ベントミノーの楽しみ方

今年は例年になくスポーニングの時期が長く感じます。

水温が上昇する時期は早かったのですが、さらに20℃以上に上がるのが遅く、17℃~20℃の時期が異様に長いのが原因だと思います。

ホームグランドである弥栄ダム(山口県)は2ヶ月に渡ってスポーニングが続いており、こんなに長いのはこれまで経験したことがありません。

リザーバーにはタイムラグがありスポーニングが早かったところでは、アフター回復もそろそろ釣れる時期になってきました。今回はその釣り方をご紹介したいと思います。

ベントミノーの楽しみ方

3月に発売されたばかりのベントミノーですが、他のテスターの方も書いておられますが、その威力はものすごいものです。

今回は、私が経験したこの時期ベントミノーがははまったパターンをいくつかご紹介したいと思います。

●(1)夕暮れ野池の真ん中パターン

普通、野池は足元や岸際を攻めるのが基本だと思うのですが、最近僕がはまっているのが日没前後の野池の真ん中パターンです。

昨年のコラムでも書きましたが、同じパターンで昨年7月25日にダイビングフロッグでビックフィッシュを釣りました。

それが頭に残っていて今年は少し早い時期から試してみたのですが、6月2日にベントミノーで写真の50アップが釣れてしまいました。

(写真:6月2日野池の真ん中でベントミノー(ゴーストライムチャート)で釣った50アップ)
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この釣り方は時合いが非常に大切で、日没前後の30分くらいの間のみ有効です。

この日も日没が19時13分に対して、写真の時刻が19時14分でほぼ日没時間に釣れて、この前後にバイトが集中しました。

おそらく、野池の大きいやつはこの時間帯に集中してえさを食べているのだと思います。

しかも、岸際ではなく沖をクルーズしながらベイトを追っているようなので、ベントミノーが非常に有効です。

この時間、魚はほとんどが上を向いている状態なので、トップが有効なのですがポッパー、ペンシル、フロッグなど他のトップと比べても、ベントミノーはスレにくいと思います。

広範囲からバスを見つけるのではなく、魚がいるエリアで粘る場合に特に有効で、このときは隣で友人がポッパーなど他のトップを投げてみたのですが、明らかにベントミノーのみにバイトがあるような状況でした。

野池の真ん中にベントミノーを投げてアクションさせるだけ。

このときのアクションはほとんどお好みどおりで、水面連続トゥイッチでも、ソフトトゥイッチでもどちらでも釣れると思います。

ただし魚の方が食いミスとかする場合もあるので、トップに出てもテンションがかかるまでは即合わせしないのが、すっぽ抜けないコツだと思います。

●(2)流れ込みの弛みパターン

この時期まだまだアフターで回復していないバスも多いと思います。

アフターの魚は流れ込みにさしてくる時期だと思うのですが、まだ完全な流れの中にいるとは限りません。

そこで、しょぼい流れ込みとかでも脇の流れが弛んだ所とかをベントミノーで狙います。

こういう魚はワームでも狙えると思いますが、ハードベイトで食うならそのほうがスリリングで楽しいかなと。

それに、特に浅いところではワームはすぐに着底してしまうので浮かせておけるベントミノーの方に分があると思います。

流れの弛みでほっておきながら、少しのカレントでベントミノーが漂い、たまにチョコチョコ動かすといった感じです。

まずはベントミノーでやってみて、ダメならワームを投入するといった使い方をすれば、釣りの幅が広がると思いますよ。

これからの時期だんだん回復してくると、流れが強いところにどんどん入ってくると思います。

それらを見極めて、だんだん回復いくとYAMATO系とかバジングクランク系等もっとアピールが強いルアーに変えていくことも必要だと思います。

最後にフォローでベントミノーを入れるなどして,アーリーサマーの夏バスを根こそぎキャッチしてみてください。

●(3)ワンドの奥に浮かんだアフター狙い

この時期、田んぼの濁り水が入ってくる湖も多いと思います。また、風が吹いてワンドの奥にそういうのがたまることがあると思いますが、その中を注意深く見てみるとアフターのいいやつがポカーっと浮いている場合が良くあります。

