GW前後の利根川 HPシャッドテールの出番
みなさん、こんにちは。O.S.Pフィールドスタッフの齋藤寛之です。今回は4月中旬から5月中旬における利根川の攻略方法について、ご紹介したいと思います。
季節としては、二十四節気でいうところの「穀雨」であり、これは「田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ」のことを指します。タケノコが市場に出回ったり、Tシャツで過ごしたくなるタイミングですね。
水温は15℃を超えるこの時期、サカナの産卵活動も盛んになってきます。支流や隣接する水路には、ネストを守るオスや、ペアリングしているサカナも多く見かけるようになります。
そのサカナはここでは置いておきまして…
この頃の本流筋のサカナは春の荒食いも一旦落ち着き、一般的な産卵行動のとおり、ハードボトムの張り出しに集まりはじめます。支流と比べ、1ヵ月ほど季節の遅れがあると私は感じています。
狙うべきストラクチャーは、連杭に絡む石積みの沖側です。さらに季節が進むと、バスはその岸側でネストを作ります。
そこに集まるサカナは産卵のタイミングを見計らっているので、非常にナーバスで捕食対象もシビアです。雨風で警戒心が和らがない限り、派手なアクションは嫌うことが多い…そんな時こそ「小さいけどメリハリがあってよく動く」HPシャッドテールの出番です。
■リグ
ボートからの場合は、7gダウンショットでダイレクトに狙います。岸釣りの場合は、ライトキャロライナで沖目から岸に向かってトレースするといいでしょう。
■ルアーのサイズとカラー
利根川では、3.1インチがベストサイズです。それはワカサギやボラの稚魚、テナガエビが当年に成長したサイズとマッチします。ナチュラルカラーをベースにしますが、田植えなどで濁りが入ったらブラックorグリパン系でシルエットを強調させるといいでしょう。
■アクション
着底させた後は、底質を感じながら「スローにズル引く」→「長めのポーズを入れる」の繰り返し。HPシャッドテールのテール部が、弱い水流でもレスポンスよく動きます。

下の写真は4月上旬のTBCトーナメントでウエイインしたサカナです。これは支流内の同様なハードボトムでキャッチしました。GW前後には、本流で同じ釣り方が通用するようになるでしょう。千葉県栄町周辺には、岸から狙える連杭も多くあるので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。

ROD:DELTA ROD BRAND LPD67MH(プロト)
LINE:SUNLINE FCスナイパー BMS 12ポンド
LURE:HPシャッドテール3.1インチ(グリーンパンプキンペッパー)
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