PROFILE

折金一樹

関東
(高滝湖、亀山湖、印旛沼)

房総半島のレンタルボートフィールドをホームとし、いまや関東を中心に全国を駆け回る通称「オリキン」。H-1グランプリに参戦し、優勝多数、A.O.Y.2回と驚異的な成績を収める、生粋のトーナメントアングラー。房総半島のレンタルボートフィールドで「オリキンガイドサービス」を営む。

今時期、ブリッツEX-DRがとにかく良く釣れています

朝晩は寒い日も増え、秋も色濃くなってきました。

ちょっと山の中に入れば、かなり朝は寒く、この時期はロンT、パーカー、レインで重ね着するのが丁度良いですよ。

巻物シーズン

千葉のフィールドは水温が20度前後で安定してきました。と同時にミドルレンジが絶好調。

亀山は表層からベイトが一段、一段落ちていき場所により3mから8m位まで様々。

エリアごとのフラットで比較的釣りやすい状況です。

高滝はワカサギがどこにでもいる状態で、魚探への反応もひっきりなし。

バスは4m前後を中心に比較的固まっています。

当然、これらの水深では喰わせに長けたワーム中心の展開をするのが安定的にバイトを得られ、またそれをする人が多いのも事実。

しかし、タイミング次第で積極的にルアーを追うことやワームでは拾えない魚が多いのもこれまた事実です。

そこで絶好調なのがBLITZEX-DR。

云々は置いておいて、とにかく本当に良く釣れます。

高滝亀山の9月からの釣行の半数近くのバスをこれでゲット。

頼り切ってしまっていて、他のルアーも投げなければと少々反省してしまうほど。

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●釣れる理由として

1:キャスタビリティーの高さ。固定重心でありながら、同サイズの中では、群を抜いて、ホントによく飛ぶ。フルサイズの重心移動付きディープクランクと遜色ありません。ディープクランクにおいて、キャスタビリティーの高さはルアー性能として大きなウェイトを占めます。言うまでもなく潜航能力を生かすには十分な飛距離が必須だからです。

2:バランスの良いタイトアクション。最近の傾向として、激しいラトル音や掻き乱すようなワイド過ぎるアクションはバスに嫌われる傾向があります。現に強いルアーだと折角バスが固まっている状況でも一瞬でバスがスプークしてしまい、散ってしまうことが起こります。対してBLITZEX-DRはしっかりと水を押しながらもタイトなアクションであり、明らかにバスをスプークさせません。遠くのバスをイタズラに刺激せず、狭いスポットのバスに対して瞬時にスイッチを入れることができるイメージです。実際に先行者が攻めた後でも、他のルアーでは得られないような連続バイトを得られるのはBLITZEX-DRならではと言えます。

他にも良い点は多々ありますが、上記2点が取り分け釣れる大きな要因と感じています。

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それに加え、バスのポジションに応じてトレースコースを工夫してあげることでさらに釣果アップが期待できます。

一つ目は狙う水中のスポットとの距離を逆算して、ボートポジションとルアーの着水点を決める。

これは遠くに投げすぎた場合、余りにも早く目標水深に到達してしまうと、先にラインがバスの周りを掻き回してしまうため、無用にバスを刺激する一因となります。

特にブレイクをアップヒルで攻める場合や高さのあるオダなどでは先にラインが入りやすいと言えます。

難しそうですが、いつも巻く時の基本となるスピードで、この位の距離投げたら、どの位の位置で何mに到達するかを把握すればOKです。

後は巻くスピードとロッドポジションで多少調節できます。

もう一つは狙うスポットが狭い場合、本当によくあったことで、第1投目が肝心という事実。

実際、今秋は2匹に1匹は第1投目で釣れています。

もちろん暫く経って釣れだすこともありますが、BLITZEX-DRだからと言っても、他のルアーよりはインパクトが強いと言えます。

適当に投げ続けてはバスを飽きさせ、その効果も半減です。

よって1投目は一番バスがフレッシュな状態であることから喰わせる大きなチャンスであることは間違いありません。

そこで、バスのポジションや地形をしっかり把握し、一番喰いそうなスポットに吟味したコース取りでルアーを入れれるかが重要です。

しっかりルアーを通すことができれば、バイトのタイミングまで予想できるはずです。

自分でしていながら、かなり驚くはずです。

「ブルブルブル、カリっ、、来る!、、ドン」止められません!正に気分は予言者(笑)

しかし、季節が進むことや、同じレイクコンディションが長く続くとエサ以外の違和感のあるものは極めて嫌われる状況も出てきます。

特にスクールで行動しているバスはスクール全体で同じ行動をとることが多く、スイッチを入れるのが難しい、つまり居るのに食わない状況があります。

そんな時は一度諦め入り直すことや、同じようなエリアで単体でいるバスを狙う方が、案外簡単にバスに辿り着けます。

後者の場合、いわゆるB級エリアやC級スポットが狙い目となりますが、魚影が薄いながらもやる気のあるフレッシュな魚が多い傾向があります。

そこで、ずばりドラッギングが有効となります。

ボートのスピードや出すラインの長さは水深や地形、ポイントの状況により調整が必要です。

基本的なスピードはミディアムリトリーブより気持ち遅いくらい。

ラインの長さはとりあえずフルキャストで出た長さを基準に、潜らせたいときはより長く出し、浅くしたい時は、少し巻き取ることで調節します。

当然ボートスピードでも深度は調節できるのでこの2つの兼ね合いをとります。

あとはめぼしいエリアを流すだけです。

最後にタックルについて狙うレンジによって使い分けています。

キャストで3~4m、ドラッギングで4~5m弱

ロッド:ブラックレーベルFM701MFB
ライン:モンスターブレイブ8~10lb.
キャストで4~5m弱、ドラッギングで5m以上

ロッド:ブラックレーベル722MHRS
ライン:PE-Performance0.8~1.0号
リーダー:モンスターブレイブ8~10lb.

以上になりますが、何にせよスモールシルエットでこれだけ飛び、潜り、釣れるアクションは私の知る限り他にありません。本当にオススメです。

最後に只今、台風の影響でかなり状況は悪いですが、これが回復して来る頃、状況の悪い期間が長かった事もあり、いつも以上の秋爆の予感がします。

特に回復初期はクランクベイトのタイミング。

是非、冬が訪れる前に楽しんでみて下さい。

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