真冬の合川ダムで怒涛の40UP17尾キャッチ!
今回はブレードジグの紹介です。とは言いましても私自身O.S.Pプロスタッフでありながら、実はブレードジグを使うのは今回が初めてなんです。
ブレードジグが出番となる状況
普段の釣行ではスピナーベイト、ジャークベイト、シャロークランク。
冬期はサスペンドプラグ等、主にハードベイトを使って釣行していますが、ここにブレードジグをポンと乗せてしまうと、全ての条件下において代用が効いてしまうのではないだろうか・・・。
自身の釣りのスタイルを全てブレードジグで塗り替えてしまうかもしれない、との恐怖からあえて見て見ぬふりをしていたのがブレードジグなのです。
しかしながら何も知らないままでは何も語れません。皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。
私のブレードジグのファーストインプレッションが今回のレポートになります。
まず、投入するシチュエーション。
これはかねてより思っていた事なのですが、状況的にカバークランクが強そうなのに、イザ試してみると反応が乏しいケースを幾度となく経験してきました。
これはバスがカバーに完全に依存していない為で、周辺でウロウロしていてカバーに入り切っていない、もしくは捕食体制に入っていないと推測しています。
こんな時にスピナーベイトやクランクベイトでアプローチを繰り返しても釣れなくはないですが、チェイスやミスバイト・・・、掛かりが浅い・・・等、ストレスの掛かる釣りになってしまいます。
反応はある、だけどスローダウンさせたくない。
そんな時こそブレードジグの出番なのだと感じています。
(写真:タイフーンや阿修羅などでこの時期はよく釣っていましたが・・・。)
真冬の合川ダムで脅威の釣果
実際の釣行(2月末:合川ダム)ではまさに大爆発!
クランキングには反応が薄く、よりバスを動かす力の強いスピナーベイトではミスフィッシュ連発・・・。
ブレードジグにローテーションした瞬間からフィールドはパラダイスへと変貌!
ブレードジグをキャストし始めて4時間程で、54,52,50cm,49~45cmを9匹,44~40cmを5匹
合川ダムと言えども朝は水温6度台。
阿修羅spec2でサスペンドプラグの釣りを展開していたフィールドだとはとても思えない釣果になりました。
この時の釣行の模様はブログの釣行レポートも参考にしてみて下さい。
リザーバーでのブレードジグ使用法
このブレードジグの釣りにおいて、リザーバーにおける使い方として大きく二つ考えていました。
・ カバークランキング(と同じような使い方)
・ バンクに沿わせたカーブフォール気味リトリーブ
キャストしてみてまず驚いたのがボトムへの追随性。ラインにテンションを掛けると下へ下へと向かっていくようなボトムへの追随性。
これは独特の低重心ヘッドによりなせる業で、一般的なラバージグのヘッドではこうはいきません。
イメージがカバークランキングやボトムを意識したリトリーブだけに、このようなコンタクト性能に直結する特性は利用しない手はありません。
とは言ってもクランクのようにヒラヒラとカバーを回避してくれるわけでは無いので、思い切り直撃させるのではなく、軽くタッチする程度がいいですね。
ブレードジグではブレードが明確なピッチを刻む事で、長さの違うシリコンスカートがそれぞれ違う働きをして様々な状態のバスにアプローチをしています。
通常のラバージグを泳がせたときのような、「スカートがぺっちゃんこになって効果無いんじゃ・・・」と感じる事もありません。
抜群の耐久性を誇るアクショントレーラー
今回トレーラーにはブレードジグのパッケージに付属している専用のアクショントレーラーを使いました。
その名の通り、ブレードの細かな振動を逃すことのない細身の手足と張りのあるノンソルティ素材!
