「MLF Japan Kasumi Series STAGE 1 Megabass CUP」優勝を振り返るby竹内一浩

O.S.Pホームぺージを御覧の皆様こんにちは。
先日、行われましたMLF JAPANの第1戦で優勝する事が出来ましたのでレポートします。



【始めに】
先ず、MLFJAPANとは『バスフィッシングの更なる発展』、『未来のバスプロを目指す子供達に夢を提供する』、『バスフィッシングの魅力の発信』といった理念の元、米国のMLFと連携して新しく発足した団体です。
競技エリアは茨城県美浦村に有る〈霞ヶ浦トーナメントプレイス〉を会場として霞ヶ浦水系から利根川をも含む国内最大の広さとなります。
今回はその記念すべき第1戦となります。

【プラクティス】
3月の頭から計算して大会当日までプラクティスに割ける日数は最大で4日。3月の霞ヶ浦側での経験値が無い事から3月2日に利根川からスタートしました。
水温は8〜9℃。まだ動き始めと踏んで本流の差し口を狙い『ゼロワンジグ』+『ドライブクロー』や『ドライブビーバー』のリーダーレスDSで1700、1500㌘を釣り、順調なスタートを切りました。
大会6日前の日曜日に掛けては徐々に水温も上がり、本流で12℃程のエリアも有りました。
この頃になるとベイトが見える事が増え『ハイピッチャーMAX』で1300㌘が釣れ、順当な季節の進行を感じていました。。
しかし、思い通りにならないのがトーナメント。19日にかなりの雪が降った様で20日の最終プラに向かう道中は路肩に雪が残っていました。
利根川の土手にも雪が残り、激変の予感。
この日は釣りはソコソコに各所の水温をチェックしていきました。場所によっては水温が5℃台迄低下。雪の影響がもろに出ている状況でした。
最後に前日。この日は夜にオープニングパーティーが開催されました。会場へのルートの近くに大会当日に組むエリアが有る為、アナログな水温計を持参して水温を計りに行きました。
夕方の時点で水温が10℃まで戻っており可能性を感じつつ大会を向かえます。
(コ・アングラーの長谷川君とはタイミングが合わず事前の手合わせは出来ませんでしたが想定される釣り方等を話してタックルを準備して貰いました。)



【大会当日】
44艇が参加。フライト順は21番でファーストフライト組の後ろの方。霞ヶ浦側でのプラは出来なかった事も有り迷わず利根川に向かいます。
エリアは各所に持っていましたが降雪からのコンディションと風を考慮して前日に水温を計った支流からスタートしました。
水温を見ながら水がぶつかる(本流の水と支流の水)所まで進むと9℃台で止まった。
長谷川君と「よし。イケるかも。」と話す。
徐々に進みながら浮きゴミやナガエツルノゲイトウを『ドライブビーバー』の7㌘のリーダーレスDSで撃っていくと1本目の665㌘が釣れました。
想定の魚より小さかったが逆に「キロフィッシュなら尚更釣れそう」と話し(ライブ配信解説の三原プロが同じニュアンスの事を言っていてビックリ)、集中して更に進みます。
少し大きめの本命のマットに到着。ある程度船を固定して中程と最奥を撃っていくと長谷川君に1 165㌘がヒット。一端、沖に移動してデジタルウェンイン。
再び船を戻し、今度は18㌘のリーダーレスDSでカバーの濃い所を撃っていきます。
ダイレクトには入れずに一度水面近くで持たせてホグして落としていくイメージで探ると直ぐにキロフィッシュを追加することができました。
一度下って対岸を流していく。この頃にはかなりの風で10㍍は越えている感覚。
後方に他船が見えたので再度釣れた側に移動して「ソロソロ水が動くよ」と言っているとドンピシャで流れ始めます。
水温上昇も有り期待したが合せて水門を操作した様でみるみる内に激流に変わってしまいました。
エレキが進まないレベルになり移動を決断して利根川を上流に進みます。
本流のピンか、別の支流か迷ったが爆風を考慮して支流を洗濯。『ドライブビーバー』でクウォリティバイトが有ったが賞金がチラついて力が入ったのかラインブレイク。
その後はバイト無く帰着となりました。

【結果と感想】
ミスも有り2860㌘と想定のウェイトに届かず、若干気落ちして帰着しましたが、何と10㌘差で優勝する事が出来ました。
やはり直前の雪の影響は大きく全体的にタフな印象でした。
そんな中でも確実にバイトが得られる『ドライブビーバー』は改めて良いワームだと思います。
今回、『ドライブビーバー』用で3タックルを用意しました。
5㌘はデコイのゼロダンをそのまま使用。
7㌘はバリバスのリングオフセットモンスター2/0に同じゼロダンのシンカーで組んだ物を使用。
18㌘はフックは同じでシンカーはフィッシュアローのフリリグシンカータングステンを使いました。

このところ、諸事情有ってあまり釣りの時間が取れていないのですが、少ない時間の中で手間を惜しまずタックルを用意したり、水温を計りに行きました。
気を抜かずに準備をした事が良かったのかなと思います。
次戦もやれる事は全てやって臨みます。

【使用ルアー(プラ含む)】
・ドライブビーバー3.5インチ
(アメザリ、スカッパノン・ブルーフレーク)
5、7、18㌘のリーダーレスDS
・ゼロワンジグ7㌘(ゴリミソブラック)+ドライブクロー4インチ(ゴリミソブラック)
・ハイピッチャーMAX(ヴィヴィッドパールホワイト)

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