今年の琵琶湖南湖はミノージャークの当たり年と言っても過言ではないと思います。それは・・・
こんにちは、琵琶湖のおくむらさとしです。
今年の琵琶湖南湖は、ミノージャークの当たり年と言っても過言ではないと思います。
(琵琶湖ガイド中でのゲスト様)
というのも、まずはベイトフィッシュの存在です。まずはコアユ。
琵琶湖を代表する魚ですが、この量が半端なく、そして、そのコアユを追うハスもまた多くいます。
さらにはここ数年、「アレ?いなくなったの?」なんて思うくらいアタリの少なかったブルーギルが、それこそ沸いているんじゃないの?と錯覚するくらい大量にいます。
そんなベイトフィッシュが沢山いることによって、バスの目線が上に向きやすくなり、ミノージャークへの反応が良くなっているのです。
さらに付け加えるなら、例年以上に大繁殖したウィードの存在も大きいです。
というのも、ウィードの大繁殖でスポットとしての狙いどころがボヤけてしまうために、広いエリアをカバーできるミノージャークは強い味方になってくれます。
(ゲスト様もこの釣りで良い思いされております)
使用するミノーは「ルドラSP」と「ヴァルナSP」です。
どちらもウィードからバスを浮かせて喰わせる能力はピカイチです。
誘い方は、強く鋭いジャークをするのではなく、「トントン」と叩くようなクイックなジャークをおススメします。
トゥィッチって言ってもいいくらいのアクションですね。
「ルドラ」と「ヴァルナ」との使い分けですが、コアユを追うハスがたくさん見れるときは「ヴァルナ」が、ギルが水面近くを泳いでいるようなら「ルドラ」ですね。
またウィードと水面との距離で使い分けるのもアリですね。
「ヴァルナ」のほうが浅く、「ルドラ」のほうが深いです。
最後に、よりミノージャークが効果的な条件として、「放水量UP」ってのがあります。
琵琶湖は水位を調整している湖なのですが、その調整で、放水量が増えたときには流れが発生し、その流れによって、ベイトフィッシュ達がウィードから出てくるので、そのタイミングを逃さず「ヴァルナ」や「ルドラ」をジャークしてくださいね。
おくむらさとし琵琶湖ガイド
この春、中層スイミングで抜群の成果を上げているのが「ドライブシャッド4.5インチ」
2015年の春、琵琶湖南湖はスイミングジグの当り年になっています。
というのも、昨秋からのウィードの枯れ残りが多く、バスの目線がボトムではなく上に向いていること。
また、水質がクリアになるタイミングが多く発生しているので、枯れ残りウィードに強く、波動が弱い部類に入るスイミングジグが効いているのです。
そんなスイミングジグのトレーラーとして、抜群の成果を上げているのが「ドライブシャッド4.5インチ」です。
ドライブシャッドのテールアクションは、後方から見ると8の字を狭い範囲で描くように動き、その動きによってボディがねじられてロールアクションを発生させています。
この動きが今春のスイミングジグにベストマッチなのです。
実は、昨年までの琵琶湖南湖のスイミングジグは、ウィードのやや内部を引いてくるタイプのモノが主流でした。
ですので、しっかりとしたカードが付いたジグを使ってのスイミングでした。
しかし、今春は枯れ残りのウィードのために、ウィードに当てにいくとジグにまとわりつきとても引きづらい状況になっています。
そして、誰もがウィードに当てにいくために、その動きにスレてきてるようなのです。
そこで注目したのが、ほとんどウィードに当てない「中層スイミング」でした。
「中層スイミング」ではボディのロールアクションが不可欠なため、ドライブシャッドが必須となりました。
ウィードに当てにいくスイミングだと、左右にテールを振るスイング系のシャッドテールのほうがアピール力があったのですが、「中層スイミング」では、そのアピール力がときに邪魔となったのです。
とにもかくにも、今春の南湖のスイミングジグは「中層スイミング」がキーで、ボディロール系のドライブシャッド4.5インチが主流です。
まだまだアフタースポーンにかけても効果的なスイミングジグなので、ぜひ、ドライブシャッド4.5インチをセットして、ウィードフラットでグリグリと巻いてみてください。
今年の11月ですがここ数年で1、2を争うくらいにルドラSPが効果的なシーズンとなっています。
こんにちは、琵琶湖のおくむらさとしです。
1年を通じて琵琶湖南湖で安定した釣果を得ることができる「ルドラSP」ですが、私的には早春と肩を並べるくらいに11月から12月の晩秋で必要不可欠になります。
使い方としては、勝手に「ゆるゆるジャーク」なんて呼び方をしていますが、早い話がトゥィッチを行い、ルドラがその場で「ヒラッヒラッ」とヒラを打つように動かします。
すると、ルドラよりも下層にいるバスが浮いてきて喰う!そんなイメージです。
ですので、とにもかくにも大きなロッドワークは必要なく、ゆるゆるとジャークすることが大事となります。
で、今年の11月ですがここ数年で1、2を争うくらいにルドラSPが効果的なシーズンとなっています。
というのも、今秋はヒウオ(鮎の幼魚)の量が多く、すでに11月上旬には南湖中にヒウオの姿を見ることができ、そのヒウオを追う小型のバスやブルーギル、そして、ハスの姿をたくさん見ることができます。
実は、大きなバス達はそのヒウオを追う小型のバスやブルーギルやハスを捕食していて、そんな魚達と同じくらいの大きさのルアーに良く反応してくれるのです。
さらに言うと11月は水温低下で水がクリアアップしやすいシーズンなので、ミノープラグが効果的になるのです。
というワケで、ボディサイズとミノープラグの有効性から、現在私のガイドではメインパターンの1つになっているルドラSPです。
放射冷却で冷え込んだ無風の朝イチや、吹いていた風がピタッと止んだ夕方には、浮いてきたヒウオを追うバスを狙って、必ずと言っていいほどキャストしています。
今秋は水温が例年よりも3度ほど高いので、上手くいくと12月中頃までルドラSPで釣れる可能性がありますよ。
大量繁殖しているセンニンモをどう釣る!?
