W.B.S.カスミプロクラシック26 準優勝レポート

みなさん、こんにちは。O.S.Pプロスタッフの今井です。

10月14~15日に、「W.B.S.カスミプロクラシック26」が開催され、準優勝することができました。今回のレポートは、プラクティスを含めて、試合までの展開を振り返ってみたいと思います。

プラクティスでは、シャローのブッシュやフローティングベジテーションに比較的大きな魚が残っていることを確認していたのですが、とにかくタフで重めのリグを撃ち込んでもショートバイトが多発する状況でした。

どうしたらショートバイトをものにできるか模索していたところに、10月に新発売となったカバー攻略専用スモールラバージグO.S.P JIG ZERO FIVE “TUGGER”が送られてきました。これを見た瞬間『これだ! これならいける!』と確信めいたものを感じました。

さっそく試しに試合前週のプラクティスもかねて、霞ヶ浦で毎月行われているローカルトーナメント団体、レイカーズに参戦してきました。

その日はO.S.Pジグ05 TUGGERに、トレーラーとしてドライブシュリンプ3インチをセット。ラインはPEの2号を巻いたパワーフィネスで、シャローのブッシュやフローティングベジテーションチェック。するとスモールラバージグ特有の吸い込みのよさでしょうか、前回まであったショートバイトがなくなり、アタリがあると確実にフッキングまで持ち込めるようになりました。

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タッガーを初めて使った感想は…
1.どんなに混み入ったブッシュカバーに投げても適度なスリ抜けとスタック感で丁寧に誘うことができ、障害物を小刻みなシェイクで外していくとそれがまた誘いになる。根掛りを気にせず臆することなく奥の奥まで攻めることができる(実際、今までロストはゼロ)。
2.横アイオリジナルフックでフッキングが抜群にいい!
3.MHパワークラスのロッドを使用し、ブッシュの奥から引きずり出したり、1300gの魚を抜いても少しも伸びない強いフック。

これは絶対に武器になると感じました。

試合結果は3匹・2,700gで2位でしたが、ほんの少し手応えを感じ、クラシック本番を向えることに。

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試合当日は北東の風がやや強く吹き、雨模様。水温も前週より2℃ほど下がっている状況。

メインタックルとして…
①PEの2号に05 TUGGER 2.7gとトレーラーにはドライブシュリンプ3インチをセットしたパワーフィネス
②フロロ14lbを巻いたMHクラスのベイトロッドに05 TUGGER 4.0gとトレーラーにはドライブスティック3インチ

これら2本を軸にプラクティスで反応がよかった霞ヶ浦本湖下流のシャローのブッシュとフローティングベジテーションを撃って回ったもののバイトが遠い… 試合開始から2時間が経ち、シャローを諦めかけたとき、05 TUGGER 4.0g+ドライブスティック3インチに待望のバイト!! キャッチしたのは推定1,400gのナイスな一匹でした。

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これでまだシャローにデカいバスが残っていることを確信し、同じような条件のところをチェック。同じく05 TUGGER 4.0g+ドライブスティック3インチでもう一匹、推定1,100gを追加することに成功。

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しかし本当にバイトが少ない…そこでクラシックは2デイトーナメントなので翌日のことも考えて、ミドルレンジもチェックしてみました。ドライブクローラーの1.3gネコリグでドックの壁を探り、同じポイントに2キャスト目、推定600gを追加! しかしやはり、サイズが小さい……

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これで勝つためにはやはりシャローでやりきるしかないと決意。浅いポイントに向かう移動中、石積みのインサイドの水が上澄みだけ綺麗になっていることに気づき、その境目をハイピッチャー3/8オンスで流しているとすぐに、下から突き上げるバイトで推定900gをキャッチ。

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リミットまであと1匹と奮闘するも、タイムアップで初日が終了。トップのウエイトは6,600gと3kg近い差をつけられて暫定2位(4匹・3,935g)で折り返すこととなりました。

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2日目も初日と変わらず北東の風で雨模様。昨日と同様シャローからはじめましたが、そう簡単にはバイトがありません。気づくと北東の風が弱くなっていて、前日に回れなかった本湖南岸は、かろうじて釣りができそうと感じました。そこでトップとのウエイト差を考え、経験上、出ればいいサイズが見込める南岸で勝負をかけることにしました。

本湖南岸のコンクリートのガレ場にお気に入りのO.S.PブレードジグSPEC2(ブラック/ブル-/パ-プル)をキャスト。するとすぐに1,300gをキャッチし、さらに数10メートル流すともう一匹、1,200gを追加。同ポイントを信頼のハイピッチャー3/8オンス(スパークホワイトチャート)で流し直すと1,000gを追加。

ここも昨日と同様に上澄みだけキレイになっており、やはりその境目を引いてくるのがキモでした。時刻は7時30分。ここまで、スタートして1時間半の出来事でした。

風も強くなってきたので東岸に移動してシャローのブッシュとフローティングベジテーションへ。

プラからの傾向で、ブッシュに引っ掛けてロングシェイクで誘っていると食ってくることが多かったので本番でもこれを実践。ブッシュ回りの比較的薄いカバーには05 TUGGER 4.0g+ドライブスティック3インチ。混み入ったブッシュの奥には05 TUGGER 2.7g+トレーラーにドライブシュリンプ3インチをセットしたパワーフィネスで、1ヵ所のブッシュを丁寧に攻めていきました。

10時ごろ、ブッシュでロングシェイク中に待望のバイトがあり、アワセると明らかにキッカーフィッシュ! バスの姿は見えるものの最後の枝に巻かれて出てこない…… 急いでボートを近づけましたが枝に化けてしまいました。

さらに諦めずに撃ち続けましたがタイムアップ。3匹・3,455g でトップには565g差。2連覇を果たすことはできませんでしたが、今回、結果を出せたのは救世主的に発売となったO.S.P JIG ZERO FIVE “TUGGER”と「10 Years Standard」をコンセプトをもとに作られた素晴らしいO.S.Pルアーのお蔭だと思います。

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たくさんの応援をいただき、ありがとうございました。

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