PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

春一番にあわせていざ高滝湖!

皆さんこんにちは!

前回のコラム以降(年末年始釣行ネタ)もサンプルのテストを兼ねつつ毎週釣りには行っているのですが、2月に入ってからは明らかにバスの活性が上向きになってきているのを感じています。

暖かい春一番も吹きましたしね。

2月に入ってからバスの活性が上向き傾向

1月はとにかくバイトが少なく、それも四苦八苦してようやく喰わせるといった感じだったのですが、2月に入ってからはまず同じ冬のスポットでも比較的容易に口を使うようになり、2月7日&8日には水面まで出てきてバイトするバスも少々。

それも釣れるバスは平均で43cm~45cmとツブ揃い!

この間、釣果を上げているルアーは、前回紹介した開発中のワームとプロトのスモラバとゼロスリージグハンツのみで、まだ冬の色合いが濃く、高滝名物のミノー祭りには程遠いといった状況。

しかし周りの釣果をほとんど聞かない渋い状況でも毎回4~6本は釣れていたことでプロトルアー達での実釣性能(バスの反応はもちろん、使い勝手やフッキングなど)での手ごたえは感じられました。

(写真:シビアな状況だからこそ、ルアー選択は釣果を左右する重要な要素。すごいシビアにこだわっています。プロトのスモラバとゼロスリーハンツ+ドライブクローがあってこそのこの釣果でした。)
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それぞれの使い分けですが、ハンツはドライブクロー3インチとの組み合わせでゴミ溜まりや護岸の変化といった目に付く場所を片っ端から撃っていくのに使用。このジグは、フィネスジグにありがちな頼りないフックではなく、すっぽ抜けにくくしっかり掛かり、デカバスにも負けないためのフックを備えたフィネスジグなのですが、思い返すと半年以上掛けたバスをバラしていないのでは?というくらいバラした記憶がありません。

操作は落として小さく誘って、持ち上げてハサミをパタパタせさてまた落として・・・といった具合です。

スモラバは人気見えバススポットの天才バスに。

引っかかり難い性能を活かしてカバーの中に入れ込んでいけることで警戒心バリバリのバスも喰わせられるのと、テスト中の特注ラバーはパッと見で差が分かるくらいの水中での見え方の良さやボリューム感&フレア感の丁度良さで「喰う、喰わない」ギリギリのバスも最終的には喰わせてしまいます。

プロトワームも天才見えバス&その他様々なスポットで投入しているのですが、毎回僕だけでなくオリキンや同行者もグッドサイズのバスを仕留めてくれています。

この話はまた次回にでも・・・。

そうそう、話は脱線しますが、1月末にBasser誌編集堀部さんと遊びで釣りに行った際にはこれで思わぬビッグフィッシュが釣れてしまいそのまま取材に・・・という出来事もありました。

そんな訳で今月末号のBasserでこのワームを軽く紹介しています。

(写真:Basser編集部堀部さんが、真冬のこの時期に01JIGの1本勝負!日も沈みかけた最後にしびれる45cmUP。)
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さて、話は戻って、一昨日はフィッシングショーに行った金曜日と日曜日の合間の土曜日(2月14日)に「春一番が吹く」というので居ても立ってもいられずに高滝に出撃してしまいました。

O.S.P社員のAさんとまだ真っ暗の時間帯に到着したのですが、ボートが出せないほどの強風のなか、すでに到着していたのはO.S.Pプロスタッフの斉藤真也さん。

にやにやしながら、この激荒れ模様の中での釣りの探り合い(笑)「知ってるの?」「行くの?」という探り合いの会話の後、入ったのは全くの同スポット。(笑)

高滝で最も早く炸裂するスポットなのですが、考えていることは一緒なんですね。

しかし期待に反してバスからの反応はなく、それならば本湖の護岸だろうと移動。

朝練を済ませた斉藤さんはお仕事へ。

本湖でのオカッパリは風がないとバスが岸に寄ってくれないのですが、あれほど吹き荒れていた風は徐々に弱まりつつあったので、風が効いているうちに勝負をつけないと・・・。(春の本湖の場合、風がないとバスが岸に寄ってくれないのでオカッパリではかなり苦戦することになるんです。)で、(まだ)強風の本湖とくればルアーは迷う事なくルドラ。

斜め護岸の岸際はかなり浅いのですが、この際に追い込んで捕食するバスも多いのでその手前でピックアップしてしまうのではなく、足元ギリギリまで丁寧に引き切るのがひとつのコツです。

この釣りで欠かせないのが、STEEZロッドのスカイホーク。

斜め護岸でもヒットゾーンを引きやすい7’3’’という長さとノリの良さがルドラにベストマッチします。

その後オリキンが合流し、来る早々僕とO.S.P社員Aさんがルドラを通した後のスポットからルドラでグッドサイズをキャッチ、感じワル~!どうなってるの?

その後はパタッと風がやんでしまいルドラは御役御免。

その後はプロトワームがバスを引き出してくれました。

こんな感じで毎週末ごとに季節の進行を感じていましたが、きっとこのコラムがアップされる頃にはさらに状況は良くなっているはずです。

皆さんも良い釣りを!

(写真:ただ巻きでのルドラを引ったくっていったのがこのバス!サイズはルドラフィッシュとしてはアベレージですが春の訪れを感じさせてくれる嬉しい今年の初ルドラです。)
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