ここ数年で最大級の量じゃないですかね。琵琶湖南湖のウィードは。ですが、大量に繁殖しているといっても、みんなが大好きな「カナダモ」ではなく、どちらかと言えば人気薄な「センニンモ」がメインな状態です。今回はそんなセンニンモとバスの関係を知ってもらいたいと思います。
ブレードジグ5/8ozで面を釣る。センニンモが繁殖している理由は、冬季にかなりの量が枯れずに残ったこと、藻刈りで適度に間引かれたこと、などが原因だと思われますが、とにもかくにも、一面ウィードだらけで、いつものようにウィードラインを釣っていく! ってことが難しくなっています。
というワケで、場所によってはカナダモも顔を出してはいるのですが、メインに狙っていくウィードはセンニンモになるので、このセンニンモとバスの関係を知っておかないといけません。
で、センニンモとバスとの関係は、「ウィード内部にバスが入り込まない」、「もしくは入り込めない」ってことです。
みんなが大好きなカナダモでは、バスはウィード内部に入り込む傾向があり、中を釣るリグやルアーが活躍するのですが、センニンモではそうは問屋が卸しません。ではでは、センニンモを狙うときには、どうすればいいのか? 答えは簡単。センニンモの面を、サーッと巻き物で釣っていくのです。
センニンモに集まるサカナは、コアユやハスが多いのですが、彼らもまたウィード内部には入り込まず、面をサーッと回遊しているので、バスも目もそちらに向いているのです。そして、そこをサーッと巻いてくるのが「ブレードジグ」です。
クランクベイトだとセンニンモにスタックしますし、スピナーベイトだとスピードが遅くなる。だから「ブレードジグ」の出番となるのです。
「ブレードジグ」ならスタックすることが少ないですし、スピードも速く巻くことができます。特に今年発売になった「5/8oz」は、かなりの高速リトリーブが可能で、コアユやハスといった脚の速いサカナを意識しているバスを追わせるのにはもってこいです。
そんなこんなで、梅雨が明け本格的なサマーパターン到来で、バスがカナダモに集まってしまうまでは、センニンモでの巻き物パターンはかなり有効になるはずなので、琵琶湖南湖で釣りをするときは「ブレードジグ」、特に「5/8oz」を持っていくのを忘れないようにしてくださいね。持ってはきたけれど、使うのを忘れたらダメですよ。
ガラッと状況が変化した琵琶湖南湖
暑過ぎた今年の夏でしたが9月になったとたんに台風や秋雨前線の影響で、水温低下や増水、そして、強いカレントの発生などなどで、ガラッと状況が変化した琵琶湖南湖でございます。
夏から秋に・・・
当然、そんな大きな状況変化によって、バス達の行動にも変化が現れだしました。
夏に避暑目的でもぐり込んでいたカナダモから出てきたのです。
と、同時に、北湖からのコアユの流入や、ブルーギル達が活性アップして水面に浮き浮きの状態になりました。
そうなれば当然、カナダモの外に出てきたバス達のフィーディング場所は、「カナダモの上」ってことになります。
ということは、カナダモと水面の間は1~2mあるので、そのレンジを通せるルアーで、カナダモの影に隠れているバス達を引っ張りだせる性能を持ったルアーが有利になります。
で、ぼくが選ぶとしたら、ルドラSPかベントミノー130です。
(写真:真夏の琵琶湖、ベントミノー130を襲ったグッドサイズ。)
どちらもボディサイズに存在感があり、ウィードの影に潜むバスにもアピール抜群!
しかも、潜るレンジが、ちょうどカナダモと水面との間の空間にピッタリなのです!!
でもでも、きっちりと使い分けるなら狙う水深はルドラSPが1~2m、ベントミノー130が0~1mってことになります。カナダモと水面の距離を考えながら使い分けると良いですよ。
(写真:こちらはルドラですね)
ってことで、動かし方で少しヒントを。
アタリが出るのは、ロッドワークで動かしているタイミングではなく、ほぼ確実に動きを止めているタイミング。
「ステイ時」にでるので、動かすことばかりに気がいくと釣れなくなります。気持ちを落ち着けて、確実に動きを止めているタイミングを作ることを忘れないでくださいね。
(写真:ガイドのゲスト様もルドラで・・・)
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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ポストスポーンに一番釣れていた巻物!
現在の琵琶湖南湖のバス達はポストスポーン状態になっていると思われます。
ゴールデンウィークはブレードジグを持ってフィールドへ!!
というのも、プリスポーンバス相手で使っていたスイムジグやバイブレ、さらにはスピナベといったルアー達への反応が悪くなり、変わって、スポーニングエリア周辺でのライトリグへの反応が強くなりました。
そして、オスの活性が著しく高く、メスが水温上昇のタイミングで釣れることを考慮すると・・・間違いなくポストスポーン期に突入したと思うのです。
ということは、例年通り、GWシーズンになるとアフタースポーンの個体が増えて、それがウィードのアウトサイドや生え始めたエビモに集まりだし、プリスポーン期とは違ったルアーへの反応が強くなってくると思われます。
そんなルアーの1つに「ブレードジグ」があります。
昨年のGWも、またその前の年のGWも、実は一番釣れていた巻物は「ブレードジグ」だったのです。
覚えていますか?一昨年はかなりの釣れっぷりでブレイクしていたんですよ。
もう忘れてしまいましたか?
ぼくの感覚では、アフタースポーン期は、スルスル~と動くものよりも、ピッチが速くガクガクと動くルアーへの反応がものすごく良くると思っています。
そうです、まさに、ブレードジグのあの動きです。
ちなみにブレードジグは、低速で巻いても、きっちりとその動きを手元に伝えてくれて、なおかつ、浮き上がりにくい軌道を泳ぐために、1/2ozを使えば4mレンジも攻略可能になるので、GW後のどんどんウィードが急成長して、沖へ沖へとバスが出ていったとしても、その先々の4mラインでもきっちりとバスと釣ることができるのです。
(ガイドゲスト様がブレードジグでゲット)
で、使い方ですが、とっても簡単、タダ巻きです。
とにかく、動きがきっちりと手元に伝わっていればそれでOK。
もし、手元に伝わらない場合は、ロッドが柔らかすぎないかの確認や、ナイロンラインを使っているのなら、フロロカーボンラインへ変更するなどして、きっちりと泳がせるようになってくださいね。
というワケで、これから始まる楽しいGW~♪ ブレードジグをフィールドに持っていくのを決して忘れないでくださいね!
