ゼロワンジグ(ECO)で北千葉チャプター第2戦を制す!

NBC北千葉チャプターは年間5戦のうち1戦にペア戦が組み込まれています。そのペア戦をパートナーの宮川君ともに制することができました! その模様をお伝えします。

開始早々のミス連発からメンタルアジャスト
年間5戦のうち、ペア戦がひとつあるのですが、このペアを探すのも実は大変なんです。
今回、ペアを組んでもらったのは、同じ印旛沼をホームレイクにしている宮川君。
彼もNBC千葉チャプター、NAB-21に参戦しているトーナメントアングラーのため、普段は一緒にボートで釣りをすることはありません。
そこで誘ってみたところ、快くペアを組んでもらえることになりました。

(写真:印旛沼で開催されたチャプター北千葉第2戦。今回は年1戦行われるペアでのトーナメント)

この時期の印旛沼はスポーニングのピークを迎えていて、さまざまな状態のバスが混在しています。
田んぼの水も入りはじめており、水質はかなり悪く、そう簡単にはいきません。
時期が時期だけにハマれば4kgオーバーもありえますが、外せば完全ゼロの可能性も大きい。

そんな期待と不安を胸にプラクティスに入り、チャプターエリア全域を見て回わったもののあまり(いや、むしろまったく)パッとしなかったのが正直なところ。
出たとこ勝負的な感じですが、とりあえず4ヵ所にエリアを絞り込みました。

そして試合当日。天候は晴れ。気温は10~22℃。水温は20℃を記録。
風は南西から2m、最大5mまで吹いていました。

この日は27組のペアが参加。スタート後、目的のポイントに到着し、まずは自分がゼロワンジグ7g+ドライブクロー4インチ、宮川君はテキサスリグ。
自分がゼロワンジグ+ドライブクロー4インチを選択したのは、狙っているエリアのサカナの状態や田んぼの影響で濁った水を鑑みて、サイズをある程度選んで釣っていけること。

また、宮川君はテキサスリグを使用していたので、後ろで取りこぼしを拾ってくれるだろうということで、安心してゼロワンジグを撃っていきました。
が… 開始早々にバスの反応があったものの、バイトが予想と違っていて2人でミスを連発!(泣)

1人だったらこの時点で精神的に崩壊していたかもしれませんが、2人でこの状況を話し合いながら修正。
キャストを続けていると宮川君が後ろで600gクラスを2匹、立て続けにキャッチ。 (船上の空気を読まずに後ろからアオり、無言のプレッシャーを掛けてくるところはさすが!!)

そして、すぐに自分のゼロワンジグ7g(ECO・グリーンクロー)+ECOドライブクロー4インチ(スカッパノン)にバイトがあり900gクラスをキャッチして早々にリミットメイク!!
さらに、自分のゼロワンジグにバイト。
900gクラスをキャッチすることができて、入れ替えにも成功!

しかしその後、バイトがピタリとなくなり約3時間沈黙… 
その間に風も予報通り強くなり、もともと田んぼの水の影響で濁っていた水がさらにぐちゃぐちゃ土茶濁りに。

水は悪くなる一方でしたが、時間の経過とともに状況が変わった感があり、諦めずにキャストを続けると自分に久々のバイト。
ですが、すっ飛んできたのは残念ながらリリースサイズの500g。
その後すぐ、宮川君が600gクラスをキャッチし、わずかながらも入れ替えに成功!

帰着の時間を意識しはじめた12時頃、ドライブクロー4インチ(ダークシナモン/ブルー&ペッパー)3.5gテキサスリグを使用していた宮川君が後ろで渾身のフッキング!

カバーから「ガバッガバッ!!」と出てきた魚はどうみてもキッカーサイズ!!
もう見てるこちらは「神様お願いします!!」状態(笑)
そして、何とか自分の持つネットに無事に入りランディング成功!!
ボートの上は、それはそれは大騒ぎ♪♪

しかし、本当のドラマはまだここからでした。
緊張から解放された宮川君は後ろで座り込み、興奮し過ぎた自分は前でバランスを崩し沼へダイブ寸前!
その時ビックフィッシュが入ったネットが水中に「ジャボッ!」
数秒後、ラインが沖に向かって走っていることに気付かず、大きい魚が数メートル先で「ざっばーん!!」

そうです。ネットが数秒浸かった時にバスが逃げてしまったのです……(汗)
幸いにもフックは外れておらず、手に持っているロッドに違和感を感じ、状況を理解した宮川君が咄嗟に再度、魚を寄せて2度目のランディング。
ドライブクローをバックリ食べてくれていてホント助かりました。

2人とも頭の中はパニック状態で、入れ替えを終えた後は疲れが一気に出てしまい、2人で少し座り込みヘロヘロ。

残り時間もわずかでしたが、落ち着きを取り戻し再度キャストを繰り返しましたがノーバイト。
またドラマ(悪いこと)が起きるのを恐れて、少し早めに帰着に向かいました。
2人とも「やりきった」感があり、これで勝てなかったらしょうがない、という気持ちでウエイインへ。

(写真:2度目のランディングでキャッチした一匹を含む、3匹のバスを手にウエイインへ)

その結果…
ウエイトは3匹・3660gで優勝することができました!(最後の魚は1880gもありました)
今だから笑い話で済みますが、あの魚が逃げてしまっていたらと思うと冷や汗ものです。
最低でも今シーズン中は、口を聞いてくれなかったでしょう…(苦笑)

試合中はいろいろありましたが、終始楽しみながら協力しあって、ペア戦らしい最高の試合ができたと思います。
今大会で大活躍してくれたゼロワンジグ7g+ドライブクロー4インチやドライブクロー4インチのテキサスリグなど、厳しい状況でもバイトへ持ち込んでくれる信頼のO.S.Pルアーたち!!

また、ペア戦の声を掛けたときに快く引き受けてくれ、数日前から体調を崩し、試合当日も体調が不完全だったにも関わらず参加してくれた宮川君には本当に感謝です!!

使用タックル
山添
ロッド:70H
リール:ダイワ ジリオン
ライン:FCスナイパー16lb
ルアー:ゼロワンジグ7g、11g(カラー:グリーンクロー、ブラック/ブルー/パープルなど)
 +ドライブクロー4インチ(カラー:スカッパノン、アメザリ、ダークシナモン/ブルー&ペッパーなど)すべてエコモデル

宮川
ロッド:フェンウィックTPMX610CMHJ
リール:ダイワ TD-Z105HL
ライン:フロロ16lb
ルアー:ドライブクロー4インチ(カラー:ダークシナモン/ブルー&ペッパー)エコモデル+3.5gテキサスリグ

(写真:3660gで優勝を果たすことができました。最後のドラマ魚は1880gもありました)

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