厳寒期なんておかまい無し!
今年一発目のコラムいきます!
今は一年で一番釣れない期間の真っ只中!
初バスはまだという方も多いかと思いますし、そもそも初釣りすら行っていないなんて方も多いかもしれませんね。
僕も年明けから2月中旬くらいまでは毎年苦戦するのですが、今年の出足はなかなかのもので、一回とんでもない強風でロケが中止になった以外はボウズもなく、毎回数匹のバスをキャッチ出来ています。
その安定した釣果の原動力がお馴染みドライブクローのテキサスリグなのですが、その使い方がちょっと特殊で、それを見つけたからこそ厳しい状況でも釣果があるといっても過言ではありません。
答えから言ってしまうと、テキサスリグですが『メタルジグのように鋭くしゃくる』。
完全リアクション狙いに特化させた使い方で、普通の誘いではピクリとも反応しないような冬眠状態に近いバスであっても条件反射で強制的に口を使わせるような釣り方です。
メタルジグはカバーの中では使えませんからね。
この釣り方をやるようになってからは冬の気配が漂ってきてからはもちろんのこと、最も厳しい厳寒期に入ってからもおかまいなしで釣れています。
(写真:3.8℃を示しております・・・・・。)

このリアクションバイト狙いのテキサスリグではそのリグもちょっと変えています。
僕のテキサスリグは基本的にシンカーは軽め。
3.5g~5gといったところを好んで使っていますが、リアクション狙いでは10g前後と重めです。
これはリアクションバイトを引き出すのに必要なフォールスピードを得るためですね。
これも単に重くすれば良いというわけではなく、重すぎても活性の低いバスに対してはワームの存在感が威圧的になりすぎてしまうので、必要なスピードを出してくれるうえで必要最小限のウエイトを選ぶことがコツですね!
(写真:寒かろうが、釣れる。そして釣れればデカイ!!)
このウエイトは使うワームによっても多少変わってくることで、例えばドライブクローにしても3インチと4インチでは4インチのほうが抵抗が大きくてシンカー1サイズ分くらいフォールスピードは遅くなりますので使うワームごとにチェックする必要があります。
僕はサウンドアピールも重視するので、普段はビーズを入れることがほとんどですが、鋭くしゃくるこの釣りではビーズを入れるとすぐにラインが傷つくのでビーズは使わず、それでも音が欲しいときにはボーンラトラーをボディ内に挿入しています。
ラインはビーズを入れなくてもしゃくりでシンカーとも擦れるし、カバーとも擦れるので14ポンドは欲しいところで、そのうえでラインチェックはいつも以上にマメに行いたいですね。
このリグをバスがいそうなところに落とし込んでは、「一点で小さく鋭くしゃくる」スピードのある動きなので食うタイミングを与えてあげることも重要で、着底時には完全にラインをたるませて一瞬の静止状態を演出します。
バイトは次のしゃくりに入った瞬間に根掛かりのようにガツンと止まるようなカウンターバイトで、ガップリ食っていることがほとんど。
ワームがスピーディに動いているので、バスもそれを口に入れるとなると勢いのある本気食いになりますからね。
ワームはドライブクローが動きも釣果も敵なしです!
ヘビーテキサスにコンパクトワームってパワーバランス的にシンカーが強いので、どうしても硬く直線的な動きになり勝ちなのですが、このシビアな時期にそれでは食ってこないバスが多すぎます。
スピードはありつつもライブリー。手足のバタバタピリピリもそうですが、着底から跳ね上げに移る瞬間にフラッタリングする動きもドラクロの大きな武器です。
この釣りを覚えてしまうとこれまでに釣れなかったバスが釣れるようになりますし、カウンターバイトも病みつきになります!
この冬の打開策、もうちょっと秘密にしておきたかった気持ちも正直ありますが、本当に釣れますので皆さんも是非試してみて下さい!
ウィンターバッシング本番
皆さんこんにちは!
今年も残すところあと僅か。
釣りの方はいよいよウィンターバッシング本番です。
ここのところは毎週末霞水系に通っています。もちろんバリバリ釣っていますよ!(冬としては・・・ですが)
最近釣果をあげているのは・・・
・ハイプレッシャー護岸にハイカット、ハードボトム這わせにダンク。
・寒くなってもシャローカバーに残るグッドサイズ狙いにドラクロテキサスリアクション使い
・ピンスポットにマイラーミノー(プロトモデル)マイクロピッチシェイク
・シェイクには反応しないバスにドラクロ2インチダウンショットでスピードトリックを仕掛ける
この時期になるとバスの活性は「寝てるんじゃないの?」という程に低く、いてもなかなか食わないのが普通です。
バイトさせるためには動く気の無いバスでも反応できる程の『超スローな誘い』か、逆に反射的に口にさせてしまう『スピードトリック』を仕掛けるかの両極端な釣りが常套手段で、上に挙げた釣り方を駆使してどうにかバイトに持ち込むという感覚です。
それぞれの釣り方を紹介しますと、まず冬の定番シャッドプラグですが、狙いどころはざっくり分けると2つ、コンクリ護岸際とハードボトム。
護岸際で好調なのはハイカット。
最近の有望護岸はプレッシャーを避けられませんが、シャッドプラグの時期となるとハイプレッシャーでも釣れるシャッドと釣れないシャッドの差がはっきりと釣果の差として表れます。
ナチュラルスイム&ノンラトルのハイカットは護岸沿いを無防備に泳いできちゃった小魚さんをリアルに演出してくれます。
カラーは最近は霞水系であっても地味目がブームです。(これもプレッシャーの影響ですね)
それに対してダンクはゴチゴチのハードボトム(ゴロタ石や水没テトラも含む)を小突いてくるのに使用します。
ワームをズル引くようにボトムを這わせてきますが、小さいボディに対して長いリップと深い前傾姿勢でフックを物に極力触れさせないので、スナッグレス性能が段違いに高い!
その性能を活かしてハードボトムに限らず、ストラクチャーの際をかすめるような使い方にもGoodです!
そしてもうひとつの冬の定番が、超低活性のバスであってもしつこく誘って最終的には食わせてしまうマイクロピッチシェイク。
狙いどころはアシや草が被さっている直下や水門、杭などのバスが中層でバスが寄り添えるものがあるシチュエーション。
太陽の熱で暖まりやすい上の層を求めてサスペンドするバスを釣るのに有効な手段で、安定した釣果も魅力です。
この釣りはご存知、いつもはスモラバで行っているのですが、霞水系でいうと冬の超有名場所の新川のようなスモラバ自体が使われ過ぎているところではスモラバで食わせにくくなってきている、しかし新川のようなルアーの選り好みが激しいところでスモラバに変わるルアーが出てこなかったのも事実でした。
この釣りはバスの目の前で誘い続ける、いわば最もバスに「品定め」される釣りなので、ルアー自体のポテンシャルが食う、食わないを左右します。
マイラーミノーならルックスもアクションも超ナチュラルなので見せつけて誘うこの釣りには間違いないと思いましたが、あの新川のバスに抜群に効いたというのは大きな収穫でした。
中層で誘う際に「透けるのにフラッシングする」というアピール過多でない、マイラーチューブならではのナチュラルなフラッシングが丁度良い存在感なのでしょう。
(写真上:これは反則技?のマイラーミノーのジグヘッドで。)
(写真下:スローな誘いにもなかなか口を使わないバスも、新釣法でバックリ!)

リアルアイも紙一重のバイトを後押ししてくれます。
ジグヘッドにセットして中層で細かくシェイクするのですが、目の前でキラキラコチョコチョされたらそりゃ反則ってもんです。
そして、残りのテキサスとダウンショットでのリアクションバイト狙いですが、ボトムでのテキサスリグにせよ、中層でのマイクロピッチにせよ、低水温期に食わせる手段としてシャッド以外となるとジグやワームでの繊細な誘いに頼っていましたが、食性に訴える釣りだけで冬を釣ることへの釣果に限界を感じてもいました。
『食わせの誘いが効かないときにどうするか?』これは僕にとってここ数年の一番のテーマでした。
リアクションしか方法がないというのは分かっているのですが・・・メタル系、テールスピン系、アイスジグ系、冬のリアクションバイト狙いの定番も、僕が試した限りではマッディな霞水系ではどれもイマイチ・・・。
それがついに「これだ!」という方法を見つけました。
ようはスピードトリックにマッディで反応させるための+アルファなのですが、これは今後大きな武器になりそうです。
丁度今、冬のオカッパリDVDに取り掛かっているので、実際の使いどころやロッドワークなんかも紹介したいと思います。
ちなみにカバーでこれやっている人は今まで見たことないですね。
それと、ドライブクロー2インチには新色が3つありますが、なぜ2インチに新色が入ったか?
それは3インチと4インチはメインの使い方がテキサスリグやジグトレーラーによるカバー撃ちというのがあり、そこで必要な実践カラーを揃えました。
しかし2インチともなると、よりクリアウォーターでの出番が増えたり、サイトフィッシングで使ったり、同じジグトレーラーであってもスモラバだったりと新たな用途が出てきます。
つまりそこで欲しいカラーを入れたというわけです。
(写真:ドライブクロー2”のみでラインナップされているカラー。左から、ナチュラルプロブルー、スモークペッパー&コパーフレーク、クリアホワイト。)

『ナチュラルプローブルー』
クリア、マッディ問わずフィネスワームで良く釣れる実績色ですが、より子ザリやエビを意識した「若干茶色味ががったプロブルー」に仕上げました。
パープルネオンが艶かしさを際立たせます。自然な色合いでプレッシャーにも強い色です。
『スモークペッパー&コパーフレーク』
透け感のあるスモークベースでクリアウォーターでもバスに警戒心を与えずに違和感無く食わせられる色。
極小のコッパーフレークが若干茶色味がからせてエビっぽい風合いも持ち合わせています。スモラバで良く使われるスモーク系にもベストマッチ!
『クリアホワイト』
サイトフィッシングでルアーを目視したいときに。しかし完全なホワイトにしてしまうと嫌うバスも出てくるので、ナチュラルな透け感があり食わせが利きつつも見えるホワイトにこだわりました。
ちなみに作った色サンプル数は今回の新色のなかで一番多かったです。
サイトに限らず釣れるこだわりのホワイトです。
これらドラクロ2専用の新色を活かしてもっと釣っちゃって下さい!
それと最後に報告と告知を。
DVD「ホリデイアングル4」のプレゼント用オリジナルカラー、今回はヤマトJr.です。
スイカタイガー?なのですが、仕上がったら想像以上に格好良くて、写真では分かりにくいですが反射板もいい味出してます。

はがきを出した方、当たるよう、念を送っておいて下さい!
それと来る12月29日、ルアーマガジン誌、「ドラマチックハンター」のイベントにお呼ばれしました!
定員をはるかに上回る応募人数があったということで熱いイベントになりそう、当日が楽しみです。
場所は北浦沿いにあるバスの管理釣り場「富士見池」。
このイベント限定のオリジナルカラー「ドラハンタイガー」のルアーも塗ってもらいました。
どんな色かは見てのお楽しみ!
冬を感じますが・・・
みなさんこんにちは!
関東でも気温が一桁台の日も出てきてしまって、いよいよ冬が来てしまうのねって感じです・・・。
しかし本当に厳しくなるのは年明けからの約1ヶ月半で、年内のうちは丁寧に釣ればバスは応えてくれるというのが通例です。(そうはいっても、結局年明けから懲りずに釣りに行っちゃうんですけどね)
秋の霞ヶ浦で巻物オンリーな大会「オプライド」
さて、先日はOPA!様主催の『オプライド』にゲスト参戦してきました!
巻き物オンリー・一発大物勝負のイベントで、集まる人達がとにかくアツイ!
僕は今回で5回目の参加になりますが、ゲストながら毎回本気で挑ませてもらっています。
今年の霞ヶ浦はワカサギの当り年であることから横方向の動きに対するバスの反応も良さそうですが、心配だったのはここにて急激に冷え込んだことと、巻き物には大きなヘルプとなる風が競技時間中には吹かないということ。
そして単純に大勢で一斉に巻きまくるという巻き物へのスレ。
厳しい展開になることは明白でした。
オプライドはクランクならクランクのみ、スピナベならスピナベのみといった感じに、その日使うハードルアーのカテゴリーを決めたらその縛りのなかで勝負するルールです。
僕のこれまでの実績は圧倒的にクランクのブリッツ。
そしてブリッツは毎回多くの参加者がバスを手にしている(おそらくNo.1では?)ルアーでもあります。
しかし今回は冬への季節の進行、当日の無風といったマイナス要素に加え、ワカサギもイメージしたいことから勝負ルアーはシャッドに決定して挑みました。
全員の受付が終わってホッと一息つき、ちょっと間を空けてから出発しようと、まずは会場の土浦新港でダンクをキャスト。
その2投目!どこからか流れ着いてきた浮き漁礁?の横でヒット!
小さいながらも早々のヒットで正直一安心。
すぐに対岸でも同じチームの相方(オプライドはチーム行動なのです)がグッドサイズを抜き上げでいます。
さらに新港を出てすぐの新川でもハイカットの高速巻きで一投目に掛けるもバラシ・・・でも釣れるじゃん!(笑)
その後はワカサギ釣りで賑わう本湖や桜川を見ながら備前川へ。
しかしその備前川に目をつけていた参加者は多かったらしく、すでに多くの人が護岸際引きまくり。
さすがにこれは普通にやったら釣れないぞとリアクション狙いのハイカット高速巻きと、逆にここぞという場所ではトゥイッチでダートアクションでただ巻きでは食わないバスを拾っていくことにしました。
後攻めではありますが、こういったトリック攻めでないと口を使わないバスは残っているもので、今回のような無風という巻き物に本来不利な状況ではなおさら釣り残しはいるものです。
しかしさすがに攻め抜かれた護岸。誰もが同じキワを通すだけにバイトは遠い・・・。
単調な護岸だけに僅かな変化にもバスは着くので、隠れ杭なんかを探しながら釣っていきます。
最下流までノーバイトのまま下って対岸に渡り折り返して釣り進むとヘラ台の跡のような鉄杭があり、まずはハイカットをただ巻き・・・反応なし。
2投目は鉄杭の横で止めて浮かせてルアーが見えた瞬間にトゥイッチを入れると押さえ込むようなバイト!
リアフック1本掛かりなのが見えたのでハラハラしながらやり取りしてキャッチしたのが写真のグッドサイズ!
(写真:42.5cmのブリブリのナイスコンディション!)

