琵琶湖で好調のフローティングミノーパターン

こんにちは、琵琶湖ガイドのおくむらさとしです。 ルドラFが炸裂するフローティングミノーパターンとは?

今年の6月から7月にかけて過去に例を見ないほど「フローティングミノーパターン」が炸裂し、おそらく天候次第ではこのまま秋まで好調を維持するような気配を見せています。

その原因として挙げられるのが、5月から6月中頃まで続いた南郷洗い堰の全開放水の影響による水温低下と、ウィードの発育状況の極端な遅さです。

ウィードの発育が悪いってことは、水面とウィードトップの隙間が広くなり、ウィード内部から水面までバスを浮かせて喰わそうと思うと、水面で泳ぐものよりも、一旦ウィード近くまで潜行しその存在を気がつかせて、そして、水面まで浮かせるルアーの方が有利になります。

実際、ぼくのガイドではトップウォータールアーでも釣れるには釣れたのですが例年ほどの爆発力はなく、「もしかして沈めたほうが良いのかな?」で使った「ルドラF」が炸裂することが度々ありました。

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ぼくの「ルドラF」の動かし方はいたって単純です。

連続で3ジャークして止めて水面まで浮かせる。ただこれだけです。

でも1つだけ喰い渋るバスを喰わせるキッカケとして、通常のフローティングミノーパターンではしないこと(出来ないこと)をします。

それは、水面に浮いた瞬間に、重心移動で挿入されているラトルボールを、チョンとロッドをあおることによって移動させて、「コロン♪」とサウンドを発生させるのです。

ルドラFの浮上に釣られて浮いてきたのに直前で喰うのを諦める個体が時々いるのですが、そういった奴等がその「コロン♪」で振り返ってバクッ!!と喰う時があるのです。

なにがどう作用しているのか分かりませんが、ルドラFのこの「コロン♪」は凄まじい効果があるときが確実に存在するので、騙されたと思って一度試してみてください。

で、肝心の「ルドラF」でのこれからの狙いドコロとしては、やっぱり、水通しの良いエリアになるウィード周りってことになります。

(写真左:コカナダモ 写真右:エビモ)
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特にこれからの夏場は「コカナダモ」や「オオカナダモ」といったウィードが狙い目になりますが、それらのウィードが群生している中に背の高い「エビモ」があるところを重点的に狙ってみてください。

ジャークでの存在感で気がつかせて浮上させ水面で喰わせる「ルドラF」なので、当然のように背の高いウィード周りはチャンスゾーンになりますからね。

そして、ウィード以上に注意していただきたいのがブルーギルの存在です。

ブルーギルはバスのベイトとなる存在ですので、いないよりかはいるほうが確実にプラスになります。

で、そのブルーギルがいるかいないかの簡単な判別法があります。

まずはそこら辺に生えているエビモをおもむろに揺すってやります。で、エビモに付いているカス?砂?を落としてやります。

そして、待つこと数十秒、その周囲にブルーギルが居れば、そのカス?砂?を食べに一斉に浮いてくるって次第です。

ってことで、今年の「フローティングパターン」は暑くなった最近でもローライト時等々のタイミングが計れば確実に釣果が上がっています。

このまま秋まで釣れ続くことは必至だと思われますので、ぜひエビモを揺らしてブルーギルを確認し、「コロン♪」を発生させてドッパーーーーーーン!と水面に水シブキを上げて釣ってくださいね。

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琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト

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