ラインセレクトについて

12月を過ぎたあたりから、かなり寒くなりましたね。

いよいよ冬到来といったところでしょうか。ホームグラウンドの高梁川も10℃を切る水温になってしまいました。

今回はラインセレクトについて紹介させていただきます。釣りのDVDやビデオを見る時の参考になればいいかなと思います。

データフィッシングPart2

ラインには、フロロカーボン、ナイロン、PEと大きく分けて3種類ありますが、最初はどれをどう使って良いか分からないものなので、並木プロのラインセレクトを参考にしようと思い、ビデオをみて表にしました。

相当、昔に作成したものなので、最近のデータがありませんが、どなたかこの続きを作成してみてください。(笑)

(写真:並木プロラインセレクト)
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当然ですけど、3種類のラインを満遍なくというか、ルアーにあわせて使い分けられています。

大まかにいうと巻物系だとナイロン、テキサスやラバージグだとPEかフロロカーボン、SPミノーやワーム系だとフロロカーボンというように。

また、同じナイロンラインのスピナーベイトでも、北浦だと14lb、八郎潟では16lb、アメリカでは20lbと場所によってもポンド数を変えていることが分かります。

最初はこの表を参考にして同じようなラインセレクトをして色々試しました。そのうち徐々に自分の中で基準が出来ていきました。

この冬の時期にDVDやビデオを見る機会があると思いますので、皆さんも魚のサイズが似た様な釣り場や、憧れのプロのラインセレクトを参考にしてみてはいかがでしょうか。

(写真:2007年10月27日 ゼロワンジグ14g(ブラウン/レバー/レッド F06)+ビッグダディで釣った38cm、ラインはナイロン25lb)
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参考までに

参考までに、僕が良く使うラインが以下のような感じです。

■ブリッツ、ブリッツMR、ブリッツMAX、バジングクランク、HPFクランクなどのクランクベイト
ナイロン 8・10・12・14lb

■パワーダンク等のシャッド
ナイロン 8・10lb

■ダンク等のシャッド
ナイロン・フロロ 4・5lb

■ハイピッチャーやゼロツーバズ等のワイヤーベイト
ナイロン 14・16lb

■ルドラやヤマト等のビッグベイト&ビッグルアー
ナイロン 14・16lb

■ゼロワンジグ等のラバージグ
フロロ 12・16・20lb/ナイロン 16・20・25lb

■阿修羅等のミノー
ナイロン 8・10lb(ベイトタックル使用時)ナイロン,フロロ 4・5lb(スピニングタックル使用時)

■テキサスリグ:フロロ 10・12lb

■スピニングワーム系:フロロ 3・4・5lb・PE 0.8号(カバー)

巻物にはナイロンラインを非常に良く使います。大きい利点は2点あると思うのですが、一番大きいのはバックラッシュし難い点かなと思います。

フロロ、PEをベイトに巻いたときは、必ず着水前にサミングしないとバックラッシュしてしまいます。

その点ナイロンラインは多少サミングが遅れてもラインの伸びで吸収してくれるので、ブレーキの調整さえきちんと出来ていればほとんどバックラッシュしません。

このちょっとの差が、プラス50cmの飛距離、着水音を抑えるといった、1匹につながるのだと思います。

もう1点は、魚がかかった後ばれ難いというのもあると思います。

フロロ、PEよりフッキングに力を入れなければなりませんが、フッキングにミスっても、魚の水深が深いうちに何度か追い合せすれば、しっかりフックにかかってくれます。

多少大きい魚がかかったとしてもラインの伸びで吸収してくれるので、フックが伸びたり、急な魚の突っ込みによりラインが切れたりすることも少ないのではと思います。

また、細いナイロンラインほど伸びが大きいので、この特性をうまく利用すれば細いナイロンラインを使いこなすことも出来ると思います。

モアワンステップ

一応基準のようなものを設けていますが、これもまたラインブレイクしたり、細いラインの同乗者に釣り負けたりして、微妙に変わってきます。

フィールドによってだけではなく、季節や魚のコンディションによって変えるべきだと思います。

季節的には、冬場はあまり魚はひかないので、飛距離を優先してライトラインを使用し、アフター回復のアーリーサマーの夏バスは一番引くので、ワンランク太目のラインを選びます。

また、魚をかける事すら難しいときはライトラインを使い、イージーに魚が釣れるときには太いラインを選ぶと効率よく魚を釣っていくことが出来ます。

これまで、シーズン中はいいラインを、シーズンオフは昔のあまったラインとかを巻いていました。

しかし、最近思うのは冬こそいいナイロンラインを使うべきだな、と思います。

最近のナイロンラインはものすごくしなやかで、コーティングもすべりが格段に良くなっているのが、昔のナイロンラインと比べればよく分かります。

気温が下がれば下がるほど、この点による飛距離の差が出てきますので、冬こそいいナイロンラインを使って巻物を巻いてみてください。

いままで、ナイロンラインを使ったことがない人もぜひ使ってみてください。こんなにキャスティングがうまくなったのかというくらい飛距離がでると思いますよ。

最後に

友達に話を聞いたりすると、意外にもナイロンしか使ったことないとか、フロロカーボンしか使ったことがない人が結構います。

どのラインも一長一短ですが、せっかくいろいろな種類があるのに試してみないともったいないと思います。

例えば、ラバージグでもナイロン、フロロ、PEで、バイトした時の感覚はどれも違います。

これだけでもバスフィッシングの幅が広がり、より楽しくなると思います。

ぜひ、O.S.Pルアーとともに色々なラインを試してみてください。

(写真:2007年11月17日 パワーダンクSP(パッシングシルバー)で釣った37cm、ラインはナイロン10lb)
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