・・・はいここで巻き戻し。鉄杭の横で止めて「浮かせて」・・・そうなんです。
使っていたのは今月末リリース予定のハイカット”フローティング”でした。
上層にサスペンドするバスに対して目線の上まで浮かせて興味を引いて食わせる、もしくは次のダートでリアクションバイト!という使い方で、特にただ巻きでは一瞬でスルーしてしまうようなピンスポットで有効な使い方です。
浮かせることでこういった縦ストラクチャーでも幅広いレンジからバスを誘い出せることと、バスにとって自分の目線の上に浮いていくものを追いかけてしまう本能的なものもあります。
話は戻って、この一発が参考記録ながら優勝に相当するビッグ1となりました。
全体的には80人以上の参加でキャッチが11人と予想通り厳しい状況であったのですが、そんなコンディションでハイカットは今回のベストヒットルアーであったようです。
それは僕だけではなく、他にもハイカットを使っていた人は釣っているという事実。
今回3位に入賞しただけでなく唯一3本キャッチという離れワザをやってのけた小野さんのそのうち2本はハイカットでしたし、4位の坂下さんもハイカット。
おまけに大会終了後に数人で一緒に釣りをしたのですが、OPA!店員おしょうさんがハイカットで怒涛の4連発!
そのタックルを借りた人もハイカットでキャッチし、今大会優勝の友人佐藤君もハイカットでグッドサイズをキャッチと、全体の厳しい釣果から考えるとまさにハイカット祭り!
しかもおしょうさんに至っては前々日に練習に来ていて、1時間あまりでハイカットで5本釣って最大は50アップだというのだから恐れ入ります。(でも肝心の本番はドボン、終わってから連発・・・。)
(写真:ハイカットでキャッチした、その50UP。すごい迫力ですね!)

今回は役得でフローティングを持っていた僕が、浮かせを活かした誘いで最大魚を仕留めることができましたが、今回のようなシビアな状況ではハイカットのナチュラルアクション・ノンラトルという弱アピールがもっともバイトの取れるルアーであったと思います。
特にクランク好きが集うこのオプライドでシャッド的な要素もフラットサイド系の釣果はあったものの、ブリブリアクションするラウンド系クランクの釣果が著しくなかったのが今大会の特徴で、弱アピールルアーに反応が偏ったことの証明でもあったと思います。
ちなみに優勝した荻野さんのヒットルアーはHPFクランクスペック2!オプライドでは2回目のウイニングルアーです。
(※近日中にグッジョブで紹介する予定です。)ちなみにおしょうさんの釣り方はハイカットの高速巻きだったのですが、回収スピードくらいの速さで引いても動きがバタついて雑な動きにならず、控えめなナチュラルアクションをキープしてくれるところが釣れる理由だと思います。
今回はこんなところで。
いよいよ霞のシャッドが面白くなってきましたね!
(写真:居残り練習で爆釣・・・。ハイカットが炸裂です!)
秋の小貝川
みなさんこんにちは。
取材に休日にと相変わらず釣りに行ってますよ~!
先日の土曜日は久しぶりの小貝川に行ってきました。
昨年は11月に行って、そのときはプレッシャーと冷え込みで食い気のないバスをリアクションバイトさせる『ハイピッチャーカーブスローロール』が炸裂したのですが、減水して間もない小貝川への釣行は約2年ぶり。
相当前にこのコーナーで紹介したことのある『ザリガニパターン』をしばらく味わっていないこともあって今回はそれが何よりの楽しみでした。
なんたって今はドライブクローがありますからね!
しかし、地元情報では今年の小貝川は釣れないという話ばかりを聞いていたのでちょっとそれが心配でした。
これが減水しても釣れないとなると小貝は本当に釣れなくなってしまったのかもしれないなと。おまけに減水してからすでに2週間ほど経過してしまっているので、減水直後の一番の爆発は落ち着いてしまっていることも過去の経験から予想されました。
同行者にも「そこそこは釣れると思いますけどあまり期待しすぎないほうがいいですよ」と。
そんな期待と不安が入り混じったなか出船し、まずは流れに乗って下りながらハイピッチャー3/8ozカラーブレードのC.B.レッドからスタート。
これはスピナーベイトなのでさすがにザリガニを意識して赤を選んだというわけではないのですが、人気フィールドの小貝川で在り来たりのカラーはバスもさんざん見飽きているだろうということで、スカートのみならずブレードカラーでもバスにとって新鮮に映るであろうカラーを選びました。
昨年来た時もカラーブレードの「C.B.ブラック」が明らかに効きましたからね!
(写真:ハイピッチャーはこのサイズなら入れ食い!)
釣り開始直後から幸先良く釣れ始めて、小1時間で10本ほどのバスを手にしたのですがどれもがアベレージサイズ。
それでもヘルシーな小貝バスはキュンキュン引いて十分面白いのですが、やっぱりラインを鳴らすほど強烈に引くグッドサイズの小貝バスが釣りたい!
そこで上流にボートを折り返したのを機に、本命のドライブクローテキサスリグにロッドを持ち替えました。
流れが速いのでシンカーは霞水系より重めの7g。
約2年前に手作り1号のドライブクローで衝撃的な釣れ方をし、この形状と動きに確信を持たせてくれた小貝川。
完成したドライブクローの釣れ方はどうか?・・・結果から言うと容赦ないくらいの入れ食いでした!(笑)
ここぞ!というところに落とせばフォールで引ったくり。
ボトムに着いて糸を張ればすでに重い。
そんな感じなので一ヶ所で誘うことはせず、1、2回揺すったらすぐにピックアップするのですが、回収中でも何処からともなく突進してきてガツン!なんてバイトも数回。
同船者と共にバイトは止まらず2人同時にアワセるなんてことも。
喉の奥からザリガニのヒゲが出ている個体も多く、お尻から出血していてしかも何か出ていると思ったらザリガニの脚だったなんてバスもいました。
そりゃドライブクロー釣れるわ・・・。
3インチでも4インチでもどちらでもガンガン釣れるのですが、特に3インチはお子様サイズから45cmクラスまで本当に根こそぎ!
しかしサイズを選ぶとなるとゼロワンジグ&ドライブクロー4インチのボリュームアップは有効で、これに変えてからはその日最大の47cmを頭にグッドサイズが連発しました。
(写真左上:この日最大の47cmはゼロワンジグ9gにドライブクロー4"で。)
(写真右上:お尻から出ているのはなんとザリガニの脚!これもゼロワン&ドラクロ4で。)
(写真下段:とにかくドライブクローがハマりました!)
今夢中になっているオバケジグ『ゼロワンストロング』ではなく、ノーマルのゼロワンジグ(シリコンとファインどちらも使いましたが)を選んだのは、今回の急流の状況で狙ったスポットにタイトに落としていくには、よりラバーの受ける水の抵抗が少ないほうがジグが流されずに有利だったから。
この辺はケースバイケースですね!(ナチュラルに流して釣ったほうがいいときもありますが)小貝川のようなカバーリバーにおいてゼロワンジグのスルスルと抜けてくる使い勝手の良さと確かなフッキングは今さらですが撃ちまくって掛けまくった今回「やっぱりいいな」とあらためて実感しました。
そんなわけでこの日は休日にもかかわらず2人でなんと50本以上の釣果!
40cm~45cmのグッドサイズも入り混じりメチャクチャ楽しい釣りでした。
今回は泥の粒子がモクモクと巻くほどの濁りでしたのでカバー中心の釣りがメインでしたが、天候や流れの具合、もしくはカバーの叩かれ具合によってはカバーの中だけの釣りでは並みの釣果で終わることもありますので、ブリッツ&ブリッツMRも小貝では欠かせない実績のあるルアー。
チャート系やフラッシング系といった強くバスを惹きつけるカラーは何だかんだ数がよく釣れますが、「アメザリ」「ワザアリ」といったザリガニ系カラーにグッドサイズのバイトが偏ることもありますので持っておいて絶対に損はないです。
ザリガニ祭りが徐々に落ち着いてくると今度はハイピッチャーが狙ってビッグフィッシュを獲れるルアーになってきます。
これまたテクニカルで痺れる面白さがありますので、その頃にはまた行きたいですね!
(写真:今回活躍してくれたO.S.Pルアーズ。休日であるにもかかわらず、良い仕事してくれました♪)
ニューカマーが続々!
皆さんこんにちは。
久しぶりの更新でスイマセン・・・そのぶんネタはたまりまくりですよ!
まずはニューリリースとなった『02ビートJr.パピー』
いよいよ発売です。
O.S.Pホームページで密かに?実釣動画がアップされていますが、見ていただけましたでしょうか?
動画内でも言っていますが、あの日は雨の翌日で川は泥濁り、おまけに晴天で、本来ならトップ系ルアーは選択しないようなコンディションでした。
おそらく中途半端なアピール力のバズベイトでは水面まで引っ張り出せなかったはずですし、それがシルエットの小さいミニバズとなればまず結ぶことすらなかったはずです。
しかし、これまでなかったコンパクトシルエットながら強力なサウンドアピールのパピーだからこそ様々なコンディションで水面まで引っ張り出せる!
そしてそのボディサイズも、ハイピッチャーと同じような感覚で使える「中小型」というのも、釣れるサイズへのこだわりどころ。
というのも、騒がしいバズベイトはバスを怒らせてアタックさせる「威嚇バイト」を誘発させる効果があるのですが、サイズを小さくしすぎてしまうとバスのカンに触らなくなってイライラさせれなくなってしまいます。
その他にもベイトで快適にキャストが出来ることやビッグバスも反応させられることを考慮してのサイズ設定です。
ちなみにフックはノーマルビートと同じものを採用しているのですが、これはボディのダウンサイジングに伴ってフックも安易にサイズダウンしてしまうとミスバイト、バラシが増えてしまうことからの実践重視のセッティングです。
けっして数釣りのためのジュニア化ではなくて、コンディション的にコンパクトサイズが有利になる条件化で最高のバズベイトゲームを実現するために生まれたのがパピーというわけです。
お次は今月号のバスワールド誌で独占公開となった「ドライブクロー2インチ」
実はコレ、まだお披露目しない予定だったのですが、現場に到着してすぐ、40UPの見えバスを数本発見して、まずは04ジグ(スモラバ)で46cmを仕留めた後、残りのバス相手にドラクロ2インチでのバスの反応を試したくなってしまいつい使ってしまいました。
社長には「えっ出したの!」なんて言われましたが(笑)開発担当としてはやはりバスの反応が一番気になるところです。
・・・で結果はサイト未熟者の僕でもカンタンに片っ端から釣れてしまい、早々に封印となりました。
このワームはもう反則ですね・・・。
このとき使用していたのは上がって来たばかりのファーストサンプルで、まだ理想のドライブアクションは出せていないものだったのですが、それでも元が元だけにすでに十分すぎるほどの実釣性能でした。
それから理想のドライブアクションを出すために微調節をして、完璧なものに追い込んだと確信して先日、本型GOとなり、ただ今10月末の発売に向けて準備を進めているところです。
丁度出る頃からの厳しい時期の強力なお助けアイテムとなるのは間違いなさそうです。
そしてとんと進行具合を報告していなかった「マイラーミノー(仮称)」ですが、亀の歩みながらもしっかり完成度を高めてきていますよ!
なかなかうまくいかなかった均一にマイラーを入れる問題も最初よりかなり改善され、ナチュラルかつ繊細なテールアクションを持ちつつもマイラーのフラッシングを活かすロールアクションとの両立を完璧にするためにシェイプの微調整を繰り返していました。
こちらもだいぶ終点に近づいている実感があるので、次のサンプルで問題が見つからず本型GOできれば・・・と祈ってます。
これまたエサ的アイテムで、マイラーのナチュラルなフラッシングは効果絶大です。
先日BAKU×BAKU取材での芦田川釣行でも50アップがあっさりと食ってきましたよ。
(写真左:ドラクロ3インチとのサイズ比較。ちなみに真ん中のものがファーストサンプルで、右のものが最終サンプル。ウデとヒゲが長くなっているのが分かりますでしょうか。この写真では分かりませんが、ウデ、ヒゲの厚み、素材、塩の含有量も変わっています。)
(写真右:最初、「生産は厳しい」と言われてからようやくここまできました。こちらももう少し追い込みます。)
ついに露出解禁となった通称オバケジグ正式には「ゼロワンジグストロング」に名称が決まったのですが、このジグはこれから必ず流行ると確信しています。
それほどまでにこのジグの威力は別格で、僕もこのジグの虜です。
最近の釣行では必ずといっていいほどこのジグでビッグバスを仕留めていて、このジグの能力で釣れてしまっている感じ。
今月号のバスワールド誌でも最大の51cmはこれでしたし(他にも初日で45前後のバスは何本も仕留め、2日目は封印)先日行ったロッド&リールの取材でも炸裂でした。(この企画はワッツアップなあの人とのコラボです。お楽しみに!)
使えない人には使えない、だけど好きな人にはたまらない「極太ラバーロング仕様」はビッグバスの反応が全然違います。
波打つようにウネり、止めるとタイムラグのある大フレア。
あまりの存在感にビビるバスもいますがデカバスの興味の示し方、怒り方は普通のラバーでは見られないものです。
フックもバルキートレーラー&ビッグバス対応でこれまでのゼロワンジグよりもサイズアップしました。
特にビッグバスハンターにはこれまでのジグには戻れなくなるほどの魔力がありますよ。
(写真:ゼロワンジグと比べるとこんなにボリューム感が違います。フックもサイズアップ。)

