PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

マイラミノー2.5インチの喰わせ力は激ヤバ級

こんにちは、川村です。

いよいよフィールドに生命感が満ち溢れてきたところ。

本格的なシーズンインです!

先日はワカサギパターンによる春爆を求めて、千葉のリザーバーに行って来ました。

マイラミノー=ワカサギの魔法「ピクピク」釣行日の前日と前々日に冷たい雨が降ってしまったことで湖一面が泥ニゴリ・・・。

ワカサギパターンは一目見て"ない"感じで、釣れるとすれば、カバー奥に僅かに残ったキレイな水を狙ったカバー撃ちくらいなものか?

しかし、バックウォーターの上流からすでに澄み始めている可能性もあるので、まずはバックウォーター上流を目指して遡上。

途中にある目ぼしいカバーには、この時期実績の"ドライブスティック6インチ・テキサスリグ"を撃ち込んでいきますが、バスからの応答は一切ナシ。

一応最上流付近まで上がりましたが、泥ニゴリがさらにひどくなってきたのでUターン。

「春爆を味わえるとすれば上流」だとイメージしていただけに、テンションはダダ下がり。

「春爆どころかボウズかも・・・」。

1ヶ所だけ、水がキレイな細いクリークがあり入って行くと、魚っこ1匹見えません・・・。

これはけっこうありがちなことで、キレイな水であっても、冷たい水だと魚が入ってこないんですね。

一応ボートが上がれなくなる浅瀬までチェックしたところで、「ダメか」とUターンすると、アウトベンドの深みに1匹のバスを発見!

このバスはボートに気付くと逃げてしまったので、一旦その場を退散し、時間を空けて慎重にアプローチすることに。

たった1匹のバスであっても、その時の僕らにすれば、「あのバスを何とか釣るしかない!」というキモチだったんです。

で、小1時間後再び入り直し、パートナーの草深さんがクリークの入り口からI字系ミノーをキャストすると、なんとこれに3匹のバスが付いてきました。

「バスが増えてる!」I字ではバイトに至らずも、見えていたバスに、最終プロトのマイラーミノー2.5インチ(0.9gジグヘッドリグ)を入れて中層で細かくシェイクすると、マイラーミノーを見つけるやいなやバスがスピードアップして一気にバイト!

さらにもう1匹見えバスをやっつけ、グッドサイズ2匹を仕留めることに成功したところで残りのバスはいなくなってしまったので、またクリークから退散。

時間を空けて3度入り直すと、さらにバスは増えていて、明らかに外から入ってきている様子。

ワカサギはいないものの、バスもそれを期待して先にスタンバイしているような雰囲気でした。

と言うのも、さらにマイラーミノー2.5インチのジグヘッドリグと、マイラーミノー3.5インチの「水面ピクピク」で5匹のバスを追加できたのですが、明らかにバスもワカサギを意識しているとしか思えない食いっぷりで、完全にマイラーミノーがハマッていました。

ジグヘッドは0.9gの軽いウエイトで、バスを確認したら、進行方向を予測し、中層をスローにミドストしながらできるだけ自然にバスとルアーをカチ合わせる釣り方でしたが、夕方になるとバスが水面近くまで浮いてきたので、そこからは水面ピクピクへの反応が良くなりました。

水面ピクピクでは、変えて3投連続でバスが反応し、2匹フックアップ、キャッチは1本。

パートナー草深さんも、マイラー3.5インチの水面ピクピクでグッドサイズをキャッチしました。

しかし、狭いクリークなため、さすがにバスも警戒し、水面まで出てくれなくなってしまいました。

ここでオリキン直伝の、「沈ませピクピク」を試してみることに。

これは、単に水面ピクピクをちょっとワームを沈めてやるだけなのですが、マイラーミノーの中空ボディに水が入った状態で、ワームを水面直下に沈ませて、軽く誘いをかけながらも漂わせ、バスが寄ってきたら、タイミングを見計らってワントゥイッチ!・・・一撃でした。

