納谷宏康 | レポート&プロフィール

霞ヶ浦のアフターバス=テナガエビパターン

霞ヶ浦でアフターバスを狙うには、ゼッタイにテナガエビパターンがオススメ!!

霞ヶ浦のアフターバス=テナガエビパターン

みなさんこんにちは。

バスにとって過酷なスポーニングの時期が終わり、体力を回復するためにたくさんのエサを食べる必要があるのが、この6月から7月の時期。

僕は、このアフター回復時期の釣りが大好きです!

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なぜかというとパターンにはまれば、簡単に数多くのバスが釣れるし、7月に入りバスの体力も回復してくると引きも強くなるのでエキサイティングな釣りが楽しめます。

ちょうどこの時期は、たくさんのテナガエビが産卵で浅場に集まってきます。

テナガエビは、普段はややこしい場所に隠れていますが、産卵するために浅場に集まり、とても無防備になります。

産卵で体力が弱っているバスにとって、スピードのある小魚などは追えなくても、スローなテナガエビは格好のターゲットとなります。

ちなみにテナガエビとは、ご存知の方もおられると思いますが、居酒屋さんでよく出される川エビのから揚げのアレです。

ビールのおつまみに最高ですよね!バスもきっと同じはずです(笑)

実は霞ヶ浦のエビが出荷量は、全国でダントツの1位なのですよ。

話は戻りまして、釣り方です。

僕が狙うのは、ドックの壁や水深のある葦で、底質が硬そうなところ。

この時期ルアーをキャストすると、水面に1cmぐらいのエビみたいのがピンピン跳ねることがありますが、それはイサザアミといって、小さすぎてバスは狙いませんが、テナガエビがそれを追って食べているので、そういったスポットはチャンスと思ってください。

こういった状況で、今まで僕はスモラバやホッグ系ワームのライトテキサスで狙っていました。

しかし今年は、少し前にO.S.P事務所に遊びに行ったときに、川村氏に教えてもらった、ドライブスティックの逆刺しテクニック、これが炸裂!

使うのは3.5インチと4.5インチ、カラーはグリーンパンプキンペッパーをメインに、濁った場所にはシナモン・ブルーフレークを使います。

3.5インチにはストレートフックの1/0サイズ、4.5インチには3/0サイズを画像のように、逆に刺して使います。

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バックスライドが大きいので、狙ったポイントの少し手前に落とし、少しフォールしたら、20cmぐらい手前に引き、またフォール、それを2・3回繰り返してボトムについたら、1シャクリ。

まさに、この動きはテナガが捕食する時の泳ぎにそっくりで、思わずバスも食い付きます。

もちろんノーマル差しのセットのほうが良い場合もありますので、臨機応変に試してみてください。

このパターンは8月ぐらいまでは有効ですが、徐々にバスのサイズがダウンしますので、早めにフィールドに行かれることをオススメいたします。

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教えます!

春の河口湖、高難易度放流バス攻略法!! ハイカットが大活躍

寒い時期もようやく終わり、いよいよ春本番ですね!

でもまだ暖かいのは地上だけ。

4月中旬の河口湖は水温も8~9度、水中は半分冬という感じ。

まだまだネイティブバスを釣るのは難しい時期です。

河口湖では、毎年3月の後半からブラックバスの放流が定期的に行われます。

最近の放流バスはサイズがとても大きいのが特徴で、平均700g前後、大型になると1kg計りを軽く振り切るのも多くいます。

そのせいか放流バスといっても賢く、そう簡単には釣れません。

特にこの低水温期に放流バスを釣るのには、活性が低いことから、さらに難易度が増します。

多くの方がポーク系のルアーやスモラバでじっくりと、食わせ系で狙いますが、僕はこの時期はハードルアーメインで狙います。

使うルアーはハイカットのみ。

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カラーは基本派手系のマッドタイガー、水がクリアーであればゴーストハニーブルーを使用。

ウィードがまだ無いこの時期は、放流されたバスは溶岩や岩の下や隙間に隠れるので、目で隙間や陰を確認し、そこにハイカットを擦り付けるように泳がせます。

食わせ系でいくら攻めても無反応なバスが、物凄いスピードで飛びついてきます。

ハイカットはノンラトルで重心移動ではなく固定重心なので、障害物にぶつけても軌道が大きくズレず、へばりつくように泳いでくれます。

それでいて根掛りも少ない。

シャッドというよりは、クランクベイトを使うイメージに近いですね!

ちなみに小型のクランクベイトでも釣れますが、魚がスレやすく、シャッドの方が圧倒的に数が伸びます。

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当日はJBマスターズ戦の2週前ということもあり、放流地点には多くのボートが浮いていましたが、天才バス相手に苦戦、誰一人として竿を曲げている選手はいませんでした。

そんな中で僕らがそのスポットに入り、ものの30分の間にハイカットだけで5本のウエイトで4kg近く釣ってしまいました。

O.S.Pスタッフの橋本(洋一)選手のプラクティスの同船でしたので、魚をとっておくためにそれ以上は釣りませんでしたが、この時期のトーナメントでしたら、充分優勝も狙えるウエイトです。

もちろん50UPが多く釣れるこの時期、ネイティブの一発大物勝負!!なんていうのも楽しいですが、ノーフィッシュで帰るのも寂しいですよね??

そんなときは、ちょっとハイカット投げてみてください、きっとボーズを回避できる保険になると思います。

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平地では桜も咲き春本番!

湖によっては水温10度も超え、バスも動き出しジャークベイトが炸裂する季節がやってきました。

春の定番、阿修羅

僕は、この時期河口湖でビックフィッシュを狙うには迷わず阿修羅を使います。

昨年は大型のワカサギが大量発生した事で、ルドラが良かったようですが、今年は平年並みのようで阿修羅に軍配が上がっております。

春先の富士五湖での阿修羅は、誰もが使う人気ルアーですよね!

