PROFILE

川上記由

関東
(山中湖)

山中湖をホームレイクとし圧倒的な強さを誇る。2006年よりNBCチャプターに参戦しJB戦も含め優勝回数17回、入賞多数。07年、08年、09年、10年、12年と年間1位を獲得。09年、10年には山中湖第2チャプターでも年間1位を獲得しW制覇を達成。2014年も6戦中5戦入賞と無類の強さを発揮。2016年も年間総合優勝を勝ち取った。シャローのサイトフィッシングから魚探のシューティングとそのスキルはトップレベル。山中湖のクセを知り尽くしたまさに山中湖マイスター。

2014年チャプター山中湖第1戦

みなさんこんにちは、山中湖の川上です。今回は4月20日に山梨県・山中湖で開催されたNBC山中湖チャプター第一戦に参加してきましたので、プラクティス~本戦の模様をレポートしたいと思います。

春の山中湖でアイ・ウェーバーが活躍!!
先に結果からお伝えしますとアイ・ウェーバー74SSS(リアルワカサギ)でキャッチしたバスで準優勝することが出来ました!

プラクティス
プラは4月の初旬より開始しました。
4月になると平地では桜が咲く頃ですが、山中湖は平地に比べて標高が高いので気温が低く、水温も7~8度とまだ冬を思わせる様子でした。
(山中湖の桜の見頃はGWで、関東の平地に比べて1ヶ月ほど遅いです)。

その山中湖における冬~早春の定番は、越冬エリアでソフトベイトを使用したスローな釣りや、いち早くシャローへ差した個体をジャークベイトで狙うパターンが主です。

しかし情報ではチラホラとバスのキャッチ情報を耳にするものの、プラの段階ではまったくバスをキャッチすることができず、序盤は連続でノーフィッシュを食らう厳しい状況でした。
しかし週を追うごとに水温が上昇し、10度近くなった頃には産卵を終えシャローでフラフラと泳ぐワカサギの姿が確認できるようになりました。

こうなるとミノーやシャッドがよくなってくるのですが、思い当たるパターンを試すもノー感じ・・・。
試合直前まで悩む結果となりました。

そこで一度冷静に考えて・・・
1:シャローには弱ったワカサギがいる→おそらくメインベイトであろうと思われる。
2:水温が上がりバスはシャローでフィーディングする→ワカサギの絡むシャローエリアが重要。

この2つを柱に、プラを進めることにしました。
思い当たるエリアに対して、ミノーやシャッドで狙いますが反応はありません。
次にアイウェーバー7SSS(リアルワカサギ)をチョイスし、フラフラと弱ったワカサギを演出。
ミノーやシャッドの早い動きに対して、アイウエーバーは弱ったワカサギを演出するためできるだけ静かにスローで引きます。

はじめは無反応でしたが、風が吹き始めたタイミングでバスのチェイスがあり、狙いとしては間違っていないことを確信!
チェイスのあったポイントをより丁寧に攻めると、ようやく答えが返ってきました。
水面直下が『ギラッ!』と光るとともに激しい手応えがロッドに!!慎重に引き寄せてキャッチしたバスは、50cm弱の丸々と太った2kgフィッシュでした。

その魚のクオリティーの高さから『勝てる魚』と判断し、試合でのメインパターンに決めプラを終了しました。

そして迎えた試合当日
朝から冷たい雨が降り、水温の低下がバスの活性へ与える影響が気になりましたが、プラでよかったアイ・ウェーバーのパターンを信じることにしました。

いよいよトーナメントがスタートし、向かったのはプラでよかったシャローのフィーディングエリア。
風の吹くタイミングにはワカサギの姿も確認できた場所です。

試合当日の天候はローライトで申し分ないものの、肝心の「風」がありません。
この状況でもアイ・ウェーバー74SSSをキャストしましたが、無風の影響なのか、バスの反応はありません。
仕方なくエリアを広くさまざまなルアーで流していきましたがノーバイト・・・。

やがて風が吹き始め、確信のスポットにアイウェーバーをキャスト。
スローにリーリングを始めると、ゆっくりと沈むアイウェーバーの周囲に何か違和感が・・・と思った瞬間、バスがアイウェーバーにバイト!

突然起こった貴重なバイトに慎重にやり取りを行い、上がってきたのは1,840gの狙い通りのナイスフィッシュでした。

その後、チェイスは有るもののバイトには至らず、残念ながらバスをキャッチすることはできませんでしたが、アイ・ウェーバー74SSSで手にしたバスが効き、1匹ながら準優勝を獲得することができました。

今回はプラの段階から非常に苦労しましたが、アイウェーバー74SSSのおかげで、大事な初戦を準優勝でスタート。
今後も、アイウェーバーに頼ることになりそうです。

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