そいつらを極力離れたところからベントミノーで狙うというのがこのパターンです。

こういうバスを釣るのは結構難しく、飛距離が出るベントミノーで離れて狙います。

ワームだと飛距離があまり出ないし、雨が降るとこういうバスがバズベイトに反応するのですが、日が照っているときはなかなか反応してくれません。

そういうときに食わせることが出来るのが、ベントミノーだと思います。

今のうちは、風が当たって少し水が悪いワンドの奥を狙って、夏になるにしたがって水通しが良いメインレイクを狙うと良いと思います。

●(4)川バスのボイル待ち

アフターが回復しきっていないというのは先ほど書きましたが、川バスがメインの流れ込みからかなり下流で群れている状況がありました。

多少カレントもあり、ベイトもたくさんいて大きいバスも良く見えるのですが、何を投げてもまったく反応しないという状況がありました。

ただ、ボイルは結構定期的にあることが分かり、ボイル待ちしてベントミノーを投げるという作戦に変えました。

ボイルがあるまでキャストせずに待って、ボイルがあったところすかさず投げ入れると、今まで全然反応しなかったバスにバイトがありました。

しかも、バイトしたベントミノーを取り合うかのように他のバスもベントミノーめがけてチェイスしてきました。

一度、ベイトだと思ったルアーに対してはスイッチが入りっぱなしで、といった感じで。

ベントミノーはその形状から着水したとき、頭から落ちても、後ろから落ちても少し潜ります。

これが一番のミソだと思うのですが、これがボイルの中に入れて釣れる要素のひとつだと思います。

現段階ではボイルの中に入れて釣れるルアー、ナンバーワンではないかと思っています。バスは見えるけど、なかなか釣れないときとかは参考にしてみてください。

ただ、ボイルも時合いのようなものがあって、頻度が多いときと少ないときがあります。これを見極めて、頻度の多い地合のときにそのエリアに入ることも大切だと思います。

いつもの時期にいつものルアーで

毎年、6月のレポートでは書いていますがこの時期はとにかくHPF SPEC2を良く使います。

詳しくはコラムその1とコラムその2ご覧ください。特に今年は梅雨前の雨が少なくてリザーバーは減水傾向にあります。

オーバーハングが多いとうまくクランクが引けないことが多いですが、減水すると思ったコースを通しやすく、深い水深にあったフレッシュな岩場とかスタンプとか現れてきます。

HPF SPEC2だけで十分、湖1周回れる時期だと思いますのでぜひ試してみてください。

(写真上段:6月4日流れ込みの弛みをベントミノー(ゴーストライムチャート)で釣った40アップ(バースディフィッシュでした))
(写真下段左:6月6日風が当たっている濁り水のドシャローをベントミノー(ゴーストライムチャート)で釣った48)
(写真下段右:40アップはほとんどこんな感じで前後のフックが口の両サイドにかかります。このフックの間隔も計算されつくされたものでしょうか?とにかく掛かってからバレにくいので安心してファイトが出来ます。)
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待ちに待ったニューカラー

少し前からブリッツMR、HPF SPEC2にも追加カラーとして「ハニーブルー」が加わりました。

このカラーが何でほしかったかというと、今まで「チャートブルーバック」を良く使ってきたのですが、「パッケージからあけたばかりのチャートブルーバック」と「2~3年間デッキの上で日焼けさせて色が抜けたチャートブルーバック」の2種類を使い分けていました。

ニューカラーの「ハニーブルー」はまさに「2~3年間デッキの上で日焼けさせて色が抜けたチャートブルーバック」そのものです。

今まで何年も熟成させた「チャートブルーバック」をなくしてしまう(よくナマズ・雷魚にやられます)とショックで泣きそうだったのですが、これからは「ハニーブルー」のパッケージを開ければすぐに使えるのでうれしい限りです。

使い分けは簡単で濁ったところは「チャートブルーバック」、ささ濁りは「ハニーブルー」です。

足元で引いてみて、チャートブルーバックだと見えすぎるような濁りだとハニーブルーに、ハニーブルーで見えないような濁りだとチャートブルーバックに変えるという感じです。

現在みたいな田んぼの濁り水が入ってきている状態だと迷わず「チャートブルーバック」を選択します。

どちらの水の色もハードベイトで釣るには最適な場所だと思いますので、同じチャートでもマットタイガー・チャートブラウンタイガー・ハニーブラウンと共に使い分けてみてはいかがでしょうか。

ぜひ使い分けてモアワンフィッシュを目指してがんばりましょう。

(写真上段:6月4日こんな感じのところでボイル待ちをしていました。ベントミノー(ゴーストライムチャート)で釣ったグットサイズにさらにでかいのがいっぱい追いかけてきました。)
(写真下段:6月5日HPF SPEC2(チャートブルーバック)で釣った40アップ。今年もいっぱいアフターの魚を釣らせてもらっています。)
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