(写真上:河口湖でキャッチされたグッドコンディションのバス)
(写真下:O.S.Pスタッフの橋本さん、阿修羅で綺麗なビッグトラウトをキャッチ!!)
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これまでの実績からも、その有効性は多くのアングらーが知るところだと思われますが、実はマッディウォーターでも阿修羅が効くということはあまり知られていないのでは??

霞ヶ浦のようなマッディーレイクではHPFクランク等のクランクベイトが春先の定番ですが、クランクだとアピールが強すぎる時や、バイトがあるけどフックアップしない時に、僕は阿修羅で多くのバスを釣っています。

そこで今回は、この時期の霞ヶ浦での阿修羅の使い方を紹介します。

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春先の霞ヶ浦では、水温の上昇や春の強風などで濁りが入ることが多いので、使うカラーはとにかく目立つ、バスが見つけやすい色。

マットタイガーなんかは特にお勧めです。

狙うポイントは、ある程度強い風が当たっているテトラ、石積み、護岸など。

風や湖流に押し流されてきた小魚がそれらに打ち付けられるのを狙って、バスはその周辺をウロウロしながら、それらを追い詰めて捕食をします。

基本はジャークですが、阿修羅のボディーはフラットサイドの形状なのでフラッシング効果が強く、ただ巻きでも充分釣れます。

阿修羅はコンパクトなミノーであるにも関わらずベイトタックルでしっかりとキャストできるので、障害物に対して正確なキャストが必要な霞ヶ浦でも扱いやすい!

それと低水温時のミスバイトやバラシも、9cmのコンパクトボディーにフックが3本も付いているので、貴重なバイトを確実にフッキングへと持ち込めます。

弱った小魚を演出するので、早巻きは禁物。

途中ポーズを入れたりしながら、とにかくゆっくりと泳がすこと。

シラウオのような表層で漂うベイトを発見したら、ロッドを立てたりしてレンジ調整をします。

阿修羅で釣れるフィーディングモードのバスはコンディションも良く、引きが強いのでとても楽しいですよ!

霞水系で普段はミノーを使わないという方も、是非ルアーローテーションの1つに阿修羅を加えてみてください。

注:このコラムは大震災の前の釣行の話です。霞ヶ浦水系においても、護岸や周辺道路が壊れている箇所があるようです。無理をせず、現場の指示に従い、安全な釣りをお楽しみください。

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本格的な冬の到来の河口湖

各地で初雪の知らせがちらほら、いよいよ本格的な冬が到来です。

冬のバス釣りは、当然ながらオデコは必至の季節。

でも一本の価値はハイシーズンに比べたら数倍、釣れたらメチャ嬉しいです。

釣れたらきっと大間のマグロ釣り漁師みたいな感覚を味わえますよ!

越冬場所をハンツのリアクションで!

冬のこの時期水温が低下すると、バスは越冬場所と呼ばれる場所に集まってくるので、逆にポイントは絞りやすくなります。

僕が通う河口湖での一例を挙げると、畳岩周辺の溶岩帯のディープ8m前後にバスが集まり、そこでエビやハゼ系のスピードが遅いエサを多く捕食をしながら、ワカサギの群れが回遊してきたらそれを捕食したりもしているようです。

さて、そんな河口湖での越冬バス攻略法ですが、僕はフットボールジグを使ってのリアクションで狙います。

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使うルアーはゼロスリージグハンツ。(ファインラバーが好みです)

ディープのボトムをキッチリ狙うので重さは14gで、カラーは冬の時期に不思議と青いワームで良く釣れる経験があるのでブラック/ブルーをチョイス。

それにビッグダディのようなボリュームのあるポークをトレーラに付けます。(河口湖はワーム禁止です)

ラインはフロロカーボンで、少し細めの8lb.~10lb.がお勧めです。

使い方はショートキャストし、ボトムに着いたら30~40cmリフトし静かに着底。

そこで2~3秒ほどステイさせたり、モゾモゾ動かしたりします。

ハンツのセミフットボール形状とポークの浮力によって、ラインテンションの変化でジグが前後左右に揺れて、ファインラバーが微妙に動き・・・独特の生命感を発しバイトを誘います。

ハンツはフットボールジグ同等の安定感でフックが常に上を向くうえに、フットボールほど岩や溶岩にはさまらないので根掛かりに強い!(大切な一軍ポークが無くならずに助かります)

あとはこの時期はどうしても食い込みが浅くなりがちですが、フックのシャンクを若干長めにとってある"セミロングシャンクフック"の効果でスッポ抜けずにバッチリフッキングできるのも大きなことです。

とても優秀なジグなので、冬の釣りには必需品ですね。

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冒頭にも書きましたが、越冬バスは一ヶ所にたくさん集まっています。そういったところにワカサギ等のベイトが絡むと突然スイッチが入り、グットサイズが連発!

なんてことも"たまには"あります。

でも基本的には釣れない時期、貴重な一本狙って"竿お納め"なんていうのも良いのでは??

冬の気配

平地の木々も紅葉し始め、秋本番。そろそろ冬の気配も感じますね。

残念ですがバスフィッシングには辛い時期が近づいております。でもみなさん、まだまだあきらめてはいけませんよ~!!

この時期一番信頼して使うルアーで・・・

水温が下がり続けターンオーバーを繰り返すこの時期は、バスも一時的にショック状態に陥り捕食しなくなるので、当然釣果は下がります。

でもバスだって本格的な冬になり低水温になる前に栄養を蓄えなければならないことぐらいわかっています。

ターンオーバーも落ち着いてきたこの晩秋、条件の良い日には一生懸命エサを食べています!

しかしながら、いつでも、どこでもっていう時期ではないので、アブレ覚悟で何度もフィールドに通うこと。

あとは場所選びがとても重要です。

まずは水質が良い場所が絶対!(水面の泡がなかなか消えないような場所はNG)

次にベイトフィッシュが多い場所をテンポ良く移動し探します。

この時期は釣れないところ、釣れるところがはっきりしていて、良い場所に当たればグットサイズが連発する可能性も大です。

河口湖のようなクリアレイクであれば、ウイードが他よりまだ緑色で硬いところで、目視で小魚がキラキラと群れているようなところ。

マッディーウォーターの霞ヶ浦であれば、ドッグの先端付近や石積みやジャカゴのアウトサイドなどを狙います。

濁っているので小魚は目視できませんが、サギなどの鳥が水辺に立っていたらそこにはベイトフィッシュが間違いなくいますのでチャンススポット!!探してみてください。

実際の釣り方ですが、僕がこの時期一番信頼して使うルアーはハイピッチャーです。

(写真:秋の霞ヶ浦でハイピッチャーでキャッチ。)

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なぜの時期にスピナーベイトが釣れるのか??