今回はこんなところで、ここにきて反則物からデカバス系まで強力なアイテムが目白押しで、最近の釣りがさらに楽しくてしょうがないわけです!
最後にホリデイアングル3限定のプレゼント用オリジナルカラーを紹介します。
今回はロケで炸裂してくれたベントミノーを素材にその形状から安易にバナナカラー、その名も「そんなバナナ」です。
アホっぽくてごめんなさ~い。
(写真:バ、バ、バ、、、、、バナナだ~ぁ♪)
ここ最近は霞ヶ浦通い
皆さんこんにちは。
相変わらず毎週の霞通い続行中です。
最近の霞ヶ浦は・・・
先週末はO.S.Pの先輩、W.B.S.プロの草深さんのプラクティスに同船させてもらいました。
これまでも草深さんとの同船は相性がいいようで、ちょっとした大会にペアを組んで出るとこれまで2位以下になったことはなく(というか4回中3回2位)普段の釣りでも釣れる日が多いのですが、今回の釣りは特に炸裂でした!
この日は、プロ戦に加えローカルトーナメントも知るだけで2つ行われていたこともあり、有望なエリアはどこも複数のボートが浮いている状況。
特に人気の川筋などは常に人が流した後のバンクを撃つ形になってしまうのはもう諦めるしかなく、しかもそのほとんどが大会本気モードの方々・・・。
最初は正直なところ「こりゃさすがに釣れないよね~?」というムードだったのですが、とあることに気づいてからは急にガンガン食ってくるようになり、W.B.S.の大会一週間前なので目立ってはマズイと隠れてランディング&撮影の繰り返し。

それも前の草深さんにヒットしてランディング中のその間だけ交換で僕が前にくると僕にもヒットというWヒットも2回。

しかもサイズもGOOD。

ここまでの熱い釣れ方はここ数年の霞では記憶にないほどで、こんなにバスいたの?って感じです。
2人ともこれはヤバイヤバイとテンションも上がりっぱなし。(笑)
結局この日は早めに上がったのですが、それでも5本のウエイトは6キロ越え!
いれば食うという感じだったのでバイトがなければバスはいないだろうと、エリアの見極めも素早く判断できました。
そのバカ釣れ当たりルアーは、今さらながらドライブクロー3インチなのですが、些細なことながら確実に釣果の差となったことは「超スローフォール」でした。
本当のザリガニやエビがしがみつくものを失って落ちていくときのようにゆっくりと落とすと「待ってました!」とばかりに「パクッ」ともっていきます。
それ以外では、フォール後にラインを弛ませた状態でステイさせている時にくわえるバスもいましたし、回収よりは遅いくらいのスピードでリフトさせるとその時に逃してなるかと水面付近で引ったくっていくバスも数匹いました。(この時にもドライブクローはパタパタピリピリして誘ってくれるのが良い)
これはモロにバスがその時求めているエサとルアーそしてその使い方の3つがバックリとはまっているという釣れ方で、釣ったバスの喉から丁度ドライブクロー3インチサイズのザリガニが丸々出てきたこともありましたし(写真撮っておけばよかった~)、草深さんがそれ用のスプーンで胃の中をチェックするとエビザリを偏食していることも確認できました。
しかしそれを差し引いてもこれだけ人が攻めた後にこの強烈な釣れ方はちょっと普通無いな、と驚き、ドライブクローもさることながら、フォールスピードがこれほどまでに重要なのかとあらためて思い知りました。「ザリガニシルエットでスローに落とす」というのが今回のツボだったようです。
ドライブクローは4本の逆付けレッグのブレーキ力によって同じシンカーでも他のクロー、ホッグ系よりもかなりスローに落ちるのですが、(試しに4本の脚を切り取ると一気にフォールスピードが早くなります)さらにそのとき使える最も軽いウエイトを無理してでも使うということで、風さえなければ通常ベイトでは使わないような1/16オンスでも無理やりピッチン&フリップしていきました。
ここまで軽いシンカーを使うとさすがに水当たりが弱くなってハサミは揺れないのですが、4本の脚の「痙攣アクション」は健在です。
スローに落ちているのに細いパーツがピリピリしているのってもしかすると漂うエビザリの波動に似ているのかもしれませんね。
今回は通常のテキサスタックルでやっていたのですが、ちゃんと専用でタックルを組めば、扱いやすさはずいぶんと改善されるはずです。
丁度ダイワ新シリーズのブラックレーベルで「691MLRB」というスティーズにはない長くて柔らかいベイトロッドがあるので、今度はそれを試すのが楽しみです。
そんな訳で次のW.B.S.戦が本当に楽しみ。
これがアップされている頃には結果は出ているはずですが、今回の強烈なパターンは活きているのか?必ずしも思うように事が運ばないのが自然と生き物相手の釣りであるのは重々承知なのですが、期待するなってほうが無理ってものですよね~?草深さん。(笑)
そうそう、この日行われていた大会でもドライブクローがウイニングルアーになったようですよ!
あっちこっちに釣り行きまくり!
こんにちは、久しぶりの更新となります。
最近は取材で四国の旧吉野川や山中湖&西湖に行ったり、オカッパリ大会にゲスト参加したり、もちろんプライベートでも千葉のリザーバーや小貝川に、霞水系で釣りに行ったりとあっちこっちで釣りしてます。
取材の結果は、今月末売りのルアマガさんとロドリさんで紹介されますので、今回は久しぶりの霞水系ネタでいきたいと思います。
ボートフィッシングで、ナイスバス連発!
ゴールデンウィーク終盤に霞の流入河川にジョンボートで初チャレンジしました。
状況は田植えの影響もあってか水は茶色く濁り、天気は曇り。濁りを嫌ってカバーの奥なのか?、それとも天候にまかせて外側を巻くのか?どっちもありという感じでしたので、釣ってみないと分からないというのが正直なところでした。
まずは朝イチということでバズベイトから。
7月に発売予定の「ゼロツービートJr.パピー」からスタート。
このパピーは、ビートのコンセプトを受け継いだダウンサイジング版。
コンパクトバズは状況によっては極めて有効なアイテムなのですが、これまでのものは極端に音が小さくなってしまい、バズ本来の寄せる力や威嚇バイトさせる性能もサイズダウンと共にスポイルされていました。
また、少し濁ったら使い物にならなかったりとはまる状況も狭く、なかなか出番が少なかったというのが実際のところです。
パピーはブラス製の「ビートクラッカー」だけでなく、それにヒットさせるペラは既存の小ペラと中ペラの中間サイズをオリジナルで起こし、小柄なのに音は大きく、しかもスローに引けるというこれまでにないバズベイト。
さて、そのパピーをアシの外側にある単独のパラアシに通し、40オーバーのグッドサイズを幸先良くキャッチ!
しかし朝を過ぎてからは水面に出る気配は無く、ドライブクロー4インチのフリッピングに作戦変更!
この釣り方に変えてすぐにグッドサイズをキャッチ!その後も追加するもひとつ問題が・・・。
バスはかなり込み入ったアシの奥に入り込んでいて、5g程度の軽いシンカーでは入ったり入らなかったりと効率が悪い。
かといってバスは被さったアシのすぐ下に浮いているようでシンカーを重くするとバイトが減ってしまう。
そこで現場でちょっとした一工夫。
小さい隙間にもスルスル入るためにちょっともったいないのですがドライブクローの4本のアシを切り取ってしまい、さらにボディを2~3節分カットし短くしコンパクトに。
切り口を違和感無くするなら端っこを面取りしてライターで炙って整えれば完璧です!
あの4本の脚の動きを失うのはもったいないのですが、それでもハサミとヒゲのアクションだけでも魅力は相当なもので、5gシンカーでも狭い隙間にスルスルと入っていきます。
さらにボディは短くなってもフックはあえて変えずにそのままの3/0フックをボディ目いっぱいにしょわせるのが川村流で、ちょっと不恰好ですがフッキングは抜群です。
ちなみにこれ、一度針穴がグズッたドラクロ4の再生利用という意味でもお勧めチューンですよ!
(写真:ドラ4のテキサスリグでフリップフリップ→ド~ンと落ちパクでした。)

これがはまってアシ奥からガンガン釣れてくれましたが、アベレージサイズは27cm~33cm位とかなり小さめ・・・。
すると今にも降りそうだった空から雨が落ちてきて、あっという間に本降りに。
そうなると「ワームやってられるか~!」という感じで再度パピーにチェンジ。
アシの岸際ではなく、その外側に点在するパラアシを狙っていきました。
すぐに40アップがもの凄い出方でバイトしバズベイトを丸呑み!
風も強くなってきたところでさらにアピールの強いものをと同船者にノーマルビートを渡すとその同船者もすぐに40アップをキャッチ!
僕もノーマルビートにチェンジしまたもやグッドサイズをキャッチし、完全にビートがはまっている感じで、釣れてくるバスのサイズもアシ奥で釣れてくるものとは完全に別物でしかもやたら引く。
楽しー!!
(写真:ハイアピールのバズパターンが今回のナイスフィッシュパターン♪ロッドはSTEEZマシンガンキャストタイプ2を使用。)

結果その日はドラクロ4インチとゼロツービート&パピーで18本ものバスをキャッチすることが出来、面白い釣りを堪能できました。
トップもカバー撃ちもこれからが本格的なシーズン。皆さんも試してみてください!
それと、春の高滝湖で収録した「ホリデイアングル3」が今月末に発売となります。
もちろん、「休日オカッパリ」ですよ。
春の爆発を求めて例のごとく駆けずり回っていますが、今回は本当にキツかった~!
春の高滝、人ハンパないっす・・・。しかし!
ベントミノーの炸裂ぶりはすごいですよ~、もう、奪い合いです!
それ以外でも、ハイカットの早巻きや、開発中のミノーワームの秘密、ワカサギパターンがはまらない日でもボウズで終わらない方法などやっています。
またも最後に奇跡はおきるか?必見です!
それと、今回のプレゼントはベントミノーのホリデイアングル限定カラーですよ、こちらもお楽しみに!
(写真:バズで釣れてくるのはひと際良いサイズ。本当に楽しめました~。)
3月上旬~中旬の高滝湖
皆さんこんにちは!
暖かくなったかと思ったらまた冬に逆戻りの繰り返し。
三寒四温と言いますが明らかに寒い日のほうが多いです・・・。
早春の難しい時期でも場所と釣り方がハマれば面白い釣りが出来ますよ!
ここ最近は雨の日が多くて、この影響によるドチャ濁りと冷え込みのきつい日が重なってしまうと「いったいバスは何処に消えたの?」ってくらいにフィールドから生命感が消え失せてしまいます。
そしてよりによって外せない取材の日に限ってこんな最悪の日に連続して当たってしまうものですから毎回苦戦の連続・・・。
日頃の行いが悪いんだろか?なんて思ってしまいます。(笑)
しかし、そんな悪い日ばかりでもなく、その濁りが澄んだタイミングや暖かい日が続いたタイミングでは場所と釣り方さえ間違わなければ面白い釣りが出来る時期には入りました。
先日、土・日に行った高滝釣行もまさにそんな状況で、初日の土曜日は雨の濁りが酷くて川も本湖もまっ茶っ茶。
少しでも濁りの回らないシャローカバーで何とか2本キャッチしたのですが、高滝名物ワカサギパターンとは程遠い状況・・・。
(写真:マットカバーでドラクロヘビーシンカーパンチングと護岸のゴミ溜まりにロッドを突っ込んで釣りました。ミノー系プロトワームです。)

