2008年を振り返って・・・
皆さんこんにちは!
いよいよ年末が押し迫ってまいりました。
今年は今までになくあっという間に過ぎ去った一年でしたが、昨年から開発を始めたドライブクローをリリース出来たことは自分にとって大きな出来事でした。
また、取材も毎回集中してこなすことができ、釣果にも恵まれた一年であったと思います。
これら全て、周りの支えてくださった方々なくしてはなかったこと。
この場を借りて御礼申し上げます。
霞ヶ浦水系全域を舞台とするタイフーントーナメントにて
さて、話は変わって、先日はタイフーン様主催の年末トーナメントにO.S.Pスタッフの草深さんとペアを組んで参戦してきました。
昨年も草深さんと組み、5本のリミットメイクに成功したのはわずか3チームというタフコンディションの中、まだ手作りだったドライブクローのみでリミットメイクに成功するも、霞水系で驚異的な優勝率を誇る『恐怖の千葉さん』(ちなみに11/25の「今週のグッジョブ」にも登場。)に破れ2位という悔しい結果でした。
「今年こそは!!」という意気込みで年間中艇料無料とガソリン300リッターを目指して挑みました。
かなり釣れていないという前評判に加え、当日はこの冬一番の冷え込みで朝の気温は2℃!厳しい釣りを強いられることは間違いありません。
「2人で丁寧に攻めれば5バイトは何とかなる。防げるミスだけはしないように集中力を切らさない。」この2点をお互い確認して釣りを開始しました。
メインに使ったのは僕も草深さんもドライブクローのテキサスリグ。
今回はバスの目の前に丁寧に落としていくような釣りなので、カラーは喰わせのナチュラルベースながらもラメがアピールするシナモン・ブルーフレークとグリパン・ブルーフレークをチョイス。
それを、シンカー3.5gと5gの2タイプにそれぞれセットし、カバーの密度や風の強さ、水深などに合わせてマメにチェンジしていくことに。
まずは僕が5投目くらいにドライブクローで小さいながらも幸先良くキャッチ!
その10分後、昨年のこの大会でラインブレイクで悔しい思いをした一等地にデカバスキラーのゼロワンジグ7g&ポークを滑り込ませると、僅かなバイトを感じて合わせるもカバーに化けて全く動かず。
「バスついていないっす、バレちゃいました~。」
しかし、草深さんが「ライン緩めないで!」といってボートを寄せると小さいバスが「ピョロッ!」と飛び出してきて、空中でフックが外れるもボートの上にポトリ。
期待していたサイズには程遠いながらも超ラッキーな感じで2本目をライブウェルへ。
その後、草深さんが僕が一本目を釣った杭に入り直して一回り大きいサイズをキャッチ!
ここまで開始1時間半で3本キャッチはこの時期の霞ではけっこうなハイペースですが、油断すると全くバイトがなくなる可能性もあるので気は抜けません。
その後、水深60cmほどのスーパーシャローからこの日一番のナイスサイズを引っこ抜き、いよいよリミット達成まであと一本!
(写真:寒いなかシャローに残っていたナイスサイズ。ドラクロなら喰わせられる!)
しかしここからノーバイトタイムに突入。
あと一本なのに~!辛抱の釣りが続きます。
そして戻り時間を引くと残り時間数十分というところで草深さんの動きがピタリと止まり、一呼吸おいて渾身のフッキング!
集中力の賜物か、テキサスリグで口の外掛かりという離れ業でリミット達成!
そして、写真を撮ろうとしたら「そのまま釣り続けてて!」・・・このあたりに草深さんの勝負への執念を感じました。
入れ替えを目指して終了ギリギリまでキャストを続けるもその後バイトはなく、ウェイイン。
勝てるだけの重さはないだろうと思っていましたが、この厳しい状況だけにもしかしたら・・・、という淡い期待はありました。
しかしそう甘くはなく、またもや寸止めの2位・・・。(しかも草深さんはここ最近の大会で3戦連続2位!)
しかし、リミットを達成したのは30チーム以上参加したなかで我ら1チームのみ!
しかも2年連続というのは、デッドスローでの誘いにも応えてくれるドライブクローの喰わせの能力のおかげ!
今回のような渋いときこそより釣果の差となって表れます。
厳しい状況下でも「これなら喰わせられる」と信頼して使えることも大きいですしね!
(写真:信頼して使い続けられるドラクロのおかげでした!オイルでルネッサ~ンス!)
今回のキモは、着底後こちらからはほとんど動かさずに「ワームに仕事をさせる」イメージで誘うということでした。
さすがにこの時期になると「落ちパク」とはいきませんからね!
狙う物にタイトに入れたら着底後はすぐに動かさずにハサミとヒゲが時間差で倒れてくるのをイメージして待つ。
で、倒れ込んだら緩めたラインを軽く跳ねさせて小さくホップさせてまた待つ、そんな感じです。
また、オダや沈船などの起伏は集中して丁寧にズル引き、「プルッ!」と乗り越えた瞬間、瞬時に完全にラインテンションを抜き、タイトにフォールさせることも重要です。
小さな落差でもドライブクローの「ユラユラ、ピリピリ」アクションは健在ですので、真冬に有効となる起伏を舐めるような使い方でも有効にバイトを誘発してくれます。
真冬でも攻め方さえ間違わなければバスは応えてくれるはず!
やれることは限られた時期ですのであとは集中してやり切るのみ!
このコーナーで毎年言っていますけど、真冬のバスフィッシングも面白いですよ~!
今回はこんなところで。来年もよろしくお願い致します!
(写真:O.S.Pスタッフ橋本さんとO.S.Pプロスタッフ岩崎広さんも参戦!!橋本さんがハイカットでグッドサイズをキャッチ!しか~し、岩崎さんがDUNKでビッグバスをバラしてしまい6位に甘んじてしまった・・・。獲れていれば、このペアが2位に・・・・。)
関連商品