PROFILE

折金一樹

関東
(高滝湖、亀山湖、印旛沼)

房総半島のレンタルボートフィールドをホームとし、いまや関東を中心に全国を駆け回る通称「オリキン」。H-1グランプリに参戦し、優勝多数、A.O.Y.2回と驚異的な成績を収める、生粋のトーナメントアングラー。房総半島のレンタルボートフィールドで「オリキンガイドサービス」を営む。

バスのポジションが深まった→オススメは深めの巻物です!!

朝は肌寒くても、昼は暑い日もあり、気温差も大きくなるこの時期は、ロンT、パーカー、防寒の三点セットが丁度よく、暑さ寒さに対応できますよ!

さて例年になく、今年は8月末からのぐずついた天気による低気温で湖の水温も20℃前半をゆっくりと下降してきたように思います。

秋に限りませんが暑さ寒さで水温の変動があったり、大雨によって水がリフレッシュしたならば、バスやベイトのポジションが一新され大きく動くことが想定されます。

しかし、今秋は大きな水の動きが少なく、徐々に水温の低下が進んだ為、バスのポジションが滞りなく深まったというのが今秋の傾向です。

コラムを書いている現在は台風の影響も多少あり、レンジにバラつきが出てきたものの、基本レンジはやはり深い。

そこで、オススメは深めの巻物。

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しかしながら、周りの釣り人のプレッシャーもあることで、現状はいい日、いいタイミングは極僅か。

そう簡単に上手くは当たりません。

好調なエリアも釣れ始める最初のタイミングを逃すと、たちまち居ても口を使わない状況に陥りがちです。

具体的には経験上、2、3日は釣れても、1週間はなかなか持ちません。

長いスパンで考えてもこの繰り返しにより、段々ルアーに対し、より過敏になり、よりセレクティブになる傾向が強まります。

それであっても好調なのが、ディープクランクシリーズのBLITZMAXDRとBLITZEX−DR。

2

毎年この時期は私の鉄板クランクであり、実際10月~12月半ばまでで、半数近くのバスはこの2つのクランクによる釣果であると言っても過言ではありません。

とはいえ、投げる時間が他に比べ格段に長いワケではなく、やはり釣れ続くことが理由で、一度のタイミングで複数尾キャッチできるからだと言えます。

このようにバスが口を使ってくれる最大の決め手はやはりタイトでハイピッチなアクションレスポンスの高さ。

これは釣果に裏付けられた経験から確信を持って言える性能です。

逆にワイドで強すぎるアクションは最初の数頭こそ良くても、投げれば投げるほどバスを散らし、スプーキーな状態に陥れてしまいます。

その後のフォローの釣りにも反応しないほどの状態に追いやることもしばしばです。

現在の多くの状況でバスの反応を得ているのが、前者のタイトハイピッチなアクションが極々狭い範囲で強くアピールできる性質だと言うことです。

バスを散らすことなく、一匹一匹をかいつまんで、釣っていけるイメージです。

そればかりか良い状況に巡り会えなず、外したタイミングであっても反応させられると言えます。

特に釣行日に制限もありプレッシャーも高いサンデーアングラーなら尚更です。

多くの状況で出番があり、投げ続けても釣れられ、投げ続けることで更に結果も出ているのだと考えられます。

そして、秘密にしていたわけでは有りませんが(笑)BLITZMAXDR、BLITZEX−DRの有効な使い方が一つ。

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とは言っても特別なことではありませんが、、、それは早巻き。

これは前途のプレッシャーが高く、且つセレクティブな状況で突破口となるのがルアースピードに着目した使い方であるからです。

ご想像通り、一瞬で通り抜けるルアーに対し、リアクションを狙うイメージですが、この使い方もBLITZMAX、BLITZEX−DRだからこそ成せるワザです。

それはこの釣りの肝がスピードは出ても、アピール過多になってはいけないと言うこと。

もちろん多少はアピールが激しくなりますが、他のディープクランクと比べれば、その差は歴然であります。

また、早巻きだとバイトしきれないバスが居ることも予想され、尚更刻んで良いスポットを通す必要があります。

この場合でもアピール過多とならない方が次の1投にバイトする可能性を残せると言えます。

また巻く上でもタイトでハイピッチな点は巻き抵抗が小さく早巻きし易い。

特にBLITZEX−DRはサイズも一回り小さく巻き抵抗が更に軽いので、早巻きに適していると言えます。

注意点はあくまでも早巻きで、おそらく想像以上に早いこと。

もちろん頑張って巻くのもいいですが、ボートでドラッギングの方が楽です。

この辺はポイントのシチュエーションで使い分けるといいと思います。

但し、アイチューニングはしっかりやることをお忘れなく。いつも以上にスピードがでることで、多少シビアに調整をする必要があります。

3

最後に私なりのBLITZMAXDRとBLITZEX−DRの使い分けです。
一般にプラグサイズが大きい方が振動が大きくアピールがあり、カラーは一概には言えませんが、水色に映える色がアピールがあると言えます。

そこでサイズとカラーのアピール力の性質の違いで使い分ける一例です。

先ずはサイズに関してはプレッシャーで使い分けます。

朝一や曇天、フレッシュなスポットはMAXDR、それ以外のプレッシャーが高いことが想定される場合はEX−DRです。

カラーは水色と日照で使い分けます。

水色がクリアな程、ゴースト系。濁っている程チャートやベタ塗り系。

これにプラスして日照の強さでフラッシングの強さを取り入れます。

例を挙げれば、日曜日、晴れで濁りの朝一ならばMAXDRのサニーギルやゴーストライムチャート。時間が経って、水色が少しクリアに変化し、人が攻めた後ならEX−DRの黒金verTやジェードシャッドなど。

もちろん、これが全てでは有りませんし、何でも釣れる場合もあります(笑)しかしながら、この辺の使い分けに差を感じることも多く、調整していくことで、もう一本と絞り出せる場合も多くあります。

何より考えながら、ルアーローテーションして結果の違いを感じられる楽しさもあります。例年なら12月中旬まで、楽しめるはずです。

更にレンジが深くなり、攻めあねぐ場合もありますが、その場合はコチラみたいな攻めもオススメです。何より、ガンガン巻きながら、カウンターパンチを喰らうようなバイトは、何度喰らっても病みつきになります。是非楽しんでみて下さい。

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