PROFILE

川村光大郎

関東
(各フィールド)

何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。

あっという間に一年も折り返し地点に来てしまいました。

前半を振り返ってみて、皆さんの釣りはいかがだったでしょうか?

僕はおかげさまで取材やイベントであちらこちらに行かせてもらってはいるのですが、何気にプライベートでの釣りは行けていないかな。

地元の釣友からは、週末ごとに好釣果の報告が入ってくるのでムラムラきますが、けっこう釣れているようですよ!

ちなみにヒットルアーは、ドライブクローラーのスナッグレスネコは最も手堅く数が釣れ、02ビートにもグッドサイズが出る。

ひとり、ドライブクローソルトカラーの「ピンクグロー」でよく釣ってくるのがいるのですが、霞水系陸っぱりで半日で50cm含む14本と荒釣り。

ピンク、釣ってるんだから釣れるんでしょう。僕も今度試してみます。

おかげさまで取材やイベントであちらこちらと・・・

そんなワケで、ほとんど取材のみとなっている最近の釣りですが、それでもナカナカ熱い釣りはしています!

まずは、先日発売となった、地球丸出版『バステク夏』!

こちらは霞水系でのワーム縛り。とっても楽チンなシバリです(笑)

午前11時までに12本キャッチと、かつてないほどのハイペースで釣れたのですが、その後はデカバスを求め過ぎて追加は1本のみ・・・。

しかし、朝イチに霞本湖でグッドサイズが3連発してくれたおかげで、珍しくラクな展開でした。

ちなみにグッドサイズが釣れたのは、ドライブクローラー4.5インチのスナッグレスネコに、ドライブスティック3.5のお腹に0.5gのネイルシンカーを入れたものと、晩夏にはリリースできるか??ドライブシュリンプ(プロト)のダウンショットリグ。

まだ産卵直後のタイミングでしたので、ライトリグが有効でしたね。

しかしその後、圧巻の2時間で9バイト8キャッチと離れワザを演じたのが、こちらも開発を進めているオリカネ虫。

霞水系の水質でもバスを水面まで浮かせるパワーと疑わせない喰わせ、そして合わせのスッポ抜けが多いムシの釣りにあって抜群のフッキングは、オリキンが試行錯誤を繰り返した結果のセッティングです。

しかし一点だけ、まだオリキンの希望を満たしていない部分がありまして、発売は来年になってしまいそうです。

何はともあれ、このバステク。担当してくれているライターの方とは長い付き合いになるのですが、僕の細かいこだわりをとにかく逃さずに拾ってくれるというか、いつもこの上なく濃密な記事にしてくれます。

今回も1日取材でこれだけ濃い内容にするかという丁寧な仕事で、毎度ながら頭が下がります。

その次の釣行は約3週間後、釣りビジョン『バスギャラリー』のロケで、霞水系陸っぱり。

こちらは2日間のロケでしたが、3週間前の状況から、想像以上に季節が進行していました。

簡単にいうと、すでに夏の雰囲気に突入していて、バスのポジショニングがまるっきり変わっていました。

前回いくらでも釣れそうだったエリアは"もぬけのカラ"とまではいかないまでもポテンシャルは著しく低下し、「あれ?あれ~っ??」なんて感じで初日の半日は過ぎ去り、何とかアジャストしようとウロウロしながらポツポツ釣って終了。

しかし、最後にダイビングフロッグで釣った一匹は、翌日、流入河川の上流で勝負できる確信を持たせてくれたのですが・・・。

その晩、一瞬も外に出れないほどの激しい雨。翌朝、雨は上がってくれましたが、雨量が多すぎ。

「ダメだろうな」と思いつつも、目的の川に車を走らせますが、道中にある川は例外なく一晩で濁流に変貌しています。

そして目的の川も、当然のごとく濁っていました。

それこそカバーの最奥まで・・・。

しかしこの日の結果は、霞水系では奇跡的ともいえるデカバス連発劇!

