PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

厳寒期なんておかまい無し!

今年一発目のコラムいきます!

今は一年で一番釣れない期間の真っ只中!

初バスはまだという方も多いかと思いますし、そもそも初釣りすら行っていないなんて方も多いかもしれませんね。

僕も年明けから2月中旬くらいまでは毎年苦戦するのですが、今年の出足はなかなかのもので、一回とんでもない強風でロケが中止になった以外はボウズもなく、毎回数匹のバスをキャッチ出来ています。

その安定した釣果の原動力がお馴染みドライブクローのテキサスリグなのですが、その使い方がちょっと特殊で、それを見つけたからこそ厳しい状況でも釣果があるといっても過言ではありません。

答えから言ってしまうと、テキサスリグですが『メタルジグのように鋭くしゃくる』。

完全リアクション狙いに特化させた使い方で、普通の誘いではピクリとも反応しないような冬眠状態に近いバスであっても条件反射で強制的に口を使わせるような釣り方です。

メタルジグはカバーの中では使えませんからね。

この釣り方をやるようになってからは冬の気配が漂ってきてからはもちろんのこと、最も厳しい厳寒期に入ってからもおかまいなしで釣れています。

(写真:3.8℃を示しております・・・・・。)
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このリアクションバイト狙いのテキサスリグではそのリグもちょっと変えています。

僕のテキサスリグは基本的にシンカーは軽め。

3.5g~5gといったところを好んで使っていますが、リアクション狙いでは10g前後と重めです。

これはリアクションバイトを引き出すのに必要なフォールスピードを得るためですね。

これも単に重くすれば良いというわけではなく、重すぎても活性の低いバスに対してはワームの存在感が威圧的になりすぎてしまうので、必要なスピードを出してくれるうえで必要最小限のウエイトを選ぶことがコツですね!

(写真:寒かろうが、釣れる。そして釣れればデカイ!!)
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このウエイトは使うワームによっても多少変わってくることで、例えばドライブクローにしても3インチと4インチでは4インチのほうが抵抗が大きくてシンカー1サイズ分くらいフォールスピードは遅くなりますので使うワームごとにチェックする必要があります。

僕はサウンドアピールも重視するので、普段はビーズを入れることがほとんどですが、鋭くしゃくるこの釣りではビーズを入れるとすぐにラインが傷つくのでビーズは使わず、それでも音が欲しいときにはボーンラトラーをボディ内に挿入しています。

ラインはビーズを入れなくてもしゃくりでシンカーとも擦れるし、カバーとも擦れるので14ポンドは欲しいところで、そのうえでラインチェックはいつも以上にマメに行いたいですね。

このリグをバスがいそうなところに落とし込んでは、「一点で小さく鋭くしゃくる」スピードのある動きなので食うタイミングを与えてあげることも重要で、着底時には完全にラインをたるませて一瞬の静止状態を演出します。

バイトは次のしゃくりに入った瞬間に根掛かりのようにガツンと止まるようなカウンターバイトで、ガップリ食っていることがほとんど。

ワームがスピーディに動いているので、バスもそれを口に入れるとなると勢いのある本気食いになりますからね。

ワームはドライブクローが動きも釣果も敵なしです!

ヘビーテキサスにコンパクトワームってパワーバランス的にシンカーが強いので、どうしても硬く直線的な動きになり勝ちなのですが、このシビアな時期にそれでは食ってこないバスが多すぎます。

スピードはありつつもライブリー。手足のバタバタピリピリもそうですが、着底から跳ね上げに移る瞬間にフラッタリングする動きもドラクロの大きな武器です。

この釣りを覚えてしまうとこれまでに釣れなかったバスが釣れるようになりますし、カウンターバイトも病みつきになります!

この冬の打開策、もうちょっと秘密にしておきたかった気持ちも正直ありますが、本当に釣れますので皆さんも是非試してみて下さい!

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