PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

プリスポーンのメスにブレードジグが効果テキメン!

フィールド各地でスポーニングシーズン真っ最中な雰囲気。

元気な子孫を沢山残してもらいたいところですが、そのためにはベッドを守るオスは見逃す余裕がアングラーにも欲しいところ。

先日の釣行でも、シャローには先にオスが上がっていてベッドもチラホラ。

しかしベッドにつくオスは小さく、狙いは一段下ったミドルレンジで(水深3m前後)待機するプリスポーンのメス。

そしてそのプリメスに効果テキメンだったのがブレードジグのスローリトリーブ。

これは"ルドラの帝王"こと、そして僕的には"ブレードジグ大先生"でもある、琵琶湖ガイド森田さん 直伝の釣りで、詳しくは森田さんのレポートを熟読してもらいたいと思いますが、本当によく釣れます。

釣り方は簡単で、投げて巻くだけ。

森田さんレベルのマニアックな世界もありますが、ちょっとしたコツを掴んでしまえば十分良く釣れるはずです。

(写真:ブレードジグは平均3mレンジをゆっくり引きやすい3/8ozを使用。難しいことなく、とにかく釣れる!)575_1

僕の場合はリザーバーにて。岬状に張り出したシャローフラットから続く3m前後のミドルレンジがステージで、さらに水中に倒木なんかが絡んでいれば申し分なし。

岬はシャープな細いものではなく、広いフラットを擁する緩やかなタイプが多くのバスをストックしていました。

魚探でこの辺のレンジかな?という当たりをつけたらブレードジグをフルキャスト!

ある程度沈めたらスピナーベイトのスローロールのように、ブレードの振動を感じながらゆっくりと一定の速度で巻いてきます。

この場合、ゆっくり巻いているので俗に言うチドリアクションではありませんが、一定速度で強すぎない動きこそプリメスに効果的です。

ちょっとコツが必要なのがフッキング。

このコツを掴むまではバラシを連発し、15本掛けてキャッチは10本。

慣れてからはほぼバラシなしでした。

これも森田さんの言われる通りだったのですが、まるで枝を釣ってしまったときのように重くなったり、ブレードの振動に違和感があったりといった感じでバイトの出方が明確でないことが多い。

そこで「?」なんて聞いてみるとバスで、慌てて合わせを入れてもタイミングが悪かったりフッキングパワーが不十分だったりで、ジャンプと同時にルアーがポーンと飛ばされる。

バスがブレードジグをくわえても反転しないで、そのまま一緒に泳いできている感じ。

違和感を感じたら一発でガツン!と合わせを入れることが大切で、しっかり掛けてしまえばむしろバラシは少ないルアーだと思います。

そこで大切になってくるのがタックルセレクト。

巻き物といってもノリ重視のタックルではなく、むしろテキサスリグに使うような掛け感のあるロッドと伸びの少ないラインがこの釣り(スローリトリーブ)では必要になってきます。

伸びの少ないラインはブレードの振動の変化を感じやすいだけでなく、フッキングパワーロスも少ない。

参考までに僕のタックルは、ロッドがブラックレーベルのPF(ピッチンフリッピン)701MFB。

ミディアムパワーのファストテーパーのロッドです。ラインはフロロ(モンスターブレイブ)の12lb.。

琵琶湖のデカバスを相手にする森田さんのタックルは1ランク~2ランクタックルパワーが違いますが、やはりしっかり掛けられるタックルを使っています。

トレーラーは付属のアクショントレーラーとドライブスティック4.5インチの2種類を使い分けています。

アクショントレーラーはより複雑な動きでリアクションバイトを引き出したいときや、スキッピング等ハードなキャストで果敢に攻めたいとき、ボトムを這わせて甲殻類イメージで使いたいときなど。

ドライブスティック4.5インチはよりベイトフィッシュライクに使いたいときや、今回のような使い方のようなスローリトリーブで極めてナチュラルにアクションします。

チドるルアーだとついついチドらせて使いたくなるところですが、実際にはそのときバスがどちらの動きを好むのかが一番大切ということですね!

ブレードジグのアクションは、あまりカクカクしすぎないというか、生き物的な、なまめかしさを持っています。

手元に伝わる振動も明確ながらに軽快で、とても使い心地がイイ!これは開発担当の橋本(洋一)さんに聞いたことなのですが、ブレード両端のエグレがキモとのことで、このエグレがないと、ブレードが水を受けすぎてしまううえに抜けが悪くなり、レスポンスも使用感も落ちるとのことです。

(写真:この独自の形状が最高のアクションと使い心地の良さの原動力なんですね!)575_2

それ以外でプリメスに効果的だったのが、ドライブクロー2インチのダウンショット。

これは場所が絞れているときの必殺食わせリグで、2回、プリメスがうっすらと見えたときにその辺りに投入し、48.5cmと45cmをキャッチとパーフェクト!いると分かればやはりドラ2は強いです!

そして一番のビッグフィッシュはプロトのストレートワーム、ドライブクローラーで仕留めた53.5cm!!

このワームについてはまた後日紹介しますが、これまでのストレートワームとは別次元のアクションを備えています。

いずれアクション動画を公開する予定ですが、この動きを早く見せたいです。

今回はこんなところで!

(写真上:ドライブクロー2"で捉えた、これもまたグッドコンディションのバス。カラーはソルト対応のピンクバックグロウを使用。)
(写真下:ドライブクローラーでビッグバス!ストレートでこの動きは脅威でしょう。期待していて下さい!)575_3

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