PROFILE

折金一樹

関東
(高滝湖、亀山湖、印旛沼)

房総半島のレンタルボートフィールドをホームとし、いまや関東を中心に全国を駆け回る通称「オリキン」。H-1グランプリに参戦し、優勝多数、A.O.Y.2回と驚異的な成績を収める、生粋のトーナメントアングラー。房総半島のレンタルボートフィールドで「オリキンガイドサービス」を営む。

春本番!!

早朝に着た防寒着もお日様が完全に上がると、暑苦しさで脱ぐことも多くなり、「やっと春本番!」とワクワクしている今日この頃です!

バクバク!

そして今が旬の高滝湖に三種の神器を引っさげバクバクを味わってきました。

この日のリーディングヒッターはルドラ、朝イチにイイ感じで波が巻いている護岸にすかさず投入!

その2投目、ガツンと激しいバイト!しかし流木と一緒にフッキングしてしまった為にバラシました(ルドラは初めてのバラシ)

やってしまいましたが、次の1投目、これまた激しいバイト!上がってきたのは40アップのブリブリの春らしい魚でした!

護岸を流しながら次に向かったのは、上流手前の6mから2mに上がるブレイク。ここではまず阿修羅!

ブレイクのショルダーから上がりきった付近を広範囲に探ると連続バイト!小ぶりながらどれもナイスコンディション。

そして深い方を魚探を掛けると怪しい影が映ったので、次はダンク!

今度はアップヒルでやや斜めに通すと、5連発!小ぶり中心ながら、この日の最大魚が写真のバスです!

(写真:DUNKで連続バイト!)
CA340021

そんなこんなで結局この日は20数本キャッチし、半分以上がハードプラグでの釣果。

ダンクに至っては12本叩き出しました!もちろん、ダンクを引きまくればいいかとそうではなく、ダンクに効果的な場所や引き方にいくつかキモを発見しました!

では、どこをダンクで攻めるかというと、ずばりミッドからシャローに上がる途中の魚!

水深は場所により異なりますが、4m以深に隣接した2m前後。その深い部分が浅い側に切れ込んでいればいるほどアツイ傾向にありました!

但し、川の上流域に上がりきったバスは水がクリアなことに加え、ワカサギのレンジも様々であったり、何より毎日ひっきりなしに攻められるプレッシャーによって、平日もしくは朝一勝負になってしまう状況です。

そこで川に入る手前、もしくは本湖のシャローエリアにこれから上がるバスは、フレッシュな個体が多く、場所によっては、かなりの数で固まっている様子でした。

釣れ方や魚探の映像から察すると、これらのバスはボトムを強く意識している感じがしました。

これはメインベイトであるワカサギがチャネルのボトムに沿って遡上することや、よく言われる事ですが、この時期にディープから上がってくるバスが川のチャネルはもちろん、それ以外でも溝や深みのような地形を意識して移動していることからも考えられます。

これはバスの体色がやや白い個体が多かったことからも伺えました。

(写真:ハードルアーにもキーとなるアプローチがあります!DUNKでハマりました!! )
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そこで引き方は、必ず深い方から浅い方にアップヒルで引くことが、かなり重要なコツでした。

これは、ベイトが流れに逆らって泳ぐ方が捕食しやすいことや、もちろんバス自身も浅い方又は流れに逆らって頭を向けている傾向にあるからです。

また、実際にバスがルアーの後ろを長い距離追尾し、ゆっくりとスイッチが入ってバイトするような光景をよく目の当たりにしましたが、逆にバスの前方から泳いでくるルアーに対し、即座に反応し、反転してバイトというほどの活性はまだないと言えると思います!

さらに後方からルアーを引くことは一匹だけでなく、つられて周りの数匹もスムーズに追わせることができ、バイトチャンスは更に広がります。

よってダンクでこの水深(1~3m)をカバーできることは、長い距離バスにアピールし続けられるということです!

特に今回狙った地形の多くが岸に隣接していた為、助走距離の短いダンクの潜行能力が活躍してくれました。

ということで、こういった春の傾向は高滝に限らす、他のフィールドでも少なからずハマることがあるかと思います!

是非、皆さんもフィールドへ繰り出し、一発引き当ててみてください!

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