しかしその翌日、濁りが治まったことで状況は一変!特に澄み始めるのが早い川の上流域にはワカサギと共にかなりの数のバスが集結し、ワカサギパターンのお膳立てはバッチリ!
あとはワカサギを待ち伏せするフィーディングスポットでバスの目を欺けばいいわけです。
しかし、この「欺く(あざむく)」というのがポイントで、この演出が中途半端なのと「とことん追求する」のでは釣果に雲泥の差が出ます。
そりゃ周りには「本物のワカサギ」が沢山いるわけですからね。
見た目やアクションがナチュラルなことはもちろんのこと、キモは本物のワカサギの中からルアーに反応させるためのトリックでバスの捕食本能に火をつけることです。
今回メインで狙ったのはサンドバーが岬状に張り出した地形で、ハイカット、ベントミノー、ミノー系プロトワームの3つをローテーションしていきました。
これらはワカサギに対して目の肥えたバスに対して極めて効果の高いタイプのルアーなのですが、ちょっとしたコツを押さえてもらうだけでさらにバイト率を上げることが出来ますので今回はこの辺を紹介したいと思います。まずハイカットですが、これはワカサギが本格的に川に遡上し始め、まだ産卵は終えていないという今回の状況下で最も有効なルアーでした。
引き方も数パターン試したのですが、結局バスの反応が集中したのは余計なことは一切しない通称「高滝巻き」と呼んでいる速めのストレートリトリーブでした。
ハイカットをブレイク下からパーっと引いてきて、砂のブレイクに「ゴゴゴッ」と激突した直後にそのまま根掛かりしたかのように重々しく「グッグッグッ~」とロッドティップが入ることがほとんど。
場所と通すコースさえ掴んでしまえばはっきり言って超カンタン釣法です。
キモは食わせ所でサンドバーに激突させることで、ハイカットのナチュラルなスイミングアクションからサンドバーに当たってイレギュラーな動きに変化した瞬間に捕食本能にスイッチが入る感じです。
ただ巻いていてもそこそこ釣れますが、それをバスのいる位置で意図的に狙うように意識することでさらに釣果を伸ばせるはずです。
それと今回はカラーの差も面白いほど表れました。
夕方はオカッパリでオリキンと並んで釣っていたのですが、まだ明るいうちは透けたゴースト系の色や銀鱗といったナチュラルカラーを使っていた僕にしか釣れなかったのですが、夕方暗くなってくるとオリキンのゴーストハニーブルーにバイトが集中し、僕にはさっぱりとなりました。
これはまあ当然といえば当然の出来事なのですが、バスは目の前に何匹もいるだけにあからさまにその差が出て面白かったです。
その時は持っていなかったのですが、その間にゴールド系がはまるタイミングやさらに暗くなってマットタイガーならもう少し搾り出せたということもあったはずです。
ハイカットのナチュラルなスイミングアクションとノンラトル仕様はこういった狭いスポットに集中しているバスをスレさせずに釣り切るにはうってつけで、周りに警戒させずによりバスを引き出せるタイプの最たるもの。
この状況のためにあるルアーなのでは?というくらい完璧なはまり具合です。
ベントミノーはこの春の炸裂が一番楽しみなルアーなのですが、今回はまだちょっと時期が早かったというのが正直なところです。
というのは先にも触れましたが、今回バスのバイトが集中するのはフラット下のブレイク部分で、そうそう水面までバスが出てくる状況ではなかったからです。
そうはいってもルアー自体のポテンシャルが高いので状況に合っていないにも関わらずグッドバスを引き出してくれたのですが、本領は間違いなくこれからです。
(写真:ハイカットで2人とも連発!しかし僕の写真は全てピンボケ(泣)自称「天才カメラマン」のオリキン、頼むよ~(笑)。さらに、ベントミノーでもキャッチ!ブリブリのグッドコンディションです。)

特に爆釣必死なのがワカサギが産卵を終えて瀕死の状態のとき・・・。
これはバスからすればもう美味しいワカサギを楽に捕食できるこの上ない状況ですが、この瀕死のワカサギの演出においてベントミノーはもう究極です。
弱って泳ぐ力を失い、波打ち際に打ち寄せられたワカサギを見たことのある人は納得いただけると思うのですが、体を横にして「くの字」に曲がって浮いています。
ベントミノーの浮き姿はまんまそのもので、ホットケ状態と僅かに「ピクピクッ」という微振動のコンビネーション「デッドスティッキング」は、泳ぐ力を失って痙攣する瀕死の状態そのもの・・・これはもう反則です!
このデッドスティッキングはベントミノーの持つ多彩な演出のひとつに過ぎず、トゥイッチングでは単調なダートアクションではなく、身をヒネリながらあらゆる方向へと予測不能なアクションをします。
特にダイブしたかと思えば「ピチャッ!」というスプラッシュと共に水面に飛び出す様はバスの捕食本能に火をつけるようで、「逃してなるか~!」といわんばかりの本能ムキ出しアタックでベントミノーを襲ってきます。
このトゥイッチを速いテンポで連続して行えばバスに追われて逃走するパニックアクションを、スローなテンポでポーズを交えながら行えば、水面で虫を突く無防備な小魚をといった具合に状況に合わせて様々な演出が可能です。
今回の高滝では、ワカサギが強力なメインベイトでしたが、オイカワやアユ、モロコ、ハスなど、日本全国にいるあらゆるベイトフィッシュをナチュラルに演じてくれますので、こういった小魚が主食になっているフィールドでは春、夏、秋とシーズンの大半は活躍してくれるはずです。
個人的に近場ということで楽しみなのは、西湖や河口湖、芦ノ湖など、デカイバスがいてワーム禁止のフィールド。これまで食わせることの出来なかったデカバスがどうなっちゃうのか?小魚系フィールドですし、効果は約束されたようなものでしょう!
テスト中のミノー系ワームも形状と寸法を追い込んだことで以前よりもアクションが格段に良くなり、釣果もボートが並んでいるなかでも、抜きん出て連発で釣れたりとお伝えしたいことはあるのですが、ここまでで文章がかなり長くなってしまい、さらにワームの話も長くなりそうなのでとりあえず次回にでも。
周りからはすでに「反則ワーム」とか言われるほどの釣れっぷりとだけ報告させていただきます!
(写真:使った人は皆釣ってます!O.S.P社員Aも「ヤバイよこれ~!」を連発してました。(笑))
春一番にあわせていざ高滝湖!
皆さんこんにちは!
前回のコラム以降(年末年始釣行ネタ)もサンプルのテストを兼ねつつ毎週釣りには行っているのですが、2月に入ってからは明らかにバスの活性が上向きになってきているのを感じています。
暖かい春一番も吹きましたしね。
2月に入ってからバスの活性が上向き傾向
1月はとにかくバイトが少なく、それも四苦八苦してようやく喰わせるといった感じだったのですが、2月に入ってからはまず同じ冬のスポットでも比較的容易に口を使うようになり、2月7日&8日には水面まで出てきてバイトするバスも少々。
それも釣れるバスは平均で43cm~45cmとツブ揃い!
この間、釣果を上げているルアーは、前回紹介した開発中のワームとプロトのスモラバとゼロスリージグハンツのみで、まだ冬の色合いが濃く、高滝名物のミノー祭りには程遠いといった状況。
しかし周りの釣果をほとんど聞かない渋い状況でも毎回4~6本は釣れていたことでプロトルアー達での実釣性能(バスの反応はもちろん、使い勝手やフッキングなど)での手ごたえは感じられました。
(写真:シビアな状況だからこそ、ルアー選択は釣果を左右する重要な要素。すごいシビアにこだわっています。プロトのスモラバとゼロスリーハンツ+ドライブクローがあってこそのこの釣果でした。)

それぞれの使い分けですが、ハンツはドライブクロー3インチとの組み合わせでゴミ溜まりや護岸の変化といった目に付く場所を片っ端から撃っていくのに使用。このジグは、フィネスジグにありがちな頼りないフックではなく、すっぽ抜けにくくしっかり掛かり、デカバスにも負けないためのフックを備えたフィネスジグなのですが、思い返すと半年以上掛けたバスをバラしていないのでは?というくらいバラした記憶がありません。
操作は落として小さく誘って、持ち上げてハサミをパタパタせさてまた落として・・・といった具合です。
スモラバは人気見えバススポットの天才バスに。
引っかかり難い性能を活かしてカバーの中に入れ込んでいけることで警戒心バリバリのバスも喰わせられるのと、テスト中の特注ラバーはパッと見で差が分かるくらいの水中での見え方の良さやボリューム感&フレア感の丁度良さで「喰う、喰わない」ギリギリのバスも最終的には喰わせてしまいます。
プロトワームも天才見えバス&その他様々なスポットで投入しているのですが、毎回僕だけでなくオリキンや同行者もグッドサイズのバスを仕留めてくれています。
この話はまた次回にでも・・・。
そうそう、話は脱線しますが、1月末にBasser誌編集堀部さんと遊びで釣りに行った際にはこれで思わぬビッグフィッシュが釣れてしまいそのまま取材に・・・という出来事もありました。
そんな訳で今月末号のBasserでこのワームを軽く紹介しています。
(写真:Basser編集部堀部さんが、真冬のこの時期に01JIGの1本勝負!日も沈みかけた最後にしびれる45cmUP。)

さて、話は戻って、一昨日はフィッシングショーに行った金曜日と日曜日の合間の土曜日(2月14日)に「春一番が吹く」というので居ても立ってもいられずに高滝に出撃してしまいました。
O.S.P社員のAさんとまだ真っ暗の時間帯に到着したのですが、ボートが出せないほどの強風のなか、すでに到着していたのはO.S.Pプロスタッフの斉藤真也さん。
にやにやしながら、この激荒れ模様の中での釣りの探り合い(笑)「知ってるの?」「行くの?」という探り合いの会話の後、入ったのは全くの同スポット。(笑)
高滝で最も早く炸裂するスポットなのですが、考えていることは一緒なんですね。
しかし期待に反してバスからの反応はなく、それならば本湖の護岸だろうと移動。
朝練を済ませた斉藤さんはお仕事へ。
本湖でのオカッパリは風がないとバスが岸に寄ってくれないのですが、あれほど吹き荒れていた風は徐々に弱まりつつあったので、風が効いているうちに勝負をつけないと・・・。(春の本湖の場合、風がないとバスが岸に寄ってくれないのでオカッパリではかなり苦戦することになるんです。)で、(まだ)強風の本湖とくればルアーは迷う事なくルドラ。
斜め護岸の岸際はかなり浅いのですが、この際に追い込んで捕食するバスも多いのでその手前でピックアップしてしまうのではなく、足元ギリギリまで丁寧に引き切るのがひとつのコツです。
この釣りで欠かせないのが、STEEZロッドのスカイホーク。
斜め護岸でもヒットゾーンを引きやすい7’3’’という長さとノリの良さがルドラにベストマッチします。
その後オリキンが合流し、来る早々僕とO.S.P社員Aさんがルドラを通した後のスポットからルドラでグッドサイズをキャッチ、感じワル~!どうなってるの?
その後はパタッと風がやんでしまいルドラは御役御免。
その後はプロトワームがバスを引き出してくれました。
こんな感じで毎週末ごとに季節の進行を感じていましたが、きっとこのコラムがアップされる頃にはさらに状況は良くなっているはずです。
皆さんも良い釣りを!
(写真:ただ巻きでのルドラを引ったくっていったのがこのバス!サイズはルドラフィッシュとしてはアベレージですが春の訪れを感じさせてくれる嬉しい今年の初ルドラです。)
年末年始は千葉県高滝湖漬け
皆さんこんにちは。
今年のコラム一発目いきま~す!
真冬も全開モードですよ~っ!
さて、オリキンのコラムにも出ていましたが、年末年始は高滝湖で釣りをして過ごしました。
ロッド&リール誌2月号のチョイ記事で「元旦からカスミ」といっていたのですが、ちょっくら高滝に行かねばならなくなりまして。
僕は連日釣りをするときには大体車中泊なのですが、さすがにこの時期は寒いのなんのって・・・。
防寒着込んで寝袋に包まって、寒さに何度も目を覚ましながらもどうにか夜をやり過ごしましたよ・・・というわけで新年はひとり寂しく車の中で迎えました。(笑)
釣りのほうですが、初日はボート出す前に先日届いた試作ワームのアクションを見ようと足元に落とし、チョイチョイ動かして「いいね~!」なんて言いながらそのまま落とすと「モソッ」とバイト。
なんと一投目で釣れてしまいました。
高滝マスターのオリキンが「この時期は岸から届く範囲にバスいないよ。」なんて言うくらいオカッパリで釣れる状況ではなかったらしく、曲がるロッドを見て「信じらんね~!」という顔をしていました。
まあ、オリキンもコラムで書いてましたがさすがにこれはマグレですね。
ちなみにこのワームはすでに試作4号君なのですが、これの元祖1号をオリキンに送った際も、その1投目でいきなり43cmくらいのが釣れたって報告がきましたっけ・・・。
(写真:ルアーのアクション見ながら何となく沈めてボトムに着底したら「モソッ」っときました。オリキンこれってヤバい??)

