冬のオカッパリ三種の神器

早いものでもう今年も終わろうとしております。

みなさん、今年の釣果はどうだったでしょうか?と振り返る前に、まだまだいいバスは釣れますのでこのレポートも参考にしていただいて、今年最後を飾るドラマフィッシュをO.S.Pルアーで狙ってみてください。

冬のオカッパリ三種の神器とは

冬のオカッパリでどうしても魚を手にしたいとなると、僕がチョイスするO.S.Pルアーは以下の3つです。

・ハイカット(SP)
・ドライブクロー(2in)のダウンショット
・04ジグシンクロ+ドライブクロー(2in)

ちょうど、先々週、先週とこれらでバスを手にすることが出来たので、その使い方も含めてご紹介したいと思います。

まだ時期的に早いかなと思っていたらドンピシャのタイミングだったようです(笑)。

今年の冬もこれらのルアーにはお世話になりそうです。

ハイカット(SP)でのエリア選択

まず、冬に大体の釣り場で真っ先に投げるのはこれです。

サーチベイトというか魚の状況を把握するのにはもってこいのルアーという役目です。

ずっと投げているとラインやルアーが魚の体に触れたりして、それが必ずしもバスではないかもしれませんが、魚がいるエリアを掴むのはこの時期非常に大事なことだと思います。

そういうエリアは水温が他より少し暖かかったり、ハードボトムだったり、何かが沈んでいたりと周りを丹念にやる価値があるエリアだと思います。

知らないエリアだったらなおさらですが、知っているエリアでもまずはハイカット(SP)を通してみることをお勧めします。

これまで何度もハイカット(SP)のことを紹介してきましたが、今回はエリア選択について紹介します。

ハイカットで狙う場所は基本的には以下の通りです。

・水が濁っている(マットタイガーが使いたくなるような濁り)
・水深がハイカット(SP)でボトムにつくかつかない程度(たまにボトムに着くorたまにボトムに着かないところ)
・垂直の壁がある(コンクリート系だとなお良し)
・杭が並んでいる(単発だと効果薄い)
・風裏になっている
・シェードになっているor日当になっている(場所の少ない方を選択)など・・・・・

これらが全部揃っていれば最高のエリアなのですが、そんなエリアはほとんどないと思うので、なるべくたくさん当てはまるエリアを選んでください。

エリアを決める具体例を挙げると、~を満たすエリアとして水路を選択して、さらにプラスアルファで、、が加わる場所をといった視点で探すなどです。

また、稀にハイカット(SP)のもぐり始めでバイトがあるときがあります。

そういう時はバスが浮いているので、ハイカット(F)にローテーションして、同じようにポーズを入れるのですが、ルアーを浮かせて釣るのも有効なときがあります。

過去のレポートに色々紹介していますので、参考にしみてください。

こちらはハイカット(SP)の動かし方を中心に紹介しています。

こちらはハイカット(SP)のチューニングを中心に紹介しています。

(写真左:12月11日、岡山の溜池で釣った45アップ。この場所は、、、が当てはまっていました。)
(写真右:同じく12月11日、岡山の水路で釣った40アップ。これは、、、が当てはまっていました。)
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ドライブクロー(2in)のダウンショットでのエリア選択と釣り方

ドライブクロー(2in)のダウンショットも今回紹介しようと思ったら、昨年も同じことを書いていました(笑)。

ハイカット(SP)とも同じで、僕の中では、最も信頼がおける冬の鉄板ルアーになってしまったのだと思います。

オカッパリでリザーバーを攻める場合にキモとなるエリアは、沖に少し投げると相当深く沈むと思うのですが、そこから手前に引いてきて勾配が変わるところです。

それより手前に引くとダウンショットでも結構な確率で根掛かってしまうので、そういった意味もありますが、ちょうどこの時期はえさを食べようと思って、フィーディング気味になった個体を狙います。

攻め方は、沖目にキャストして着底、その後ズル引いて、勾配が変わった場所でしばらくポーズ、シェイクなどしてピックアップという感じです。

この時期は、ショートバイトが多発するので早合わせは禁物です。

この時期はギルバイトともバスのバイトとも分からないくらいなのですが、とにかくバイトがあっただけでは合わせないこと。

ラインに重みを感じるまでは合わせないようにしています。

ギルバイトのようなものを我慢していると、ラインが重くなるようなバイトに変わることがあります。

他のシーズンでもあるのですが、バスでもギルでもやる気のなくルアーを突いていると、横からやる気のあるバスがきてバッと食べるみたいなイメージです。

そんなイメージを持ちつつ、バイトがあったらまずステイを心がけてもらうと良いと思います。

ドライブクロー(2in)は、とてもいい匂いがついているので(笑)、やる気があるバスだったら間違いなく食べてくれるのですが、この時期はそういうバスばかりではないので、匂いでやる気のないバス・ギルにつつかせて、つつかせたことで艶かしく動くヒゲやツメやアシなどのパーツにより食わせるイメージです。

(写真左:12月4日、弥栄ダムでギルバイトのようなものを我慢していたらバスになりました)
(写真右:釣ったバスの口の中から、こんな小さなベイトフィッシュが出てきましたよ)
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04ジグシンクロ+ドライブクロー(2in)の使い方とエリア選択

ダウンショットだとどうしても待って釣る、我慢して釣る、みたいな受け身の釣りになってしまいますが、シンクロ+ドライブクロー(2in)は逆に攻めるようなイメージの釣り方です。

シンクロ+ドライブクロー(2in)は底に置いてある状態で釣るのではなく、浮かせた状態で中層で釣ります。

特に有効なのが、コンクリート護岸の変化、倒木などのウッドカバーなどのピンスポットです。

底に着くまでに食わせたいので、この時期は特にウェイトを軽くして1.2gから使うのを基本とします。

それに、ドライブクロー(2in)をトレーラーとすることで、ルアーのウェイトを稼ぐことが出来、ただ重いだけでなくフォール中には抵抗になるので、ゆっくりフォールさせることが出来ます。

基本的にはこの釣りでは、ダウンショットと違って追わせて釣るので、結構バクッと一発で食ってきます。

コツコツ当たるような場合は、ダウンショットにローテーションして食う間を与えて、逆にダウンショットでコツコツあたるけどのらない場合は、シンクロ+ドライブクローに変えてみるのも手だと思います。

ワームには反応がイマイチだけど、毛(ラバー)があることで反応するバスもいるので、トレーラーワームは同じドラクロだけど、ローテーションしてみる価値は大有りです。

最後に

今回は冬のオカッパリ鉄板ルアーを中心にご紹介いたしましたが、ビックフィッシュを狙うならこれだということで、最後に12月にこんなルアーでも釣れたんだという、実績をご紹介いたします。

寒くて厳しいときだからこそビックバスが釣れるということもありますので、今回紹介した三種の神器でも、ビックフィッシュ狙いのルアーでも、ぜひO.S.Pルアーで今年最後のいいバスを狙ってみてください。

(写真上段:12月12日岡山の水路で護岸の変化を攻めて、水中に沈んだ倒木を乗り越えた瞬間にバイトがありました)
(写真中段左:2006年12月6日弥栄ダムのシャローをブリッツMAXで)
(写真中段右:2006年12月17日弥栄ダムのシャローをYAMATOで)
(写真下段左:2006年12月16日岡山の川のシャローをゼロワンジグ(11g)+ジャンボフロッグで)
(写真下段右:2008年12月20日岡山の野池のカバーをドライブクロー(4in)テキサスで)
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