初日最下位からの大逆転劇!
みなさんこんにちは、印旛沼の山添です。
9/14(日)~15(月)に、千葉県印旛沼にてNAB-21(NaritaAirportBasser21)で初となる2daysトーナメントが開催されました。
2日間の総重量で争われる今大会。他の選手達がどのような戦略を組んでくるのか、非常に楽しみでした。
印旛沼の近況は、9月に入り少し秋らしくなってきました(ヒシモはまだエラいことになっていますが…)。
アベレージサイズも夏季より少し大きくなり、比較的釣れてはいるものの、1kgを超える魚を釣ることが難しいのは先月とほぼ変わらぬまま……
おまけにNAB-21トーナメントのキーパーサイズである30cmは、印旛沼のアベレージから見ると比較的いいサイズに当たります。
そのため、リミットメイクがなかなか難しいのも、NAB-21トーナメントの特徴のひとつです(実際、釣っても釣っても29cmまでということもよくある話です)。
今大会の1週間程前に開催された別団体の2つのトーナメント結果を見ると、ともに優勝ウエイトが2kgほど(リミットは不明)とローウエイト戦でした。
この状況を踏まえて、今大会の優勝ウエイトは2日間で4500g程度と考え、プラクティスを開始しました。
自分が考えた2日間のプランは、1日3匹・2kgを目標に戦うのではなく、両日ともにハイリスクを覚悟で、魚は少ないながらもハイウエイトが狙えるであろうエリアでの一発勝負、というものでした。
プラクティス、木曜日と土曜日の2日間。
木曜日は雨天で途中から雷も鳴り出し、警報も発令されるほどの荒天になってしまったため午前で終了。
得られる情報もほとんどなく、あまり意味のない練習となってしまいました。
試合前日の土曜日は、いろいろやりたいことはあったのですが、全然時間が足りないので、メインエリアのチェックを優先。
数バイトをとることができましたが、その中には違う魚っぽいバイトも……? 中には目視できるバイトもあり、フックアップせずに魚のサイズを確認。キーパーサイズではあるものの、全然デカくない…(汗)
こんな感じで不安要素をたくさん残しつつ、プラクティスを終了しました。
Tournament Day1(9/14)
フィールドデータ
天候:晴れ
気温:17~27℃
水温:21~25℃
風向:北東~北北東1~3m/s
朝からピーカンの天候に不安を抱きながらも、いよいよ2daysトーナメントがはじまりました。
まずはプラン通りに目的のエリアへ一直線!
しかし、開始から2時間が経過してもまったくのノーバイト。
バイトがないどころか、魚がいない??
その後も反応がないまま、完全ノーバイトのノーフィッシュで初日を終了してしまいました。
帰着後、他の選手たちのウエイインを見ると、この日のトップは3匹・2700gオーバーで頭ひとつ抜け出し、2位以下は1700g~1300gの団子状態。
しっかりとリミットメイクしている選手も多く、かなり出遅れたかたちとなってしまいました。
Tournament Day2(9/15)
フィールドデータ
天候:曇り
気温:17~25℃
水温:21~25℃
風向:無風~南南東2m/s
この日のプランは少し悩みましたが、初日がノーフィッシュで最下位のため、いまさら3匹・1500gを狙いにいってもまったく意味がないと思い、再度、勝負に行く決心をしました。
2日目のスタートは初日のウエイト順のため最後尾。
朝は前日とは違いローライトコンディションのため、前日の反省も踏まえて修正し、朝イチはプラクティスで手を付けずにいたエリアからスタートしました。
各エリアをチェックしながら転々と回り、開始から1時間程経過した頃、ようやく今大会のファーストフィッシュ‼
マンメイドストラクチャーの付近から1500gをキャッチしました。
その後、約2時間が過ぎた頃、艶かしく泳ぐドライブシャッド4.5in(グリーンパンプキンペッパー)に、いきなり激しいバイト‼
この魚も無事にキャッチすることができ、量ってみると1770gのビッグフィッシュ! 2匹目ながら、大幅にウエイトUP!
「あと一匹!」と気合いを入れキャストを続けるものの、その一匹がめちゃくちゃ遠い…
しばらくバイトがないままエレキで流していると、キーパーサイズぐらいの魚が2~3匹で泳いでいるのを発見。
しかし、ボートに気付き消えてしまいました……
時間を空けて再度チェックすると、最初に見た付近をクルーズしている様子。
簡単にはバイトしてくれず、距離をとり、ブラインドでドライブスティック3.5in(ネオンワカサギ)のノーシンカーリグをキャストすると、そのうちの1匹がバイトし、その魚が600g程でリミットメイク。
前日の分を挽回するにはキロオーバーの入れ替えが必要と思い、気合いを入れキャストを続けたものの入れ替えならず、帰着時間となりました。
検量は前日ノーフィッシュの選手からのためすぐに済ませ、3匹・3940gでした。
検量も大詰めを迎え、前日トップ5の選手が登場。途中経過で暫定首位をキープしていたので、このあたりになると「イッたんじゃないの!?」と声を掛けてくれる仲間もいて、変な期待と不安が入り混じる複雑な心境でした。
そして、最後の検量が終了… 自分でも驚きの、初日最下位からの逆転優勝となりました‼
自分の戦略では、下手をすると2日間ともにノーフィッシュになってしまう可能性も十分にあった今大会。
初日ノーフィッシュと窮地に追い込まれながらも、信じてキャストを続けることができるO.S.Pルアーに感謝です!
今大会最後にドライブスティック3.5in(ネオンワカサギ)で釣った600gが順位を大きく左右したスーパーキッカーフィッシュです。
普通であれば、ドライブシャッド4.5inで釣った1770gになるのですが、時間が刻々と過ぎていく中、焦る気持ちを抑えてキャッチすることができたあの600gがなけれ、ばお立ち台にも上がれていません…
改めて一匹の重要性を再確認することができました。
残るは最終戦、全力で挑みたいと思います‼
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