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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今冬の琵琶湖南湖の状況
今シーズンの冬は寒い日と暖かい日の寒暖差が大きいと思う今日この頃です。
さらに言うと、今冬はチャンネルライン等のディープにウィードがほとんどなく、水深3mを中心としたミドルレンジにたくさんのウィードが残る状況になっています。
今冬の琵琶湖南湖
というワケで、上記の2つを融合すると、ミドルレンジにたくさんのサカナが残り、釣れるタイミングにメリハリがあるってことになります。
そうです、今冬の琵琶湖南湖はまさにそんな状況なのです。
(写真:水深3mを中心としたミドルレンジにたくさんのウィードが・・・)
昨冬の状況を覚えておられる方は「ヒウオ」がキーになっていたことをご存じだと思います。
しかし、今年は上記したようにミドルレンジが"熱い"状況ですので4m以深のディープがメインとなる「ヒウオ」を追うパターンは成立していません。
っていうか、今年は「ヒウオ」の姿が昨冬の30分の1くらいです。
ということは、ミドルレンジでのメインベイトは何か?実は今冬のメインベイトは「ブルーギル」になっています。
ブルーギルならばクランキング
冬の季節に「ブルーギル」がメインベイトってことは、そうです、クランクベイトがとっても効果的になります。
昨年のヒウオフィーバー以外の年は、クランクベイトがメインルアーになっていたのを覚えておられますか??
4m以深にまでウィードがあった年は、その残りウィードでブルーギルが越冬をするので、そのレンジまで到達するクランクベイトが有効でしたよね。
そんなワケで、今冬はミドルレンジが射程のクランクベイトの出番が多くなりつつあるのです。
で、ぼくが使っているのが「ブリッツEX-DR」と「ブリッツMAX-DR」、水深3m~4mまでを意識したチョイスです。
もちろんこの2つのクランクベイトは他の季節にも多用するのですが、特にこの時期に使うことによっての利点があります。
それは「ウィード探知能力」です。冬はウィードに元気がなく、ルアーがスタックするとそのままズルっと抜けてしまうことが多々あります。
そうすると、知らぬ間にウィードを拾ってしまっていることがあり、ルアーの動きが損なわれます。
ですが、「ブリッツEX-DR」と「ブリッツMAX-DR」は、元気のないウィードでもタッチすれば、その高速ピッチ振動のおかげですぐに分かり回避行動を取ることができるのです。
この回避行動を「取れるか取れないか」が冬のクランキングのキーになりますよ。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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今年のビワコはウィードが少ない
琵琶湖にお越しのアングラーだけでなく、全国のバスアングラーが2012年に何度も耳にした言葉ではないでしょうか。
ウィードの少なさがもたらした傾向・・・
確かに今年のビワコのウィードは、過去10年間で比べると圧倒的に少なくなっています。
一番多かった年と比べると10分の1くらいの感覚です。
ですが、だからといって「釣れない」ワケではなく、ちゃんと狙えばきっちり「釣れて」くれるのであります。
で、この秋、そのウィードの少なさがもたらした傾向が、「少ないからこそウィードに依存する」ってことです。
どこにでもドサッと生えているときは、バス達は特定の場所に固執せず、回遊しながらベイトを追う傾向にあったのですが、今年はどこにでもないので、あるところに固執してその場に定着する傾向が強いのです。
つまり、多くの個体が回遊型から定着型に移行してしまったワケです。
そうなると、秋から晩秋にかけての回遊狙いの「巻き物」への反応が、これまでのようには「いつでもどこでも」みたいに簡単には出なくなり、かわりに、残りウィードに対してプレッシャーを掛けないように狙えるリグへの反応が強くなってきます。
そんなリグの代表が「ネコリグ」です。
ネコリグは移動距離を抑え一か所で誘いをかけることができ、かつ、複雑な動きでバスにプレッシャーを与えにくい特徴があります。
というワケで、今秋のぼくのガイドでは、ドライブクローラー6.5インチの1.8gネコリグを取り入れて、各地の残りウィードをじっくりと狙うようにしています。
使い方はいたって簡単、ボトムで移動距離を少ないようにしながらヘコヘコとアピールして、ステイで喰わせます。
ドライブクローラー6.5インチは、まずサイズが、琵琶湖南湖にベストマッチで、さらに、縦と横で刺し方によって、動きを変化させることが出来るので、一か所に投げ続けていても釣れ続く傾向があります。
実は、同一のワームを同一のリグで、違う動きが出せるのはもの凄く効果的なのですよ。
(写真:ドライブクローラー6.5"を丸呑みしています。)
ちなみにぼくはドライブクローラー6.5インチのネコリグを使用するときは、ベイトタックルを使用しています。
ベイトタックルはラインスラックの処理が速いので、動きで喰わせるネコリグにはとってもベストマッチですよ。
(写真:ガイドゲスト様も、ドライブクローラーのネコリグで。)
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ウィードが少ない
今年の琵琶湖はウィードが少ないと言われていますが、少ないながらの釣りを今回のレポートで紹介したいと思います。
「今年はウィードが少ない・・・」
琵琶湖に通われているアングラーなら何度も聞いたフレーズだと思います。
実際、ここ数年と比べると格段にウィードが少なくっていて、場所選びやルアー選択で途方に暮れることがあると思います。
ですが、裏を返せば、例年通りに釣ろうとするのではなく、今年の状況にアジャストさせれば、バス自体が少なくなったワケではないのでちゃんと釣ることが出来るはずです。
というワケで、9月現在のぼくのアジャスト方法を紹介すると・・・
ウィードが「少ない!」ですべてを片づけてしまうのでなく、「少なくても多い場所」を見つけるようにします。
で、そのときは「浅いレンジのカナダモ」に注目してください。
実は「浅いレンジ」2m前後には、場所によってはかなりの量の「カナダモ」が生えていて、暑い8月にその中に身を潜めていたバスやブルーギルがいるのです。
そして、そんなバスやブルーギルが水温が下がりだした9月に、カナダモの上に出てきてフィーディングを行ったりするのです。
ハナから「ウィードが少ない」「だから釣れない」なんて想いでいたら、こういったことに気が付くことなく、ウィードの少ない場所で、「去年まで」のウィード山盛り状態の釣りをして「あ~釣れない」なんてことなってしまうワケです。
ということで、浅い2m前後のレンジにあるカナダモではどんなルアーを使用するのか??
