秋まっただ中
秋の気配が感じられるようになりました。既に早朝はロンTどころかパーカーがないと寒いサムイ・・・。
秋のイチオシ
先々月発売になりました、ブリッツEX-DR。
はじめてプロトモデルを使ったのは昨年の秋、10月の小雨が降る少し肌寒い日でした。
場所は高滝湖のとあるブレイク。
3mから5mに落ちるショルダー部分にある10m四方のスポットで、魚探にはバスの影が刺さるように映し出されました。
とりあえず様子見とばかりに、手に持っていたマイラーミノーのライトキャロを投げるとすぐに1尾キャッチ。
次にブリッツMAX-DRをキャストすると、数十分で5尾。
そしてライトキャロに戻し、また数尾キャッチ。
バイトが遠退いたところで、届いたばかりのプロトのブリッツEX-DRがあったことを思い出しキャスト!
すると1投目からワンキャスト中に2、3回バイト、そこから怒涛の7、8連発!
再び、キャロとジグヘッドワッキーで2尾追加した後、再びEX-DRに戻すと、今度は一匹ごとの間隔は空いたものの5、6連チャン!
たしかに釣れる状況ではありましたが、"クランクで反応する魚を全て絞り出せる"
これがEX-DRの第一印象でした。
一般的に、数十匹の群れをルアーで全て釣り切るというのは不可能です。
これは多くの場合、1匹釣る間にその周りの数匹または群れ全体を反応させてしまっているからで、ようは釣られていないバスもそのルアーにスレていっています。
この傾向は、ルアーがハイアピールであるほど、又はバスが密にいるほど1匹釣るうちに他のバスを反応させてしまい、その後そのルアーへの反応が悪くなっていきます。
もちろん、ハイアピールなディープクランクにもそれならではの効果はあって、広いエリアやバスが散っている状況ではより多くのバスを反応させる、もしくは周りのバスの活性を上げる効果もあるので、戦力として欠かすことは出来ません。
しかし昨今のフィールドは、タイミング的にも場所的にも"イージーに釣れること"はむしろ稀と言ってもよく、例え状況的にディープクランクがハマる状況であっても、「そろそろディープクランクかな?」という思惑は皆が同じで、本当に旬となる状況以前からすでにディープクランクがバンバン投入されて、あっという間にスレてしまう、なんてことが挙げられます。
つまりバスが集まり出す頃にはすでに釣られていたり、ルアーのインパクトを嫌がる魚が多くなってしまう現状があるわけで、バスの反応が良いタイミングであっても1匹2匹釣る間に極端にバスの反応が冷めてしまうと感じることも多いのです。
そんな状況でこそオススメしたいのがブリッツEX-DR。
まず小ぶりでシルエットが小さい。
このサイズで4mオーバーの潜行深度、これだけで釣れそうです(笑)
しかし、ながらこれだけの潜行能力を備えていながら、アクションは極めてシャッドライクであることは他には替えのない性能であります。
これは、トレースコース上のバスを確実に口を使わせることができ、尚且つ、過剰にそれ以外のバスを刺激しない。
つまりワンスポットからより複数絞り出せることになります。
もちろん人が攻めた後のスポットからさらに搾り出さなければならない場合にもEX-DRは効果絶大ですし、ローテーションの最後の砦としても、更に攻めの幅を広げてくれるはずです。
そしてルアーの振幅1回1回の振動は軽快ながらも明確に手元まで伝わってくるので、ルアーの挙動が掴めるという利点があります。
そして、タックルに制限のあるレンタルボートでは、ディープクランク専用タックルを積むかどうかは悩むところですが、これも、軽い引き心地のEX-DRなら、通常のミディアムクラスの巻物のロッドで問題なく引けてしまうため、判断に迷うときであっても、EX-DRがあればとりあえず解決というわけです。
またおかっぱりでも、ブリッツMRのようなミディアムランナー感覚の延長で、いつもよりちょっと深い所まで手を延ばせるので、ポイント次第では大きな一手になるはず。
同じ性能を持つディープクランクは他にない、オンリーワンンベイトですから、持っておいて絶対にソンはないはず。
是非ともお試し下さい!
(写真左:おまけですが印旛沼でのハイピッチャー1/2oz.。シャローでの反応が熱い!!)
(写真右:おなじく印旛沼での、こちらはオカッパリ。ドライブクローテキサスリグを足元に落とすと一撃で落ちパクでした!)
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