リザーバーで活躍するドライブシャッドの表層引き

弥栄ダムのようなオーバーハングの多いリザーバーでは、ドライブシャッドのようにスキッピングさせやすく、表層面を横引きできるルアーが活躍します。

季節の進行とともにシャローのバスは数が少なくなってきますが、まだまだ大きいバスが釣れますので参考にしてみて下さい。

ドライブシャッドの特徴と使い方
夏といえば、シェードの中にノーシンカーをフリーフォールさせて・・・といった釣り方が鉄板だと思われる方も多いかもしれませんが、数は釣れどもなかなかキッカーフィッシュが混じらないのが現状です。

大きいシェードはバスのストック数が多く、またほとんどが上を向いているのでシェードの中を広範囲に巻くことができれば、いい魚が一杯釣れるのです。

ドライブシャッドはワームの中でも、ウエイトがあってスキッピングさせやすいワームです。

また、テールが非常に良く動くので巻いてきても沈みにくく、表層直下の一定レンジをキープして引くことができます。

巻き方は、ミディアム~ファーストリトリーブが基本です。

ゆっくり巻くとウォブルが強くて、早く巻くにしたがってロールが強くなってきます。

あまりに早く巻きすぎるとワームが水面から出たり傾いたりしますので、僕はロールが強くなるくらいのスピード、少しファーストリトリーブ気味で水面直下を引くことが多いです。

この釣りは、どちらかというとリアクション系の釣りだと思っています。

あまりゆっくり巻いてしまうと、バスを引き寄せる(バスのいる・いないを見極める)のには良いのですが、Uターンしてしまうことが多くなります。

なので、見切られないためにも少し早く巻くほうがストライク率を高くすることができます。

(写真:2015年7月25日ドライブシャッド3.5インチ(シナモン・ブルーフレーク)で釣った自己最高ベスト2となる56cm2,340g)
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ワームのセッティング
ワームのセッティングで大事なのは、オフセットフックの2箇所(ライン側、フック側)のセットがズレないことです。

フック側はバスが釣れるとどうしても傷んできますが、ライン側は工夫することでズレにくくすることができます。

ひとつは、Nogalesワームストッパーのようなものでズレにくくする方法。

もうひとつは、カルティバツイストロックのようなネジでワームの頭を完全に固定する方法です。

フックサイズは3.5インチなら1/0、4.5インチなら4/0~5/0、6インチでは6/0を使いますが太軸と細軸とではアクションが変わってきます。

フックが重いとウォブルが強くなりますので、少し早めに引かなければなりませんが、その分水押しが強くなるのでアピール力が強くなります。

フックが軽いとロールが強くなってきて、ゆっくり引いてもいいアクションになります。

まずはNogales「フッキングマスターヘビーワイド」のような、重くて強いフックからサーチを始めて、バスのチェイスがあるけど乗らないという場合は、フックを細くしていくというローテーションがお勧めです。サーチ力が強い太軸と食わせの細軸を使い分けてみてください。

ワームのサイズ選択としては、オーバーハング下のスキッピングには一番小型の3.5インチ。

流れが強いカレントの中やオーバーハング等のないストレッチを攻める場合は6インチ。

そして、どちらでも使えるサイズの4.5インチです。

なるべく大きいボディサイズからサーチを始めるのが、いいバスをキャッチする秘訣です。

(写真:2015年8月8日ドライブシャッド3.5インチ(グリーンパンプキンペッパー)で釣った42cm)
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最後に
これから、アベレージサイズのバスからどんどんディープに落ちてきますが、いいサイズのバスはシャロー、ミディアムレンジに残ります。

これらのバスを狙うためにもドライブシャッドの表層引き、水温が落ちてバスのレンジが深くなってきてきたら、1.8~5gくらいのテキサスシンカーをプラスして、巻き巻きでミドルレンジを狙ってみるといいバスがキャッチできると思いますよ。

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