ぼくは「ブレードジグ3/8oz.」を使っています。
理由は定かではありませんが、そういった場所で効果のありそうなスピナーベイトやバイブレーションはあまり反応がなく、「ブレードジグ3/8oz.」にアタリが集中するのです。
しかも、かなりの高速でリトリーブするのがよろしいらしく、カナダモの中から高速で泳ぐブレードジグにアタックするバスを目視することができますよ。
きっとカナダモの上をエスケイプしながら泳ぐブルーギルに見えているのかもしれませんね。
そんなことで、今年の9月は異常なまでに「ブレードジ3/8oz.」に反応があるので、ぜひとも琵琶湖釣行の際はお持ちくださいね。
で、この釣り方はカナダモが減少しだす10月末頃まで有効じゃないかと、ぼくはにらんでいます。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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今年の夏は、ウィードの発育が悪いようで・・・
琵琶湖に足繁く通うアングラーさんなら「ご存知」、そして、琵琶湖を夢みる遠方のアングラーさんなら「ご存知ない」。
なんの事かと申しますと、今夏の琵琶湖、特に南湖のウィードの生育がこの10年間の中で最も悪くなっています。
状況に応じた釣り方「ディープクランキング」
特に南湖のウィードの生育がこの10年間の中で最も悪く・・・、エビモ、オオカナダモ、コカナダモ、夏の琵琶湖南湖を釣る上で重要になるウィードが今夏はもの凄く少ないのです。
その理由を一言で済ませると「水温が上がらない」ってことになります。
そんなワケで、今年の琵琶湖はいろいろと例年とは違う事態が発生していて、例えば、今夏は過去に例を見ないくらいにトップウォーターへの反応が悪い年になっています。
ほとんど釣れないと言ってもいいくらいの状況です。
浅いレンジにキーとなるエビモが全くありませんからね。
でもでも、逆に、ウィードの生育が悪いことによって良い方向に働いている釣り方もあります。
それはディープクランキングです。
例年だとこの時期になると、南湖の4mフラットの各所にはオオカナダモやコカナダモが群生し、テキサスリグやラバージグといったカバーフィッシングがメインパターンになるのですが、今年は"そこまで"生えていない状況なので、ローライト時や雨で濁りが入ったタイミングでディープクランクベイトが効果的なのです。
7月になって、ここまでディープクランクで釣れる年って10年以上前の記憶しかありませんからね。
で、そのディープクランクパターンで結果を出し続けているのが「ブリッツMAX-DR」です。
まず単純に、今のカナダモ系ウィードの面をキレイにトレースできるジャストなレンジをトレースできることがその理由です。
さらに言えば、ハイピッチな動きでカナダモ系ウィードに絡んだとしても、すぐに外れてくれ、無駄にスタックすることがありません。
つまり、何かものすごく特別な動きやギミックがあるワケではなく、きっちりとテンポ良くノントラブルで引くことが出来るディープクランクなのです!!
そんなワケで、今夏は例年のテキサスリグやラバージグといった以外に、「ブリッツMAX-DR」をご準備することをお忘れなく~。
ブレードジグが釣れています!
特に今春の琵琶湖は、冬が寒かったためか例年よりもウィードの発育が悪く、そのウィードにキッチリとコンタクトできる1/2oz.が釣れています。
今春の琵琶湖はブレードジグ1/2oz.が好調!!
昨年を思い返すと、この時期は3/8oz.が猛威をふるっていたのですが、それはセンニンモをはじめとするウィードの発育が良かったり、冬からの枯れ残りが多かった為なのです。
ですので、昨年のノリで3/8oz.を使うとウィードコンタクトが少なく、かなりノー感じになるので注意が必要ですよ。
で、ブレードジグの使い方ですが、基本は3~4mレンジでのスローロールです。
キャストして、水深の半分くらいまでカウントダウンさせ、あとは巻きながら沈めていき、ウィードに軽くコンタクトしだしたら、「プリンッ」と抜けてくるスピードでリトリーブしていきます。
人によっては一旦ボトムまで沈めてから巻く方もおられますが、それではスタートでいきなり"ウィードまみれ~"なんてことになる可能性があるので、ぼくのガイドでは「水深の半分」を推奨しています。
そんなブレードジグですが、GW明けからさらに釣れそうな雰囲気です。
(写真:ブレードジグ1/2oz.が今春の琵琶湖にはマッチ!右の写真は61cmのグッドサイズです。)
というのも、今春は産卵行動が遅く、なかなかポストスポーンのバスが現れなかったのですが、GW前に突然その姿を確認するようになりました。
というワケで、ポストスポーンのバスはチャター系にめっぽう弱いので、これからのブレードジグにおおいに期待なのでございます。
で、もしかすると、今後は気温&水温の急上昇でウィードの発育が急激に良くなる可能性があるので3/8oz.の準備も怠らないでくださいね。
そんなこんなのブレードジグですが、ゲストさんの釣り方を見ていると、明らかに釣れる人と釣れない人がおられることに気が付きます。
(写真:ブレードジグでグッドサイズをキャッチのゲストさん)
おそらく「ブレードジグが苦手」なんて思っている方も、その釣れないゲストさんと同じ症状だと思うですが・・・。
その症状とは、一言で言うなら「漠然と巻いている」です。
実は釣れる方は1投1投ごとに巻くスピードを細かく調整されています。
漠然と巻いているワケではないのです。で、その調整の素になっているのは、「ウィードとの接触感」です。
ガッツリとウィードに喰い込むのではなく、また逆に全くウィードにコンタクトしないワケでもありません。
「プリンッ」とコンタクトしたウィードから抜けてくるようにスピードを調整しているのです。
で、ウィードの生え方は均一ではないので、そんな調整を毎キャストしているワケなのでございます。
ってことで、まだまだ釣れ続くだろうと予測されるブレードジグ、トレーラーにドライブスティック4.5インチをセットしてお使いください。
(写真:まだまだ今後もドラマをもたらしてくれるであろう、ブレードジグ!)
琵琶湖南湖、春へ・・・
いよいよ春へと移行しつつある琵琶湖南湖ですが、、、、。
なぜルドラの反応が良いのか?
