梅雨シーズン突入
こんにちは川村です、梅雨シーズン突入ですね。
梅雨入りと同時に我が家に除湿機なるものがやってきたのですが、その溜まっていく水の量の多さにビックリ!
一日もしないうちに45cm水槽ほどのタンクが一杯ですから、「こんなに沢山の水がこの空気中に混じってたらそりゃジメジメもするわ」って感じです。
フィールドに出てもいよいよ暑くなってきた気温に加えて「ムワッ」とした強い湿気はより体力を奪いますが、釣り的には様々なルアーで釣れる季節に入りましたし、僕のようにオカッパリがメインとなる人にとっては、ボートでは攻略しにくい浅い川の上流域の釣りが本格化してくるので断然楽しくなってきます。
ホリデーアングル5のロケ
先日の休日にDVDのロケを行ってきました。
「休日、メジャー、オカッパリ」でお馴染みのホリデイアングル5の撮影です。
舞台は霞水系で、なんとトップウォーター縛り!
休日に普通にオカッパリをして、釣れても釣れなくてもそのままDVDになってしまう(高滝で撮ったパート3だけはお願いして追加1日を受け入れてもらいましたが)
このシリーズは、やる側としてはけっこう怖いものがあるのですが、今回トップ縛りとは・・・何でもありでもそれなりに大変なのに・・・。
ロケを行ったのは6月12日(土)と6月13日(日)で、まだ梅雨入り直前。
トップ縛りとなると天候に大きく左右されるので曇りないし雨天になることを願ったのですが、期待に反して当日の2日間はバッチリ晴れてしまいました。
予報では曇り雨だったんですけどね・・・。
そんな、縛りでもなければ朝夕意外にトップを投げることはまずないであろう晴れ晴れとした天気の元、2日間トップオンリーで勝負してきたのですがバイト数は約20回。
そう、けっこうバイトはあるんです。
しかしこれでも僕的には思ったよりもバイトが少なかったくらいなんです。やっぱり天気がキツかった。
なかでも最もバイトが獲れたのはフロッグ!
(写真上:8月下旬発売予定のホリアン5に収録の霞ヶ浦水系トップウォータ縛り編でのワンカット!)
(写真下:トップ縛りのロケでも活躍してくれた、ダイビングフロッグ&スケーティングフロッグ)
晴天のなか水面まで出そうとするとシェード攻略に活路を求めるしかないのですが、引っ掛かりを気にせずに入れ込めて、物に絡め、時に引っ掛けながら誘えるとなるともうコレしかありません。
「もっとバイトがあるかと思っていた」のもフロッグゲームを見込んでいたからに他なりません。
さすがに普通のトップウォータールアーではこの状況、ムリがあるってものです・・・。
そのフロッグに、O.S.Pではダイビングフロッグに加え、今期新たにスケーティングフロッグが仲間入りしました。
ダイビングフロッグについてはこれまでも何回か紹介していますが、鋭角なターンによる移動距離の短さとポップ音によるアピールはマッディウォーターでのバイト率が違い過ぎるくらいに違います。
これはもう、ダントツと言ってしまってもいいでしょう。
特に今回のような晴天でバスが上を向いていない、バス自体もレンジが深めとなると、音で強制的にバスに上を向かせないとバイトに結びつきません。
今回のロケではいわゆるフロッグ場であるベジテーションエリアから本来フロッグの出番がないようなコンクリ護岸まで、最も出るルアーがダイビングフロッグ!という感じで使っていきました。
そして、そのダイビングフロッグとは全くタイプが異なるフロッグがスケーティングフロッグ。
ベーシックな先細りタイプなので、フロッグ本来の役割であるヘビーカバー攻略にうってつけであることは想像にたやすいのですが、まずこのフロッグの大きな武器は「フッキングの良さ」フロッグゲームの難点は何といってもフッキング。
ちなみに特に僕はヘタクソですね・・・。
スケーティングフロッグはヘッドからフックポイントにかけてのボディシェイプがスリムにデザインされていて、このスリムボディにワイドゲイプフックというコンビネーションはこれ以上は望めないレベルにまでフッキング性能を向上させています。
そしてスケーティングフロッグのもうひとつの大きな武器は動きの良さ。
すでに使った人は体験していると思いますが、これはもう、カバーに突っ込める引っかからないペンシルベイトです。
