PROFILE

折金一樹

関東
(高滝湖、亀山湖、印旛沼)

房総半島のレンタルボートフィールドをホームとし、いまや関東を中心に全国を駆け回る通称「オリキン」。H-1グランプリに参戦し、優勝多数、A.O.Y.2回と驚異的な成績を収める、生粋のトーナメントアングラー。房総半島のレンタルボートフィールドで「オリキンガイドサービス」を営む。

春はもうすぐ、、かな?

ここ最近は天気や気温の変動が激しく、振り回されっぱなしですが、学ぶことが多いのも事実。しかし春は着実に近づいているようです。

春への一歩

最近よく聞かれることですが、「高滝はいつぐらいから釣れますか?」

「ん~。もうそろそろ、、、いっぱい釣りたいですね(笑)」

もったいぶってるわけではなく、まして隠している訳ではありません。

気温一つ挙げても、暖かい日と寒い日の続き方や朝の冷え込み、日中のポカポカ陽気の程度。

そこに暖かい雨、冷たい雨、ワカサギの動向が加わる訳です。

つまり不確定要素が多く、毎年釣れ始める時期が前後し、予想は困難となるのです。

はやる気持ちを抑えきれずに「明日チャンスかも!」と冷静に判断できず、空振りを喰らうことも多々ですが、やっぱり一発当てる為には通うしかないんですね。

そんなに毎週釣りに行けるかい!という方には「季節感に過敏になる!」です。

釣りに行かない日も、天気予報の詳細やその日のアメダスでチェックしたり、外に出たら寒さや暖かさ、風などを感じてみることです。

そうして釣りに行くのと、何にも考えず釣りに行くのとでは大分違うと思います。

実際に釣りに行った日に天気や気温の経過が把握できていれば、ベストな日なのか、そうでないのかは大方予想がつき、的外れなルアーチョイスやエリア選択は防げると思います。

オカッパリをしていても感じられることは多々あります。

越冬していた小魚が夕方に目視出来たり、冬の間も青々としている水際の草木がちょっとづつ勢力を広げていることなどです。

冬の間も青いってのがミソで、枯れた草木を見ていても枯れたままかも知れませんのでご注意(笑)

野池などでも「アソコの葦がココまで青くなったらチャンス」とかわかりますしね!

■私的ルドラの使い方

そしてもう一つ良く聞かれることですが、ルドラの使い方。

まず、サスペンドとフローティングの使い分けですが、基本は狙うべきトレースコースの水深。

サスペンドで底を叩いてしまう所や岸際に枝等が多いエア所はフローティングを使用します。

岸際が急深で良さげな所はまずフローティング、そしてサスペンドと上のレンジから試していきます。

リトリーブスピードはミディアムリトリーブが基本で活性が高そうな時ほど早めにすることはもちろんですが、水色によってもスピードを調整しています。

お分かりかと思いますが、濁っていたらスローダウン、クリアなほどスピードアップです。

アクションは「本当にただ巻きですか?」と聞かれますが、「ただ巻き」です。

ここぞと言う場所ではジャークしたり、ちょっと止めたりする程度です。

カラーは好きな色でイイと思います。好きな色なら投げ続けられますし!

それでもと言う方にはピンクレディーがオススメです。クリアでもマッディーでも両方いけちゃいます。

ウェイトがあり逆風も諸ともしないで飛んでいきますが、キャストコントロールもつけ易いので是非ショートキャストでカバー周りなどを丁寧にトレースしてみて下さい。

カバーからもんどりうって、引ったくっていくビッグバイトは本当に病みつきになります。

最後に一番大事な、何時投げるか?ピーカンでは無く、荒れたら投げて下さい。

荒れている時以外なら、ワーム系、阿修羅、ハイカットの出番です。

とりあえず荒れたらルドラ!お試し下さい。(写真:真冬の高滝湖でも、暖かいが続いたり、風次第でタイミングが合えばこんなルドラフィッシュにも出会えますよ。)
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■続プロトワーム

只今極秘開発中のプロトワームですが、着実に前へ進んでいる所であります。

「せめてワームのタイプは?」と言う声が聞こえて来そうですので発表させて頂きます。

ズバリ「ミノータイプ」です!

第一にこだわったのは、やはり「動き」。

(写真:プロトのテスト釣行でちょこっとだけ高滝湖へ。厳寒期×強い雨ながらもグッドサイズ連発!)
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このタイプの多くのワームは得意とするアクションが、スイミング又はシェイキングのどちらかに偏った物が多く、両方をハイレベルでこなせる物が少なかったように思います。

スイミング時のロールの入り方、テール部の追従の仕方、シェイク時の姿勢やテール部の繊細な動きなどは現時点でも圧巻です。

動画でお見せしたい限りですが、まだまだ妥協せず煮詰めていくとのことです。もう暫くお待ち下さい。

とは言ってもどんな動きかは気になる所であると思いますので、シンプルなワームシェイプでありながら、形状にちょっとした工夫を加えたことでしっかり筋肉を連動させて泳ぐような「本当のナチュラル」な動きであります!

そして第二に「見た目」。

ルアーは「見た目じゃない」なんて声も聞こえてきそうですが、しかし「見た目」はライトリグならば、最後にバスに口を使わせる有効な決定打になりえます。

バスを誘う上で少しでもプラスになる要因があれば、徹底的に突き詰める。ドライブクロー然りであります。

ドライブクローが幾何学的な形をしていたら、今の爆発的な釣果と全く同じ釣果に成り得たか?成り得ないと思います。

何より人間側の使う気が減りますよね!

もちろんワームジャンルや使うシチュエーションが違うので一概には言えませんが、このタイプのワームでよりバスを引きつける為の工夫として2つの細工がしてあります。

1つは「目玉」。

今では目玉が付いたワームは沢山ありますが、私の経験上、ベイトフィッシュ系ワームにおける目玉付のワームの効果は確実で、目玉が取れたまま使っていると反応が目に見えて減ることを多々実感しました。

そしてもう1つは、、、、まだ秘密とのことです。もう暫くお待ち下さい。

更にテストを重ね、釣れるワームにしていく所存であります。

2月末発売の各誌で、このプロトワームが活躍しています。併せてご覧下さい。

ではまた!

(写真:賞味1時間程度の釣行でしたが、このプロトワームで3本という釣果・・・。この時期にしては出来過ぎかも・・・。(汗))
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