水温が低下するにつれて、ベイトフィッシュが群れでかたまって行動するようになります。

荒食いのバスはそれらを狙うので、小魚の群れに見えるスピナーベイトが効くのです。

では、数々あるスピナーベイトの中でなぜハイピッチャーが釣れるのか??

ひとつはブレード性能の高さ。

ハイピッチャーについているO.S.Pオリジナルブレードは一瞬のフォール時やスローリトリーブでもしっかりと回転してくれるので、一度のキャストでのバイトチャンスが倍増します。

そしてコンパクトサイズであること。

中小型という絶妙なボリューム感はバスの口にスッポリ入りやすく、ミスバイトが激減します。

荒食いのバスは大慌てでアタックしてくるので、ブレードへのバイトや外掛かりが増える傾向にあります。こういったバイトを拾うためにトレーラーフックの装着をお勧めします。

12月の上旬ごろまでこのパターンが通用しますので、みなさんも是非ハイピッチャーを持って出かけてみてはいかがでしょうか。

河口湖&相模湖のビッグバス攻略法

ビックバスキラーのゼロワンジグ+ビックダディー、実は放流のバスにも効果的です。

ゼロワンジグ+ビッグダディーが秘めるポテンシャル

今年の夏は猛暑日が続き、各地の湖でもかなり高水温の状況のようですね。

当然ながら僕が通っている河口湖や相模湖も近年にない高水温になっております。

この時期の多くのバスは水通しの良いミドルレンジからディープに移動してワカサギやハゼ類やエビなどを捕食しています。

ただ一部の大型のバスはシャローに残り、オイカワやウグイやハスなどの大型のベイトを捕食します。

これらのバスはシャローの旨みみたいなものを良く知っていて、一年中シャローを住家にしている魚です。

しかし、いくらシャロー好きのバスでもこの時期の強烈な真夏の太陽を浴びるのは嫌いなようで、桟橋・係留ボート・ゴミ・岩・ウイード等々、体が隠れる大きさがあればその真下に潜んでいます。

僕の狙うのはこの魚!

当然サイズも大型で、釣れれば40cmアップは間違いなしです。

この時期の河口湖や相模湖で、これらの大型のバスを狙うときに使用するルアーがゼロワンジグにポーク(ビックダディー)の組み合わせ。

この場合、本来のカバージグとしての使い方ではなくスイミングで使うため、ガードを全部外して使います。

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使い方はキャストしたら猛スピードでリールを巻いて、バスの隠れていそうな障害物ギリギリの表層10cmぐらいを泳がせます。

このスピードが少しでも遅いとチェイスしてもまず見切らてしまうので、バスに考える時間を与えないということが重要です。

あとは簡単。

食いついたら、思いっきり合わせるだけ!

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口にさえ入ってしまえば、ゼロワンジグの素晴らしいフックアップシステム(ハイポジショニングアイの効果でフッキング時にバスの口の中でフックが瞬時に立ち上がる)でバッチリフッキングできますよ。

実は放流のバスもこの組み合わせが大好きなようで、果敢にアタックしてきます。

しかしさすがに放流のバスは口も小さく、追うスピードも遅いため少しフッキングが難しいのですが、ちょっとしたコツがあって、ジグに食いつく瞬間に一瞬ラインテンションを緩めることで口の中に入れてからしっかりとフックアップすればフッキング率が上がります。

とにかく一度口に入れてしまえばこっちの勝ち!

そんな優秀なジグがゼロワンジグなのです。

ワーム禁止の湖でもこの組み合わせは使用可能ですので、みなさんも是非お試し下さい。

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放流もネイティブもハイカットが大活躍!!

最近の河口湖はスポーニングも終盤を向かえ、アフターの回復バスも徐々に増え、ネイティブバスも釣りやすくなってきております。

僕の一番好きな季節がやってきました!

さらに今年はバスの放流も盛んに行われており、数釣りも楽しめるのでオススメです!

ご存知のとおり河口湖はワーム禁止の湖です。

トーナメンターはライトリグ用にポーク系のルアーを使用して攻略していますが、岸釣りの方たちには、あまりオススメできません。

移動中に、すぐに乾燥して使えなくなるし、なにより気持ち悪いので自分も嫌いです(笑)

そこでこの時期僕は、放流にもネイティブバス用にもハイカットを多用します。

(写真:河口湖のようなプレッシャーの高いレイクだからこそ良さが際立つハイカット!)
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使い方は1m~2.5mのハードボトム(砂地や溶岩)のバスが隠れそうな岩や溶岩の隙間を狙って泳がせ、岩や溶岩にリップを当て、ヒラウチさせ、止める(約1~2秒)。

その直後トゥイッチを入れてやると、隠れていたバスが飛び出してきて、ルアーに襲いかかります。

食わせ系で散々攻められたバスも、リアクションで攻めると、イチコロです!

なぜハイカットが効くのか??

