PROFILE

川上記由

関東
(山中湖)

山中湖をホームレイクとし圧倒的な強さを誇る。2006年よりNBCチャプターに参戦しJB戦も含め優勝回数17回、入賞多数。07年、08年、09年、10年、12年と年間1位を獲得。09年、10年には山中湖第2チャプターでも年間1位を獲得しW制覇を達成。2014年も6戦中5戦入賞と無類の強さを発揮。2016年も年間総合優勝を勝ち取った。シャローのサイトフィッシングから魚探のシューティングとそのスキルはトップレベル。山中湖のクセを知り尽くしたまさに山中湖マイスター。

JB山中湖とNBCチャプター山中湖

JB山中湖とNBCチャプター山中湖
今回参加したトーナメントは、山中湖で開催され、私がシリーズで参戦している、チャプターとJB戦です。

どちらのシリーズ戦も開催スケジュールが終盤となり、年間成績が気になるところ・・・・ハズす訳にはいかない大切な試合です。

相変わらずの厳しいコンディションでしたが、
・NBC山中湖第二チャプター準優勝
・JB山中湖優勝
と、共に好成績を収める事が出来ました。

JB③

チャプター②

【山中湖第二チャプター】
開催日は7/27(日)、梅雨明け直後の暑い日が続くなかでの開催となりました。

人間の感覚は"サマーパターンバリバリ"と言ったところですが、バスの行動は少し違う様子・・・。

通常、この時期に思い当たる有力エリアはディープとなりますが、近年の山中湖は、真夏になっても多くのバスがシャローに居つく傾向が強くなっています。

シャローには多くのオイカワが群れており、どうやらそれにリンクしている様子。

今回のプラクティスでも、オイカワが多く居るシャローにはバスの姿も多く見かける感じでした。

しかし、シャローのバスは難易度AAA級のスーパー天才ばかりで、ルアーにバイトさせるのも至難の業です。

そのため1段下のレンジの方が、バスの数は少ないが口を使わせ易いと思い、あらかじめ目をつけておいた、地形変化の絡むミドルレンジを中心に試合を組み立てる事としました。

このポイントは、水深5m~6mで大きな地形変化があり水通しが良く、ワカサギの回遊もあるためバスが止まりやすい条件です。

更にそのポイントのシャロー側にはオイカワが多く群れており、良型のバスが確認出来ます。

天候などのタイミングによってバスはレンジを変え、フィーディングしている様でした。

まずは広く探る事を目的に、毎年この手のポイントで好反応が得られるブリッツEX-DRで広く探ります。

ベイトの動きを意識し、比較的早い動きで誘いますが無反応・・・晴天無風のため、バスは居る様ですがバイトには至らない感じでした。

続いてタフコンディションにめっぽう強い、ドライブシュリンプ3インチエコモデル(ダークシナモン・ブルー&ペッパー)の1/16oz.ダウンショットリグを投入。

ポイントに対し距離を取りロングアプローチで攻めると、意外にあっさりにバイト!

慎重にやり取りし魚影を確認すると、キロオーバーのナイスフィッシュです。

しかし次の瞬間、バスが水面を跳ねた時に痛恨のバラシ・・・(最近多いんです汗)

しばらく呆然としますが、気を取り直し再度アプローチを開始、すると再びバイト!またまたキロUPです。

今度は無事ネットイン・・・貴重なバスをキャッチする事が出来ました。

その後も思い当たるパターンを試しますが、残念ながらその後はバスを追加できず1本でのウエインとなりました。

バラシした1本が悔やまれるものの、厳しいレイクコンディションも手伝い、1,005gを持ち帰り2位に入賞する事が出来ました。

ok

【JB山中湖第3戦】
開催は8/3(日)で、第二チャプターの翌週に開催されました。

レイクコンディションとしては、更に気温の高い日が続き季節が進んだ様子。

マイナス要素としては、大会の2日前に山中湖の花火大会が開催されバスに異常なプレッシャーがかかっているのは必至でした。

毎年『花火大会後は釣れない・・・』と山中湖の手慣れ達からもささやかれており、今回の試合も、更に厳しい試合が予想されました。

まずは、前週の試合で良かった、地形変化の絡むミドルレンジをチェックします。

しかし、魚探の映像にはベイトフィッシュの姿も無く、バイトもありません。(花火の影響か・・・・)

そのため、しばらくあらゆるルアーでシャローを流します。

シャローには相変わらずバスの姿は多く確認出来るものの、ルアーへは反応しません。

しばらくすると風が吹き始め、ファーストエリアに良い感じで風が当たっています。

タイミングを見計らい入り直すと、魚探にはベイトフィッシュも映り、明らかに生命感があります。

まずは、前週良かったドライブシュリンプ3インチエコモデル(ダークシナモン・ブルー&ペッパー)の1/16oz.のダウンショットリグを投入。

キャスト後、糸ふけを取り、ラインテンションを張ると既にバスが喰っています。

すかさず合わせを入れフックアップに成功!ロッドに伝わる感触はビッグ確定の重さです。

バラシに注意しながらネットインしたバスは、1,500g程のコンディションの良いバスでした。

どうやらフォール中にバイトしていた様で、少し浮いている感じ・・・ドライブシュリンプが発するフォール中の微振動に反応した様です。

フォール中の微振動が有効である事と、バスが浮き気味である事を考慮しルアーを04シンクロ3.5g+ドライブクロー2インチ(共にエコモデルのグリーンパンプキンブルーフレーク)にチェンジしロングキャスト後カーブフォールによるスイミングでアプローチします。

狙いとしては04シンクロの微振動に加え、ドライブクローはフォール時に"バタバタ"と爪が動くため、バスに対して強くアピールする事が出来ます。

すると強烈なバイト!再びバラシに注意しキャッチしたバスは、これまたコンディションの良いクオリティーフィッシュでした。

その後追加はならず2本でのウエインでしたが、2,970gで優勝する事が出来ました。

そろそろ山中湖でのトーナメントも終盤となりました。

O.S.Pルアーの力を借りて最後まで全力で頑張りたいと思います。JB②

JB①

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