高滝湖、春の一大イベント「ワカサギパターン」の攻略法!

最高気温も20℃を越える日が多くなり、春本番となってきました。花粉対策を万全にしてフィールドに繰り出しましょう。
今年もそろそろワカサギパターンが全開です。3月中は一時、気温が高く水温も上昇したものの、2月からの毎週末の雨で水質が不安定であったためか、魚の動き出しが鈍かったように感じます。
高滝湖のワカサギ釣りも下流中心の釣果が多く、ワカサギの群れの本隊も3月後半まで遡上することがなかったように思います。
そして、4月になり堰をきったかのように続々と遡上が始まってきました。
例年通り養老川中流域を中心に釣れはじめている最中ですが、コンスタントに下流からバスが供給されると、サイズはバラバラとなりますが大釣りが期待できるようになります。

今年のワカサギは大きいことから、バスのルアーへの反応がよく、護岸のパターンも良く釣れています。
護岸はヴァルナとルドラとハイカットが基本です。
この3つのルアーの使い分けやカラーローテーションの指標は風と波、日照、水質の3つ。
先ずは風波が強ければ、強いほどルアーのシルエットが大きいルドラをより浅い波打ち際で使い、そうでなければ、ハイカットで護岸の一つ深い水深(2~3m)まで探る必要が出てきます。
もちろんその中間はヴァルナといった具合です。また、護岸の角度や沈んでいるブッシュの濃さによって各ルアーのフローティング、サスペンド、スローフローティングを潜航能力別に使い分けます。
次は日照と水質。日照は晴れていて、水質がクリアであれば、ルアーカラーはゴースト系やリアル系でルアーサイズは小さめをセレクト。曇りや朝、夕で日照が少なく、水質が濁っていれば、ルアーカラーはマット系やゴールド系でルアーサイズは大きめ。中間はシルバーなどのフラッシング系を選びます。
具体例をあげれば、朝8時で少し晴れてきて、風は微風でさざ波。水質はクリア。ズバリ、ヴァルナのスペック2でカラーはTG黒金。ここから更に晴れて風が強くなればカラーはアイスシャッド、弱くなればテイスティシャッド。
爆風になって波打ち際が濁りが入れば、ルドラに変え、カラーも強めにします。逆に風もなく、晴れてベタ凪ぎの状況となれば、ハイカットやワーム中心に展開していきます。
ルアーアクションは王道のただ巻きが基本です。スピードはミディアムから速巻きで、釣れないからといってスロープにする必要はあまりなく、その分の時間をエリアを次々にランガンすることに費やしたほうが結果は良いはずです。

上流域は鉄板の有名スポットで釣れています。浅いサンドバーの上はハイカットF、ブレイクの深い側からショルダーはハイカットDR、表層はマイラーミノーやI-waver。ブレイクの斜面やその下のボトムをドライブスティック3、3.5インチ、マイラーミノーのジグヘッド、ジグヘッドワッキーが好釣です。
朝は表層、日中はワームでボトム!夕方はハイカットが基本ですが、ワカサギの動向で全く反応が変わるので、小まめにルアーローテーションさせたり、トレースコースを変えることも必要です。
また、湖周辺の田んぼも田植えの準備で、代掻きが始まってきます。特に水質の悪い白濁りが入っているときは、全く反応が悪くなることがあります。生命感なく、ルアーへの反応もないときは思いきって見切ることも必要です。
ワカサギパターンも今月いっぱいです。春の一番イベントを思う存分楽しんでみて下さい。ただし、ボート、オカッパリ共に人も多く、混雑します。人がどっちに投げているかや、一声かけて釣りを切り上げてするなど1日楽しく釣りをする為には本当に大切なことです。
特に、土砂の堆積で浅い場所が多く、川幅も狭い場所が多いです。そういった場所ほど釣れることも多いのが実情ですし、人が集中します。
釣りをしてる側が優先であるのは基本ですが、 釣りをしている側も、致し方なくオカッパリの近くを通らねばならないところはボートにさっさと通過してもらう、ボートで釣りをしてる側も後ろを少し空けて通過スペースを確保するなど、人が多いなりにお互い気にかけることが必要です。
はっきり言って、人が多かろうが、ボートが通ろうが、釣れるときは釣れるし、釣れないときは釣れません。次の大潮を中心にその前後が狙い目です、是非春爆をあてて見てください!
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