大雨の影響とジグ系ワーム

今年の梅雨は雨が多かったですね。

8月に入ってからも結構雨が降っていて、その関係で災害にあわれた方に対して心からお見舞い申し上げます。

今回はちょっと抽象的なネタで、この雨の影響とジグ系ワームで思うことについてご紹介したいと思います。

7月の雨の影響

7月はものすごく雨が降ったなーと思い、今年は例年に比べてどうだったか調べてみました。

気象庁のホームページに毎月の天候はどうだったかという総括が書いてあるのですが、7月中国地方は例年の1.7倍の降水量、また、日照時間は全国的に少なかったようです。

これがバスフィッシングにどういう影響があるかというと、例年なら表水温が上がってインレットに良いサイズのバスが集まるところですが、今年はダム全体の水が入れ替わるくらい雨が降るため、なかなか例年のようにインレットでグッドサイズ連発みたいにならないのです。

魚が一気に上流のインレットにさしてくることなく、湖全体に魚が散らばっているような感じでトーナメントでも上流、中流、下流のさまざまなエリアから上位入賞者がでる感じでした。

(写真上:7月12日チャプター広島第4戦で、最上流でキッカーフィッシュを釣り6位。本当はこういうのがもっと釣れるシーズンなのですが。)
(写真下:7月19日チャプター旭川第3戦で、最上流でそろえて5位入賞。)
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例年ならお盆を過ぎると水温の下降がみられて、秋のパターンになるのですが、今年は水温が低いままそのパターンに突入しそうで、その辺を頭に入れてやっていないと魚を見失いそうと思っています。

やっぱりそういうときに頼りになるのがハイピッチャー&阿修羅です。

いる場所が絞れていないときにはこれを投げまくって魚を見つけるしかありません。

お盆を過ぎたあたりから水温の下降傾向が見られると、夏のうちあまりえさを食べられなかったバスが活発にえさを追うようになります。

特にハイピッチャーも阿修羅も色によって釣果が大きく左右されるため、カラーローテーションだけはしっかりするようにしたほうが良いと思います。

残暑が続けば微妙にサマーパターンが続き、気温が下降し始めれば秋のパターンに移行しますが、今年は後者のパターンが早く訪れるような気がします。

(写真:昨年のお盆に阿修羅(ホットタイガー)で釣ったナイスフィッシュ)
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ジグ系ワームのミソ

僕は大会、練習にかかわらず常に人が投げているルアーを観察しています。

遠くでよく見えないときもあるのですが、大会のとき前を流した人と同じルアーを流していたら無駄な時間をすごすし、通り過ぎてった後に釣られた場合、ルアーを記憶しておくとあーそういうのでも釣れるのだと結構ヒントになるのです。

以前、大会のときに見慣れないワームを使って結構釣れている人がいたので、後で何を使っていたか教えてもらいました。

そしたら、ただ単純にホグ系ワームのボディについているビラビラや触覚等を全部とって、メインの爪だけにしたものでした。

何でそうやっているかというのも教えてもらうと、その日はストラクチャーに対してタイトに落とす必要があり、まっすぐ鉛直に落としたいからそういうようにしたのだと、ビラビラや触覚があるとどうしても前後左右にずれてしまうことがあるということでした。

そのとき、「なるほど、なるほど」と思ったのですが、確かにそのワームはメインの爪のほかにビラビラややたら長い触角など色々なものがついており、ルアーが落ちる角度によっては斜めにスライドしながら落ちていました。

そういった意味でドライブクローは、同じようにメインの爪(Swing Hands)、ボディの足(High Pitch Legs)、触覚(Hula Hige)がついていますがボディの足、触覚のバランスから、5gぐらいの軽いウェイトでもきちんとまっすぐ落ちてくれます。

だから、釣れるのだなーと改めて感じました。

ゼロスリーハンツの魅力

一足先にゼロスリーハンツを使わせてもらいました。

ハンツの一番の特徴はラウンド形状のヘッドです。

なぜラウンドかというと前のセクションで書いたようにより鉛直にフォールさせることが出来るためです。

以前、コータロー君と釣りをしたときにドライブクローをトレーラーにするときに、ボディを1cm弱カットして、足(High Pitch Legs)を4本ともカットしていたので、それを真似てやってみたところ、これもより鉛直に落とす効果が非常にありました。

というのもテキサスリグみたいに単純に針にさす場合は、かなりの精度で真っ直ぐ刺せるのですが、ジグにボディをさす場合、最後は真ん中に出せたとしても、途中どっちかに寄ってしまうことがあると思います。

真っ直ぐさせたときは良いのですが、フォールで曲がるとき、足はカットした方が良いような気がします。

真っ直ぐ落としたい場合、スイミングさせたい場合はゼロスリーハンツ、カバー廻りはゼロワンジグと使い分けることでより釣りの幅も広がると思います。

また、テキサスリグ、ジグは真っ直ぐフォールしてくれるかぜひチェックしてみてください。

それだけでかなり釣れる確率は高くなると思いますよ。

(写真上:木の根元をハンツ3.5g(ブラウン/レバー/レッド)+ドライブクロー3in(ブラックブルーフレーク)でオチパクでした。)
(写真下:昨年のお盆前にゼロワンジグ14g((ブラウン/レバー/レッド)+ビッグダディで釣ったナイスフィッシュ)
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