超タフな厳寒期に効果を発揮するキャロライナリグ

OSPファンのみなさーん、三宅貴浩です!

寒い日が続いていますが良い釣りをしていますか~?

3パターンのキャロの使い分け

「フィッシングショー大阪2013」も幕を閉じましたが、今年は例年にも増してハンパない盛り上がりをみせておりました!

自分も各関係ブースでセミナー、イベント、アイテム説明などなどを毎日させて頂いておりましたが、ホントに皆さんの釣りに対する熱さがガンガン伝わってきました!

フックメーカーのセミナーでは、OSPルアーに各フックをセットしたものでいろいろお話をさせて頂きましたが、皆さん本当に熱心に聞いていただき、最後に特別セットのOSPルアーのプレゼントをかけたジャンケン大会ではめちゃめちゃ盛り上がりました!

会場にお越しいただきました皆さま、本当にありがとうございました。

関西のOSPファンもガンガンに拡大中でございます!

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さて、現在公開中の真冬の極寒・奈良県布目ダムにおいての、ドライブクローラー3.5インチのキャロライナリグを使用したムービーですが、もうご覧頂けましたでしょうか?

今回の動画は前後半にわたって、キャロライナリグというリグをルアーの「特性」「強さ」別に、3バージョンに分けて使用するという、言わば「システムキャロ的」な使い分けをしているという内容を収録しています。

今回は、越冬場であるウルトラディープの直撃に、この3タイプのキャロを使用しましたが、何もこの釣りは冬のディープだけに有効なものではありません。

基本的には年中使えるシチュエーションが存在します。

ただ、バスの状態が超タフになりがちな真冬にこそ、その効果が発揮されやすく、それぞれのルアーごとのキャロの特性の違いもわかりやすいといった場面が多いのは事実です。

今回の動画の中で狙っているシチュエーションというのが、ボディーウォーターに面した岬から続くディープフラットで、かつベイマウスにもあたる地形です。

これはいわゆる典型的な越冬場系のエリアなのですが、同じディープフラット上においても、様々な状態のバスが混在しています。

これらを簡単に、状態別に分けますと、

・完全にボトムに張り付いた状態で殆んど動かず、捕食行動もわずかな個体。
・ボトムを少し切った状態で、冬の割にそこそこ活発にベイトを捕食している個体。
・この両方の中間程度の活動量の個体。

のだいたい3パターンに分別できます。

これらの各状態のバスを釣り分けていくのに、

・ドライブクローラー3.5インチの自発ムーヴをフル活用した超スローの「弱キャロ」
・ドライブシュリンプ3インチの手足、テールのリアクション要素を活かした「中キャロ」
・そして、ハイカットFの高レスポンス、高リアクション&ステイ・リアル効果、高フッキング率を活かした「強キャロ」

 これら3パターンのキャロを使い分けているというわけです。

また、同じディープフラット上の地形で半径30mのわずかな範囲でも、底質も異なりその場所ごとにいるバス、ベイトの状態も異なります。

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ちなみに上の画像のHE-820(HONDEX魚探)の2枚の写真は半径30m以内の場所において、それぞれ底質の違う場所での完全停止状態の越冬バスと、底を少し切ったサスペンド状態でフィーディングモードにあるバス及びベイトを映し出しているものです。

ここでは静止画なので良く理解しやすいと思います。(実際にはどんどん画像は右から左へ流れていきます)

この少し浮いた状態のバスは底ベタのバスより、真冬でもコンディションが良い個体が多いのも事実です。

また、底質の微妙な差を見極めて、どんな状態のバスがどこにどのようにポジションしているのかを知ることもめちゃめちゃめちゃ重要です。

ここに様々な種類のウィードやブッシュ等が絡んでくる場所も、もちろんあります。

このような画像の差やその意味を理解していないと、また、その状態に合わせた魚探のセッティング、ルアーセレクト、釣り方をしないと釣果に格段の差が出ます。

このようなバスを釣っていくのに、この3パターンのシステムキャロがハンパなく効果を発揮するという訳です。

これはオカッパリの釣りのおいても、大きな威力を発揮してくれるシチュエーションがあります。

キャロは本来オカッパリに非常に適したリグでもありますからね!

そしてとくに今回の動画の中でもボトムより少し浮いた状態の、GOODコンディションのバスを連れてきてくれていたハイカットF(フローティング)のキャロに関しては、どんなフィールドにおいても過去に相当な数のデカバスを提供してくれています。

昨年の早春2月、3月、4月の琵琶湖の浚渫の釣りでは、ハイカットFのキャロでかなり美味しい思いをさせて頂きました!

その釣れてくるバスの殆んど50UPだったということは、かなりのシークレットです(笑)。

従来シャッドというルアーはバスにバイトさせるという能力に関しては、他のどのルアーよりも卓越したポテンシャルを有しています。

とくにバスがタフな状況になればなるほどに、その威力を遺憾なく発揮してくれるということは皆さんも体験済みなのではないでしょうか?

ただしシャッドのバスへのアピールに有効なレンジというものが、各ルアーの潜行能力に比例しますので、必然的にMAXで2m~3m、かなり潜るモデルでドラッギングを活用してもせいぜい6m~8mほどがMAXでしょう。

例えば琵琶湖の浚渫やリザーバーのハードボトム等のピンでは、そのトレースできる距離が限られているだけに、使えるシチュエーションは本当に限定されてきます。

でも、でもですよ!

もしこれが水深2mでも5mでも10mでも20mでも、しかも浚渫や魚礁、ハードボトム、泥、砂底等のわずかなピンにおいても、もしも自由自在にジャッドのもつ食わせやリアクションの力を使えるとしたらどう思いますか?

釣れないはずがないですよね(笑)。

そしてハイカットFというルアーは、このキャロシャッドにハンパなく適したルアーなのです。

ハニカム構造の軽量ボディと低重心固定ウエイトが生み出すハイレスポンスに、ラウンドリップ&Fモデルの障害物回避性能の高さ。

タフッたバスが一発で吸い込めるボディサイズ。

水質、フィールド、シチュエーションごとに細かく選択できるカラーバリエーションの豊富さと、どれをとっても他の追従を許さないポテンシャルがこのルアーにはあります。

またこのキャロシャッドを実践するにあたっては、ロッドの選択もかなり重要な要素の1つになります。

このあたりも動画の中で解説していますので是非ご覧くださいね。

ぜひぜひ皆様もこのドライブクローラー、ドライブシュリンプ、ハイカットの3バージョンのキャロを年間を通して釣りのバリエージョンに加えて頂きまして、より多くのバスをキャッチして頂ければと思います~!

同じリグをこのようにルアーごとに明確に使い分けることで、タックルを使う上での新しい発見なんかも沢山あると思いますよ!

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