春は「ルドラSP」が必携です
2月、3月と春に近付くに連れて、琵琶湖南湖では忘れてはならないルアーがあります。そう、それは「ルドラSP」です。
春の定番ルアー「ルドラSP」
今ではすっかり春の定番ルアーとして定着して、多くのアングラーが1個ではなく、カラー違いで数多く所持しているルアーだと思います。
しかしそういった「誰もが使うルアー」になったからこその宿命として、使い方で差が出てしまう可能性が高くなってしまっています。
ぼくが思うルドラSPの最大の武器は、「バスを浮かせて喰わす能力」です。
ハードプラグを使うにあたって良く言われていることに、「ルアーとバスのレンジを合わせる」ってことがあります。
クランクベイトなどがその代表ですね。
ところが、ルドラSPはバスのほうから浮いてきて(近寄ってきて)バイトしてくれるのです。
実はそういったルアーは少なく、浮いてきてバイトする代表的なルアーとしてトップウォータープラグがありますが、使い所がかなりシビアなモノになっています。
ルドラSPはサスペンドミノーです。
サスペンドミノーというと大半の方がジャークし、左右へ飛ぶアクションをイメージされると思います。
実際、春の琵琶湖南湖ではルドラSPをジャークされている姿を良く見かけます。
が、他のアングラーとルドラSPでの釣果の差が生まれてしまう「落とし穴」はそこにあります。
つまり、サスペンドミノーだからといってジャークさせて左右へ飛ばそうとする必要なないのです。
左右へ飛ばそうと思えば思うほどバスは浮いてきてくれないのです。
春のバスはジャークで追わせて喰わすのではなく、浮かせて喰わすのです。だからルドラSPなのです。
ルドラSPを使ってバスを浮かせて喰わすためのアクションを、ぼくは"ゆるゆるジャーク"と呼んでいるのですが、とにかく激しくジャークさせずに、ラインテンションを一瞬だけ張るような軽めのジャークを行います。
左右に飛ばすのではなく、ルドラSPをその場でひるがえらせるイメージです。
これは、ロールアクションが得意なルドラSPだからこそできる動きです。
やってみればこの動かし方がどれだけ楽かが分かりますよ。
全然、腕に力を入れる必要がありませんからね。
ってことで、春の琵琶湖南湖でルドラSPであのアングラーやそのアングラーよりも釣りたい!と考えるなら"ゆるゆるジャーク"です。
ゆるゆるジャークでルドラSPの身をひるがえし、バスを浮かせて喰わせてください。
ちなみに、本当の意味でのルドラSPが琵琶湖南湖で釣れ続く理由は、ぼくは「ラトル音」、厳密に言うと重心移動ウエイトの「音」だと思っています。
ですので、どれだけ動きが近いミノーを使ってもあの「音」がなければ、ルドラSPのようにバスを浮かすことはできないと思っています。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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