まずはルアーがまっすぐ飛び、飛距離が出る、泳がせるとブレないで急潜行してくれるので、狙った美味しいポイントを長くトレースできます。

そしてクランクベイトのように障害物をなめるようにかわし、根掛かりが非常に少ない。

どうしても重心移動タイプでは障害物に当てた瞬間、イレギュラーに動いて肝心なスポットから離れがちです。

バスの目の前で、アクションさせないとスレた河口湖のバスはアタックしてきません。

障害物にへばりつくように泳ぎ、プレッシャーで隠れている、バスに反射的に口を使わす、そういう能力がハイカットにはあります。

僕はボートなのでサスペンドを多用しますが、岸釣でロスが心配な方はフローティングタイプもオススメです。

(写真:バイトしてくる時はすぐに答えが出るので、広範囲を効率的に探る事もできるので河口湖でも重宝しますよ。)

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今年の河口湖は数年続いた減水傾向が解消され、西湖からの放水も多く水質も良くてとても気持ちがいいです。

ワーム禁止になったおかげで、釣り客が激減しており、自由に釣ができます。

みなさんも綺麗な富士山を眺めながら、激釣れの河口湖を満喫してみてください。

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いよいよ発売間近となったスモールラバージグの『04JIGシンクロ』

これは僕にとって大変待ち遠しいルアーでした。

なぜならスモラバは自分のトーナメントシーンにおいて数々の好成績を残したルアーであり、食わせの最終兵器だからです。

先日最終プロトが届いたので、さっそく河口湖にて実釣してみることに。

発売間近のスモールラバージグ『04JIGシンクロ』

ご存知の通り、河口湖は現在ワーム使用禁止のフィールド。

本来であればラバージグにはワーム等のトレーラーを付けますが、シンクロはジグ単体でもすでに十分に釣れてしまうほどのアクション性能をもっているのが特徴です。

それは短・中・長の異なる長さに段差カットが施されているスカートと、その段差カットの特性を最大限に引き出す、しなやかながらもフレア感に優れた特注のシリコン素材によりものです。

ボトムをズルズルと引いてみると、段差カットならではテール方向にかけて細くなっていくシルエットがハゼ系の魚にそっくり。

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ピョンピョンとボトムを跳ねさせると、異なる長さのスカートによるピンピンした動きとヒゲのような長いラバーが漂う様はまさにエビそのものでした。

「シンクロ」というネーミング、なるほどと一人感心してしまいましたね。

さきに「ジグ単体でも十分釣れる」と書きましたが、それは今回の釣行で実際にバスの反応を見てみようと、試しに素の状態で使ってみたんです。

使用したウエイトは、この日はリアクション気味に誘った方が効果的だったので、2.4gを使用。

見えバスにキャストし、先ほどのように演出してあげると、いとも簡単にバイトに持ち込めました。

また、04シンクロはO.S.Pジグ共通のコンセプトである『ガード性能』つまり根掛り回避も優れており、今回も根掛かりの激しい溶岩帯をメインに一日釣しましたがロストはゼロ、ウエイトごとに設定された絶妙のガード性能はボート以上にルアーロストの激しい岸釣りにも絶対にお勧めです。

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最近の河口湖はワカサギの繁殖に失敗しており、以前のようにバスはワカサギに依存しておらず、一部の大型のバスはオイカワやブルーギルを捕食しています。

しかし、それ以外のほとんどのバスはエビやハゼといった動きの遅いベイトをたくさん捕食する傾向になっているようで、こういったバスにこの04ジグシンクロはマッチザベイトですね。

そして大型のバスの中にもこういったエビやハゼを大量に捕食することで腹を満たしているタイプもおり、そういったバスにはスモラバが欠かせません。

僕の経験上、ボートからのアプローチでは超大型のバスは警戒してしまい、なかなか口を使わないのですが、岸から景色に溶け込むように、そっとアプローチできるアングラーが50UPのバスを多く仕留めています。

河口湖は関東では貴重なオカッパリからもビッグバスを狙えるフィールドです。

みなさんもぜひでかけてみてください!

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2月はバスフィッシィングにとっては一番辛い時期ですよね。

ただ2月も後半になると日照時間も長くなり、シャローでは水温が少し上がり、スポーニングを控えた大型のバスから荒食いを始める時期です。

河口湖のビッグバス

僕が良く通う河口湖ではビックバスに出会うチャンスが最も高いのが2月の後半から3月の上旬です。

本来であればもう少し暖かくなった方が良いのですが、3月になると大きなトーナメントが始まり、大型のバスは警戒してしまってルアーへのアタックが激減してしまいます。

トーナメンターのプレッシャーがかかる前までがチャンスなのです。

狙い方はワカサギとシラウオを意識した釣り方がベストです。

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ワカサギに関しては、風下側のシャローフラット、水深にして1~2m。

シラウオに関しては溶岩エリアの表層、偏光グラスをかけて水面を眺めていると白い半透明のシラウオが群れて泳いでいるので、その付近を狙います。

使うルアーはアシュラSPとF、僕はアイスシャッドとワカサギ系のカラーが好きです。

ワカサギを捕食するバスには2~3回ジャークし2~3秒ステイ。

弱って苦しそうなワカサギを演出をします。

この釣りでは、ステイさせる必要があるのでSPタイプを使用。

表層付近のシラウオを捕食するバスには超スローのただ巻きで狙います。

この釣りでは、表層から10cm以内を泳がせたいのでFタイプを使用します。

さらに、浮力のあることで、ただ巻きでの泳ぎが抜群に良いです。

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なぜアシュラなのか??

まずは向かい風でも飛距離が抜群。

小さいボディーにトリプルフックが3個も付いているので、バスの活性が低く食いが浅いこの時期でもバッチリフッキングしバラシが少ない。

フラッシングが効くフラットサイドボディーが低水温時のバスに反射的に口を使わす効果。

僕の経験上、この時期に釣れるバスは間違いなく40UP。

50overも多く混じります。

1年で50UPが混じる確立が一番高い時期です。

ただしノーフィッシュのリスクも当然高いですが・・・。

みなさんもこの時期限定、大型バス一発狙いの男らしい釣りに是非チャレンジしてみてください。

みなさん新年あけましておめでとうございます。

今年も皆様が楽しめるコラムを頑張ってレポートしますので、どうぞよろしくお願い致します。

とはいうものの・・・

毎年この時期になると、どうしても釣行回数は減ってしまうもの・・・。

例年、冬に通っている山中湖に期待していたのですが、寒波到来最低気温マイナス10℃の中、3日間通ってノーフィッシュ・・・(涙)