どうやら今年はこの時期のルドラSPへの反応は「例年の20%増し」のような気がしてならない今日この頃です。
いろいろと20%増しの原因は考えられますが、一番の大きな理由は2月中旬頃からの気候の変移の影響だと思います。
というのも、今年は全国的に大雪になり各地で被害が出ていますが、実は琵琶湖南湖がある大津市界隈では、まとまった雪が全く降らずにいたのです。
感覚的には例年以下です。
ところが2月末になってようやく10cmほど積もる雪が降ったのです。
で、その影響で水温が急激に低下したのですが、その後一気に天候が安定したために急激に水温が上昇してしまったのです。
実は、雪が降った影響で一年で一番低い水温になり、そこから水温が上昇していくって流れが、春を向かえるにあたって凄く重要なのです。
水温が冷え切らずに、冬が曖昧のまま春になり、水温上昇が始まると、春の釣果が芳しくなくなるのです。
理由は良く分かりませんが、経験上、そういう冬がハッキリしないまま春を向かえた年はとにかくアカンのです。
ってことで、短期間ではありましたが、雪の影響で水温が一時的に最低水準まで下がり、その後すぐに水温上昇が始まったのは凄く良いことです。
ってことで、早春になり動き出したバスに対して効果があるルドラSPへの反応が「20%増し」で良くなったのです。
ということは、この後に繋がっていくパターンも期待が持てる春になりような気配ですので、ますますルドラSPの出番や依存度が高くなるはずです。
そうなれば3月いっぱいまでは、前回お伝えした「ゆるゆるジャーク」がとっても効果的ですが4月になってさらに水温が上がってくると、通常のジャークやポンプリトリーブが効果的になってくるかもしれませんね。
とにもかくにも、いよいよ「ルドラSPの春」が始まったってことです。
なので、春の琵琶湖に「ルドラSP」を忘れて出掛けたらドエライことになりますよ。出掛けるときは忘れずに~!!
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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春は「ルドラSP」が必携です
2月、3月と春に近付くに連れて、琵琶湖南湖では忘れてはならないルアーがあります。そう、それは「ルドラSP」です。
春の定番ルアー「ルドラSP」
今ではすっかり春の定番ルアーとして定着して、多くのアングラーが1個ではなく、カラー違いで数多く所持しているルアーだと思います。
しかしそういった「誰もが使うルアー」になったからこその宿命として、使い方で差が出てしまう可能性が高くなってしまっています。
ぼくが思うルドラSPの最大の武器は、「バスを浮かせて喰わす能力」です。
ハードプラグを使うにあたって良く言われていることに、「ルアーとバスのレンジを合わせる」ってことがあります。
クランクベイトなどがその代表ですね。
ところが、ルドラSPはバスのほうから浮いてきて(近寄ってきて)バイトしてくれるのです。
実はそういったルアーは少なく、浮いてきてバイトする代表的なルアーとしてトップウォータープラグがありますが、使い所がかなりシビアなモノになっています。
ルドラSPはサスペンドミノーです。
サスペンドミノーというと大半の方がジャークし、左右へ飛ぶアクションをイメージされると思います。
実際、春の琵琶湖南湖ではルドラSPをジャークされている姿を良く見かけます。
が、他のアングラーとルドラSPでの釣果の差が生まれてしまう「落とし穴」はそこにあります。
つまり、サスペンドミノーだからといってジャークさせて左右へ飛ばそうとする必要なないのです。
左右へ飛ばそうと思えば思うほどバスは浮いてきてくれないのです。
春のバスはジャークで追わせて喰わすのではなく、浮かせて喰わすのです。だからルドラSPなのです。
ルドラSPを使ってバスを浮かせて喰わすためのアクションを、ぼくは"ゆるゆるジャーク"と呼んでいるのですが、とにかく激しくジャークさせずに、ラインテンションを一瞬だけ張るような軽めのジャークを行います。
左右に飛ばすのではなく、ルドラSPをその場でひるがえらせるイメージです。
これは、ロールアクションが得意なルドラSPだからこそできる動きです。
やってみればこの動かし方がどれだけ楽かが分かりますよ。
全然、腕に力を入れる必要がありませんからね。
ってことで、春の琵琶湖南湖でルドラSPであのアングラーやそのアングラーよりも釣りたい!と考えるなら"ゆるゆるジャーク"です。
ゆるゆるジャークでルドラSPの身をひるがえし、バスを浮かせて喰わせてください。
ちなみに、本当の意味でのルドラSPが琵琶湖南湖で釣れ続く理由は、ぼくは「ラトル音」、厳密に言うと重心移動ウエイトの「音」だと思っています。
ですので、どれだけ動きが近いミノーを使ってもあの「音」がなければ、ルドラSPのようにバスを浮かすことはできないと思っています。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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琵琶湖南湖での「ワーミングクランク」
11月を向かえ、いよいよ晩秋を向かえた琵琶湖南湖ですが、これから早春までに有効なパターンの1つとして「ワーミングクランク」があります。
これから早春までに有効な「ワーミングクランク」
このパターンがそれらの時期に成立するにはワケがあるのですが、それは琵琶湖南湖の最大の特徴でもある豊富なウィードです。
実はここ数年、琵琶湖南湖は冬になっても完全にウィードが姿を消すことはなく、3m以深のボトム周辺に生え残ったり、盛期のウィードが枯れてボトムに堆積している状態になっています。
で、そのウィードにバスが身を寄せていたり、はたまた、ベイトとなる生き物が集まってくるためにフィーディング場所になったりするワケです。
つまり、「ワーミングクランク」とは生え残ったウィードや堆積した枯れウィードに対して、クランクベイトを「ワームを扱うように丁寧」にウィードにコンタクトさせることなのです。
動きの流れを簡単に言うなら・・・
グリグリとリーリング→ウィードにコンタクト→リーリングをストップ→ロッド操作でウィードからソフトに外す→外れたら再びリトリーブ開始となります。
ってことで、この「ワーミングクランク」を成立させるために必要になってくるクランクベイトには2つの性能が不可欠になります。
まず1つめは、潜行深度が3m以上のモノ、狙うレンジが3m以深なので当然ですよね。
で、2つめは、リーリングしているときにしっかりとロッドに「プリプリ感」を伝えてくれるモノ。
なぜなら、「ウィードにコンタクトしたことが分かる」そして「ウィードから外れたのが分かる」この2つの能力を持っているからです。
想像してみてください、スルスル~やヌルヌル~と泳ぐクランクベイトだと前記したことをなぁ~んにも感知することはできないでしょ?
