印旛沼、低水温期をハイカット&ドライブクローラーで攻める!!

印旛沼の山添です。新年明けましておはようございます。本年も宜しくお願い致します。

全国的に見ても異常気象ともいえる暖冬の影響で、普段はオフシーズンに入っている方々も、この冬はフィールドへ足を運んでいるのではないでしょうか!?

通常であれば最低水温になる季節ですが、自分の通う印旛沼も例年に比べて1~2℃高い状態が続いてます。12月に一端下がり傾向になったものの、1月入った現在は例年の水温よりもやや高めで安定している感じです。

ボートカバーがバキバキになっていたり、朝一にフィールドへ到着していても、景色が霜で白くなっている日がほとんどありませんね。

太陽が出ている日中にもなると、朝から着ていた防寒着が暑いと感じる日も多く、防寒着を脱いでフーデッドネックウォーマーモデル2と中に着ているボア素材のO.S.Pパーカーモデル6で快適に釣りが出来る状況でした。

例年のような寒さで手の感覚が無くなったり、痛いということがなく、非常に釣りはしやすいので助かりますが、ここまで暖かいと地球の温暖化を心配してしまいますね。

従いまして・・・自分自身恒例の厳しくも楽しい??冬の修行が新年を迎えた現在、全然修行になっておりません(苦笑)

まだまだこれから2月にかけても大雪が考えられなくはありませんが今年は春が早そうな気が・・・。

さて、晩秋~冬の印旛沼ですが、流石のマッディレイク印旛沼も晩秋になってくると、水温の低下と共に、水色がクリアアップしてきます。水系が広い為にエリアによって水色に多少違いがありますが、例えるとハイシーズンは濃いグリーンパンプキンだった水色が、低水温期に入り澄んだライトグリパン、ウォーターメロンのような色に変わってきます。(流入河川等はクリアです)

今季は11月下旬に入っても水温がなかなか下がらず、高めな状態が続きましたが、それでも全体的に見れば水の中の生き物は刻々と冬に向かっていく動きをしていると感じました。

水温の低下による水色のクリアアップに加え、印旛沼は秋から冬の水位と呼ばれる水位まで減水位になることで、シャローに点在するカバーもほとんど顔を出してしまっていたり、シャローからは生命感がほとんど感じられなくなります。

ルアーや釣り方も、それまでのやり方では動きが速過ぎたり、アピールが強過ぎてしまったりで魚からの反応が無くなり、一気に魚を見失ってしまうことも・・・。

そんな秋~冬への変わり目から活躍するのがハイカットです。

ルアーのサイズもベイトフィッシュと同サイズで、固定重心+ハニカムスーパーHPボディーによるレスポンスの良さはリトリーブ開始直後からバイトチャンスがあるシャローレイクではやはり必要不可欠です。

印旛沼ではミドルレンジ(ややディープより?)となる水深1.5m前後のエリアを主にミディアムスロー程度のリトリーブでボトムやボトム付近のストラクチャーに時折コンタクトさせるイメージで引いて来ることが多いのでハイカットの潜行深度とピッタリです。

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※サイズは小さいですがしっかりとベイトを捕食しているナイスコンディションのバス!!



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※バスが釣れた付近で浮いていたベイト(モロコ)。アイスシャッドがマッチザベイト!!



ただし、狙うエリアの水深によってはロッドを立て気味にしてシャローを泳がせたり、2m程の水深ではロッドを寝かせたりとリトリーブ時の微調整は必須です。

因みに、全体的に水深の浅い印旛沼で水深2mは立派なディープといえます。沼の人は水深1m越えると深いと感じますからね(笑)

F(フローティング)とSP(サスペンド)の使い分けですが、自分はFモデルから使用する事が多いのですが、一番の理由は根掛かり回避です。印旛沼は正直根掛かりの多いフィールドです。

ハイカットのリップである程度は回避出来ますが、それでもタイトに攻めようとするとどうしても根掛かりは避けられないのが現実です。(水深が浅い分根掛かり回収器での回収率は高いです)

ルアーが何かに当たったと感じた時、フローティングはリトリーブを止めれば浮力を活かして回避出来ます。そして、浅いレンジをトレースするにはサスペンドモデルよりフローティングモデルが扱いやすいです。

サスペンドモデルはポーズが必要な時には勿論ですが、超スローリトリーブで使用の時や、Fタイプより多少ウエイトもあり潜行深度も深いので、飛距離や攻めるレンジで使い分けをしています。

また、新たに加わったハイカットDRを使用して、印旛沼で魚が釣れるMAXレンジであろう3m程までシャッドを送り込むことが可能になりました。また、水深1.5m程で使用しプロダクティブゾーンを長く確保したり、ハイカットシリーズだけでも様々な状況で対応可能となっております。

更にダンクシリーズまで加えることにより、秋から冬のシャッドシーズンは完全に網羅出来るのではないでしょうか!!

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※晩秋の印旛沼、バンク付近のブレイク下をハイカットFでボトムコンタクトさせながらスローリトリーブしてると、1,300g弱のグッドコンディションが反応しました!!



あと忘れてはならないのが、ワームのライトリグ。冬のイメージですとシャッドやメタル系が真っ先に出てきますが、やはりタフな状況下では外せません。中でもドライブクローラーは自分の冬期の釣りには必需品です。

冬は波風の影響が出にくいエリアを選択するのが基本ですが、そのようなプロテクトエリア内でも季節風による強風が吹いてしまうと、多少なりとも影響が出てきますよね??

特にライトリグ等を使用しているとキャスタビリティーを上げたいけれど、ルアーのフォールスピードは上げたくない。そんな状況が出てくるかと思いますが、ジグヘッドの重さやネイルシンカーのウエイトを無理に上げなくてもドライブクローラーはノーシンカーのフォーリングにも対応可能なウエイトがワームにある為、同サイズのワームの中でも群を抜いてキャスタビリティーに優れていると言えます。

必要以上にシンカーのウエイトを上げてしまうとリアクション狙い等は別として、フォールスピードが早すぎてしまうだけではなく、リグがボトムに着低する度、無駄に土煙を立ててしまったりとデメリットが勝ってしまいます。

ドライブクローラーであれば、他の同サイズのワームよりワンランク下げたウエイトでアプローチも可能といった具合です。

また、セミリングボディによるフォール中の細かいバイブレーション、アクションを加えた際にリブが程よく水を噛むことで生まれる波動とクネクネドヨドヨアクション、そしてラインを張った時には、セミリングの水噛み効果でワームの抵抗をしっかりと感じ取れることで、より操作感が向上します。

タフな時ほど、自分のイメージ通りにアプローチからピックアップまで行いたいものですよね。

2016年1月3日印旛沼初釣行での初バスもドライブクローラー4.5"(スモークシナモンペッパー)0.9gのネコリグでキャッチすることが出来ました!!

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季節外れの春を思わせるような南西の風が吹いたタイミングでバイトでした。風がやや強めに吹いてましたが、このような状況下でもドライブクローラー4.5"だと0.9gといった軽めのウエイトで繊細なアプローチが可能である為、貴重なバイトを誘発出来たのだと思います。

この冬はまだまだチャンスがあると思いますので、O.S.Pギアを活用して頂き寒さ対策をしてフィールドへ足を運んで頂きたいと思います。

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※たまにこんな珍客も釣り人をドキドキさせてくれます・・・

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