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辻井伸之が説く、極寒真冬のプラッキングの極意!ヴァルナ・ハイカット編

皆さんこんにちは!
和歌山の辻井です。

今回は真冬のプラッギング、ヴァルナSP&ハイカットDR-SPの紹介です。

同じサスペンドプラグでもミノーとシャッドは似て非なるもので、そのアプローチ自体が大きく変わります。
バスを動かして釣るミノータイプに対して、動かないバスの目の前に送り込むシャッド。
大雑把に分類してしまえばこうなります。
前者はヴァルナや阿修羅、ルドラ等の他、ノーマルのハイカットもミノー的アプローチが得意です。
後者はハイカットDRやダンクシリーズになります。
12月水温12℃を下回る頃からヴァルナSPへの反応を見始め、10℃以下からメインに据え、ここから最低水温期(5~7℃)になると日毎の反応を見ながらハイカットDRとローテーション。
雪の日や北風の日はヴァルナSP、気圧が高い放射冷却の日や雪解けが入るとハイカットDRに縋る展開になります。

春一番後は一気にフローティングタイプのドゥルガや阿修羅2へと移行していくのが例年の流れです。

真冬の釣りはシャローかディープかとよく言われますが、ミドルレンジにもシャローレンジと似たクォリティの魚が潜んでいます。
これも含めて狙いたい時、ショートビルタイプのジャークベイトでは潜行レンジが浅く、経験的にトゥイッチ&ジャークで安定的に2mに届かないとより厳しい条件下でバスを引っ張り出せません。
そこで必要となったのがヴァルナSPの潜行深度。
トゥイッチ&ジャークでスペック上2.8mまで潜りますが、実用的には2mレンジが主になりますね。
似たようなレンジに納得出来るジャークベイトは希少で、キャスト性能、動きの安定性、そして潜行深度、どれを取ってもヴァルナの存在は際立っていると感じます。

使い方は鋭くトゥイッチ&ジャークしないで私の意識はラインは張るだけ。
ルアーが軽く倒れ込んでロールした後そっと止まる。これを延々と繰り返します。
ジャークの回数やポーズについてよく聞かれます。
ジャークベイトに間違った使い方はありませんが、バスが食いそうなところで長くアピールしたいという基本だけは押さえておけば、2回でも3回でもポーズ時間も適当で問題ないと思います。
私は3回ジャークの3秒程度?が多いですが、正直適当です。
もちろんバスがこの周辺に潜んでいてこの辺に出てきて食ってくれたらいいな~というイメージだけは膨らませてアプローチし、気になったスポットにはコースやアクションに変化をつけながら数回アプローチする事も大事です。

先述した通り、バスがここに潜んでいるはずなのに出てこないシーンではルアーを直接送り込んでよりバスとの距離を詰める必要があります。
そんな時こそハイカットDRの出番で、バスが潜んでいそうなスポットにルアーを擦り付けるようにアプローチ。
最近はリーリングによるゆっくり只巻きというのが主流になっていますが、私はロッドワーク主体のポンプリトリーブ。
テキサスリグのずる引きのようにリップをコンタクトさせながらズルズルとロッドワークでリトリーブし、糸ふけを取りながらロッドを戻すのがポーズ(3秒程度)にあたります。
動きたくないバスが相手なのですからバスの口元にバスを置いてやるくらいの意識でアプローチしましょう。
ハイカットDRだと根掛かりに不安があればダンクやパワーダンクでアプローチすればいいし、それこそドライブクローやドライブビーバーのテキサスリグをズル引いてみるのも大切。
同じアプローチが出来るのであればプラッギングよりもソフトルアーの方が口を使い易いのは周知の通りですが、ハードはやっぱり勝負が早く、カバーできるエリアやスポットが広いのが魅力。
本当に釣れるかどうかわからないスポットで延々粘るよりも釣れそうな魚を探して回るというのが冬のサスペンドプラグ戦略なんです。
ですがハードプラグで釣果を残そうとするにはアプローチに誤魔化しが利かない繊細な釣りだという点を理解しましょう!
この時期に結果を残せるようになると一気に釣りのレベルが上がり、バス釣りが一層楽しくなりますよ!



是非チャレンジしてみてください!

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