ルドラの使い方

皆さん、初バスは手にされましたでしょうか?

まだの方はもうそろそろ暖かくなってきましたので、ルドラ、阿修羅などのジャークベイトをリグって出かけてみてはいかがでしょうか。

今回はルドラの巻き方を中心にご紹介したいと思います。

ジャークベイトの使用時期

ジャークベイトの使用時期といえば、春か夏と真っ先に思い浮かぶのですが、これまでジャークベイト(ベントミノー、アイウェーバーを除く)で釣れた月と本数をデータにまとめてみました。

(図) ジャークベイト(ベントミノー、アイウェーバーを除く)で釣った月別本数
(写真) 2005年1月23日プロトのルドラ(SP)で釣った42cm、実は前日の1月22日にもルドラ(SP)で48cmを釣ったのですが、デジカメが壊れてリベンジしたバスです。
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数釣りが出来る分、8月は数が伸びますが、4月の春から釣れ始めます。

ジャークベイトはルアーのまわり半径5mにいるバスにアピールできるビッグベイトに近いルアーだと思います。

活性が一番高い夏に周りにいるバスを効率よく集めて釣ることと、活性が低い春に、食い気があるバスを集めて釣るのとは共通点はあります。

夏の釣り方は、昨年のレポートで紹介させていただいているので、参考にしてみて下さい。

夏は、ジャークベイトの代わりに他のルアーを投げても釣れないことはないのですが(数釣りには差が出るかもしれないですが)、春は、ジャークベイトじゃないと釣れないことが多々あります。

もともと春はあまり数は出ないので、春はジャークベイトといわれるのではないでしょうか。

ルドラの巻き方

以前、並木さんに「ルドラってずっとジャークするの辛いですよね。」と言ったら、「そんなこと言っているようじゃあ、まだまだ甘いなー。」と言われました。

確かに、阿修羅クラスのミノーであれば巻き抵抗も少ないので、少々基本を守っていなくてもジャークできるのですが、ルドラクラスになるとジャークベイトの基本をマスターしておかなくては、きちんとひけません。

ジャークベイトをひいて疲れる人は力任せになっていないでしょうか?ルドラをトィッチさせて使うときに全然辛くなければ、きちんとしたひき方が出来ていると思います。

なぜ、連続的にトィッチすると辛いかというと、ルアーがきちんとひいてくる方向に向いている状態ではなく、あさっての方向を向いているものをトィッチさせるため、すごく抵抗がかかるからです。

ジャークさせるのに一番楽なのは、きちんと弾いてくる方向に向いている状態からチョンとトィッチするときです。

しかも泳いでいる状態から少しの力でトィッチさせた方が、明らかにダートする距離が大きいです。

ジャークするときに疲れてしまう人は、無駄にトィッチの動作を繰り返していることが考えられます。

ルアーを見える範囲で、闇雲にトィッチさせると、意外にルアーが動かないのが分かります。

逆にただ巻きしている状態からトィッチさせるとすごくジャークする。この感覚は、ぜひ実践で確認してみてください。

感覚的に言うとトィッチの合間に巻きを入れるとジャークしないので、巻きの合間にトイッチを入れることでジャークさせます。

これを練習するには、1キャストただ巻きの合間に3回くらいのトィッチを織り交ぜて、だんだん回数を増やしていくやり方をとると上手くできるようになると思います。

巻き方以外にもルドラSPEC2を試してみると違いが良く分かるかもしれません。

SPEC2は固定ウェイトなので、ダートしてから進行方向に戻ってくるスピードが早いので、ノーマルのFやSPより、連続トィッチがさせやすいという特徴があります。

またルドラは、ただ巻きでも良く釣れるので、何もないバンクはただ巻き、立ち木や倒木などあるところのみトィッチを入れて、長めに20~30秒ポーズというメリハリの利いたひき方も非常に効果的です。

ルドラ用のタックルルドラをひくためには細いナイロンラインはNGです。細いナイロンラインはラインが伸びてしまいトィッチしたときに力がルアーまで伝わりません。ナイロンラインなら最低でも14lb.できれば16lb.をお勧めします。

じゃあ、フロロカーボンでも良いじゃないかと思われるかもしれませんが、この時期、向かい風で投げることが多いなかでは、ナイロンラインの方が良いのと、トィッチでバイトに気付くことも多々あるので、このバイトをはじかないためにもナイロンラインが圧倒的に有利です。

ロッドは、6.6ft以下のクランクベイト用ロッドぐらいの柔らかいものがお勧めです。

(写真) 2013年1月27日ルドラ(SP)で釣った39cm。倒木の少し沖をトィッチさせてポーズを入れているときました。
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最後に

ここ最近、マイブームなのがテイスティシャッドやGFクリアテイスティなどのカラーで、側線を黄色の油性マジックで強調したものです。

もちろん、そのままのカラーでもナチュラルで良く釣れるのですが、クリアでもないマッディーでもないような水の色では、ナチュラルカラーにチャートリュースの色も濃く加えたいということで、僕は良く使っています。

マジック書きなので、少々のはみ出し、左右非対称もご愛嬌ですが(笑)

ブリッツシリーズなどのクランクベイトにもマッチングして、とても簡単なチューニングなので、これもぜひ試してみてください。

ルドラのジャーキングの仕方をマスターするのが、ジャークベイトをマスターするといっても過言ではありません。

ルドラがきちんとジャークできるようになると、阿修羅ももっといい動きとなると思いますので、ぜひマスターしてみて下さい。

(写真) 2013年1月27日ルドラ(SP)GFクリアテイスティは、側線を黄色の油性マジックで強調したもの。

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