実はこのワーム、オリキンの激釣れシークレットチューンが元ネタ。
昨年の秋にオリキンがO.S.Pに遊びに来た時に見せてくれたのですが、初めてこれを見たときはいかにも釣れそうな見た目にまず驚き、速攻プールで泳がせたところ、見た目以上の水中での艶かしさにまた驚き・・・。
丁度その頃試行錯誤していたワームにそのアイディアがピッタリはまるというタイミングの良さもあり、合わせてテストを続けていたものです。
今回の釣行でも、1年で最も釣れないといっていい1月でも良形のバスを数本釣らせてくれ、地元ロコの方は釣れたこと自体に驚いていましたが、まだまだ本領はこれから。
春はこいつが炸裂してくれるだろうと今から楽しみで仕方がありません。
まだ極秘で進めなければならず、詳細を言いたくても言えないのが残念なのですが、修正点も見えてきたので今後さらに追い込んでいきたいと思います。
今度は写真を見ての通りのライトリグ系ですよ!
(写真:とにかく、この寒くて厳しい状況下でも釣れるんです。)

話は変わって、Basser誌での並木さんの連載「THE MISSION」をDVD化した「CROSS OVER」を先日見たんですけど、これは面白い!
アメリカのレイクセミノール以外の舞台は北浦、桧原湖、印旛沼、小貝川、黒部川、遠賀川、芦田川とメジャーなフィールドで釣りをしているので、自分の行くフィールドと重ねられる方も多いのでは?
例えば僕にしても北浦、小貝川、黒部川はホームですし、行った事がないのは九州の遠賀川くらい。
Basserでの紙面はもちろん読んでいましたし、僕は直接そのときの話を聞いてもいたのですが、映像で見ると理解度は全然違いますね。
芦田川で活躍したダイビングフロッグの合わせにしても、よく並木さんから「お前は合わせるのが早い」と言われていたのですが実際見ると「なるほどね~!」って感じでした。
それ以外にも、同じ場所で釣りをしていても自分とは違った着眼点で場所を見ているときや、オカッパリでたいして釣れないと思っていたスポットからけっこう釣っていたりと意外な発見もありました。
3時間という長編にこの内容で、しかも多彩なフィールドが入っているのは値段以上の価値があると思いますよ。
O.S.PホームページからもこのDVDのダイジャスト版を見ることが出来ますのでまだの方は見て見てくださいな。
今回はこんなところで。
今年もガンガン釣りに行って、釣果に役立つような情報を発信できればと思います!
(写真:またまたキャッチ!さらにテストを重ねて追い込んで行きます!)
2008年を振り返って・・・
皆さんこんにちは!
いよいよ年末が押し迫ってまいりました。
今年は今までになくあっという間に過ぎ去った一年でしたが、昨年から開発を始めたドライブクローをリリース出来たことは自分にとって大きな出来事でした。
また、取材も毎回集中してこなすことができ、釣果にも恵まれた一年であったと思います。
これら全て、周りの支えてくださった方々なくしてはなかったこと。
この場を借りて御礼申し上げます。
霞ヶ浦水系全域を舞台とするタイフーントーナメントにて
さて、話は変わって、先日はタイフーン様主催の年末トーナメントにO.S.Pスタッフの草深さんとペアを組んで参戦してきました。
昨年も草深さんと組み、5本のリミットメイクに成功したのはわずか3チームというタフコンディションの中、まだ手作りだったドライブクローのみでリミットメイクに成功するも、霞水系で驚異的な優勝率を誇る『恐怖の千葉さん』(ちなみに11/25の「今週のグッジョブ」にも登場。)に破れ2位という悔しい結果でした。
「今年こそは!!」という意気込みで年間中艇料無料とガソリン300リッターを目指して挑みました。
かなり釣れていないという前評判に加え、当日はこの冬一番の冷え込みで朝の気温は2℃!厳しい釣りを強いられることは間違いありません。
「2人で丁寧に攻めれば5バイトは何とかなる。防げるミスだけはしないように集中力を切らさない。」この2点をお互い確認して釣りを開始しました。
メインに使ったのは僕も草深さんもドライブクローのテキサスリグ。
今回はバスの目の前に丁寧に落としていくような釣りなので、カラーは喰わせのナチュラルベースながらもラメがアピールするシナモン・ブルーフレークとグリパン・ブルーフレークをチョイス。
それを、シンカー3.5gと5gの2タイプにそれぞれセットし、カバーの密度や風の強さ、水深などに合わせてマメにチェンジしていくことに。
まずは僕が5投目くらいにドライブクローで小さいながらも幸先良くキャッチ!
その10分後、昨年のこの大会でラインブレイクで悔しい思いをした一等地にデカバスキラーのゼロワンジグ7g&ポークを滑り込ませると、僅かなバイトを感じて合わせるもカバーに化けて全く動かず。
「バスついていないっす、バレちゃいました~。」
しかし、草深さんが「ライン緩めないで!」といってボートを寄せると小さいバスが「ピョロッ!」と飛び出してきて、空中でフックが外れるもボートの上にポトリ。
期待していたサイズには程遠いながらも超ラッキーな感じで2本目をライブウェルへ。
その後、草深さんが僕が一本目を釣った杭に入り直して一回り大きいサイズをキャッチ!
ここまで開始1時間半で3本キャッチはこの時期の霞ではけっこうなハイペースですが、油断すると全くバイトがなくなる可能性もあるので気は抜けません。
その後、水深60cmほどのスーパーシャローからこの日一番のナイスサイズを引っこ抜き、いよいよリミット達成まであと一本!
(写真:寒いなかシャローに残っていたナイスサイズ。ドラクロなら喰わせられる!)

しかしここからノーバイトタイムに突入。
あと一本なのに~!辛抱の釣りが続きます。
そして戻り時間を引くと残り時間数十分というところで草深さんの動きがピタリと止まり、一呼吸おいて渾身のフッキング!
集中力の賜物か、テキサスリグで口の外掛かりという離れ業でリミット達成!
そして、写真を撮ろうとしたら「そのまま釣り続けてて!」・・・このあたりに草深さんの勝負への執念を感じました。
入れ替えを目指して終了ギリギリまでキャストを続けるもその後バイトはなく、ウェイイン。
勝てるだけの重さはないだろうと思っていましたが、この厳しい状況だけにもしかしたら・・・、という淡い期待はありました。
しかしそう甘くはなく、またもや寸止めの2位・・・。(しかも草深さんはここ最近の大会で3戦連続2位!)
しかし、リミットを達成したのは30チーム以上参加したなかで我ら1チームのみ!
しかも2年連続というのは、デッドスローでの誘いにも応えてくれるドライブクローの喰わせの能力のおかげ!
今回のような渋いときこそより釣果の差となって表れます。
厳しい状況下でも「これなら喰わせられる」と信頼して使えることも大きいですしね!
(写真:信頼して使い続けられるドラクロのおかげでした!オイルでルネッサ~ンス!)
今回のキモは、着底後こちらからはほとんど動かさずに「ワームに仕事をさせる」イメージで誘うということでした。
さすがにこの時期になると「落ちパク」とはいきませんからね!
狙う物にタイトに入れたら着底後はすぐに動かさずにハサミとヒゲが時間差で倒れてくるのをイメージして待つ。
で、倒れ込んだら緩めたラインを軽く跳ねさせて小さくホップさせてまた待つ、そんな感じです。
また、オダや沈船などの起伏は集中して丁寧にズル引き、「プルッ!」と乗り越えた瞬間、瞬時に完全にラインテンションを抜き、タイトにフォールさせることも重要です。
小さな落差でもドライブクローの「ユラユラ、ピリピリ」アクションは健在ですので、真冬に有効となる起伏を舐めるような使い方でも有効にバイトを誘発してくれます。
真冬でも攻め方さえ間違わなければバスは応えてくれるはず!
やれることは限られた時期ですのであとは集中してやり切るのみ!
このコーナーで毎年言っていますけど、真冬のバスフィッシングも面白いですよ~!
今回はこんなところで。来年もよろしくお願い致します!
(写真:O.S.Pスタッフ橋本さんとO.S.Pプロスタッフ岩崎広さんも参戦!!橋本さんがハイカットでグッドサイズをキャッチ!しか~し、岩崎さんがDUNKでビッグバスをバラしてしまい6位に甘んじてしまった・・・。獲れていれば、このペアが2位に・・・・。)
冷え込むにつれ、次第に釣りにくく・・・。
皆さんこんにちは!
日に日に秋も深まりだいぶ寒さを感じる季節となってきました。
相変わらずほぼ毎週釣りには通っているのですが、これまで比較的簡単に釣れていたのが、冷え込んだタイミングからはけっこう釣りにくくなってきました。
そんななか、ここのところは少々小忙しくやってます!
ルアーマガジン「陸王」
まずは、話題沸騰のルアーマガジン「陸王」の頂上決戦。
それぞれ予選を勝ち残った小野俊郎さん、相羽純一さん、金森隆志さんとのオカッパリ勝負は本番の前から周りの反響が凄くて、行く先行く先でその話題でした。
誰が勝つか賭けしてる人達とかいるし・・・。(笑)
正直プレッシャーも無いわけではなく、実際シビレる展開でしたけど、結果的にはとにかく面白い2日間でした。
釣りが終わってからの座談会でそれぞれのネタ明かしとなるのですが、同じフィールドで同じ日に釣りをしてもそれぞれが独自のスタイルの自分の魚を釣ってくるのが面白いところ。
はっきりいってかなり驚かされました。
結果はまだヒミツという訳で、今月末売りのルアーマガジンをお楽しみに!
(写真:ライムチャートのドライブクローがプチブレイク中、釣り仲間もビッグサイズをキャッチ!)

OPA!様主催の「オプライド」にゲスト参加 それと、先週の日曜日は千葉県柏市のOPA!様の毎年恒例巻き物祭り「オプライド」にゲスト参加してきました。
今回で呼んでいただくのは4回目で、ちょっと自慢しちゃうと、これまでの実績は参考記録ながら2位相当2回に3位相当1回と、僕、けっこう強いんです。(笑)
何たって毎回優勝を狙って本気で挑んでますから!
完全にゲストという立場を忘れてイチ参加者です・・・。
ちなみにこれまでは全てブリッツで勝負してバスを釣ってきていたのですが、今回はシャッドで勝負することにしました。
ここ最近の冷え込みを考慮したのと、人がクランクで流した後でも冷え込みでクランクに反応してくれないようなバスが残っているはずだと考えました。
例年この時期くらいになるとシャッドが有効になってくるんですね。
という訳で、先日西湖でもいいバスを連れて来てくれた新作「ハイカット」でいざ勝負!
一応チームで行動するのですが、僕たちのチームは偶然にもOPA!スタッフのO(オショウ)に地元釣り仲間のS(佐藤)で、P(プリンス・・・自分で言っていて嫌だ~。)の「チームO.S.P」で行動することに。
このふたり、共にかなりの釣りウマなので、仲間内での争奪戦も大変です。
が、しかし、ここ最近の霞水系は甘くはなく、最初に入った新川中~上流は冬の気配で生命感ナシ。
天気も晴天無風で巻き物には厳しい雰囲気です。
しかし、その後備前川に移動すると、新川では全くいなかったハゼやらギルやらイナッコやらが沢山いて、生命感は有り有り。
しかし天候は相変わらず・・・。
この備前川に狙いをつけていた参加者も多くいたのですが、全く釣れていない様子です。僕たちも誰も何の反応も無いまま最下流まで来てしまったとき、待望の風が吹き始めました。
その直後!対岸を釣っていた佐藤君が護岸際からグッドサイズをキャッチ!
ヒットルアーは「ブリッツMR」のチャートブルーバックです。
(写真:ブリッツMRのチャートブルーバックでキャッチ!)

やられた~って感じですが、「誰も釣れていないらしい」なんて噂も流れていただけにとりあえず釣れて一安心。
残り時間も1時間半くらいに迫っていましたからね。
しかしこの風の効果はこの一匹だけにとどまりませんでした。
その後岸沿いにあるタイヤが絡んだ杭横にハイカットをコンタクトさせ、ロッドストロークでスローに沖側に逃がした時にバスが引ったくるも一瞬乗っただけでバラシ。
さらにパイプが水中に垂れ下がったところで今度はしっかり掛かったと思いきやまたもやファイト中にバラシ。
その直後、今度はオショウさんが「ブリッツ」のハニーブラウンでグッドサイズを釣ったとの報告。
終了間際になってこれまでの沈黙がウソのようなラッシュです!
しかしもう残り時間が・・・。
引き上げようと少し離れた所にいた佐藤君を迎えに行き、軽い気持ちで「ピュッ」と投げて水面直下を引いていたらバスが出てきてパクッ!小さいながらも土壇場で釣れてしまいました。
3人ともボウズかと半ば諦めかけていたのがこの短時間で皆釣れるとは・・・まさに風サマサマです。
今回の「オプライド」、急遽日程が決まり、告知から開催日まで日数が短かったにも関わらず65人もの参加者が集まるのは「OPA!」ならでは。
スタッフの方々もお客さんも皆さんコアで熱いです。
ハードルアー縛りというレギュレーションを本当に楽しんでいますね。
で、結果ですが、僕とスタッフのオショウさんを除いてバスをキャッチしたのは5人。
いつもは何でこんなに釣れてるの?っていうくらい釣ってくる猛者達も今回はさすがに苦戦したようです。
そんななか、一緒にチームを組んだ佐藤君が同サイズ、ふたりで分かち合う形で優勝!
ちなみにオショウさんが釣ったバスも参考記録ながらこれに次ぐサイズでした。
優勝が同率でふたりのため次の3位の方がこれまたブリッツMRハニーブラウンでキャッチと、僕の「クランクは厳しい」という予想に反して、終わってみれば相変わらずの「ブリッツ強し!」という結果でした。
しかし、これだけ釣れていない状況で3つ掛けられた「ハイカット」はやはりタフな状況でもバスに口を使わせてくれると実感。
また、こういった状況に対応するタックルセッティングの見直しにもなりました。
これからの時期はさらにシャッドの強さが際立ってくるでしょうから、ダンクシリーズとの使い分けでさらに釣果は伸ばせそうです。
この辺はまた詳しくお話出来ればと思いますが、ハイカットに関して軽く触れますと、「ミノー的シャッド」という通り、トゥイッチベイトとして特化する一方で、ただ巻きでの繊細なナチュラルアクションもハイカットの持ち味。
ノンラトル仕様であることと相まって、アピール度的には弱い反面、入れ所さえ掴めていればタフバスでも違和感無く食わせることが可能です。
バスの活性が下れば下るほど頼りになる存在といえます。
おおまかにはクリア系のフィールドで本領を発揮するタイプですが、引くコースが絞れてさえいれば霞水系のようなマッディフィールドでも威力を発揮します。
今回の例でいうと護岸の壁沿いなんかはバスの着き場をドンピシャで引けるのでまさにうってつけ。
ちなみにカラーはバラした2本はマットタイガーで、最後に釣ったのは黒金オレンジベリーでした。
「オプライド」また来年もチャレンジさせていただきたいと思います!
小林さんをはじめとするスタッフの皆様、楽しい機会をありがとうございました。
参加者の皆様、また勝負しましょう!
今回はこんなところで。
最後に釣りネタではないのですが、つくばに住んでいた頃お世話になっていた美容室で、雑誌「つくばスタイル」(何とバスワールドと同じエイ出版)の第1号のトップ記事で取り上げられたフルーフィーの店長さんが独立して筑波大学の近くにsuplisというお店を開きました。
ここのシノさんはバスフィッシャーマンですのでお近くに住んでいる方はよかったら行ってみては!
僕も八王子に引っ越してからも髪を切る時はつくばに帰ってお任せしています。
さあ、いよいよバサーオールスタークラッシック。
このレポートがアップされる日は、丁度大会の初日!今年はどんなドラマが待ち受けているのか、楽しみですね~!
(写真上:オプライドではハイカットを投げた押しましたよ~!何とかキャッチ。)
(写真下:そして、OPA!のオショウさんはブリッツのハニーブルーでキャッチ。ブリッツ強しです!)
秋を感じる今日この頃・・・
皆さんこんにちは!
朝晩はだいぶひんやりとするようになってきました。
シャツ一枚で寝て「寒っ」なんて目が覚める日も。
皆さんも油断して風邪などひかぬよう気をつけて下さいね。
夏から秋への季節代わりの境目
真夏の鉄壁のパターンだった川の最上流などはまだ健在ながらも、少しずつそういった一箇所集中型から広範囲に広がりをみせているように思います。
そんなこともあって最近は一箇所でのまとめ釣りというよりも、あちこち駈けずり回ってバスをかき集めるという感じにもなってきました。
暑いうちは朝夕を除いてはジグやワームで「撃つ釣り」が大半を占めていましたが、これからのシーズンは「巻く釣り」の比率も高くなっていきいそうです。
「バジンシリーズ」や「ゼロツービート」のような表層モノから「パワーダンク」のようなディープ系まで幅広く可能性のある時期になりますが、特に昨年の今頃は「ブリッツMAX」がインパクトのある釣果をもたらせてくれました。
(写真右:夕方、霞オカッパリで02ビートにバイトしてきたグッドサイズ!)
(写真左:シャローブッシュでドライブクローに45UP!落ちパクでした。)