これは困ったな~と。。。

昨年の釣行を振り返ってみると、実はまだ公開していない衝撃的な出来事が・・・。

今回は、バサーオールスタークラシックのプラでO.S.Pボス並木さんと同船した時の体験レポートです。

2009年バサーオールスタークラッシックのプラクティスでの出来事

朝6時タイフーンマリーナで待ち合わせ。

連日のプラで疲労蓄積しているはずなのに気合満々でテキパキと準備し、誰よりも早くランチングをしプラクティス開始。

この日は本湖をメインにプラをするという。

北東風の関係で東岸、北岸が釣り可能でした。

まずは東岸のジャカゴ周りを、ドライブクロー4インチ(以降ドラクロ4”と呼ぶ)カラーはグリパンペッパーと、プロトのドラクロ5インチ(カラーは同じ)のテキサスリグを丁寧にかつスピーディーにキャストしていく。

しかしこのエリアではヒシモの中から小さいバスを抜いただけに終わる。

その後東浦へ移動、とあるドックのミオ筋に絡む杭にドラクロ4”をキャスト、するとSTEEZが弧を描きあっさりと立て続きに2本連続ナイスフィッシュをヒットさせてしまう。

さらに東浦の奥へ移動し、岸から沖に30mほど続く杭群のポイントに到着。

沖側から丁寧に杭に絡めるように、1本ずつキャスト。

すると中央付近でヒット!並木さんの様子が今までと違う、かなり慎重 「デカすぎるからハンドランディングして」と言われて寄せてきたバスのデカさにビックリ!驚愕の53cm、2kg越えの超特大のバス。

それを無事にキャッチ!

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使用ルアーはまたもやドラクロ4”

その後本湖に戻り、出島~牛渡のドックをランガン。

周辺の消波ブロックで1本、他の沈み物で2本追加。しかも全てグッドサイズ!

使用ルアーはもちろんドラクロ4”。

2kgオーバーを含めビックフィッシュを5本。驚くことに上5本のウエイトは6kgに達していた。

しかも釣ったリグはすべてドラクロ4”(グリパンペッパー)の3gテキサスリグでのキャッチでした。

はじめは霞ヶ浦は僕のホームレイクだし、並木さんにいろいろ教えなくては、なんて思っていたのですが・・・フタを空けてみれば教わることばかり(笑)

目の前で5本6kg越えの釣りを見せ付けられたのは、今回で2人目。

しかも水温が低下したこの時期にこれを見せ付けられるとは、勉強になりました。

霞ヶ浦ではドライブクローは3インチが定番ですが、今回はなぜ4インチが良かったのか?

やはり秋はボリュームがあって目立った方が有利、同じ重さのシンカーであれば沈下速度が遅くなりバイトチャンスが多くなる等の理由で今回は4インチの方に分があったのでしょう。

みなさんも、ぜひ4インチと今後発売予定の5インチも試してみてください。

きっと今までと違うバス(しかも大型)に出会えるはずです。

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琵琶湖でベントミノー炸裂!

9月17・18の2日間、久しぶりの琵琶湖へ遠征してきました。

琵琶湖でベントミノー炸裂!

6年ぶりの琵琶湖なので、最近の状況はまるっきり分らなかったのですが、詳しい情報はあえて聞かずに自分のひらめきでの釣りを展開することにしました。

ただ釣果はちょっと厳しいということだけは聞いており、あまり期待はしていませんでした。

今回は琵琶湖をホームグラウンドとする友人のビックバスハンターの大西さんにボートを出してもらいました。

まずは最近好調という山ノ下湾沖の4~5メートルから開始。

条件としては北湖からの澄んだ水のボディーウォーターの流れがある背の低いしっかりとしたコリコリとしたウィードが生えている、そして虫がたくさんいるような場所。

まずはドライブクロー3インチのショートスプリットで開始。

2投目で、40upを釣り、幸先の良いスタートでした。

この時フォールでのバイトだったので魚が浮いているのかな?と感じました。

しかしそれからはなかなか後が続きません。

7時頃になると大量の虫が羽化しだし、湖上は一気に前が見えない程の虫だらけに。

すると所々でバスがボイルをしだした。(この羽化は6時~8時がピークのようで)

やはりバスは上ずっていて、表層付近のベイトを捕食していたようです。

追われているアユのサイズに合わせ、ベントミノーをキャスト。

ワンアクションさせ、プカッと浮かせた瞬間にバスが水柱をあげてバイト!

そのバスがなんと58cmの超大物。

いきなり自己タイ記録です。

再度ボイルにキャストし同サイズをヒットさせるも油断してバラシてしまう。

どうやら虫が羽化するのをアユ等のベイトフィッシュが食べに来て、さらにそれをバスが狙っているという図式のようでした。

大量発生で前が見えなくなるほど虫がまとわり付くのをガマンし釣りするのも重要でした。

ボイルが無くなったのでポイントを移動、湖の各所を回るがスピナーベイト(ハイピッチャー)やスプリットショットで30~40cmクラスをポロポロ釣り初日終了。

合計で10本ほどの釣果でした。

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2日目は初日良かったベントミノーメインでで勝負。

エリアは昨日ボイルがあった山ノ下湾沖へ。

しかし今日はボイルが少ない、たまにあるボイルも遠くてルアーがなかなか届かない。

ボイル直撃はあきらめて普通にキャスト、昨日同様トゥイッチしては浮かすアクション。

するとバシャーンと水しぶきを上げて、出ました59.5cm、自己最高記録!!

その後も56cm、55cmと怒涛の55UP連続ヒット!