なワケで、ぼくがこれからの時期にヘビーローテーションで使うクランクベイトが「ブリッツMAX-DR」そして「ブリッツEX-DR」になります。
この2つは固定重心ウエイトやハニカムボディ等々の影響でプリプリとピッチが速い動きをするので、リトリーブしているときにしっかりとロッドにその動きを伝えてくれます。
ですので、ウィード感知能力、ウィードから外れた感知能力が高くなり、「ワーミングクランク」に最適なクランクベイトとなります。
「ワーミングクランク」の有効性をご存じのアングラーなら、騙されたと思って一度使うと、きっと、手放せなくなるのは確実ですぞ。
(写真:こんな感じで魚群探知機に映るスポットを巻きます。)
ちなみに・・・3~3.5mレンジを中心に狙うときは「ブリッツEX-DR」を。
3.5~4mチョイまでのレンジを中心に狙うときは「ブリッツMAX-DR」を使っています。
ラインはフロロカーボン12lb.を使用。
間違っても16lb.以上の太いラインを使わないでください。
潜行深度が極端に浅くなりますからね。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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琵琶湖で最もブレイクしたルアー「ブレードジグ」
断言します。間違いなく「ブレードジグ」は2011年琵琶湖で最もブレイクしたルアーとなり、そして、琵琶湖の定番ルアーとして定着しました。
琵琶湖の定番「ブレードジグ」
以上、琵琶湖ガイドのおくむらさとしからの報告でした。ってことで、ぼくのガイドでも特に今秋のブレードジグの出番は半端なく多くなっております。
その理由としては、この時期は3m以浅のレンジに広がるマツモ(キンギョモ)の群生を狙うのですが、そのマツモの中からバスを浮かせて喰わす能力がピカイチなのです。
これまでのマツモ狙いの定番といえば、ミノージャークやバイブレーションでしたが、これらのルアーは天候や水温に左右される場面が多く、それが理解できていないとなかなか結果が得られないモノでありました。
ところがです。
「ブレードジグ」は天候や水温に左右されることがほとんどないくらいに釣れたのです。
はっきり言って、反則級の釣れ方です!ですので、マツモ狙いのルアーローテーションの核となり、ゲストさんもぼくも多くのバスをキャッチすることができました。
ちなみに「ブレードジグ」のトレーラーは「ドライブスティック4.5インチ」を使うことが多いのですが、その刺し方によって動きに変化が出るので注意が必要です。
まず、所謂、千鳥系のアクションを出したいと思うなら、ドライブスティックをキレイに真っすぐ刺すか、真っすぐよりもさらに上反りに刺すと千鳥系アクションを強く出すことができます。
逆に、千鳥系アクションをさせたくないときは、ドライブスティックを下反りするように刺すと抑えられる傾向となります。
ちなみに使い方パート1として、マツモ狙いにおける「千鳥系」と「千鳥抑え系」との使い分けですが、水面とマツモトップが1m未満のときは「千鳥抑え系」、水面とマツモトップが1m以上空いているときは「千鳥系」にセッティングします。
つまり、より高速にリトリーブするときは抑えて、よりスローにリトリーブするときは千鳥らせるって魂胆です。
なワケで、実はマツモが枯れても活躍の気配のある「ブレードジグ」、きっと晩秋から冬に掛けてはスローロールが効いてくるはずですぞ。
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琵琶湖で好調のフローティングミノーパターン
こんにちは、琵琶湖ガイドのおくむらさとしです。 ルドラFが炸裂するフローティングミノーパターンとは?
今年の6月から7月にかけて過去に例を見ないほど「フローティングミノーパターン」が炸裂し、おそらく天候次第ではこのまま秋まで好調を維持するような気配を見せています。
その原因として挙げられるのが、5月から6月中頃まで続いた南郷洗い堰の全開放水の影響による水温低下と、ウィードの発育状況の極端な遅さです。
ウィードの発育が悪いってことは、水面とウィードトップの隙間が広くなり、ウィード内部から水面までバスを浮かせて喰わそうと思うと、水面で泳ぐものよりも、一旦ウィード近くまで潜行しその存在を気がつかせて、そして、水面まで浮かせるルアーの方が有利になります。
実際、ぼくのガイドではトップウォータールアーでも釣れるには釣れたのですが例年ほどの爆発力はなく、「もしかして沈めたほうが良いのかな?」で使った「ルドラF」が炸裂することが度々ありました。
ぼくの「ルドラF」の動かし方はいたって単純です。
連続で3ジャークして止めて水面まで浮かせる。ただこれだけです。
でも1つだけ喰い渋るバスを喰わせるキッカケとして、通常のフローティングミノーパターンではしないこと(出来ないこと)をします。
それは、水面に浮いた瞬間に、重心移動で挿入されているラトルボールを、チョンとロッドをあおることによって移動させて、「コロン♪」とサウンドを発生させるのです。
ルドラFの浮上に釣られて浮いてきたのに直前で喰うのを諦める個体が時々いるのですが、そういった奴等がその「コロン♪」で振り返ってバクッ!!と喰う時があるのです。
なにがどう作用しているのか分かりませんが、ルドラFのこの「コロン♪」は凄まじい効果があるときが確実に存在するので、騙されたと思って一度試してみてください。
で、肝心の「ルドラF」でのこれからの狙いドコロとしては、やっぱり、水通しの良いエリアになるウィード周りってことになります。
(写真左:コカナダモ 写真右:エビモ)
特にこれからの夏場は「コカナダモ」や「オオカナダモ」といったウィードが狙い目になりますが、それらのウィードが群生している中に背の高い「エビモ」があるところを重点的に狙ってみてください。
ジャークでの存在感で気がつかせて浮上させ水面で喰わせる「ルドラF」なので、当然のように背の高いウィード周りはチャンスゾーンになりますからね。
そして、ウィード以上に注意していただきたいのがブルーギルの存在です。
ブルーギルはバスのベイトとなる存在ですので、いないよりかはいるほうが確実にプラスになります。
で、そのブルーギルがいるかいないかの簡単な判別法があります。
まずはそこら辺に生えているエビモをおもむろに揺すってやります。で、エビモに付いているカス?砂?を落としてやります。
そして、待つこと数十秒、その周囲にブルーギルが居れば、そのカス?砂?を食べに一斉に浮いてくるって次第です。
ってことで、今年の「フローティングパターン」は暑くなった最近でもローライト時等々のタイミングが計れば確実に釣果が上がっています。
このまま秋まで釣れ続くことは必至だと思われますので、ぜひエビモを揺らしてブルーギルを確認し、「コロン♪」を発生させてドッパーーーーーーン!と水面に水シブキを上げて釣ってくださいね。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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ちょっと喰い渋る秋にこそ・・・
"横の動き"にバスが反応しやすいシーズンであるアフタースポーンとちょうど今頃の秋。
そんな時期の"ちょっと喰い渋る"ようなときに絶対に効果がある!ドライブスティックノーシンカーリグの動きを見たとき、瞬時にそう思いました。
この時期に効果覿面のドライブスティック
案の定、アフタースポーン期のガイドで抜群の釣果をもたらしてくれたのですが、それ以上にビックリな効果が出たのが秋でした。
使い方はボトム周辺のウィードにコンタクトさせならがらのズル引き。
ぼくは「ボトムクロール」と呼んでいます。
詳細はBRUSH動画にて紹介しているのでそれを見ていただけると一目瞭然です。
今年は夏の暑さが長引いたので、まだまだウィードがモリモリと生えており、とにかくその残りウィードにコンタクトさせならが引くことを心掛けます。
ボトムクロール時にドライブスティックはボディをロールするのですが、ノーシンカー状態のときにここまでしっかりロールをするワームを他では見たことがありません。
で、その大きなロールアクションが、琵琶湖南湖のウィード内部に潜むバスへ存在感を放っているのだと思います。
そして、ちょっとした工夫として、ボトム周辺でたま~にビビビ!!とソフトジャークをしてやります。
すると、偏平ボディを活かしたトリッキーな動きでリアクションバイトが期待できます。
実は・・・このビビビ!!の話は、ガイド時のゲストさん以外で話したのは今日が初めてですぞ~!