このバスを釣った頃には周囲が薄暗くなってきていたので、これにて納竿。

クリークを出ようとすると・・・水面下にうっすらと見える魚の群れ。

・・・間違いなくワカサギでした・・・。

バスにはおそらくワカサギが入ってくることが分かっていて待ち構えていたのでしょうが、マイラーミノーでゴメンナサイ。

結果、そのクリークに入り込んでいた、10匹ほどのバスの内、2人で8匹をキャッチ。

バラシを含めると、ほぼ全てのバスをバイトさせ、その場のバスを釣り切ったに近い状態となりました。

(写真1:見えバスは、マイラーミノー2.5インチの0.9gジグヘッドリグで連発!ミドスト&一点シェイクで。)
(写真2:春爆を求めて選んだタックル達。ベイトフィッシュを捕食するバスがターゲットです。)
(写真3:2.5インチのジグヘッドリグは好調で、一気に5匹まで持っていけました。)
(写真4と5:バックリ丸呑みのバスも。フックがバーブレスで良かった。)
(写真6:真っ白で、いかにも越冬場から上がりたてといった感じのバスもいました、丸呑みでしたけど。)
(写真7&8:こちら3.5インチの水面ピクピク&沈ませピクピクで。)
(写真9:草深さんの水面ピクピクにもヒット!!)
(写真10:これまたグッドサイズ!水面に出るやつは総じていいサイズでした。)
(写真11:こちら「沈めてピクピク」。ワーム内に水が浸入した状態で使うとちょっと沈みますよ。)
(写真12:話変わりまして、こちらは3月中旬の早春、利根川にてO.S.Pスタッフ麻生さんがHPFスペック2でバスをキャッチ!)
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マイラーミノーセレクト術

今回のワカサギのように、小魚を意識しているバスにマイラーミノーは本当に強いとあらためて感じたことと、

・アピール力のある3.5インチは水面までバスを引っ張り上げるのに活躍。
・見えバスに対しては2.5インチで確実に食わせる。

と、釣り方やバスの状態に合わせて2つのサイズを使い分けることで、その場のバスを最後まで反応させることに繋がったと思います。

冬が長く寒かった分だけ、春のありがたみを感じるのはきっとバスも同じはず!

これからは楽しい釣りが期待できると思いますよ!

(写真13:水面ピクピクでのベストなフックセット位置。ボディ側面から刺して、背中に抜くのがコツです)。
(写真14:ジグヘッドリグは背中側ギリギリを薄刺しが最もロール出ます。FINAビートローラー0.9g使用)。
(写真15:水面ピクピクで確実に水面をキープしたい時には「FINAネイルフロート」を付けるのがお勧め。ベイトフィッシュカラーもリリース予定です)。
(写真16:ペラつきのジグヘッドリグも試してみたのですが、スローでも良く回ってくれていい感じ)。713_2

エコモデル告知

最後に。

O.S.PワームにJB/NBCのエコトーナメントでご使用いただける、「エコモデル」が追加となりましたが、けっこう聞かれることがありまして・・・

それはワーム素材に関してなのですが、「ノーマルモデルと違うのか」ということです。

素材はこれまでのノーマルモデルと同じものを使用しておりますので、アクションや使用感、匂い等、全く変わりはありません。

これは、ドライブシリーズのワームに関しては、はじめから有害な環境ホルモンを含まないワーム素材を採用しておりましたが、JB/NBCエコタックル大会で使用出来るワームとして、エコ認定の基準を満たしていることを証明するべく、素材検査にかけ、試験検査成績書を発行していただき、ワームのボディに、定められた「F」の刻印を入れたものになります。

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目印は、パッケージに貼られた「Fecoシール」と、緑のクローバーシール、そしてワームのボディに刻まれた「F」の刻印になります。

どうかご活用いただき、エコタックル大会でのウイニングルアーになってくれれば幸いです。

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