齋藤寛之が振り返る、W.B.S.プロトーナメント2024年参戦記
舞台を利根川から霞ヶ浦に移して3年目。
フロッグの出番が少なくなりましたが「ケロユキ」こと齋藤です。
この3年間は霞ヶ浦トーナメント団体「W.B.S」に参戦し、
徐々に安定した成績を残せるようになりました。特に今年は最終戦までAOYレースにもつれ込む展開に、終始ワクワクした一年でした。
1戦目(3月)準優勝
2戦目(4月)5位
3戦目(6月)14位
4戦目(7月)4位
5戦目(9月)優勝
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年間成績 準優勝早春の開幕戦は大会前の降雨でタフ化。
複数本ウェイインの選手がいない中、ドライブビーバー3.5”の強波動がキッカーを呼びました。その後喉から手が出るほど欲しかった一匹は、信頼のドライブクローラー4.5”にて。晩春の2戦目は、じっくりカバーの中で誘うことが出来るHP3Dワッキー5”でクオリティーフィッシュを連発!梅雨真っ只中の3戦目も、HP3Dワッキー5”5”とドライブショット4”でスローな展開に対応できました。灼熱の4戦目は、河川の流れにドライブショット4”をのせてフワフワと漂わせるメソッド。
まるで無防備のエビを模したこの釣りは、昨今の霞ヶ浦にマッチしていますね。
加えて
ブリッツSSRのカバークランクという正反対の動的な釣りでも魚を追加しました。
暑さの残る最終戦ではベイトとリンクする場所を突き止め、HPシャッドテール2.5”のヘビダンや、3Dワッキー5”の中層リトリーブ、サイコロラバーのスコーピングで地道に釣果を重ねて優勝!
年間成績の逆転を目論みましたが、あと少しのところでした・・・結果だけ見るとソフトルアーの釣果が多いですが、プラから含めるとそんなことはなく、魚のいる場所を絞り込む作業には他のルアーも必要です。
・早春は
ハイカットや
ハイピッチャー・初夏は
02ビートや
ドリッピー・夏以降は
ブリッツや
スリッパー・秋冬は
メタルブレードジグやハイピッチャー
トーナメントとなると試合当日にいかにピークを持ってくるかになります。そのため練習ではO.S.Pのアイテムをフル動員して魚探しをしているんですね。
最後に私がお伝えしたいこと。
年々タフになったと言われる利根川水系や霞ヶ浦ですが、ここ数年は回復傾向にあると感じています。
それでも20年前の釣果には及びません。
しかし50匹釣れる楽しさもあれば、考えぬいた1匹の嬉しさもまた格別です。
皆さんにも魚にたどり着くまでのプロセスを楽しんでほしいと思っています。
そしてO.S.Pのルアーがその楽しみのピースになる事が出来ればこれ以上の喜びはありません。
O.S.Pのルアーは私達スタッフや開発チームが試行錯誤を繰り返しこの世に送り出した子供たちです。彼らには一時の流行りに流されず10年選手になって欲しいという思いが込められています。
この先もこの可愛い子供たちとバスフィッシングを楽しんでいただけたら嬉しい限りです。齋藤 寛之
photo: WBS SDGMarine
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