そんなこんなで、11月7日の日曜日に、ドライブスティック4.5インチのボトムクロールでのビビビ!!なアクションに、65cm4kgというバスが反応してくれました!
水温が15度台まで落ちた琵琶湖南湖だったので、レンジを4mまで下げ、ウィードアウトサイドでコギルを追っているバスを狙っての結果でした。
このサイズのバスなら「6インチのほうが・・・」と思ってしまいがちですが、ウィードアウトサイド、そして、喰っているギルのサイズってことを考慮すると「4.5インチ」がベストなのです。
「6インチ」はもっとウィードがどっさりの時期やエリアで使ってくださいね~。
今年の夏は暑過ぎました!
琵琶湖南湖では最高水温が33度を越える状態・・・。
琵琶湖では酷いターンオーバーが発生
今年の夏のピーク時、琵琶湖南湖では最高水温が33度を越える状態となりました。
で、時は過ぎ、秋がやってくると、急速に水温は冷やされ9月末には水温が24度前後まで下降。
これだけの急降下が20日くらいで起こってしまうと、はい、そうです、例年以上に酷いターンオーバーの発生です。
ターンオーバーというと、水質が急速に悪化しバスからの反応を得られる手段が極端に少なくなってしまいます。
例えば、スローなワームの釣りでは全くアタリがなくなり、スピナーベイトやジャークベイト等のフラッシングを伴う強い動きにアタリが集中したりします。
ですので、ターン時にはスローなノーシンカーなワームの出番などほとんどありませんでした。
というより「使う気」になれませんでした。
ところがです。
いくらスピナベやジャークベイトが良いからといって、どんな天候でも、どんなタイミングでも、それを使い続けるには無理があります。
ときには釣りをスローダウンして狙いたい状況のときがあります。
ピーカンベタ凪やハイプレッシャー時には・・・。
そこで、探したワケです、そんなときに使えるワームを。ターン時にでもバスを呼んでこれるチカラを持ったワームを。
で、見つけたのが「ドライブスティック」でした。
しかも、ノーシンカーで使用しても、ちゃんとバスを呼ぶチカラを持っていることを見つけてしまいました。
とにかく使い方はズル引きオンリー、ボトム周辺のカナダモに沿ってズル引き、軽く引っ掛かったらプンッ!と外しフワッ~とフォールさせると50UPがイイ反応を見せてくれました。
きっと、ボディーをロールさせながら左右へスイングしている動きが、強すぎるこもなく、そして、弱過ぎることもなく、ターン真っ最中でピーカン時やハイプレッシャー時のバスに効果的なんでしょうね。
ちなみに、現在の琵琶湖南湖は、コアユではなくギルの存在が、バスのテンションを上げるトリガーになっていているので、ドライブスティックのテールへのギルバイトを感じることによって、今釣っているエリアでOKなのかの判断ができますよ。
んで、ボクはドライブスティックのテールのことを勝手に「ギルセンサー」と呼んでおります~
アフター定番のHPFクランクSPEC2からの展開
今年は水温が上がらなくて・・・・という話を何度、言ったり、見聞きしたりしたことでしょうか。
少し遅れ気味ですが、6月になったこの時期、自分の釣りで中心となるHPFクランクSPEC2の季節がやってきました。
6月のコラムは毎年これを書いているので(笑)。今回はHPFクランクSPEC2での釣れ方によってのローテーションを紹介したいと思います。
10年スタンダード
O.S.Pのコラムを書かせていただくようになってから5年経ちますが、この時期のレポートは毎年HPFクランクSPEC2を書いているような気がします。
それもやはり 10周年を迎えたO.S.Pのポリシー、「10年経っても1軍ボックスのエースであること」をHPFクランクSPEC2が満たしているということだと思います。
HPFクランクSPEC2で釣れ始めると「アフターの時期がやってきたな」と思うのですが、なぜ釣れるかは以前のレポートで何度も書かせていただいております。
一言でまとめて言うなら、ハードルアーは「使いたいシチュエーションと良い動くスピードがマッチしてなければならない」と思うのですが、そのことにおいてHPFクランクSPEC2はベストマッチしているルアーだと僕は思っています。
どんなに動きがいいルアーでも、早巻きがいい時期に効くカテゴリーのルアーで早巻き性能が悪いルアーはダメだし、逆も然りです。
■基本的な使い方
HPFクランクSPEC2は、ほとんど投げて巻くだけです。
リザーバーの場合、一人でボートに乗るときは、岸から2~5mはなれて岸際ギリギリに向けてキャストするだけです。
オーバーハング等ある場合はその分キャストは岸から離れますが、水深が5mくらいだったらその中層2mくらいを引いてくるだけでサスペンドしている周りのバスが寄ってくるといった感じです。
この時期のキースポットは、倒れた木や竹など斜めに水際に刺さっているストラクチャーです。
ここを一投で仕留めるには、大体1~1.5m沈んでいるところをHPFクランクSPEC2が一番もぐった状態(2mもぐった状態)で当ててやることです。
ストラクチャーにあたっても、そのまま一定速度で巻いてやるとほとんどの場合回避できますし、ストラクチャーに当たってHPFが斜めの状態でバイトすることが多いです。
もちろんそういったキースポットには色々な角度でアプローチすることも大切なのですが、キースポットを意識しながら攻めることで、その日のバスの反応も良く分かると思います。
(写真上段:6月5日弥栄ダムの少し濁りが入ったエリアで、定番のマットチャートブルーバックで釣りました。アフター初期はあまり動かなくても餌がとりやすいせいか、濁りがあるエリアにいることが多いです。)
(写真下段:最近W.B.Sの橋本卓哉さんにあやかって黒金もよく使っています。濁ったエリアの中でも少し水の良いササ濁り系の水に有効です。霞ヶ浦で効くのが良く分かります。)
■HPFクランクSPEC2からのローテーション
HPFクランクSPEC2へのバイトは大きく3種類あると思います。
一つは中層バイト、二つ目は中層のストラクチャーに当たったときのバイト、三つ目はボトムに当たったときのバイトです。
