冬に向かっていく過程に入った今くらいのタイミングから、毎年必ず有効性が増してくるのがスモラバ
こんにちは、川村です。
いよいよ朝の気温がヒトケタに割り込んでくるようになってまいりました。
それでも、先日の釣行(10/19)においては、水温のほうは霞水系で17~18℃くらいあり、まだバスにとっては適水温の範囲内といったところです。
しかし、同じ18℃でも下がる過程での18℃なので、シャローのバスは釣行ごとに少なくなってきているのと、場所によっては冬っぽい透明度の高い水色になっていて生命感も薄くなっていたりと、釣れる場所も限られてきています。
そんな冬に向かっていく過程に入った今くらいのタイミングから、毎年必ず有効性が増してくるのがスモラバです。
水温の低下にともなってフォールバイトがなくなっていくなかで、中層にステイさせた状態での一点シェイクなら食うようになります。
また、経験上今くらいの時期からは、スモラバのようなコンパクトでフサフサしたものをバスが好む感じもあり、とにかくこれから始まる低水温期の5ヶ月間(11月~3月)は、「スモラバなしではオハナシになりません!」ってくらい頼りにしているのです。
で、僕がオカッパリで偏愛するスモラバのウエイトは2.4g。
カバーを釣るうえで欠かせないベイトフィネスタックルでとにかく扱いやすいことがその理由で、オープンからカバーの中まで幅広く攻略できる、使い勝手の良いウエイトなのです。
シンクロの2.4gはガードは2本生えていますが、パッケージから出したそのままの状態(2本がくっついている)で使うのではなく、必ず左右に開いて"Y字状態"にしてから使うことが、スナッグレス面においてもフッキング面においても肝心なことです。
ついでに4本の長いスカートは、2~3cmほど短くカットして使うのが好みというか、丁度良いと感じます。
トレーラーには「ドライブクロー2インチ」と「ドライブスティック3インチ」と「ドライブシュリンプ3インチ」、どれもがスモラバにベストマッチするワームなのですが、一応の使い分けとしては、
・フォールアピールを強くしたいときにはもっともパタパタアクションが強いドライブクロー2インチ。ちなみにサイトでのリアクションバイト狙いでもコレ。
・細かなシェイクに特化して誘うときや、小魚っぽく見せたいときには、見た目のシルエットがベイトフィッシュライクで、テールが小魚の尻尾のように細かく震えるドライブスティック3インチ。中層シェイクでは低比重素材のSPEC2、ボトムを這わすならボトムコンタクトに長ける高比重素材のノーマルモデルと使い分けます。
・フォールとシェイク、そのどちらでも誘いたいときにはドライブシュリンプ3インチ。逆手がブレーキになるので、スローフォールさせたいときや、中層をスローにスイミングさせたいときにもベストなトレーラーです。
タックルは、僕はカバーの中まで攻めきらないと気がすまない人なのでベイトフィネスタックルになります。
カバーを釣るからには、ロッドはしっかり掛けて引っ張り出す強い反発力があるもので、それでいて軽量リグを快適にキャストするためにはしなやかさも必要。曲がってからの反発力でリグをはじき出してくれるからです。
ラインは8ポンドと10ポンドでは、実践においては断然10ポンドのほうが強いです。
8ポンドを巻くときはオープンウォーターか、流れや風で操作性に問題が生じるときくらい。
参考までに僕のタックルは、スティーズウェアウルフ(6.6フィートのミディアム)+SSAIR8.1+フロロ10ポンド(モンスターブレイブ)。
このセッティングの軽量リグの扱いやすさ、感度の良さ、軽さ、フッキングの確かさは、使ってこの感覚に慣れてしまってから、他のタックルを使うと身にしみてわかります(笑)。
ラインは10ポンドといっても、ベイトフィネスでなければ本来12~14ポンドで入れるようなところにも入れていくことになるので、ラインチェックは相当マメにし、わずかな傷でも必ず結び直すようにしています。
スモラバによるこの釣りは外しがないというか、12月までであれば手堅く釣るという点においては抜群の威力があります。
もちろん、年が明けてからもスモラバは欠かせはしないのですが、1月&2月は手堅い釣りなんてもの自体が存在しないので・・・
スモラバがあればまだまだ釣れる!ということで、皆様も良い釣りを~!!
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