真夏のYAMATOJr.SPEC2

大型の台風がきて各地に大雨をもたらしていますが、みなさまの地方は大丈夫だったでしょうか?
中国地方はなかなか土日が真夏日と重ならないですが、これからはサマーパターンに魚が動き始めると思います。そんなとき必ずリグっていただきたいのがYAMATO Jr. SPEC2です。

インレットに必須のYAMATO Jr. SPEC2
サマーパターンといえばインレットですが、ドライブシャッド、ドライブスティックのノーシンカー、ドライブクローラーのネコリグ、03ジグハンツなどを軸に組み立てることが多くなります。
しかし、経験上インレットは沈む系のルアーだと釣れない魚も多く、またバスがフィーディングするタイミングもあって、水面系のルアーは必須です。そんなときに活躍してくれるのがYAMATO Jr. SPEC2なのです。

特に、水流で水面が波立つくらいのメインのインレットは、ルアーにアピール力が必要です。
アクションにしても派手でないと目立たないし、音にしても流れの音にかき消されてしまうようではダメなので、180度スプラッシュターンによる存在感のあるアクションと、ボーン素材とダブルタングステンがヒットするラトル音はものすごく有効です。

YAMATO Jr. SPEC2のボディサイズなら、ビッグバスからキーパーサイズまで幅広く狙えるので、トーナメントでメインのインレットを攻めるときは必ずリグってあります。
アプローチの仕方は色々あって、まずは流れが巻く反転流に入れる場合は、スナップを下側のハイアピールアイにつなぎます。

そこでキャストした後に10秒くらい長めのポーズを入れますが、ラインが流れに流されてルアーが動かないようにしっかり止めます。
流れがものすごく早い場合はポーズを短めにし、ラインを出してやることで対応します。

それからの1アクション、2アクションが勝負なので、アクションの後は必ずポーズを加えてください。

次は、流れに流しながら釣る場合。
流れが緩やかな場合は、スナップを下側のハイアピールアイ、流れが早い(波立ちが高い)場合は上側のダイビングアイにつなぎます。

上流へキャストした後は、そのままノーアクションで流しても釣れますが、岩や、ちょっとした流れの変化(そういうところはその下に岩があることが多いです)でアクションを加えてやります。
流れがあるところではルアーがどれくらい動くか予測できないので、アクションは少しゆるめにするのがキモです。

特に、流れが早い場合はダイビングアイでおとなしめにアクションを加えてみてください。
また、大雨直後など、濁りが入って視覚的に寄せることができない場合は、ダイビングアイによるS字アクションも効果的です。

この場合は、ロッドの先を水面につけるくらい低くすることによって、安定した動きになります。

(写真:2013年7月6日に高梁川最上流で釣った46cm)
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最後に
YAMATO Jr. SPEC2はちょっとのロッドアクションでよく動いてくれるのですが、それにつられてロッドアクションまで大きくならないように注意してください。

あまりにロッドアクションが大きすぎると、ターンしすぎて逆に次の動きが小さくなったり、ラインがフックに絡んでしまったりします。
ハイアピールアイでも180度までターンさせないくらいつもりでアクションを加えたほうが、きれいにターンするのとポップ音もきれいに出ます。

ロッドアクションを小さめにして小刻みに誘った方が有効な場合が多いので、1アクション、2アクションの場合でも心掛けてください。
あと、この時期にトップで狙う場合に朝マズメがよいか、夕マズメが良いかを比較すると断然朝マズメが有利です。

というのも、夕マズメ(日没から1時間くらいまで)は全然水温が下がらず暗くなるだけなので、水温が下がってバスの活性が高くなる朝マズメがお勧めです。
朝マズメであれば、そのフィールドで一番魚が濃いシャローをやってみるのがいいと思います。

あとは、ピーカンの日のにわか雨、風が当たるバンク、広いシェードもYAMATO Jr. SPEC2が効くシチュエーションですので、ぜひ試してみてください。

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