私とバスワールド
もうご存知の方もいるかと思いますが、バスワールドが休刊となります。
バスワールドの最後の実釣取材バスワールドとはまだ大学生だった頃に初めて取材してもらってからのお付き合いで、取材を通して様々なフィールドで経験を積ませてもらいました。
また、付録DVDにイヨケンと一緒に出演したロケも思い出深く、見てくれた人にバスフィッシングの楽しさが伝わる内容だったと思います。
昨年末、編集長とイヨケンと一緒に食事をしたときに「また来年もやりたいね~」と話をしていた数日後の、休刊の決定でした。
致し方のない決定であったと察しますが、心情は残念の一言です。
それからさらに数日後、バスワールドから実釣取材の依頼をいただきました。
真冬ということで、比較的釣れやすいロケ地の提案もありましたが、自分にとって最後のバスワールド取材・・・ならばより多くの読者に共感してもらえるメジャーフィールドでやりたい。
「絶対に何とかしますから」と、霞水系でお願いしました。
とはいっても、本当に難しくなった真冬の霞水系。2日間、目一杯の集中力でやりきってバイトは3回のみ。
スモラバで丹念に探るも無反応なメジャーストレッチで、マイラーミノー2.5インチまでフィネス化してようやくグッドサイズを掛けるも、慎重になり過ぎてドラグを緩めた直後に草の中に潜られ、バーブレスフックがポロリ・・・。
一瞬の判断ミス・・・この時は心が折れかけましたが「後悔しないためには獲り返すしかない」と、気合を入れ直し、その気持ちに48.5cmのビッグバスが応えてくれました。
今回がまさにそうだったのですが、スモラバで反応が得られないときにはマイラーミノーのジグヘッドリグを選びます。
スモラバ同様に中層を水平姿勢で誘えつつ、ステイする小魚そっくりな動きとフラッシングに食ってくるバスがいます。
今回食わせたカラーはマイフェイバリットの「ギンモロコ」と、3月上旬のリリースとなる新色「アユフラッシュ」でした。
紙面の内容も、厳しい状況下で釣るための工夫を紹介しています。
まだ秘密にしておきたかったネタも出しました。今月末売りのバスワールド、ぜひ見てください!
あと、ロッド&リールの弟子入り企画も面白いですよ!なんたって僕自身、本当に目からウロコの連続でしたから。
さて、2月も後半に入り「春」というワードが飛び交う頃合になってきました。
釣りにおいても、これからは真冬の考えから少しずつ脱し、春の始まりを伺いながらの展開になります。
とはいっても、もうしばらくは冬の気配が濃厚ですが、シャローでドカンとデカバスが出る可能性が増してきます。
こういったバスを狙って仕留めるなら、ラバージグや大きめのワームといったボリュームベイトは欠かせません。
ハードルアーも、シャッドばかり投げていた真冬と違って、スピナーベイトやチャター系、クランクベイトやジャークベイトといった具合でバリエーションに富んできます。
また、高滝湖のようなワカサギレイクも熱くなってきますね。
水温一ケタ台だって、ベントミノーやマイラーミノーの水面ピクピクといった、トップウォーターが有効になる場面が出てきます。
もちろん、シャッドやジグヘッドリグなどでボトムを探るほうが良い場合もあれば、荒れればビッグミノーのルドラが火を噴く可能性もある!
ハマるルアーは状況次第ですが、何にせよ、バスが越冬モードから動き出し、捕食への意欲が高まってくることは間違いありません。
ちなみに、個人的な昨年春のMVPはハイピッチャーで、プリスポーンのグッドサイズ狙いにハマってくれました。
次点にドライブクローラーのスナッグレスネコリグで、こちらはブッシュや杭といったピンスポットでの食わせに。
春らしいデカバスを釣りたければ、今からフィールドに通うべし!ですね。
そして、釣りたいけれど、早春に苦手意識があるという方には、DVD『陸魂3』をぜひ見て欲しい!
プリスポーンバスの探し方から仕留めるまでのプロセスのすべて収録されています。