数は少ないながらも、手にしたバスは全て45アップ!最大サイズは大台を超えました。

しかしながら、デカバスは賢いからこそ、でかくなるまで生き残っているともいえます。

普通のアプローチで釣れることは、今のハイプレッシャーフィールドでは稀です。今回の結果も、ルアーセレクトとその使い方にキモがあり。

この様子は是非、バスギャラリー(初回放送は6/26・22時)を見てくださいませ。

特に、タイニーブリッツMRの使い方はけっこう普通ではないと思います。

写真1・・・バスギャラリーロケ。初日は迷いながら何とか搾り出していく展開。こんな時、ドライブクローラーには助けられます。
写真2・・・バスギャラリーロケ初日のラストの一発。光明が見えたかに思えましたが・・・
写真3&写真4・・・釣りビジョン『バスギャラリー』のロケではビッグサイズが連発!必見です。752_1

さらにその次の釣行はそして、お次は大江川。

以前ロッド&リール取材でイヨケンと釣りをしたとき、か・な・り・大苦戦した中部のメジャーリバーです。

今回も対戦企画で、対戦前の練習から行ってきたのですが、練習初日はな~んにもなくチ~ン・・・。

しかし本番までに、勝負できるエリアと釣り方を絞り込み、決して釣れなくはないフィールドになりました。

対戦の結果は・・・次号のロッド&リールでやってます。

今年の釣りで一番ヒリヒリした釣りですかね。

それ以外の釣りは、四国は香川県の府中湖にて香西釣具様&タイガー釣具様主催の陸っぱり大会に並木さんとゲスト参加してきましたが、とにかく参加人数が凄くて300人オーバー!その結果も凄く、上がった50アップはナント9本!(かな?)

素晴らしいフィールド、そしてレベルが高い!僕は前日のスタッフ皆様との懇親会で、「絶対釣ります!」と宣言してしまったのですが、釣りができるのは9時~11時までの2時間・・・

もう短時間を鬼の集中モードで釣りをして、何とか45cmをキャッチできて一安心。

ヒットルアーはドライブクローラー4.5インチのスナッグレスネコでした。

もちろん並木さんもしっかりグッドサイズを釣っており、こちらもヒットルアーはドライブクローラー4.5インチ。

しかしながら、今度はじっくり2日くらいはかけて釣り込んでみたいフィールドです。

この後の釣りの予定は・・・W.B.S.のスーパー3デイズに草深さんと組んでエントリーしているのですが、今年は開催されるかな??(参加チーム数次第で、今のところ微妙・・・)

トーナメントといえば、今年はまだシーズン前半ながら、O.S.P社員のトーナメント活動が好調で、W.B.S.草深さんは初戦5位、2戦目優勝で、ただ今年間レース1位!

さらに、利根川で開催されているTBCのレギュラー部門では、広報担当の麻生君が今年初参戦ながら、同じく2戦を終えて年間1位。

このまま突っ走ってほしいものですが、どうなることか・・・。

次にイベント情報です。

6/9&10のフィッシャーマン大宮宮原店様・つくば店様でのトークショーに来ていただいた皆様、ありがとうございました!

今、自分的に最も熱いリアクション&喰わせの釣りをかなり詳しく紹介させていただいたつもりですが、実践でお役立ていただければ幸いです。

次は6/16&17に、九州!フィッシングワールド黒崎店様(16日)と博多駅前店様(17日)でやらせていただきます。

共にスタートは13:00より。お近くの方、朝イチの釣りが終わりましたら(笑)是非お立ち寄り下さいませ。

釣果上乗せ間違いなしのトーク内容でお待ちしております!

イベント限定カラーの阿修羅の販売もございます。

(写真上:フィッシャーマン大宮宮原店様でのセミナーの集合写真)
(写真中:フィッシャーマンつくば店様でのセミナーの集合写真)
(写真下:フィッシングワールド様でのトークライブイベントの告知です)752_2

最後に・・・実はバスワールドのエイ出版社より僕の本を出させていただけることになりまして、その名も『川村光大郎ショアアタック』が、今月6月26日に発売となります。

内容はワームの釣りについて深く掘り下げたもので、場所に応じたリグの使い分けや、リギングやタックルセッティングの詳しい紹介、ワーム開発秘話、僕がこれまで溺愛してきたワームの紹介など。

そして、DVDの付録付き!今年の4月に霞水系で実釣ロケを行ってまいりましたが、メジャー河川にてビッグサイズを仕留めることが出来ました。

ワームの水中アクションも盛り込まれていますので、実践でよりイメージを掴みやすいと思いますが、特に僕が時折紹介する、ドライブスティックテキサスリグのフォールアクションは、見ていただければ「そりゃ釣れるわ!」となること間違いナシの素晴らしい動きです。

あと、ドライブシュリンプの水中アクションもどこよりも早く公開しております。(まだパーフェクトではありませんが)ワームの釣りが苦手という方も、より一層極めたいという方にもお勧めできる一冊となっております。

それでは今回はこんなところで。

3デイズが開催されますように・・・

(写真上:エイ出版社より発売となります、川村ショアアタックの表紙デザインです!)
(写真下:地元の釣友からの写真です。02ビートも旬なルアーのひとつ!曇天、マズメ時に有効です。)752_3

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