こんにちは、和歌山の辻井です

今年もよろしくお願いします!寒いと言ってもここは南国和歌山!そう言い聞かせながら釣行を続けています。

最低水温期のリザーバー

そんな紀伊半島ですが、私のホームである合川&七川ダムでは既に最低水温期に入り、昨年同様厳しい冬の様相を呈しています。

今回はこの初冬から厳寒期への釣りの変遷を紹介したいと思います。

季節を判断する目安としているのが水温で、12度以上あれば秋、10~12度が初冬、10度以下で冬、7度以下で厳寒期としています。

大きく分けて秋~初冬のヘビースピナーベイト(タイフーン)。

冬~厳寒期のサスペンドシャッド(ハイカット)の釣りになります。

前回のレポートでタイフーンLCでの大爆発を紹介しましたが、この話にはまだまだ続きがありまして、後日の七川釣行では40UPを二桁!

更には同船者への『タイフーンによるヘビースピナーベイト講習!』と称した合川釣行では55cmのビッグフィッシュ(合川自己記録タイ)をはじめ、次々飛び出す40UPに同船者も即タイフーンの信者!

その同船者にも同じ釣りで52cmが出たのですが、「タイフーンをぶち切ったバスはもっとデカかった・・・」と、嬉しくも悔しい台詞を言い残してくれました。

このタイフーンの釣りの詳しくは、前回のレポートを参照にして下さい。

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改めての注意点としては、釣りたい一心で釣りがどんどん小さくなると益々釣れない悪循環に陥ります。

リザーバーにおいては、目に見える範囲で一番大きな変化をどーんとロングポジから狙い、バスが居そうなスポットの20~30cm上をなるべくゆっくり通すイメージでリトリーブする事がキモです。

この釣りは秋から冬に最も効果的で、目安となる水温は10度以上。

10度以下でも効くのですが、そうなると私的にもっと楽しい釣りが待っているのです。

それが真冬のサスペンドプラグの釣りになります。

今回はその中でもハイカットの釣りをご紹介します。

ハイカットの釣り

この手の釣りは水温が12度前後の頃から本格化し始めるのですが、今シーズンはタイフーンの釣りを引っ張りすぎて冬への準備(練習)不足のまま厳冬期へと突入してしまいました。

それだけタイフーンのインパクトが強かったということですが・・・。

サスペンドシャッドの釣りの代表的な使い方として、ボトムやカバーにタッチさせながら探るワーミングシャッド。

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この釣りにおいてはクラス最大級のロングリップと深い前傾姿勢での根掛かり回避性能を備えたダンクシリーズは最強ですが、この際のバスの状態は寒くてカバーに潜んでいる状態。

これとは対称的にベイトフィッシュを狙ってカバーに潜んでいるバスも居るはずで、これを狙うのがハイカットのショートトゥイッチ&ポーズです。

ハイカットでもワーミングシャッド的な使い方は可能ですが、ダンクよりも根掛かり回避性能は劣ります。

ハイカットは固定重心であるため、泳ぎ出しの早さと可変ウェイトによる暴れが無いため、トゥイッチ&ジャークの釣りに置いて極めて安定的な扱い易さを可能にしています。

アングラー意思通りに扱えるという性能は、誤魔化しの全く利かない真冬の釣りにおいて最も必要な性能かもしれません。

6~8lb.フロロカーボンライン、ややオーバースペック気味のラインでも真冬に必要な2mレンジに届く潜行深度を備え、固定重心の恩恵で過度のアクションを抑えたことでナチュラルで魅力的なフラッシングとなり、バスの視線からは本当のベイトフィッシュであるかのように感じるのでしょうか。

真冬の釣りでは元気で暴れ狂いどこまでも逃げて行くベイトフィッシュよりもあまり動かない弱々しいベイトのに方が追い易いのは言うまでもありません。

バスの居るエリアは状況に応じてレンジを上下出来る縦ストラクチャーを備えたエリア。

フラットと岩盤の境目やフィーディングエリアに面した縦ストラクチャー等が挙げられます。

このような1級エリアでは通すコースやアクションを変えながら何度もキャストしてみると突然フワリとアタックしてきます。

バスは自分のタイミングでバイト出来るチャンスを伺っているのです。

私の基本は軽くラインを張る程度の2ジャークに、ポーズは長くても3~5秒程度を基本とし、フォローにポンプリトリーブで反応差を見る事もあります。

厳寒期ともなると1日のバイト数もそれ程多くはなく、っかくバイトがあってもバイトが浅くてミスバイトやバラしを多発させてしまう事も少なくありません。

これは私の技術不足な面も大きいのですが、バイトに対してランディング率50%でヨシとする事もある程です。

しかし、貴重なバイトをより確実にモノにしたいのでハイカットのフローティングモデルのフックサイズを#8へとサイズアップする事でミスフィッシュの軽減を図っています。

これにより先述の6~8lb.ラインを使用したライトなベイトタックルでの使用においてもより安心できるセッティングとなります。

ルアーのカラーはクリアウォーターではジェードシャッド。

やや濁りのあるエリアではハニーブルーを使うことが多いです。

それと最後に防寒対策ですが、冬の釣りに欠かせなくなったのが「フーデッドネックウォーマー」。

冷たい北風の中でも首周りの暖かさはもちろん、耳が千切れそうな程痛くなる事もありません!

更に上から防寒着のフードを被ればパーフェクトな防寒となります。

また、帽子の上から被れるので風によって帽子が飛ばされそうな不安もなくなるのが何気に嬉しいですね。

春一番が吹くまでの厳寒期。丸坊主と紙一重の緊張感の中での1本は格別ですね。

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