9時頃になると浮かせるアクションの反応よりトゥイッチしてストップ&ゴーの連続のアクションに反応が良くなってました。

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試しにベントミノーより少し潜る阿修羅SPをキャスト。

狙い通りガツーンと50cmがヒット。

この後も阿修羅SPで流しましたが3本釣りましたがそれ以降が続きません。

ではもう一度と、ベントミノーで流すとまたもや連続ヒット、サイズは30~45cmですが無限に釣れる状態で、4、5匹のバスがルアーを奪い合うシーンが幾度も見ることができました。

この無限入れ食い状態にベントミノーは、とてもスレにくいルアーだと実感しました。

周りのボートを見ると、ほとんどがボトムをスローにドラッキングしているようで竿を曲げている人はほとんどいません。

釣れているのは自分達ボートだけでした。

この時期のこの水深でトップで狙うことが琵琶湖での定番ではなかったのでしょう。

事前情報ゼロで行った、私の作戦が成功しました。

1時頃には釣りすぎて、腕もパンパンで疲れたので、ストップフィッシング。

今回の釣行で、2日間で約40本のバスを釣り上げそのうち50UPが5本、琵琶湖のポテンシャルもそうですが、ベントミノーの破壊力に驚かされました。

50UPのバスは共通して浮かせている時にバイトしてきました。

同じ所を何回か入り直しても何度もバスが追いかけてきます。

それはあのリップレスベントボディならではのナチュラルかつトリッキーな動きでバスを完璧に騙すことができるからだと思います。

ベントミノーは基本的にトップウォータープラグなのでバイトする瞬間がバッチリ見れ、とても感動的な釣りが体感できます。

アユのベイトフィッシュパターンは11月頃までは楽しめると思います。

ハマルととんでもない大釣りが楽しめますから是非お試しを!

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この時期の霞ヶ浦は・・・

やっぱり秋は巻き物です。

巻物の季節

私が日頃通っている霞ヶ浦では、アフタースポーンからサマーパターンにかけてはライトリグやワーム等のスローな釣りも有効ですが、お盆も過ぎて上がり調子だった水温が少し下がり始めると、私の大好きな巻物の季節がやってきます。

これからの時期は広範囲にバスが散り、いろいろな餌を捕食しまくります。

当然バスは横方向の動きに反応するようになるので、ワーム等でスローに攻めるより、 ハードルアーで効率よく探ったほうが断然有利です。

この時期に私が用意するタックルはハイピッチャーとブリッツの2セットです。

使い分けはボラやワカサギ等のベイトフィッシュを食べているバスにはハイピッチャー。

ハイピッチャーの詳しくは以前のコラムに書いておりますので参考にしてください。

そしてテナガエビやザリガニ等の甲殻類を食べているバスにはブリッツ。

カラーは「ワザアリ」がオススメ!

霞ヶ浦の代表的な甲殻類はテナガエビですが、それを捕食しているバスにとても良く効くカラーです。

このカラーは私が1年通して一番使うカラーです。一度お試しを!

それと大きいバスを狙うにはやはり、大きいルアーを使う。

当たり前のことですが・・・。

そういう時はブリッツMAXを使ってみてください。

これに食って来るバスは40UP間違いなしです。

(写真:ブリッツMAXは、サイズのみならず自重も有り、極めてキャストがしやすいのも大きなメリットです。)
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私の参加しているJB霞ヶ浦では、リミットが3本ということもあって、最初からブリッツMAXで勝負することもよくあります。

狙うポイントはドック・ジゃカゴ・石積み等のストラクチャーの先端や両端付近で、ハードボトムの場所。

テナガエビはボトムが硬いところに生息してますので、さお先を突っ込んだりしてボトムの状態を確認しましょう。

使い方は簡単。

投げて、ただ巻くだけ。

気分で止めたり、強弱をつけるぐらいで、基本はただ巻きでOK!

キャストが下手で、ルアーを無くしちゃいそうだから、クランクはちょっと、という初心者の方でも、ブリッツならキャストしやすいし根掛りがとても少ないので安心して使えます。

実はプロのトーナメントでもこの2点はとても重要で、こうでないと、めちゃめちゃリズムが狂うんですよ。

これからの時期はストラクチャーから少し離れた所でサスペンドしてウロウロしたりしてますので、正確なキャストができない初心者の方でもヒットする可能性が多くなります。

秋も深まると、水温低下のフォールターンオーバーで釣りづらくなる時期がやってきます。

その前に是非、秋限定の楽しいハードルアーの釣りを楽しみにでかけてみてください。

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O.S.P WORKSチーム

今年よりJBトーナメントでは従来の個人エントリーに加えて、3人でのチームエントリーが始まりました。

JB霞ヶ浦シリーズ

今年参戦しているJB霞ヶ浦シリーズでは、過去このシリーズでの年間ランキングで2003年2位の橋本卓哉選手と、2005年2位の私と2006年2位でO.S.P社員の橋本洋一選手の最強3人でチームを結成し「O.S.P WORKS」でエントリーしています。

3人そろって2位止まりって微妙な感じですが・・・そこは愛嬌ってことで。

第2戦ではやってくれました!橋本洋一選手がみごと準優勝(またもや2位)まぁまぁ。

残りの2戦3人力を合わせて連続優勝できるよう頑張りますので、O.S.P WORKSチーム3人の応援をよろしくお願いいたします。

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最近の霞ヶ浦

ところで最近の霞ヶ浦の状況ですが、アフター回復の魚も増えてハードルアーの反応も良くなってきました。

しかし、やはり大きいバスを狙うにはまだスローな釣りが要求されるようです。

浅場にテナガエビが産卵をしにくるこの梅雨時期を、当然賢い大型のバスは狙っています。

テナガエビがどこにいるかは注意してみていると、ルアーの着水時に驚いてピンピンとは跳ねるので、簡単に見つけることができます。

主に狙う場所はアシ周辺。ただ最近の霞ヶ浦はそう簡単にはいきません。

アシがあればどこでもってわけにはいかなく、複合要素が重要。アシにドック・石積み堤防・水門・クイなどが多く絡むところを狙っていきます。

最近の霞ヶ浦は水門操作で水位が変動しやすいので、大型のバスはアシ際を避ける傾向にあるようです。アシ近くの何かを重点的に狙ってみてください。

テナガエビパターンの時期に物凄く有効なのがドライブクローのライトテキサスです。カラーはテナガエビを捕食しているバスはブルーラメに反応が良いので、グリーンパンプキン・ブルーフレーク。

