PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

秋の小貝川

みなさんこんにちは。

取材に休日にと相変わらず釣りに行ってますよ~!

先日の土曜日は久しぶりの小貝川に行ってきました。

昨年は11月に行って、そのときはプレッシャーと冷え込みで食い気のないバスをリアクションバイトさせる『ハイピッチャーカーブスローロール』が炸裂したのですが、減水して間もない小貝川への釣行は約2年ぶり。

相当前にこのコーナーで紹介したことのある『ザリガニパターン』をしばらく味わっていないこともあって今回はそれが何よりの楽しみでした。

なんたって今はドライブクローがありますからね!

しかし、地元情報では今年の小貝川は釣れないという話ばかりを聞いていたのでちょっとそれが心配でした。

これが減水しても釣れないとなると小貝は本当に釣れなくなってしまったのかもしれないなと。おまけに減水してからすでに2週間ほど経過してしまっているので、減水直後の一番の爆発は落ち着いてしまっていることも過去の経験から予想されました。

同行者にも「そこそこは釣れると思いますけどあまり期待しすぎないほうがいいですよ」と。

そんな期待と不安が入り混じったなか出船し、まずは流れに乗って下りながらハイピッチャー3/8ozカラーブレードのC.B.レッドからスタート。

これはスピナーベイトなのでさすがにザリガニを意識して赤を選んだというわけではないのですが、人気フィールドの小貝川で在り来たりのカラーはバスもさんざん見飽きているだろうということで、スカートのみならずブレードカラーでもバスにとって新鮮に映るであろうカラーを選びました。

昨年来た時もカラーブレードの「C.B.ブラック」が明らかに効きましたからね!

(写真:ハイピッチャーはこのサイズなら入れ食い!)
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釣り開始直後から幸先良く釣れ始めて、小1時間で10本ほどのバスを手にしたのですがどれもがアベレージサイズ。

それでもヘルシーな小貝バスはキュンキュン引いて十分面白いのですが、やっぱりラインを鳴らすほど強烈に引くグッドサイズの小貝バスが釣りたい!

そこで上流にボートを折り返したのを機に、本命のドライブクローテキサスリグにロッドを持ち替えました。

流れが速いのでシンカーは霞水系より重めの7g。

約2年前に手作り1号のドライブクローで衝撃的な釣れ方をし、この形状と動きに確信を持たせてくれた小貝川。

完成したドライブクローの釣れ方はどうか?・・・結果から言うと容赦ないくらいの入れ食いでした!(笑)

ここぞ!というところに落とせばフォールで引ったくり。

ボトムに着いて糸を張ればすでに重い。

そんな感じなので一ヶ所で誘うことはせず、1、2回揺すったらすぐにピックアップするのですが、回収中でも何処からともなく突進してきてガツン!なんてバイトも数回。

同船者と共にバイトは止まらず2人同時にアワセるなんてことも。

喉の奥からザリガニのヒゲが出ている個体も多く、お尻から出血していてしかも何か出ていると思ったらザリガニの脚だったなんてバスもいました。

そりゃドライブクロー釣れるわ・・・。

3インチでも4インチでもどちらでもガンガン釣れるのですが、特に3インチはお子様サイズから45cmクラスまで本当に根こそぎ!

しかしサイズを選ぶとなるとゼロワンジグ&ドライブクロー4インチのボリュームアップは有効で、これに変えてからはその日最大の47cmを頭にグッドサイズが連発しました。

(写真左上:この日最大の47cmはゼロワンジグ9gにドライブクロー4"で。)
(写真右上:お尻から出ているのはなんとザリガニの脚!これもゼロワン&ドラクロ4で。)
(写真下段:とにかくドライブクローがハマりました!)
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今夢中になっているオバケジグ『ゼロワンストロング』ではなく、ノーマルのゼロワンジグ(シリコンとファインどちらも使いましたが)を選んだのは、今回の急流の状況で狙ったスポットにタイトに落としていくには、よりラバーの受ける水の抵抗が少ないほうがジグが流されずに有利だったから。

この辺はケースバイケースですね!(ナチュラルに流して釣ったほうがいいときもありますが)小貝川のようなカバーリバーにおいてゼロワンジグのスルスルと抜けてくる使い勝手の良さと確かなフッキングは今さらですが撃ちまくって掛けまくった今回「やっぱりいいな」とあらためて実感しました。

そんなわけでこの日は休日にもかかわらず2人でなんと50本以上の釣果!

40cm~45cmのグッドサイズも入り混じりメチャクチャ楽しい釣りでした。

今回は泥の粒子がモクモクと巻くほどの濁りでしたのでカバー中心の釣りがメインでしたが、天候や流れの具合、もしくはカバーの叩かれ具合によってはカバーの中だけの釣りでは並みの釣果で終わることもありますので、ブリッツ&ブリッツMRも小貝では欠かせない実績のあるルアー。

チャート系やフラッシング系といった強くバスを惹きつけるカラーは何だかんだ数がよく釣れますが、「アメザリ」「ワザアリ」といったザリガニ系カラーにグッドサイズのバイトが偏ることもありますので持っておいて絶対に損はないです。

ザリガニ祭りが徐々に落ち着いてくると今度はハイピッチャーが狙ってビッグフィッシュを獲れるルアーになってきます。

これまたテクニカルで痺れる面白さがありますので、その頃にはまた行きたいですね!

(写真:今回活躍してくれたO.S.Pルアーズ。休日であるにもかかわらず、良い仕事してくれました♪)
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