今年の春爆の総評
春の爆釣もそろそろ打ち止め。暖かい日も多くなりやっとフィールドのコンディションも安定してきました。
2010年の春爆
今春はあまりにも寒暖の差が激しく、釣果が昨日は二桁、今日はゼロ。。なんてことも珍しくはなく、爆釣のタイミングを非常に図りづらい展開となりました。
ホームグラウンドの高滝湖は、リザーバーとして規模が小さく水の入れ替わりも早い為、雨や冷え込みの影響が良くも悪くも如実に現れます。
その為に人間の感覚と実際の状況にはタイムラグがあり、なかなか思い通りに行かないことも多かったですね。
特に雨の影響は恐ろしく?全く同じような雨でも、降り始めなのか、降って時間が経っているのか、降る直前の天気や気温はどうであったかなど、様々な要素で湖の状況は全く変わってきます。
ある日、朝から冷たい雨が降り、1日中寒い予報。
その為湖上はガラガラで、昼を過ぎる頃にはほぼ貸切状態でした。
しかしこの日は期待を裏切り!?護岸も上流もバクバク!
ルドラとハイカットのみで10数本と予想外のイージーさでした。
冷たい雨なのに何故釣れたか?水温は前日まで安定した天気でかなり高めの12℃。
そこへ冷たい雨ながら強すぎないシトシト雨と程よい風。
そう、降り始めたばかりの冷たい雨が元々高めの水温を下げるまでには至らず、天候の変化というプラス要因のほうが勝ったという状況でした。
言葉にしてしまえば簡単ですが、その場では、かじかむ手、体の芯から凍える状況を実感すると、その日が実は爆発を秘めた日であることをなかなか想像できないことであります。
ちなみに次の日はその後も降り続いた冷たい雨の影響とピーカンで皆撃沈だったそうな。恐い恐い。
またこの春はボートが出せないほどの暴風が週末に集中し歯痒い思いをした方も多いのでは?そんな時こそおかっぱり!
知り合いの方はそんな日に3人でルドラスペック2を1日引き倒し、なんと15本。
私も夕方から途中参加し4本。内1本は浮きゴミ周りをルドラFで攻め、50UPの2キロ半ばというキョーレツな1本を連れてきてくれました。
(写真左:ルドラFでカバー周りを丁寧に探ってキャッチした50cmUPです。)
(写真右:強風でボートが出せない様な時でも・・・オカッパリでルドラ炸裂中!!)
投げて巻くだけのルドラですが、気づいたことが一つ。
ルドラに限らず通常大きく重いルアーはぶん投げ巻くだけといった、大雑把な感覚のルアー操作に陥り易いといえ、まして早巻きともなれば尚更であります。
当然それでも釣れるし間違いではない状況もありますが、心がけることで更に釣れるようになるキモが一つあります。
それは丁寧なアプローチと繊細なロッドワーク。
当然ここで言う繊細とはゆっくりスローに巻くことではありません。
まずあらかじめ明確にリトリーブコースを定めたうえで狙ったスポットにしっかり投げ入れること。
着水音は必要以上に神経質になることはありませんが、静か目位がベターではあります。
次に、巻き始めからしっかり泳がせることや着水直後のバイトに備えるためには、着水時のラインスラックを抑えられるようなコンパクトなキャストをする。
これは特にルドラスペック2の着水からの泳ぎ出しの早さを生かせる状況では大切な事です。
そしてリトリーブ中は何らかのアクシデント(当然のバイトや根掛かり)を素早く感じ取れ、即座に対応できるロッドポジションを常にキープする、またルアーレンジと水深の変化に応じたロッドワークなどです。
これは根掛かりに対するロッドワークを最小のモーションで行う事に繋がり、直後のバイトに対しても素早くフッキングに移れる余裕が生まれます。
ボート際や足下での突然のフッキングは瞬間的に的確な対応をとることが必要ですが、慌てることなく、しっかりフッキングができていればそれが出来ていると言っていいかもしれません。
もちろんこれは巻物全般に言えることでもあります。
一見難しそうですが、実は他のルアーでは殆どの人が出来ていることです。
それは冬のシャッドの釣り。
繊細なルアー操作と僅なショートバイトを逃さないロッドワークetc・・・。
スピニングでライトライン、そしてスローな釣りなので丸々あの感覚では難しいと思いますが、是非あの感覚を思い出して来春もルドラを投げ倒してみて下さい。
(写真:高滝湖も良いですが河口湖でオカッパリ。なんと、ルドラスペック2で54.5cmをキャッチできました~!!)
そして高滝の今後はGWから5月一杯位までスポーニングの山を迎え、6月位からはアフターから回復したバスたちが各レンジで様々なルアーにアグレッシブにバイトして来るようになり、特にTOP系の釣りは欠かせません。
ヤマト、バジンシリーズ、02BEAT、ダイビングフロッグは必須です!
そんな先のことはなく、今すぐ釣れる釣り方が知りたい!なんて方には今回発売されたばかりのドライブスティック6インチを是非オススメします。
スポーニングシーズンのスローでセレクティブなバスにうってつけ。
何でうってつけなのかはO.S.P WEBページで公開しているアクション動画を見ていただければ一目瞭然です。
初めは6インチということで正直関東のフィールドではサイズが大きいかなとは思いましたが、全く問題なくバスの反応も想像以上!
むしろ太いラインを用いたベイトタックルで手返し良く扱える利点は大きく、プリスポーンのバスが好む、鉄、木、コンクリートなどで出来たしっかりとしたストラクチャー際を大胆に狙うことが可能でした。
もちろん本来ならオーバーサイズゆえのインパクトの強さが嫌われるような状況でも、振り向かせたバスを生命感あるアクションが最終的にバイトに至らせてしまう強力な引き金になっている印象さえ感じました。
これはバイトの強さと食い込みの時間的長さからもうなずけることであります。
またこのフォールアクションはアフタースポーンや夏のタテスト系バスなど、シーズン通してやや厳しい状況で活躍してくれること間違いなし。
またノーシンカーだけでなく、ジグヘッドやキャロなどでもいいアクションをしてくれます。
使用状況や使用方法は追ってご報告したいと思います。
これから楽しい季節が目白押し!
ガンガン釣りに行きたいと思います。ではまた!
(写真:オーバーハング下にサスペンドするアフターのバスには、ドライブスティックのノーシンカーのライブリーフォールが効果的!ちなみに推奨フックサイズはオフセットの5/0サイズですよ~。ジグヘッドやキャロライナリグ、ライトテキサスなど状況に応じて使い分けてもいいですね。)
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