクティスで使う場合が多いので早巻き多用します。
これをすることによってどんな速度でもスピナーベイトの動きをベストの状態に出来ますが、広げる、狭めるをあまり繰り返すとアームが折れてしまう原因となりますので、ご注意ください。
【ハイピッチャーの耐久性とトレーラフック】
下の写真は去年1年間使ったハイピッチャー 3/8oz TWインパクトライムチャートです。
スモールスピナーベイトで一番心配なのが耐久性です。このハイピッチャーで17匹釣っていますが、まだまだアームやフックはしっかりしています。
スピナーベイトを長持ちさせるコツは、大きいバスは抜かないことです。
大きいのがかかってアームが大きく曲がったときは、ラインが結んであるところを支点に戻すのではなく(ここが一番負担が大きい)、丸の部分をプライヤーでつかんで、アームを曲げるようにすると長持ちすると思います。
また、トレーラーフックは常につけています。(写真はGRAN Nogales TRAILER HOOK)
キャッチ率を上げるためにぜひ使ってみてください。フックのストッパーは1個しかつけないようにしています。
2個つけてしまうとストッパーに挟まれてトレーラーフックが横に向いたりし,スピナーベイトの動きの妨げになることがあります。
写真のように1個でとめておくだけで、引いている間は必ずラインと一直線になっていますので十分です。
スピナーベイトとスポーニング
時期的に言うと本当にスピナーベイトが一番活躍するのはゴールデンウィーク前後のプリスポーンに絡む時期だと思います。(写真は2005年4月17日ハイピッチャー 3/8oz TW インパクトライムチャートで釣った40cm)
僕がとっているデータによりますと
2000年5月2日 野池 16匹
2004年5月2日 リザーバー 13匹
2005年5月3日 リザーバー 9匹
とスピナーベイトだけで釣れた数です。特に2000年の野池は同じエリアで、何投投げてもバスがヒットする状態でした。
ゴールデンウィークまたはその前後はハイピッチャーだけでフィールドを回ってみてはいかがでしょうか。きっと爆釣を味わえますよ。
ただし、スピナーベイトを追いかけてきてUターンし始めたら、たいていがポストスポーンのサインです。
こんな場合はエリアを大きく変えてプリスポーンの場所を探すか、釣り方を変えましょう。
スピナーベイトでスポーニングエリアを見分けることも出来るんですよ。
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