エビの大きさに合わせて3インチがお勧めです。アフターの時期はサスペンドしているので、ストンと落ちてしまうルアーには反応はいまひとつ。

シンカーを可能な限り軽くすることが重要で、基本は3.5g、それ以下も多用します。

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クイや障害物やドックの壁にタイトかつ静かにキャストしてフワフワと落として、ちょっとステイ(3~5秒くらい)この止めている時でも、実はドライブクローは他のクロー系のワームには無い軟らかい素材とブラブラとしたハサミの形状により、微妙に動いて生命感を出します。

さらにバスが近づくと、その水圧でさらにハサミが動くので、アフターの食欲旺盛なバスは間違いなく食いつきます。

これからが数釣りもできて大型も混じる一番楽しい時期です、みなさんもぜひ試してみてください。

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季節限定の・・・

富士五湖で大爆発するスペシャルミノーパターン いまどきの河口湖と山中湖・・・

私がよく行く河口湖や山中湖は標高が高いため、平地よりスポーニングが約1ヶ月遅れます。

ちょうどゴールデンウイークから梅雨前の今時期にプリスポーンバスが荒食いに突入します。

適当にやっても釣れる時期なのですが、やはりバス釣りの魅力はバスの習性やベイトフィッシュの動き考えることですよね。

富士五湖のメインベイトであるワカサギは産卵すると、体力を使いきり表層をフラフラと泳ぎ、ほとんどがその後死んでしまいます。

それとバスの産卵直前の荒食いがリンクするのが、ちょうどこの時期なのです。

チャンスは強風が吹いた時で狙うのは風が当たっている側。具体的には河口湖ではハワイ、大石、八木崎周辺。山中湖では長池、平野、砂岬などが狙い目です。

ボートだと強風のなかステイさせるのに、エレキのペラを強く回すのでバスに与えるプレッシャーも強くなるので、気配を消せる岸釣のウェーディングが有利です。

当然向かい風にキャストすることになるので、飛距離の出るO.S.Pミノーシリーズの出番です。

(写真:阿修羅の公魚カラーと、ベントミノーの公魚カラー。艶かしいですよね。)
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去年まではアシュラF・SPだけでOKだったのですが、新製品のベントミノーが発売されましたよね。

このルアーはまさにこういう状況ではバッチリなルアーで、また楽しみが増えましたね。カラーはもちろん公魚(ワカサギ)カラーのみ、といってもO.S.Pから数種類の公魚カラーが出ていますので、自分で気に入ったのを使ってください。

ちなみに私はスーパーゴースト公魚が好きです。

タックルは遠投できるスピニングロッド(少し長めが有利)ラインは向かい風のキャストが多く、しかもオープンウォーターの釣りなので細め、私はサンラインのFCスナイパー3LBか4LBを使用します。

アクションは超スローのただ巻き、もしくは風に流してフローティングをノーアクションで浮かせておくだけ。波だっているので、フラフラと勝手に動かしてくれます。

死ぬ寸前の公魚をイメージするので、トゥイッチやジャークは禁物。賢いデカバスはまず元気の無いワカサギから狙って捕食します。ハマれば40UPの腹パンパンのグットコンディションが連発なんてことも。自分も行きたいところなのですが、JB霞ヶ浦の練習をしなければならないので最近は霞ヶ浦ばっかり。

たまには綺麗な景色と澄んだ水の富士五湖に行きたいですね。みなさんも、是非この時期の強風時限定のワカサギパターンを楽しんでみてください。

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初バスはハワイのピーコックバス

厳寒の日本をちょっと離れ、今年で4回連続のハワイでのピーコックバスフィッシング

皆さん初バスはもう釣りましたか?

ここ数年、僕の初バスはハワイのピーコックバスです。今回で4年連続の釣行でしたがいつもとちょっと違う?パターンでハイカットとダンクが炸裂しました。

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場所は日本から一番近くでピーコックバスが釣ることができるハワイのオアフ島のウイルソン湖。

アマゾンのとは種類が違い、大きくなっても50cm強、平均サイズは35cm前後ですが、そのファイトはラージの比ではなく、物凄いまるで青物のような引きで、今回もフックを伸ばされて大型を数本逃しました。

釣り方の基本は、1日中投げてハイスピードで巻くリアクションでの反応がほとんどなので、ハードルアーが圧倒的に有利。

特に表層系に反応が良くトップ好きにはたまらないとても魅力的な釣りです。

でも、今回は朝一のトップの反応が悪く、それではと、例年爆発するアシュラで1m付近を狙っても反応なし、ガイドの千野さんが「鳥が岸で小魚を狙ってないから、ベイトのレンジが少し深いかも?」とアドバイス。

なるほどと、次は2m付近を狙えるハイカットをチョイス、すると一投目でヒット。

それから一ヶ所の小規模な岬で小魚を意識したカラーをローテーションさせるだけで連続ヒット。

ハイカットのノンラトルとバランス良いタイトアクションが魚のプレッシャーを最大限に抑え、なおかつ生々しい泳ぎで、とても目が良く用心深いピーコックをも連続ヒットに持ち込めたのだと思います。

日が昇り始めると、活性も下がり、さらに魚のレンジが下がってようで、ハイカットでの反応がイマイチになりました。

次はこの湖の僕の切り札のダンクSPとパワーダンクでシェイド中心に3~4m付近を狙うと、橋脚のシェイドパターンで連続ヒット。

1ヶ所で10本以上をキャッチ。通常のシャッドプラグではなかなか届かない深度でもダンクなら楽にトレースできるのと、フィーディングタイムが終わり低活性になった魚にスイッチを入れさすにはラトルの存在が不可欠だったのだと思います。

この日一貫して反応が良かったアクションが、ロッドを大きくストロークさせるジャーキングです。

ルアーを遠投し、狙った水深までただ巻きでスーっと潜らせます、そこからロッドを正面から足元に向けて鋭くさばいて、その分を巻きとり、ルアーはその一瞬だけ止めます。

バランスを崩すギリギリの範囲でアクションさせ、狙っている水深をしっかり泳がすのが肝。あまり強いジャークはルアーが回転し、レンジも変わり、泳ぎも悪くなり逆効果です。

とくにダンクはバランスを崩しやすいので注意!アイチューン(トゥルーチューン)をしっかりして微妙なバランスで試してみてください。

これらアシュラ・ハイカット・ダンクの3種類を使い分けることで、1~4mのベイトフィッシュに付くバスを確実に狙うことができます。

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日本でもシーズンイン間近の早春の釣りには、圧倒的にシャッドプラグの有利な時期です。

低水温時はポーズ時間を長め(5~10秒)にとって同様に試してみてください。

とくにシーズン初めは大型のバスしか釣れません。ランカーを狙うにはいいチャンスです!