ノンソルティ素材は、ソルティワームのように塩の結晶構造が立方体であるためその角がワームを傷つけて劣化する事も、塩分により水を吸う事もありません。
耐久性のある専用トレーラーは強い振動を伴うブレードジグには絶対必要なのです。
ブレードジグ本体の動きを壊すこともなく、更にシリコンスカートとまた一味違ったアクションにボリューム感が加わり益々釣れそうです。
1本のアクショントレーラーで50UP3本を含む40UPを17本釣ったにも関わらず、損傷がほとんどなく、まだまだ健在!
普段はラバージグのトレーラーとしても使用していますが、本当にロスト知らずでしかも動きが秀逸ときています。
こんなところにもO.S.P社のエコに対する姿勢が窺い知れますね。
実釣ではシャローレンジの釣りを意識している事と、時期的にまだ寒いという事で少しでもスローに引ける3/8ozのウェイトを使ってみる事にしました。
アクションや性質は先述の通りですが、泳がせてみるともう一つ気付いた事があります。
それが透明のブレード。
ルアーに対してこれだけ大きなブレードです。
本体と離れているにも関わらず最も強く、大きくピッチを刻むパーツであるブレードの存在感は、本来ならせっかく美しくコーディネイトされたルアーのシルエットを壊してしまいかねません。
しかし、ブレードジグでは透明ブレードによってそんな懸念も払拭されています。
ブレードの振動は感じるのに存在を感じさせない。このような繊細な配慮は非常に嬉しいものですよね。
バイト時はリトリーブのリズムを維持せよ
バイトに対してロングシャンク、ワイドゲイブフックでフッキングは想像以上に良いと感じまる反面、その質は非常に独特なものだと感じました。
プンッと弾かれるようなしっかりしたバイトはいいのですが、ブレードの振動を感じつつも違和感があったりするケースではルアーをしっかり送り込んでもすっぽ抜ける事が多く感じました。
色々タイミングを試してみましたが、結果的にはバイトがあってもそのままリトリーブのリズムをキープして巻き続ける事が大切です。
そして横に走り始めたりブルッと振動を感じて確信を得たならしっかりと太いフックなので「バシッ」とフッキングしましょう。
ルアーの姿勢が良いのでほぼ上顎に掛かります。
このような小さな前アタリや追い食いは、こちらからルアーに違和感を与えるとバスは完全に口を使うのをヤメてしまいます。
とは言ってもリトリーブをやめるわけにはいかないのでラインとリールには常にテンションがかかってしまいます。
(写真:もはやブレードジグ無しでは・・・・。そんなことを考えさせられる結果に。)
高確率で獲るためのタックルバランス
そこでロッドセレクトが重要になってきます。
私はソフトなティップを備えた、どちらかと言えばテクニカルなロッドが最適だと感じました。
瞬間的な前アタリ等、弱いアタリだけをソフトティップで吸収する事でバスに違和感を与えず、更に深いバイト、再度のアタックへと繋げる事が大切だと感じました。
参考までに私のタックルは、
Rod:FVR Bank Master62M
Reel:TD-Z
Line:FC sniper BMS 12lb
ラインには12lbのフロロカーボンラインを使いましたが、ルアーのボリュームや釣果からも分かるように、ブレードジグはビッグフィッシュ率が非常に高い釣りです。
もう少し太くして14~16lbを使う方が安心だと思います。
大切なのはスピナーベイトと同じで、絶対にフロロカーボンラインを使う事です。
ブレードは刃物と同じですのでナイロンラインやPEラインだとラインブレイクの原因になりかねません。
マメなラインチェックを心がける事が大切な1本に繋がります!
季節はいよいよ春を迎えました。
まだまだ寒い日もありますが、バスの動きは本格化しています。
次はどんな釣りが待っているのでしょうか。
様々なパターンが存在するのがバス釣りの魅力の一つです!
今回の釣行でブレードジグという新たな戦力が一つ増えた事を感じています。
まだ使ったことが無いという方は是非試してみてください。
私もここから新たに感じたことがあればまた報告します!
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