琵琶湖南湖での「ワーミングクランク」
11月を向かえ、いよいよ晩秋を向かえた琵琶湖南湖ですが、これから早春までに有効なパターンの1つとして「ワーミングクランク」があります。
これから早春までに有効な「ワーミングクランク」
このパターンがそれらの時期に成立するにはワケがあるのですが、それは琵琶湖南湖の最大の特徴でもある豊富なウィードです。
実はここ数年、琵琶湖南湖は冬になっても完全にウィードが姿を消すことはなく、3m以深のボトム周辺に生え残ったり、盛期のウィードが枯れてボトムに堆積している状態になっています。
で、そのウィードにバスが身を寄せていたり、はたまた、ベイトとなる生き物が集まってくるためにフィーディング場所になったりするワケです。
つまり、「ワーミングクランク」とは生え残ったウィードや堆積した枯れウィードに対して、クランクベイトを「ワームを扱うように丁寧」にウィードにコンタクトさせることなのです。
動きの流れを簡単に言うなら・・・
グリグリとリーリング→ウィードにコンタクト→リーリングをストップ→ロッド操作でウィードからソフトに外す→外れたら再びリトリーブ開始となります。
ってことで、この「ワーミングクランク」を成立させるために必要になってくるクランクベイトには2つの性能が不可欠になります。
まず1つめは、潜行深度が3m以上のモノ、狙うレンジが3m以深なので当然ですよね。
で、2つめは、リーリングしているときにしっかりとロッドに「プリプリ感」を伝えてくれるモノ。
なぜなら、「ウィードにコンタクトしたことが分かる」そして「ウィードから外れたのが分かる」この2つの能力を持っているからです。
想像してみてください、スルスル~やヌルヌル~と泳ぐクランクベイトだと前記したことをなぁ~んにも感知することはできないでしょ?
なワケで、ぼくがこれからの時期にヘビーローテーションで使うクランクベイトが「ブリッツMAX-DR」そして「ブリッツEX-DR」になります。
この2つは固定重心ウエイトやハニカムボディ等々の影響でプリプリとピッチが速い動きをするので、リトリーブしているときにしっかりとロッドにその動きを伝えてくれます。
ですので、ウィード感知能力、ウィードから外れた感知能力が高くなり、「ワーミングクランク」に最適なクランクベイトとなります。
「ワーミングクランク」の有効性をご存じのアングラーなら、騙されたと思って一度使うと、きっと、手放せなくなるのは確実ですぞ。
(写真:こんな感じで魚群探知機に映るスポットを巻きます。)
ちなみに・・・3~3.5mレンジを中心に狙うときは「ブリッツEX-DR」を。
3.5~4mチョイまでのレンジを中心に狙うときは「ブリッツMAX-DR」を使っています。
ラインはフロロカーボン12lb.を使用。
間違っても16lb.以上の太いラインを使わないでください。
潜行深度が極端に浅くなりますからね。
琵琶湖バスフィッシングガイド奥村哲史オフィシャルサイト
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