ニューカマーの11cmクラスミノー、ヴァルナが活躍してくれています!!
お正月から暫くの間、厳しい釣りが続いていましたが、ようやく春の兆しが見えてきました。
ヴァルナでプチ爆


水温が二桁になり安定してくると、冬のスローな釣りから一転し、スピーディーで短時間に連発もあり得るミノーやシャッドの釣りがスポーニング前まで楽しめます。
特に個人的に毎年恒例となっているのが、ルドラでのビッグミノーゲーム。
パワーのあるベイトタックルで手数を増やしたスピード感ある攻め、バイトも突然ひったくるような激しいものが多く、この時期のナイスプロポーションのビッグバスは何度釣っても興奮しますし、何年経っても色褪せず病みつきになる釣りです。
一方でここ数年は、多くのフィールドでビッグミノーゲームが定番となりつつありますが、多くの人が投げることやルアーサイズ故の存在感の強さも相まって、バイトに持ち込めない状況が年々増えていることを実感しています。
以前なら状況がそれほど良くなくても、バスの反応にも多少の猶予があり、押し通せばそれなりに答えが返ってくることが殆どでした。
近年、反応が鈍くなったのはフィールドの特性によって差はあるものの、ビッグミノーを見慣れてしまっていることが原因の1つとして挙げられます。
特にビッグミノーがハマらないようなベタ凪ぎ、快晴の中で投げられていることも多く、ハマらない状況の中でバスの近くを強いルアーが繰り返し通りすぎることは、良い状況での反応を鈍らせることに繋がっていると言えるでしょう。そうした理由で、以前ほど簡単にバイトを得られないのだと思います。
その状況を打破するために生まれたのが、ニューカマーのヴァルナ。阿修羅とルドラの中間サイズの110ミリサイズであることによって、前途のように、単純に大きさ故にルドラではマッチしなかった状況であったり、様々な季節やフィールドでも活躍の場が広がることが期待できます。
先日の亀山湖での釣行でもヴァルナが活躍してくれました。春の釣果を左右するメインベイトと言えばワカサギの存在です。
亀山湖でも今シーズンはワカサギが例年に比べ多いようで、上流にワカサギの遡上が始まるか始まらないかといったタイミング。
本湖のワカサギも産卵に向けて、少しレンジが上がってきている様子。正に季節的な進行は、ビッグミノーに丁度良いといえる状況でした。
ここでビッグミノーが有効となる要素は、先ずは風、ベイト、濁り、そして気温や日照です。
ざっくりとですが風はより強く、ベイトは多く、濁りは程よく、気温は暖かく、日照は風が吹くまでは晴れていた方が良く、風が吹いてからはどちらでも良いでしょう。
簡単ですが、良い条件が複合する程にビッグミノーのタイミングと言えます。
この時は天気は晴れ。風は南から吹きながらも北から回り込んだ風のようで、強いながらも凍えるような冷たさ。濁りは数日前に降った温かい雨で薄茶色。
条件的にはベストとは言えず、あまり期待は持てませんでしたが、とりあえず風が打ち付ける護岸に入ると魚探にベイトがびっしり。
そしてヴァルナを投げ初めて数投後、ひったくられるような激しいバイト。上がってきたのは、50センチジャストながら体高のある余裕の2キロオーバー。
そして時間を空けて入り直し、短時間で同条件の場所を攻め4バイトで3本追加。
この時、ヴァルナがハマった理由として、風によって寄せられたベイトが居たものの、バンクが北面で日差しが深く差し込んでいたためか、ベイトもバスも共にバンクのボトム2m弱に多くいて、ヴァルナの潜航深度と合っていたこと。
冷たい風の影響で水温がみるみる下がっていくのが分かったので、1匹目以降はリトリーブスピードを抑えていくことがバイトを得るコツであったこと。
つまり、動きのピッチ幅も狭く、短い距離でバイトさせられ、スローでもバイトさせられる大きすぎないボリュームであるものが適していたと考えられます。
バスもまだ決して多いとはいえず、少し濁っていたことからシャッドではややアピールが足りず、ミノーでは潜航深度が足りない。
正にヴァルナがベストだったと言えるコンディションでした。
また、ルドラに迫る遠投性能は大きなアドバンテージをもたらしてくれたと言えます。
強風の中でも押し戻されずにストレスなく投げ続けることができ、狙ったコースをしっかり通せ、レンジを稼ぐための飛距離を得られたことは改めて重要な性能だと実感できました。
そして、私のホームグラウンドである高滝湖と亀山湖、この両湖の特徴を加味するとルドラとヴァルナの使い分けが見えてきました。
ざっくり言えば、バンクが護岸されていて単調な湖岸形状で長い距離をルアースピードを上げて追わせられることや、バンクの水深が浅く、風によって荒れやすい高滝はルドラ。
一方で湖岸形状が複雑でバンクの水深も深く、切り立った山間で風の恩恵を受けにくい亀山はアクションも小回りがきき、サイズを落としたヴァルナの方が使う局面が多いと思います。
もちろんこれが全てではありません。高滝の護岸でも、水深がある浮きごみの下を攻めるときなどは、ストライクゾーンも狭いのでヴァルナの方が良さそうですし、亀山でも浅いシャローフラットや平らな岩盤に濁りが入った場合などはルドラの出番です。
つまり条件の足し引きで使い分けるのが理想です。
平野部はゴールデンウィーク前まで、山上湖はゴールデンウィーク後までがチャンスです!
時期の進行とともにバスのサイズはダウンする傾向にありますが、そのぶん釣れるチャンスは広がるハズです!是非お試しください。
関連商品