PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

面白い、だけじゃないのがダイビングフロッグ

うだるような連日の猛暑・・・。

釣りをされている皆さん熱中症とかには気をつけて下さいね。

今回は私なりのダイビングフロッグチューンを紹介させて頂きます。

それはバサー編集部からの1本の電話でした。

Basser編集部(以下H):「ホリベでございますぅ~。川村さん、先日の撮影はかなり釣れたみたいですね。」

川村氏(以下K):「そうなんですよ、例のドライブクローがもう落ちパクで・・・。」

H:「そうですか、噂ではカエルもけっこう釣ったとか・・・。」

K:「(ギクッ!)よ・・・よくご存知で・・・。」(どこで聞いてくるんだ?)

H:「以前川村さん、僕がカエルばかり釣るのをバカにしてましたよね~。水にルアー着いてないんじゃないのとか。」

K:「そ・・・そんなこと言いましたっけ?(言ってる)いや~、バスのいる所カエルありきですね~。(意味不明)すいません、僕が間違っていましたよ。」

H:「いやいや別にいいんですよ、ちょっといじらせてもらえれば・・・。」

という訳でバサーブログの7月29日編でこんな仕返しをされてしまいました・・・。

ウシガエルは水中でもバイトしてくることが分かりました。

そう、カエルはダイブするのです!・・・という訳で?今回はダイビングフロッグのお話です。(何じゃそれ!)

(写真:ダイビングフロッグで仕留めたグッドフィッシュです。ダイブもありのフロッグゲーム、これはたまりませんよ!)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

使ってみて分かる、芸達者O.S.PDIVING FROG ダイビングフロッグはその名の通り、ただ巻きで潜ってクネクネと泳ぎます。

クランキンアクションとうたってはいますが、スカートの艶かしい動きと相まって柔らかい感じのウォブリングです。

他にも首を振りながらポッパー的にポップ音とスプラッシュで誘えたり、ダーター的にボコンとダイブさせられたりと芸達者。

この特性を活かしてこれ一個でへビーカバーでもオープンウォーターでもバスを誘えるというのが便利なところです。

 例えば一投のうちでもカバー際ではネチネチポコポコと誘って、そこからはクランク的に巻いて使えるので、バイトチャンスが稼げます。

ただ、このクランク使いの場合、構造上、トリプルフックのように向こう合わせ気味とはいかないので、ルアーを目視できる層で引いてきて、バスのバイトと同時に瞬時にラインを送ってガッチリと合わせることをお勧めします。

ちなみに僕は表層を引き波を立てながら引いてくる使い方がお気に入りです。

 このダイビングフロッグにはブレードをワンタッチでセットすることができるタテ向きのアイ(垂直アシストワイヤー)が始めから装着されているので、面倒なチューニングは不要!

個人的にはブレードは是非つけていただきたいと思います。

バスのバイトが明らかに増加すると実感しているのと、ブレードの抵抗とウエイトにより、ピンスポットでの移動距離を押さえた美味しいアクションがより出しやすくなるからです。

もちろん、キラキラしたフラッシングも有効ですね!

僕なりにセッティングを色々試してみたのですが、お好みはコロラドとウィローの2枚重ね。

最初はカバー内でビッグバドみたいにカチャカチャ音が鳴ったらかなり釣れそうだな、なんて発想で着けてみたのですが、ウィローが綺麗に回ってフラッシングし、その周りを広角でコロラドが回りモワモワと水を盛り上げていい感じです。

ちなみに音はほとんどしませんでした。

たまに擦れあって小さくチャラチャラいう程度。(これはこれで悪くない) 

ダイビングフロッグを使っての印象は、「バスを水面まで引っ張り出す力」が強いということ。

ネチネチと首を振りながらポップ音やスプラッシュを出せるので少々深いところにいるバスや濁った水色でもバスを水面まで浮かせます。

また、「水面まであと一歩・・・」なんて時にダイブを織り交ぜることでバイトに持ち込めることもありました。

チューンや操作での演出など、使い手次第で可能性が広がるルアーではないでしょうか。 

ひとつ注意点をあげるとすれば、アワセのタイミング。早合わせは絶対に禁物です。

「ガバッ」と出てもこらえて我慢して、落ち着いてアワセのストロークをしっかりとってからパワフルに合わせて下さい。

タックルもパワーのあるものが必要ですね。

それとフックはバーブレスではありませんが、バス、雷魚問わず、バーブレスでよろしければカエシをペンチで「ペチッ」と潰して下さいませ。

(写真:ダイビングフロッグにブレードをつけてみました。こんな感じです。)
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ドライブクローのカラーが決定!! 

今回はこんなところで、最後にちょっとドライブクローニュースですが、カラーは10色が決定したのですが、素材の色合いからラメの大きさ、量など、実際の色合わせで妥協せずに追い詰め、どれも実践的なカラーに仕上がりました。

そして・・・!先日の北浦で行われたW.B.Sトーナメントでは、ハシタクさんがドライブクロー(シナモン・ブルーフレーク)のテキサスリグで早々にリミットを揃え、02ビート(ディファインブラック)で入れ替えるという展開で見事に優勝!!

さらにO.S.Pスタッフの草深さんが、同じくテキサスリグのドライブクロー(スカッパノン)をメインにし3位入賞と、いきなりやってくれています。

草深さんは大会前日に針先を折ったフックでドライブクローを使っていて、なかなか離さないバイトで水面に姿を現したバスは何と2キロクラスのビッグ!

結局、当日そいつは姿を現さなかったのですが、ドライブクローへのコンフィデンスになったとのことです。

僕も土日の霞水系のオカッパリにて、2週連続で約20本キャッチと、他を圧倒する釣れっぷりです。

DVDの撮影だったのですが、冒頭でいきなりデカいのも釣れました。

ドライブクローはただ今生産中。早く皆さんにも使っていただきたいですね!

(写真:いよいよ発売間近のDolivecraw3”。写真はシナモン・ブルーフレークの量産サンプルです。)
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