(写真:O.S.Pスタッフ草深幸範がW.B.S.第5戦の大会前日に釣ってしまったドライブクロー50UP2kgオーバー!不可抗力の落ちパクフックアップ・・・。)

ある霞水系でのオカッパリロケの下見では、「半日で40アップを二桁」なんてちょっとここ近年ありえない釣果をたたき出してくれたのもブリッツMAXでした。
水路の護岸際をただ巻くだけのカンタン釣法ですが、状況にはまった時の破壊力はMAXならではですね!
ちなみにその時の状況ですが、小雨交じりの曇天模様、水も濁り気味で「ブリッツだとちょっと物足りないな」・・・なんて状況でした。
他にも日没前の暗くなってきたタイミング、風の強くてさざ波立っている日など、ようは天候が荒れたり照度が低い状況で、ルアーの存在が薄くなるような状況ではより目立つMAXの存在感だからバスを引っ張り出してくれる・・・!
あの「ブリッツ」よりもMAXのほうが釣れる状況がある・・・。
しかもはまった時の爆発力は比じゃないという事実は知っておかないと絶対に損!今年も期待大です。
それと今月末、地球丸さんから雑誌「ロッド&リール」の発売と同じ日にDVD「ホリデイアングル2」が発売になります。
ちょっと前の7月と8月にロケを行って9月には発売という急ピッチでの展開には僕も「そんなに早いんですか!」と驚いたのですが、「これを見てくれた人がすぐにフィールドで同じ釣りを試せるように寒くなる前に出さないとね。」とのことでした。
「なるほど~。」編集の方は睡眠時間を削って頑張ってくれたようです。オツカレサマデス・・・。
今回も大半の方と同条件である土日のオカッパリにロケを行い、北浦、霞水系、新利根川水系といった有名どころの「盲点」を突いています。
今の霞水系でのオカッパリで最も釣れると思われるスタイルを公開!
この水系もやりようにとってはガンガン釣れます!
霞水系で一番のメジャーエリア「土浦」は5本で5キロ超えのビッグフィッシュ攻略!
霞では意外ともいえるその方法とは?車で移動するアングラーのみならず、チャリンコバサーや電車で土浦から徒歩でエントリーするアングラーまで(けっこう歩くけど・・・全然射程範囲!)すぐにまんま同じ場所で同じ釣りを試せます。
慣れれば釣果もすぐに実感できるはずですよ。
そしてこのスタイルは様々なフィールドでそのまま使えたり、応用できるスタイルだと思います。
オカッパリってボートよりよっぽど釣れるかも・・・。
前回のホリデイアングルの秘密のプレゼントは、ご当地アイテムであるマックスコーヒー風にカラーリングした写真のブリッツMAXでした。
で、今回はこの「ホリデイアングル2」限定、「非売品カラーのドライブクロー」でいく予定です。
どんなカラーになるかはまだお楽しみ。
(写真:ホリデイアングル1のプレゼントだった、ブリッツマックスコーヒー?)
面白い、だけじゃないのがダイビングフロッグ
うだるような連日の猛暑・・・。
釣りをされている皆さん熱中症とかには気をつけて下さいね。
今回は私なりのダイビングフロッグチューンを紹介させて頂きます。
それはバサー編集部からの1本の電話でした。
Basser編集部(以下H):「ホリベでございますぅ~。川村さん、先日の撮影はかなり釣れたみたいですね。」
川村氏(以下K):「そうなんですよ、例のドライブクローがもう落ちパクで・・・。」
H:「そうですか、噂ではカエルもけっこう釣ったとか・・・。」
K:「(ギクッ!)よ・・・よくご存知で・・・。」(どこで聞いてくるんだ?)
H:「以前川村さん、僕がカエルばかり釣るのをバカにしてましたよね~。水にルアー着いてないんじゃないのとか。」
K:「そ・・・そんなこと言いましたっけ?(言ってる)いや~、バスのいる所カエルありきですね~。(意味不明)すいません、僕が間違っていましたよ。」
H:「いやいや別にいいんですよ、ちょっといじらせてもらえれば・・・。」
という訳でバサーブログの7月29日編でこんな仕返しをされてしまいました・・・。
ウシガエルは水中でもバイトしてくることが分かりました。
そう、カエルはダイブするのです!・・・という訳で?今回はダイビングフロッグのお話です。(何じゃそれ!)
(写真:ダイビングフロッグで仕留めたグッドフィッシュです。ダイブもありのフロッグゲーム、これはたまりませんよ!)

使ってみて分かる、芸達者O.S.PDIVING FROG ダイビングフロッグはその名の通り、ただ巻きで潜ってクネクネと泳ぎます。
クランキンアクションとうたってはいますが、スカートの艶かしい動きと相まって柔らかい感じのウォブリングです。
他にも首を振りながらポッパー的にポップ音とスプラッシュで誘えたり、ダーター的にボコンとダイブさせられたりと芸達者。
この特性を活かしてこれ一個でへビーカバーでもオープンウォーターでもバスを誘えるというのが便利なところです。
例えば一投のうちでもカバー際ではネチネチポコポコと誘って、そこからはクランク的に巻いて使えるので、バイトチャンスが稼げます。
ただ、このクランク使いの場合、構造上、トリプルフックのように向こう合わせ気味とはいかないので、ルアーを目視できる層で引いてきて、バスのバイトと同時に瞬時にラインを送ってガッチリと合わせることをお勧めします。
ちなみに僕は表層を引き波を立てながら引いてくる使い方がお気に入りです。
このダイビングフロッグにはブレードをワンタッチでセットすることができるタテ向きのアイ(垂直アシストワイヤー)が始めから装着されているので、面倒なチューニングは不要!
個人的にはブレードは是非つけていただきたいと思います。
バスのバイトが明らかに増加すると実感しているのと、ブレードの抵抗とウエイトにより、ピンスポットでの移動距離を押さえた美味しいアクションがより出しやすくなるからです。
もちろん、キラキラしたフラッシングも有効ですね!
僕なりにセッティングを色々試してみたのですが、お好みはコロラドとウィローの2枚重ね。
最初はカバー内でビッグバドみたいにカチャカチャ音が鳴ったらかなり釣れそうだな、なんて発想で着けてみたのですが、ウィローが綺麗に回ってフラッシングし、その周りを広角でコロラドが回りモワモワと水を盛り上げていい感じです。
ちなみに音はほとんどしませんでした。
たまに擦れあって小さくチャラチャラいう程度。(これはこれで悪くない)
ダイビングフロッグを使っての印象は、「バスを水面まで引っ張り出す力」が強いということ。
ネチネチと首を振りながらポップ音やスプラッシュを出せるので少々深いところにいるバスや濁った水色でもバスを水面まで浮かせます。
また、「水面まであと一歩・・・」なんて時にダイブを織り交ぜることでバイトに持ち込めることもありました。
チューンや操作での演出など、使い手次第で可能性が広がるルアーではないでしょうか。
ひとつ注意点をあげるとすれば、アワセのタイミング。早合わせは絶対に禁物です。
「ガバッ」と出てもこらえて我慢して、落ち着いてアワセのストロークをしっかりとってからパワフルに合わせて下さい。
タックルもパワーのあるものが必要ですね。
それとフックはバーブレスではありませんが、バス、雷魚問わず、バーブレスでよろしければカエシをペンチで「ペチッ」と潰して下さいませ。
(写真:ダイビングフロッグにブレードをつけてみました。こんな感じです。)

ドライブクローのカラーが決定!!
今回はこんなところで、最後にちょっとドライブクローニュースですが、カラーは10色が決定したのですが、素材の色合いからラメの大きさ、量など、実際の色合わせで妥協せずに追い詰め、どれも実践的なカラーに仕上がりました。
そして・・・!先日の北浦で行われたW.B.Sトーナメントでは、ハシタクさんがドライブクロー(シナモン・ブルーフレーク)のテキサスリグで早々にリミットを揃え、02ビート(ディファインブラック)で入れ替えるという展開で見事に優勝!!
さらにO.S.Pスタッフの草深さんが、同じくテキサスリグのドライブクロー(スカッパノン)をメインにし3位入賞と、いきなりやってくれています。
草深さんは大会前日に針先を折ったフックでドライブクローを使っていて、なかなか離さないバイトで水面に姿を現したバスは何と2キロクラスのビッグ!
結局、当日そいつは姿を現さなかったのですが、ドライブクローへのコンフィデンスになったとのことです。
僕も土日の霞水系のオカッパリにて、2週連続で約20本キャッチと、他を圧倒する釣れっぷりです。
DVDの撮影だったのですが、冒頭でいきなりデカいのも釣れました。
ドライブクローはただ今生産中。早く皆さんにも使っていただきたいですね!
(写真:いよいよ発売間近のDolivecraw3”。写真はシナモン・ブルーフレークの量産サンプルです。)
2008年W.B.S.スパースリーデイズレポート『後半』
前回に引き続きまして、O.S.Pスタッフキムショーさんと参戦した「W.B.Sスリーデイ」の続編です。
初日12位で終え、戦略を見直し、いざ勝負!
大会2日目、ファーストフライトであっという間に桜川へ。
朝イチを活かして、ファーストキャストは02ビートから。しかし今日もトップでの反応はなく、本腰入れてカバー撃ち開始。
程なくして張り出したブッシュ奥に落としたドライブクローにバイト!
バスが枝にロックしているので、無理せずボートを寄せ、キムショーさんにランディングしてもらい幸先良くナイスキーパーをキャッチ!
(写真:ドライブクローでキャッチした1本目!毎回釣れる度、興奮してしびれちゃいますね。(笑))

桜川に入ったのは正解か!と盛り上がったものの、その後はひたすらノーバイトタイム。
1時間ごとに鳴る携帯のアラームが悲しく響きます、ツライ・・・。
その後僕がキーパーギリギリを何とかキャッチするものの、その後はまたもやノーバイトタイム突入。
とてもじゃないけどリミットの5本に到達するようなペースではない。
2日目にしてスリーデイ終了か?お互い口には出さなくてもそんな雰囲気が漂います。
先に上流を流していたペアが下ってきて「かなり頑張って3匹」とのこと。どうするか・・・。でも行くしか術がない。
それからさらに桜川を遡上。水深が浅くなり、流れが早くなってきました。
食いの渋る晴天下でこの流れはプラスに働きそう・・・。
そう話していたところでキムショーさんがゼロワンジグで掛けるもバラシ。
次のキャストでゴミが掛かったとグリグリ巻いていたところ、実はこれがグッドサイズのバス!
しかし、アワセを入れていないので手前まで来てバスだと気付いた直後にこれまたジャンプ一発でポロリ。
痛恨の連続バラシでしたが、明らかにこれまでとは様子が違う!
「まだイケるかもしれませんよ!」
そしてキムショーさんが素晴らしい集中力を発揮し、カバー奥に滑り込ませたゼロワンジグシリコンで待望のキロクラスをキャッチ!
さらにレイダウンがつくる流れのヨレからまたもやゼロワンジグでキーパーをキャッチ!
残り時間がもう僅かというところでリミットまであと一本というところまでこぎつけました。(スイマセン、切羽詰っていて、写真撮っている余裕なし!)
こうなったら何が何でも揃えたい!
しかし、時間的にもう戻りながら釣りをするしかない。
行きで撃ったへこみに流れ物が溜まっている所に入れたキムショーさんのジグにバスが浮いてきたと、フォローで僕がゼロワンジグを入れると「コココンッ」という感触。
「ギルですね~。」なんて言っていたところで少し重みを感じたのですかさず合わせると何とバス!
サイズはイマイチながらも無理だと思っていたリミットが揃ってしまった。
(写真:ギルゥ~と思いきや、待望の5本目!!毎回釣るたびに痺れてます(笑)ホント楽しい!!)

