ブリッツMRでプリスポーンのデカバスゲット
皆さんは寒い中釣りに行かれていますか?今回は1年間暖めてきたブリッツMRについて思うことを色々書かせていただこうと思います。
昨年初春にいい思いをしたパターンについてもご紹介させていただきます。
クランクベイトの特徴
クランクベイトはバス釣りをやったことがない人が初めて使っても、釣れてしまうということがよくあると思います。
というのもクランクベイトは投げて巻くだけ、ストラクチャーに当たってスタックすると勝手に巻けなくなってしまうので、その間に浮力で浮いてストラクチャーをかわすというのを自然と繰り返しています。
だから、何も考えなくても釣れてしまうというすごいルアーなのです。
次にクランクベイトをもっと上手に使いこなすためには、キャストがうまくなる、通すコースを考えるなどいろいろありますが、まず巻き方を工夫しなければなりません。
ストラクチャーに当たっているのに、ガンガン巻き続けると根掛る原因となります。
また、クランクベイトはゆっくり引けば引くほど、ストラクチャーへの当りがソフトなり根掛りにくくなるため、濃いストラクチャーを狙うに場合にはあらかじめ予測してゆっくり引くことが出来れば根掛りは激減します。
何かでスタックしたとき、何もせずにクランクベイトの浮力で張らず緩めずまっすぐ浮かせたり、きめ細かに巻いて何度もストラクチャーに当てたりするなど、そのときにバイトする傾向をみて巻き方を変えるのも非常に重要な要素となります。
また、岸に投げる場合と沖に投げる場合とで、巻き初めのスピードを変えるのも小さいことですが、一日するとキャスト数が変わってきます。
岸に投げる場合は、すぐにボトムを捕らえる可能性があるため、適度なスピードで巻けばよいのですが、沖に投げた場合はボトム付近に到達するまではバイトする確率が非常に少ないので、ハイスピードで巻き、プロダクトゾーンに早めに到達させることにより効率が違ってきます。
特にディープクランクになるほどこの無駄時間は大きいため、効いてきます。
クランクベイトで岸をどんどん打っていくというのは、岸に向かって魚探をかけているのと同じようなイメージです。
まずは使っているクランクベイトの潜行深度をよく把握し、アイの調整もきっちりして、どのポイントで底に当たるか、木系の軟らかいストラクチャーか、岩系の硬いストラクチャーかを見極めていくと魚だけのサーチでなく地形のサーチもすることが出来ます。
これもゆっくり引けば引くほどボトムをたたく回数が多くなって、きめ細かにサーチ出来るのですが、効率が悪くなってしまうので、ストラクチャーの濃さと同様に巻くスピードを変えるなど、ここでは書いても書ききれないくらいクランクベイトは非常に奥深いルアーなのです。
ブリッツMR、ブリッツはハニカムボディーが採用してあって、ずば抜けて浮力が高いクランクベイトです。
浮力が高いというのは、初心者の人がストラクチャーに当たったのを気付かずにガンガン巻いたときでも、水中に予想外に大きいストラクチャーが現れたときでも根掛りにくいという特徴があります。
根掛りにくいというのは基盤リップやリップ形状にも秘密があるのですが、昔はクランクベイトだと根掛って巻くところがないといわれていた、スタンプだらけのリザーバーでも根掛りなく1日巻けます。
当然根掛りやすいところというのはバスも濃いわけで、そのような場所をクランクベイトで攻めることが出来、今まで釣れなかった魚が釣れる様になりました。
(写真1:2006年5月2日にブリッツMRで釣った46cm旭川ダム)
ピッチ(振幅)の重要性
以前にも書きましたが、もっともバンクを早く流せるのはスピナーベイト、バズベイトなどのワイヤーベイトです。
これはボート、陸っぱりなどで実践していただくのが一番分かりやすいと思うのですが、広範囲にたくさんキャストできるルアーというのはこれ以外にないといっても過言ではないと思います。
ですから、当然バスの活性が高いときにたくさん釣ろうと思ったらこれらのルアーが大変有効になってきます。
しかし、スピナーベイト、バズベイトではボトムの形状が分かりにくいため、ストラクチャーが水中に見えているときは別ですが、ガンガン引いて釣れるようなとき、なぜ釣れたのか分からないときがあります。
トーナメントのプラクティスのときなどは、結局フォローベイトなどを入れて地形(理由)を確認したりして、意外に効率が悪かったりします。
また、初めて行くような湖で、スピナーベイト等にバイトがない場合、次の手を考えなければならないときや、当然スピナーベイトでは出きらない状態でサーチしなければならないときは、クランクベイトが非常に有効になります。
クランクベイトも多種多様で、なかなか選ぶのが大変なのですが、僕がクランクベイトを選ぶ基準は、ボートに乗ったときに使いやすいかどうかです。
自分が動かずに陸に投げて巻くだけではなかなか良し悪しが、分からないというのが実情です。
というのもさすがに商品化されているクランクベイトはよっぽどでない限り、ちゃんと動くように出来ています。
だからこそ見分けるのが非常に難しいのですが、ボートや陸っぱりで歩きながら巻いてみると違いが分かってきます。
色々クランクベイトを判断する要素はあると思うのですが、思いっきり早く動いて一番早くバンクが流せるクランクベイトがサーチベイトとして一番優秀だと思います。
自分が前に進みながら巻き取るわけですから、結局、ピッチ(振幅)が少ないクランクベイトからだんだん脱落していくことになります。
クランクベイト=サーチベイトとして捕らえるなら、ピッチ(振幅)はそれくらい大切なクランクベイトの要素となると思います。
ブリッツMR、ブリッツは固定のワンウェイト、ハニカムボディーで極薄肉厚とすることにより、今までにないピッチ(振幅)で動くルアーだと思います。
当然、飛距離、回避能力にも優れておりサーチベイトとしては申し分ないと思います。
また、ピンポイントをよりスローに動かした場合も、最後までアピール力が残るのは、ピッチ(振幅)が大きいクランクベイトであることを付け加えておきます。
(写真2:2006年9月16日にブリッツMRで釣った46cm弥栄ダム)
最後に
ボートで釣りをするときに、ボートポジションで1.5m以上あるときはブリッツMR、1.5m以下のときはブリッツ、シャローのボトムが見えるようなところではバジングクランク、さらにアピールしたい大場所ではブリッツMAXとクランク4兄弟だけでまわれる季節が早く来ないかなーと思っています。
皆さんもぜひクランクベイトの奥深さにはまってください。
(写真:BLITZ MAXのプロトタイプで50cmオーバーキャッチ!)
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