まず、中層(もぐりきった2m)でガンガンあたってくる場合はハイピッチャーの1/2ozへ。
もぐり始め、ピックアップ寸前でバイトがある場合は、魚のレンジが浅いということなので、ハイピッチャーの3/8ozより軽いものか阿修羅へローテーションした方が効率よく釣れる場合が多いです。
ストラクチャーに故意に当てたときにバイトしてくれるときは、この時期のハードベイトにおいてはHPFクランクSPEC2の右に出るものはいないと思います。
ただ、バイトしてくるサイズが上がらないようだったら、ドライブクローのライトテキサス、ドライブスティックのノーシンカーで反応があったストラクチャーを攻めてみるとサイズアップの可能性があると思います。
ボトムに当たったときにバイトするようになときは、アーリーサマーから本格的なサマーパターンになる時期的にはもっと後ですが、ブリッツやブリッツMR、ドライブクローテキサスのズル引きへローテーションしてみて下さい。
(写真左:ドライブスティックにフックをセットしたときの良い例(上)と悪い例(下)。フックはNogales HOOKING MASTER Monster Class 5/0)
(写真右:上の写真のようにワーム上に抜いたフックごと全体的に薄皮一枚にセットしてやると真っ直ぐになります。5/0のフックは結構軸が太いため、普通に抜いてフックの先だけワームにさすと下の写真のようにワーム全体が真っ直ぐなりません。)
■実践偏
6月6日弥栄チャプター第3戦が行われましたが、プラクティスはほとんどHPFクランクSPEC2を投げて魚のいるポジションを掴みました。
インレットの少し手前にサマーパターンなら絶対にスルーするような濁ったエリアがあるのですが、そこにマットチャートブルーバックを通してやると、カバー周りではないところでキーパーサイズが永遠に釣れる状態でした。(釣れすぎるので、バイトがあっても合わせない状態。それでもやる気があるバスは掛かる感じです。)
良いサイズは混じらなかったため、まだアフター回復の初期段階だと思い、大会当日はテキサスリグをメインにしようと望みました。
大会当日もまずはHPFクランクSPEC2で流していったのですが、風または放流が止まって流れがなくなったせいか前日のストレッチがほとんど釣れず、少し上流にズレた辺りの倒れた木で1本釣れました。
それも釣れ方が、ストラクチャーに当たって止め、当てて止めといったワームでいうとシェイキングみたいな感じで釣れました。
これはもうテキサスに変えるしかないということでライトテキサスへ。
魚がいるポジションが掴めているので、楽に揃えられましたがキッカーフィッシュは一級ポイントでしか釣れず。
アフターの初期段階はストラクチャーから抜くとなかなかいいサイズが入ってこないか、もしくはサイズが下がっていくため、朝一番に撃っていくことが大切だというのを実感しました。
それからは光大郎君の得意技、ライトキャロをしゃくる「リアクションキャロ」で風が当たる岬、同じようなインレットの濁ったエリアのピンスポットでいいサイズを釣り、2,281g3本で3位に入賞しました。
これも1日しかないという限られたプラクティスで魚がいる場所をサーチしてくれる、HPFクランクSPEC2のおかげです。
また、ライトテキサスにはドライブクロー3in、リアクションキャロにはマイラーミノーが非常に良く効くと思います。
■最後に
今年は季節が遅いだけに、今からがHPFクランクSPEC2の時期だと思います。
その時期が過ぎれば、バジングクランクシリーズ、ビート・パピー、ベントミノー、ダイビングフロッグ・スケーティングフロッグ、YAMATOシリーズ、トップの時期がやってきます。
真夏に向かってどれくらい早く水温が上がるか分かりませんが、出だしが遅かった分、適温でバス釣りを楽しめるのではないかと思います。
Fanphotoコーナーで「O.S.P10周年記念Fanphotoキャンペーン第1弾」を6月~6月末までの期間限定で開催していますので、ぜひ『BUZZN' CRANK』シリーズで釣って応募してみて下しさい。
(写真:6月6日弥栄チャプター第3戦で3位に入賞)
アフタースポーンに有効なドライブスティック6”
いよいよ発売となりましたねドライブスティック6インチ!
「落ちパク」という言葉がキーワードになっていますが、使ってみると「なるほど!」と納得する動きを発生させてくれますよ。
で、このドライブスティック6”ですが、アフタースポーンの時期を向える琵琶湖南湖ですでにイイ仕事をこなしてくれています。
琵琶湖のアフタースポーンで有効な攻略法がドライブスティック
ここ数年の琵琶湖南湖はサカナのサイズが巨大化したことがあって、以前のようなアフタースポーンの定番だった4インチリングワームでは小さすぎて太刀打ちできない状況です。
そこで近年は6インチ前後のスティック系ワームを使うことが多くなっていました。
しかし、ノーシンカーやキャロライナリグといったアフタースポーン狙いの定番である「横方向の動き」をさせたときに、リングワームがそうであったように、「微細なテールアクション」が通常のスティック系ワームでは生まれないことから、アクション面にちょっと不満に感じていました。
そんなタイミングでドライブスティック6"が登場してきたのです。
このワームが、アフタースポーン狙いのぼくの心をがっちり掴んだのは、フォール時やボトムクロール時にテールがちょうどイイ感じに動くことでした。
一目見たときに「ビビビッ!」ときてしまいましたからね。
というワケで、毎年4月20日頃から現れ出してくる琵琶湖南湖のアフタースポーン狙い用として、ジグヘッドリグやノーシンカーリグでドライブスティック6”を使うと、じゃんじゃんバリバリに狙い通りにアフタースポーンのナイスなバスが釣れだしてきました。
あまりに狙い通りでコワイくらいです・・・w
ちなみに、ジグヘッドリグ、ノーシンカーリグともに「ボトムクロール」、つまりボトムでのズル引きがメインの使用方法です。
この時期は下手なアクションは加えずに、ボトムで「横方向」に動かすことを考えるのが得策ですよ。
で、5月下旬くらいになりもっとウィードに高さが出てきたら、5g前後のライトテキサスの出番になるはずです。
では皆さん、良い釣りを~。