さらにキムショーさんがもう一匹追加し僅かながらも入れ換えをし、時間ギリギリの帰着で2日目を終了。
前日を少し上回る程度のウエイトでしたが、全体的にあまり釣れていなかったこともあり少し順位が上がって10位に。
「明日また3キロチョイ釣ってきても意味がない、6キロ釣ってこないと。」
過去、キムショーさんが優勝を飾った一昨年のスリーデイズでは、初日、2日目と共に3キロ台で、やはり順位も今年と同じくらいというところから、最終日に驚異的ともいえる6800gを釣ってきて逆転で優勝をしたということがあったのです。
最終日は午前中は曇り空。プラで良かったエリアでの表層の釣りもよぎりましたが、これも6キロには届かないと、ギャンブルながらもビッグウエイトの可能性を秘めた恋瀬川に入ることに決めました。
最終フライトでスタートし、到着した恋瀬川には先行者の姿が・・・。
他の有望なストレッチを丁寧に釣って行くもノンキーパーが一匹釣れたのみ。
その後、ビッグフィッシュを求めて各所を走り周るもバイトは一向に無く。結局、最終日は失敗してしまいました。
しかし、最後の最後にキムショーさんが意地を見せてくれました。
残り時間僅かで最後に入った桜川で、ラスト10分にキロオーバーをキャッチ!
ノーフィッシュ濃厚でしたからね、最後まで諦めなくて良かった・・・。
最終日の結果により順位は17位まで下がってしまい、「アチャーッ」という感じですが、まあ、こうなることも覚悟のうえで選択した釣り方でしたから悔いはありません。
この3日間は苦しみながらも本当に楽しく過ごさせていただきました。
誘ってくれたキムショーさん含め、色々と面倒を見ていただいたB.B.MAXの皆様、ありがとうございました。
キムショーさんのバレットが早すぎてキャップ2つと○○○○を失ったこと以外は最高の思い出です。(笑)
(写真:ビッグフィッシュのみに絞り勝負に出た最終日。そう簡単には行きませんでしたが、最後の最後、意地でキャッチしたキロオーバー!)
2008年W.B.S.スパースリーデイズレポート『前半』
皆さんこんにちは!
今回は前回のコラムでお伝えした「W.B.S3DAYS」の参戦レポートをプラクティスの様子から本番までを2回に分けてお伝えしたいと思います。
まずは2008年W.B.S.スパースリーデイズ、プラクティスの模様からです
パートナーの「B.B.MAX」キムショーさんとは本番前週の2日間プラクティスを行いました。
プラクティス初日の土曜日はスロースタートだったこともあり、近場で、しかもキムショーさんの得意とする桜川をチェックして終了。
雨の影響で濁りが入っていたこともあって釣りにくい状況ではありましたが、その分、濁りの入っていないヘビーカバーの奥のみに狙いを絞れたので、ある意味やりやすくもあります。
カバー奥を厳しく攻めたにも関わらず、釣れてくるのはどれも小さいサイズばかり。
きっちり攻めてこの結果、この時点で桜川はないかなと感じていました。
2日目は曇り空の中、北浦までも含め本湖を広くチェック。
この日はトーナメントが開催されていたにも関わらずそこそこ良く釣れ、ウエイトも5本で4500g近くとまずまず。
単日なので何ともいえませんが、これを3日間続けられれば・・・というウエイトではあります。
釣り方的にはシャローエリアでの水面を意識した釣り。
ハイピッチャーのガーグリング(水面引き)やバジン&ダイバジンの共にヘビーヒッターモデル。
ベジテーション絡みではノーシンカーリグの表層使いといった釣り方がハマりました。
(写真:ハイピッチャーのガーグリングまずまずの反応!ガーグリングには軽いウェイトのダブルウィローがGOOD!)

沈めるとバイトは激減、明らかに上を釣った方が反応は良い。
しかしこれはこの日の天候がもたらした部分が大きいというのは明白。
その時点での週間天気予報の通り、大会本番も梅雨空に恵まれることを祈りつつプラクティスを終了しました。
それから本番までの期間はキムショーさんと僕の代わりにO.S.Pプロスタッフの宮本コースケが同船して湖に出てくれ、さらに4500gほどの釣りはしているという報告をしてくれました。
(写真:プラクティスでキャッチしたナイスフィッシュ!プラでは表層系がハマりましたが、気になるのは大会当日の天候・・・。)

準備万端の大会当日 大会当日、天候は困ったことに快晴です。
それでも朝イチならば水面系でのパターンも生きているだろうとプラで多くの反応の得られた外浪逆浦へ直行。
増水していたことによって、より多くのバスがシャローに入ってきているのではという期待はありました。
ポイントに到着した頃にはすでに日も上がってきてしまい、水面に出せるかどうかは微妙な状況。
しかし、もし水面まで出るのであればそれが貴重な朝の時間帯、一番効率よくバスを拾えると思い、02ビートとバジンヘビーヒッターからスタート。
狭いシェードにはピンスポットでも浮かせられるスイッシャーも入れていく。
しかしトップには反応はなく、キムショーさんが水面直下を引くブリッツとスイングインパクトをセットしたジグスピナーで連続してキーパーをキャッチしたこともあって、若干レンジを下げようと1/4オンスのハイピッチャーへとチェンジ。
するとすぐに水面直下を泳ぐハイピッチャーをバスが引ったくり、ナイスキーパーがジャンプ!と直後に16ポンドラインがブレイク・・・。
通常ではこの太さのラインがあの程度で切れることはありえないです。
考えられるのはおそらく、ボートの助手席の傍らに8本ものロッドを束ねておいたためタックル同士がロングドライブで擦れ合っていたことくらい。
本番ではあってはならない凡ミスに落ち込みますが、立て直せねば!
その後良すぎる天気に苦しみつつも何とかキーパーを揃えるもののサイズが小さくローウェイト。
入れ替えに恋瀬川に入り、すぐに僕がドライブクローのライトテキサスリグでカバー奥から引きずり出し入れ替え。
キムショーさんもシリコンラバーのゼロワンジグでナイスキーパーをキャッチし初日を終了。
ウエイトは3160gで12位。初日のトップウエイト5800gはブッチギリでしたが、それ以外は十分射程範囲。
3日間の勝負では何が起きるか分かりません。とにかく明日は今日よりも釣ってこなければ!
その日の夕方、キムショーさんと車で桜川の様子を見に行ったところ、水質は明らかに良くなってきている、これまで濁りが続いていただけにもしかするかも。
特にビッグフィッシュの狙える上流域は可能性十分・・・。
「明日、桜川に賭けてみましょう。」意見は一致。
はたしてどうなることやら・・・。
(写真:ドライブクローのテキサスリグ&01JIGで立て続けに入れ替えに成功!)
爆釣情報が次から次へと!
皆さんこんにちは!
僕の住む地域でもいよいよTシャツ一枚で過ごせる季節となってまいりました。
周りからは景気の良い爆釣情報が次から次へと入ってきています。
当然僕もガンガン釣ってますよ~!・・・といいたいところですが。
6月13日から3日間、W.B.Sスーパースリーデイズへ参戦してまいります!
ここ最近釣りに行けたのは取材日くらい・・・。
釣りに行かないとガソリン減らないのはいいんだけど、何だかそれ以上に損した気分。
しかーし!そんなモヤモヤを思いっきりぶつける機会が巡ってきました。
来る6月13日から開催される「W.B.Sスーパースリーデイズ」に参戦するチャンスを頂けたのです!
ペアを組むのはO.S.Pプロスタッフであり、ショップB.B.MAXの「キムショー」こと木村翔太さん。
実はまだ一緒に釣りをしたことはないのですが、一昨年のスーパースリーデイズで見事優勝を飾っているだけに、どんな釣りをするのか非常に楽しみ!
キムショーさん完全サポートによるお誘いなのですが、その分しっかり働かないと・・・。
軽く「3日でキロアップ15本でいいですよ。」なんてムチャ言うもんだから大変です(笑)。
最近は、秘密兵器として夜な夜な、新たなワームの型に素材を流しているのですが、それが釣れるかどうかは実際にやってみないと分からない・・・。
プールでは良い動きをするんですけどね。
今週末の土日は一緒にプラをする予定なので、その辺の結果も楽しみなのです。
ちなみにチーム名はB.B.MAXとO.S.Pを合わせて、「Team Max Performr」かな?まあ、全力を出し切るぞ!ってな意味合いです。
(写真:ちょっと前の釣行ですが、01JIGシリコンラバーのテナガでキャッチしたリバーバス!)
それと冒頭に書いた取材なのですが、ルアーマガジンさんの取材で、徳島県、旧吉水系に行ってきました。
この取材では、O.S.Pワークスセカンダリーシリーズとして登場した「ダイバジンヘビーヒッター」が会心の一撃をキメてくれました。
この「ダイバジン」の「ヘビーヒッター化」は、アイテム的に極めて相性が良いと思います。
手に取ってルアーを傾けた瞬間(ラトルを転がした瞬間)すぐにピンと来ちゃう方もいると思いますが、あのサイズであの音っていうのはいいですね。
アクション的にもダイバジンはよりロールの比率を強くしているので、デッドスローで巻いても「ギョロッ・・・ギョロッ・・・」とよく響きます。
ちょっとマニアックな話ですが、単にボディー内の壁に当たる音ではなくで、ボディ室内をラトルが転がる音にグッときます。
ビッグバスを反応させられるタイプのルアーですので、これからさらに多くのビッグバスを釣らせてくれるはず。
そんな訳で取材は成功!僕の思い込みからちょっとした失敗もあったのですが、思わぬとことからラッキーもあったりして・・・。といった感じのルアマガさんの取材でした。
それと、僕のDVD「マジックトレース」と「ホリデイアングル」ですが、おかげさまで自分でもビックリするほどの反響をいただいております。
当初は「全然売れなかったらどうしよう・・・。」なんて心配もしていたのですが・・・。
「マジックトレース」は発売から期間が経ってからも口コミなのかジワジワと本数が伸び続け、「ホリデイアングル」も追加での増産が決定いたしました。
ご購入いただいた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
今回はこんなところで。
そういえば、「以前のコラムはもう見れないの?」と聞かれることがあるのですが、HP内の「レポート」から全プロスタッフさんのこれまでのレポートが見れるようになっていますので参考までに。
今夜もワーム流します・・・。
(写真:こちらはホリデイアングル視聴者様へのプレゼントであるBLITZ MAXの特別カラーのサンプル作成中。O.S.Pスタッフの草深さんが魂を込めてくれています!どんなカラーで出来上がるか楽しみです!)
春めいてきまして話題てんこもりです!
皆さんこんにちは!
植物の緑が徐々に増えていく今日この頃、フィールドでも枯れたアシから緑の新芽がぐんぐん伸びてきていて何となくいい感じ。
バスの動きも活発になってきましたね。
今年はいつも以上に霞通いです
ここ最近の釣りでは先日お店に並んだフリーペーパー「BAKU×BAKU」の取材で高滝湖に行った後は、主に霞水系。
昨年のオールスタークラッシックウィナーのハシタクさんや会社の先輩でもある草深プロの大会のプラクティスに同船させてもらったり、自らも霞水系での取材があったりで、昨年末くらいからの霞通いは続いています。
特にW.B.S.プロお二方との釣りでは共に新たな発見もあり非常に有意義な釣行でした。
う~ん役得!そして霞水系の取材は北浦で行いました。
一時期は小貝川でのボートに夢中になりすぎていたこともあって、霞水系でのオカッパリから足が遠のいていたのですが、ここ最近はあらためて霞が面白い!
先月号のロドリにも出ていましたけど、霞水系を今一度釣り歩いてみたい、そんな気分なんです。
そんななかで北浦というのは過去にもほとんど行ったことがなかったこともあって、じゃあこの(取材の)機会に一度マジメにやってみるか・・・。
そんな感じで挑みました。その結果は・・・。
今月末売りの「Basser」を見てくださいまし、やっぱり霞水系は面白かったです。
(写真:W.B.S.プロでO.S.PSTAFFでもある草深プロ。プラクティス中、ドライブクローのプロトでグッドサイズの春バスをキャッチ!)

O.S.Pの新作シャッド『ハイカット』
他にも話したいネタはテンコ盛りなのですが、そんななかで今回は、O.S.Pの新作シャッド「ハイカット」でいきたいと思います。
現在最終調整を行っている「ハイカット」ですが、そのプロトサンプルで並木さんがルアマガのオカッパリ取材でいきなり50アップを仕留め鮮烈デビューを飾りましたが、その後もハイカットのサンプルをひとつだけ渡したテスターのオリキンが連日グッドサイズのバスを連発したり、O.S.Pの社員が釣行の際にサンプルを拝借してこれまたビッグバスを連発するなど仕上がりは上々。
(写真:もちろん僕もグッドサイズのバスを仕留めましたよ!)

