秋バスの探し方

夏の間からずっとTシャツ1枚で釣りをしてきましたが、先日は日中でも風が寒くてウィンドブレーカーを着て釣りをしました。

日に日に水温が下がり、久しぶりにフィールドに行くとバスの動きを見失いそうになるので、今回は自分にも言い聞かせている私が『秋に気をつけていること』をご紹介したいと思います。

ダム湖の水温の下がり方

気温がだんだんと下がってくるとともに、水温も下がってきます。

今更ながら水温が下がるメカニズムを書きますと、気温によって表水面の水温が下がって、その下がった水は比重が重いので少しずつ深い方、深い方に落ちていきます。

また、この時期から気温が下がったうえに台風による大雨が降ると冷たい水が一気に入って水温が一気に落ちるということもあります。

これを毎日繰り返していき、表水面の水温より湖底の水温が高くなったときターンオーバーが起こり、湖の底に溜まっていた泥やゴミが一気に舞い上がってしばらくは釣り辛い状況が続きます。

最近はダムの水質をよくするために湖底の水を表水面までくみ上げて撹拌するポンプがついているところが良くありますが、これがあることでターンオーバーの影響も少なくなってきていると思います。

しかし、この撹拌ポンプがいたるところについているわけではないので、エリアによってはものすごくターンオーバーの影響を受けやすい場合もあるので、地形だけでなくこの装置の有無を考える必要があるのかもしれません。

ターンオーバーが起こった後は、同じメカニズムで湖全体の水温が落ちていくのですが、水温が深ければ深いほど、水温の下がりが遅いのでベイトフィッシュの動きとマッチするディープウォータの魚が非常に濃くなります。

ホームレイクである弥栄湖では、弥栄湖レンタルボートのホームページに毎週水温がアップデートされます。

これをいつもチェックしているのですが、2009年10月11日現在で、水深0.6mでは22.1℃、4.1m~16.1mでは22.0℃、20.1mでは21.2℃ともう少しでターンオーバーが起こりそうな状況です。

フィールドによって流入量・放水量、水深、気温の下がり方が違うのでターンオーバーが起こる時期はまちまちだと思いますが、ターンオーバーが起こった後か前かというのは非常に重要な情報だと思います。

秋バスの探し方

水温の低下とともにベイトフィッシュも深くなり、それに伴ってバスも深くなっていきます。

非常にストラクチャーがいっぱいある長い岬のようなものがあれば、徐々に沖に出ていってくれるのでしょうが、悲しいことにそんな良い地形のところはほとんどありません。

僕の秋のイメージでは、特に急深な地形ほどバスが深くなるときに、沖に出るというより横方向に大きく動いてしまうというように感じています。

具体的に言うと0.5mくらい深いところにいきたいけど、そこには何もないので横に500mくらい動いて0.5m深くなった居心地の良い場所に移動してしまうといった意味です。

だから、昨日釣れた場所でも水深を変えても全然ダメで、魚を見失ったということがよくあるのだと思います。

この動きが早いのが秋の特徴で、安定した状態が続けは同じ場所に魚はとどまりますが、水温の低下や日中すごく暑くて水温が回復したときなど、特に浅い場所では魚の居場所が大きく変わってしまうので、注意が必要です。

現在のフィールドの状況がターンオーバー前で、日替わりで水深が変わっていくといった場合、最も有効になるのが今度発売になった『ブリッツMAX-DR』です。

ブリッツMAX-DRはこの秋の攻略のために待ちに待ったディープクランクです。

(写真:9月20日ベイトフィッシュがピンスポットについていなくて,4mブレイクをブリッツMAX-DR(テネシーシャッド)で広く探って釣った49cm)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
なぜ秋にディープクランクが必要かというと、シャローの1mというのは岸際をぐるっと廻れば廻りきれるけど、4mくらいの水深というのは湖の中では結構いたるころにあります。

しかも絞り難いフラットエリアも結構あるといった感じで、1日かけても廻りきれないくらいスポットが溢れています。

ピンスポットを知っていたとしても、ベイトフィッシュがいたるところにちらばっている場合は、そのピンスポットから離れている可能性も高いので、広く探ることが非常に重要になってきます。

そのためその4mラインを効率良くチェックできるディープクランクは秋に欠かせないルアーなのです。

ブリッツMAX-DRの最大の特徴を挙げるとすれば、ディープクランクなのに固定ウェイトを使っていることです。

固定重心にすることで懸念さえる飛距離ダウンは全く感じさせないところか、むしろ重心移動タイプと比較してもそのなかでトップクラスに飛ぶものに迫るほど飛んでくれ、平均的な重心移動タイプと比べた際にはそれらを凌ぐ飛距離が出ます。

そして固定重心であることのメリットは重心移動タイプと比べてアクションが決定的に良くなっているという点です。

特に障害物にヒットした直後の泳ぎ出しの鋭さは重心移動タイプには見られないものです。

私の個人的な感想ですが、固定ウェイトながらコトコト音ありのため、速度を変化させた瞬間少し千鳥足になる(以下チドル)のです。

私は、このチドリ方が最大のキモだと思っているのですが、これによってボトムに当てない中層でも躊躇なくバスが口を使ってくるのだと思います。

もちろん、ボトムやストラクチャーに当たったときもチドルので当然釣れるのですが、これがあまりチドルとボトムに当たったとき根がかったりするのですが、さすがO.S.Pこの加減が非常に絶妙です。

(写真:9月22日少し濁り気味だったので,2mハンプをブリッツMAX-DR(マットタイガー)で釣った32cm,キーパーサイズでも躊躇なく食ってきます。)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フォローには

さすがに、大雨による水温低下や寒波が来てしまったときはさすがにブリッツMAX-DRもゆっくり巻かないと釣れなくなります。

それでも釣れない時は、パワーダンクSPで止めてやるか、魚がもっと深くなってしまったときは、ハンツやドライブクローのテキサスでフォールさせていくと良いと思います。

あまり、ライトリグでピンスポットばかりやっていると魚を見失いがちになりやすいので、とにかく広く探ることが大事です。

皆さんもぜひブリッツMAX-DR他O.S.Pルアーで秋のナイスフィッシュをゲットしてください。

(写真:10月10日4℃くらい水温低下してしまったためブリッツMAX-DRのフォローで、フットボールで釣った46cm)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

関連商品