左右に切れ込むようにシャープでクイックな首振り。
バスから瞬発的に逃げるようなアクションがバスの捕食本能にスイッチを入れます。
ダイビングフロッグが音やバブルによる存在感の強さや威嚇効果といった方向でスペシャリティを持つのに対して、スケーティングフロッグはナチュラルなエスケープアクションといった視覚効果においてのスペシャルフロッグであると言えるでしょう。
そしてこれはダイビング、スケーティング両方のフロッグに共通して言えることですが、元来フロッグがマットカバー用ルアーとして存在していたものの、実はそのメリットはマットカバーとは切り離して考えてみても、「甘い着水音」「ジグやテキサスと同様にカバーに入れていける」「バスから見上げてフックが隠れている」「バスの興味を惹きやすい水面に浮かべて誘える」といったことから固定概念を捨てて、あらゆる場面で、あらゆるイメージで使っていくことで可能性が広がるルアーであると思います。
“フロッグ”というジャンルですが、ときにベイトフィッシュ、ときに虫、僕なんかはザリガニイメージで使うことも多いですからね。(アシの中を釣るときに。アシにザリガニしがみついてるでしょ!)
ちなみにタックルは、ラインは可能であればPE50ポンドクラス。
ロッドはガチガチに硬いよりは、パワーがありつつもバスに持って行かせたときに吐かれないクッション性もあるもので、細かいアクションもつけやすいものがベスト。
以前はスティーズハリアーを使っていましたが、ブラックレーベルから出たフロッグ専用“トゥイッチンフロッグ”はこの辺のツボを完璧に備えています。
今回は今まさに、そしてこれからも旬が続くフロッグゲームを紹介しました。
この釣りは効果の割にはまだまだ実践している人が少ない釣りだと感じていますので、この釣りの面白さを是非知ってもらいたいですね。
そんな訳でホリデイアングルのロケは霞トップ編を無事・・・いやいや今回も奇跡が起きてしまいました。(ホントにありえんです、自分でも怖いくらい。)
あとは残り2日、別の関東メジャーフィールドでのロケを残していますので、こちらも頑張ります!
そして話は変わって、6月20日フィッシャーマン府中店さんでのセミナーに来ていただいた皆さん、ありがとうございました!
次回はかつての地元つくば店さんで9月26日になります。
まだ先の話になりますがこちらもよろしくお願いします。(イベント限定カラーブリッツも一新しましたよ!)(セミナーに来て下さった皆様、有難うございます!)
さらに先日、釣りビジョンの新番組『B.Bブラザーズ』のロケで香川県で行ってきました。
しかもギアステーションでお馴染みの松田悟志さんとご一緒させていただきました。
こちらのロケも松田さんが劇的な展開でビッグフィッシュを仕留め大成功!
しかも翌日の東京に帰る日に、撮影スタッフさんのはからいで飛行機に乗る前に小1時間ながらプライベートフィッシングをさせてもらえることに。
松田さんは僕が驚くほどの超バスキチで、2人とも時間を惜しんで釣りをしたのですが、その短い時間で2人とも45cmクラスをキャッチ!
今回の写真は松田さんの了解で掲載させていただいていますが、本番ではこれよりも断然デカイバス、釣ってますよ!
放映は7月の予定です。そして今週末、6月25日~6月27日は2年ぶりに『W.B.S.スーパー3デイズ』に参戦してきます!
ペアは同じO.S.P社員の草深さん。
これまで書いた感じで土日は全て予定で埋まっていたのでブッツケ本番になってしまいますが、出るからには全力で釣ってきますよ!
頼んます草深さん(笑)
(写真左上:香川県ロケ、飛行機に乗る前の一匹。マイラーミノーのインパクトチャート、ジグヘッドリグで。)
(写真右上:松田さんも帰り際にグッドサイズ!流れの中で強烈に引いてました。こちらもマイラーミノージグヘッドで。)
(写真左下:ドライブスティックにコンフィデンスを持つ草深さん、昨年はハイピッチャーでビッグフィッシュ賞獲、そして「2日目まで」3位でした・・・。)
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