ボディーサイズは約60ミリとダンクよりも若干大きい位のサイズなのですが、性格的には全くの正反対。
ハイカットの狙いは「ナチュラルシャッドの極み」クリアウォーターでのセレクティブなバスにも見切られないことや、バスに異常なプレッシャーのかかっているようなタフコンディション下でも違和感なく食わせてしまうシャッドです。
『ハイカット』と『ダンク』の違い
ダンクは「クランク的シャッド」タイトながらも動きは力強く、ベイトタックルに10ポンドクラスのラインを組んだタックルでも動きを失いませんし、手元にもその振動は明確に伝わります。
使い方としては、スローに引いてもピッチを失わずに障害物を交わしながらタイトにボトムを舐めてこれるという特性を活かし、ワームに近い感覚でボトムやその周辺をスローにズル引いてくる使い方を最も得意とします。
フローティングの「浮かせ釣り」という使い方もありますが、これはどちらかというと応用的な使い方で、メインはクランクを繊細にしたようなただ巻きが中心になります。
そういったことからフィールド的にも霞水系のような濁りの入った水質で最も本領を発揮してくれます。
それに対してハイカットは、ただ巻きでは控えめかつ柔らかなアクションで本当にナチュラル、エサ系です。
ラトルも入っていません。例えるならこちらは「ミノー的シャッド」ですね!
中層でのトゥイッチングでは軽い力でも鋭く軽快に身をひるがえしながらナチュラルダート。
この際には体高のある側面のフラットボディが有効にフラッシングしてくれます。
ダンクがどちらかというとエビやハゼといったボトム系ベイトにはまるのに対し、ハイカットはワカサギなんかのベイトフィッシュイメージ。
ワカサギに夢中になっているバスはかなりセレクティブで、ルアーを見る目が厳しく、使用しているルアーによって釣果に大きな差が出るのですが、ハイカットはこういったバスが不自然なルアーを見切ってしまう状況でこそ使ってほしいルアーです。
重心移動搭載で、クラス最高の飛距離を誇るダンクほどの飛距離は望めないものの、リップを寝かせ気味にセットし飛行姿勢に優れることによって固定重心のこのサイズのシャッドとしてはトップクラスの飛距離と投げ感を実現しています。
繊細なシャッドのため、そのナチュラルな動きを殺さずに最大限引き出すためにもタックルセッティングはちょっと繊細。
ラインは4ポンドを中心に状況に余裕があれば3ポンド。
太くても5ポンド位までに抑えたいですね。
トゥイッチで見せつけて誘ってもいいですし、ただ巻きで自然に泳がせてもOKです。
応用として試していただきたいのは早巻きで、高滝湖なんかでもよく使われる使い方。
ワカサギが沢山いてなかなかスイッチが入らないような状況でパーっと引いてきて目の前に来た時にリアクション気味に反応させちゃう。
ノンラトルだからバスからすればまさにパッと目の前に現れる不意打ち釣法です。
振動や音ではなく、視覚に訴えるタイプのルアーですので、特にクリアウォーターを得意としますが、高滝のようなある程度濁りの入った場所であっても着き場が絞れてさえいれば必殺の食わせベイトとして活躍してくれます。
プレッシャーとの戦いとなるサンデーアングラーやトーナメンターの方にとっても強力な武器となるはずです。
微妙な最終調整を行っている段階で、発売まではもう少々かかりそうですが、O.S.Pクォリティのシャッド、期待は裏切りませんよ!
それとドライブクローのその後なのですが、前回お伝えした修正後のサンプルが上がってきまして早速テストしてみたところ、狙ったものには格段に近づいてきているのですが、それでもまだ満足のいく完成度には達していませんでした。
もうちょっとなんですけどね。
先日行ったという取材はそのサンプルを使ってガンガン釣れはしたのですが、まだ改善できる余地がある以上、やらない訳にはいきません。
そういえば先日はO.S.Pプロスタッフのキムショーさんがドライブクローが欲しいとわざわざ自ら流しにきてくれたのですが、それがヤバイくらいに釣れて大会で使う分が全然足りないということで、数日後また流しに来てくれました。
明らかにバスの反応が違うそうです。
大会でそのドライブクローが火を噴くといいですね~!
最後に、
O.S.PのHPにルドラで高滝湖の50アップを仕留めた際の動画がアップされました。
2005年の3月と少々前に撮られたものが掘り起こされたのですが、発売直前のルドラでのこの一発はその後のルドラの爆発を予感させるものだったのは確かです。
僕も忘れかけていたこの動画をあらためて見たとき、驚いたのが「ルドラフィッシュ」という言葉を思わず発していたことです。
ルドラブームのさなか生まれたこの言葉ですが、「ルドラだから獲れた・・・」そう感じるからこそ無意識に出ちゃう表現なんですね。
今回はこんなところで、皆さんも良い釣りを!
(写真:O.S.Pプロスタッフのキムショーさんがドライブクローが欲しいとわざわざ自ら流しにきてくれました!)
春の一発目は2月20日が目安!
08年03月11日皆さんこんにちは!
2月も後半に入り、まだ寒いものの何となく真冬の厳しさは脱したように感じます。
春一番も吹きましたしね!春の一発目は2月20日が目安!
僕は毎年、春の一発目のいい釣りが出来る頃合として、2月20日頃を目安にしています。
まだ外気温は寒いものの、冬の状態のバスがデカい個体から活動を始め、エサを求めてシャローに上がってくるのがだいたいこの辺りであると、これまで真冬も欠かさずフィールドに通ってきた経験から感じているのです。
冬の間に釣られていないためスレていない個体が多いのと、寒い中シャローに上がってくるぐらいのヤル気のあるバスなので、気難しいデカいバスでも釣り方さえ間違わなければ比較的釣りやすいのも特徴です。(しかし、バスの動き自体はまだ鈍いので、離れた所にあるルアーまでを追うほどの活性はないので、バスの目の前にルアーを持っていく必要はありますが。)
数はそんなに釣れる訳ではありませんが、とにかく釣れればデカいというのが大きな魅力!
もうシーズンは始まっています。暖かくなってからでは遅いですよ~!
そんな訳で「今こそ釣りに行かないとなんだよな~。」なんてウズウズしているところに地元の釣り仲間から写メが送られてきました。
それには小貝川でブリッツMRで釣ったというグッドサイズのバスが!もうこの手のルアーで釣れ始めたなんて・・・。
(写真:BLITZ MRで!グッドサイズでしょ!?春を感じ始めた早い段階では、BLITZ MRがききます。)

こっちは仕事だというのにほとんど嫌がらせです!(笑)
そんな訳で週末には早速フィールドに向かいました。
そして釣り開始後間も無く、最新プロトのドライブクローのテキサスリグにビッグバスがヒット!
近づくとボトムが見えるほどのシャローブッシュでしたが、やはりそんなスポットにもデカバスはちゃんと上がってきていました。
やはりバスは確実に動き始めているようです。
着底後にラインを張ったらすでに食っていたのですが、着水してすぐに躍動するドライブクローの艶かしい動きに、ためらう事無く反応してきたという感じです。
その後エレキフルパワーでもボートが進まないほどのはっきりいって釣りは不可能!というほどの強風に見舞われてしまいボートを上げることに。
せっかく来たのに残念・・・。
(写真:それぞれのパーツに意味を持たせたDoLiveClaw。そのプロトでブッシュに潜むデカバスを見事やっつけましたよ!)
そして翌日の日曜日は霞ヶ浦で行われた「53ピックアップ」にO.S.Pの先輩でもある草深プロとともに参加してきました!
ゴミ自体は支給されたゴミ袋が一時間半ほどで使い尽くすほどあったのは確かなのですが、釣り人が捨てたと思われるゴミは本当に少ないと実感しました。
それこそルアーのパッケージなんかはひとつも落ちていないくらい!
昔はけっこうそこいら中に落ちていたものなのですが、こういった意識は確実に変わってきたと実感します。
こういった企画によって湖岸がキレイになるだけではなく、さらに参加した人が常に抱く意識も自然と高まるという見えない効果も大きいはずです。
僕も小学低学年の頃はそれが悪い事だとも知らずに悪意も無く「ポイッ」なんてやっちゃっていましたから。
こういったことを考えると、親子で参加なんていうのも本当に有意義なことだと思います。
さて、釣りネタに戻りますと、例の「ドライブクロー」ですが、今月号の雑誌で手削りの型を元におこした成型品が紹介されていましたが、その後の近況としましては、あのモデルを叩き台にアクションや使用感などを突き詰め、各パーツの角度や厚み、形状を調整。実に15箇所以上を変更し次のサンプルの上がりを待っている状態です。
現時点でもアクション面や釣果において、他と比較しても十分勝負できるレベルにはきていると思うのですが、狙っているモノにはまだまだ・・・。
点数をつけるなら65点といったところでしょうか。
ひとつひとつは些細なことであったとしても、そこを妥協せずに追い詰めていくことの集合体は大きな差となります。
形だけではなく、素材によってもアクションや使用感が全く変わってきてしまうので、素材選定も重要課題です。
柔らかさや比重など、狙い所は見えているのですが、その辺もこれからさらに煮詰め、このワームにとって最も適した素材を追求していきます。
それにはちょっとした秘密も盛り込む予定ですよ。
今回はこんなところで。
いよいよ花粉全開で花粉症の方はしばらくはキツイ日々が続きますが、今行かないとホント損しますよ~!
(写真:霞ヶ浦での53ピックアップに参加させて頂きました!)
2008年国際フィッシングショーin横浜パシフィコ
皆さんこんにちは!
横浜でのフィッシングショーを終え、その余韻冷めやらぬといったところです。
2008年国際フィッシングショーin横浜パシフィコ
今年は、金曜日の業者日にぐるりと一回りし、日曜日はダイワのブースにいたのですが、とにかく今年は来場者が多いことに驚きました。
やはり来場者が多かったといわれた昨年よりも、さらに多いのはパッと見でも感じるほどで、まさに熱気ムンムン。
ブースに立っていても一息つく暇すらないほどでしたが、そのほうがむしろ、こちらとしては嬉しい悲鳴といったところです。
今回は僕のDVD「マジックトレース」を見てくださった多くの方々と、直にお話をすることが出来たのも自分にとっては大きな収穫で、「釣りが変わった」とか「釣れるようになった」なんて声を聞くと本当に嬉しくなっちゃいます。
けっこう突っ込んだ質問なんかもあったりして、答え甲斐もありました。
しかし、細かいところまで見ている人は見ていますね~!
それと、O.S.Pのニューアイテムについて聞かれることも多く、特に「DoLiveCraw(ドライブクロー)」と仮称「ベントミノー」の注目度と期待度の高さは、相当なものだということを肌で感じた次第です。
その期待を裏切らない、期待以上のシビれるモノに仕上がるよう煮詰めている段階ですので、首をながーくしてお待ち下さい!
実はショーの際には今月号の雑誌に出ていた「DoLiveCraw」からさらに進化したものを隠し持っていて、何人かの方にはお見せしたのですが、その凝ったディテールにはシビれていただいたのではないでしょうか?
まだまだ納得はしていませんのでさらに進化していきますけどね!
( 写真:現在、鋭意開発中のニューアイテム。試行錯誤を繰り返し細部にまで徹底的にこだわっています。)

「マジックトレース」に引き続きまして「ホリデーアングル」という僕のDVDが地球丸さんからいつの間にか?発売しました!(笑)
フィッシングショーで持ってきてくれた方がいて「もう売ってるの?」みたいな・・・。
発売はもう少し後だと勘違いしていたもので、スイマセン・・・。
このDVDはタイトルにもあるように「休日」、「メジャーフィールド」、「オカッパリ」という条件で実際にロケを行いました。
実際のところ、こういった撮影では良いシーンを撮るために何だかんだで釣れる条件でロケを行うものなのですが、今回はそうではなくて、あえて多くの方々と同じ条件でロケを行うことに意味を見出しました。
よって、はっきりいってリアルに苦しみ、のたうちまわっています。
自分でも見ると泣けてくるくらい!(笑)
普段は僕もサンデーアングラーなので、実際に普段やっている条件ではあるのですが、再撮影なしの4日間ガチンコ映像なので、これで何とかしないといけないという重ーいプレッシャーが、ひしひしと伝わってきます。
休日のメジャー攻略として大きく分けて2つ、一見見逃しそうな穴場的スポットに目を向け人ゴミを避け、釣り方自体はフィネスに行き過ぎず、ベーシックなスタイルながらもパターンを追求し釣果を上げていく方法と、人だらけのドメジャーながらその裏をついたメソッドで激スレのバスに口を使わせる方法を紹介しています。
バサーオカッパリオールスターのウイニングメソッドでもあった「リアクションキャロ」もその一部始終をノーカットで収録。
スモラバのロングシェイクで丹念に攻めきったピンスポットに投入すると・・・?
しかも、「じゃあ実際にどう動いているの?」といった部分もO.S.Pのプールでそのアクションを撮影していますので丸分かり!
そのヨダレもんの動きは必見ですまた、この時はすでに「DoLiveCraw」の初期プロトで釣りをしているのですが、こちらのアクション動画もどこよりも早くお見せしています。
見た人全てが唸るその動き、初期プロトといえどもヤバすぎです。
(写真:地球丸発売の川村光大郎主演「ホリデーアングル」。ハイプレッシャーの状況下でもがきながらも、魚にたどり着くまでのプロセスを隠す所なく収録。)

理想の自分が出したい釣果とそうはうまく事が運ばない狭間、理想と現実のギャップにもがき苦しみ、手変え品変えしながら、バスに口を使わせていくも、その苦労とはウラハラにバラしまくってぶっ倒れ、それでも何とか釣っていく。そんな感じ?です。
ぶっちゃけちゃうと、この条件でDVDを一本作ろうとお話を頂いた際、「ちょっとキビシイんじゃないか。」という周りの声もあったのですが、「何とかなるでしょ!」なんて引き受けたはいいものの、いやーホントに辛かった(笑)
担当さんは「釣れなくてもそれはそれでいいから。」なんて言ってましたけど、こちらはそういう訳にはいきませんからね!
まあ、何とかなっているのかどうか、よかったら見てやってくださいませ。
もがいているからこそのドラマチックな展開です。
また、マジックトレースの「レインボーブリッツ」に引き続き、今回もオリジナルカラーのO.S.Pルアーを抽選でプレゼントいたしますのでこちらもお楽しみに!
今回はこんなところで、いよいよシーズン開幕間近、皆さんも良い釣りを!
(写真:フィッシングショーで大漁祈願・釣行安全のお守りを頂きました。携帯ストラップに付けさせて頂いています!!)