現地で頼りになるガイドの千野さんです、実は彼は東京の小金井市出身、バリバリの日本人ですので余計な心配はご無用、もしオアフ島に行く機会があったら、ぜひチャレンジしてみてください。

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真冬の山中湖レポート

本格的な冬到来で、寒い嫌な時期がやってきて、もうバス釣りはもうお休みなんて方もいらっしゃると思いますが、まだまだ釣り方しだいでバスをキャッチできるし、しかもビックバスに出会えるチャンスです!

私がこの時期によく通っている山中湖は標高980m、日本で3番目の高さにあり、以前は前面結氷しワカサギの穴釣りでも有名でした。それゆえに寒さも厳しく最低気温が氷点下10℃以下の日も珍しくありません。

なぜこんな所に行くの?って、ドMだから、いえ違います、釣れるんです!

一発勝負ネイティブの大型狙いには

水温低下でワーム等の食わせの釣りより、圧倒的にハードルアーでのリアクションで狙うほうが有利になります。

やはり定番はミノーやシャッドです、今年は新発売のハイカットを使っています。

カラーは画像の3色を水色や太陽光によって使い分けます。このルアーの特徴はロングリップなのに飛距離がグ~!タイトな泳ぎで冬の低活性時期にグ~!!

さらに大きさがこの時期のワカサギにジャストフィット!!!狙う水深は2~4mのウイードが少し残っているようなところを、ロングキャストしゆっくりリールを3~4回ただ巻きして、5~10秒ステイを繰返します。

バイトはほとんどがステイ時に出ます。1キャストでかなり時間がかかりますが、ゆっくりやるのが重要なのでガマンしてやってください。

ゆっくりでもハイカットはしっかり泳いでくれますよ。

あと重要なのが時間です。私の経験上、朝10時までが勝負です。

ボート屋さんの話を聞くとワカサギの釣りも朝9時までが良く釣れ、それを過ぎると釣果が極端に減少するそうで、これらの動きに深く関係していると思います。

朝は寒いですけど、やっぱり早起きは三文の徳ですよね。

(写真:真冬の山中湖は、寒~いですが、こんなバスが喰ってくるんですよ!)
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放流で数釣りするには

近年山中湖では、冬に盛んに放流が行われております、最近の放流バスはサイズも大きめで1kgを超えるものもいます。

そのせいか、ちょっと賢くそう簡単には釣れません。低水温時の特徴は放流地点からあまり動かず、バスは固まっています。

そこへ同じくハイカットをキャストします。アクションは、早く巻き、トゥイッチをしてステイさせるのはちょっとだけで大丈夫です。

放流魚は競う性質が強く、この方法でわざと追いかけさせて、仲間同士で取り合いさせて食わせる作戦です。

一匹釣れるとスイッチが入り連発で釣れます。あっという間に2桁キャッチなんてことも可能ですよ。

朝10時頃までネイティブを狙って、その後は放流の数釣りをするのがお勧めです。

みなさん、冬眠するのはまだ早いですよ、防寒対策しっかりして、出かけてみてください。

(写真:冬は冬なりのアプローチがあって、やっぱりバス釣りは面白い!)
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(写真:今年1年皆さんコラムを読んでくれて有難うございました。来年もどうぞよろしくお願いします♪)
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食欲の秋

秋の荒食い行動中のデカバス!1年で今時期しか味わえない楽しい釣りをしませんか?

ホームレイク霞ヶ浦

私のホームレイク霞ヶ浦では、これから初冬にかけて、バスが冬前に荒食い行動に入るためとても楽しい釣りができます。

バスが食べている餌は大きく分けて、「魚系」か「エビ系」なのですが、この次期はワカサギを食べにきているバスだけに絞ると良いと思います。

ポイントは、この時期のワカサギは流入河川の河口付近やドックの出入り口(釣り禁止のドックがあるので注意)に集まってきます。

ワカサギ狙いの餌釣りの方たちがいると思うので目安になります。バスはその周辺のストラクチャーに潜んで、それを捕食しています。

人間が食べても美味なワカサギだけに当然バスも大好物ですね。この時期は、バスがいる所といない所がはっきりしているので、ちょっとやってバイトが無ければすぐに移動でテンポ良く釣って行きましょう。

ホットスポットが見つかれば、たった30m流して、40UPが10本なんて凄いスポットもありました。

(写真:秋の荒食いモードのバスは喰い方もバックリですよ!)
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使うルアーは迷わずスピナーベイトだけ!霞といえば、もちろんハイピッチャーですよね。

カラーは白系(好みで良いです)とサンフィッシュタイガーが2種類あればOK。

私の一番のお気に入りはヴィヴィットパールホワイト1/2ozのタンデムウイローです。

6.5~7.0ftグラスロッドにフロロ12LB(サンラインFCスナイパー)のタックルで使用しています。

(写真:コチラは実戦的な、エコハイピッチャー3/8ozTWテイスティシャッドを襲ってきたバスですよ!)
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基本は白系を使いますが、ローライト時や濁っている時はサンフィッシュタイガーの出番です。

ミスバイトやバラシがあったときもこれに換えてみてください。最近の霞ヶ浦の水色は白濁していることが多いのでサンフィッシュタイガーの出番が多いですね。

重さは1/2ozがメインで使います。そんなに重いのを使うの?ってよく言われるのですが、一度試しに使ってみてください。

投げやすいし、思ったとおりのコースを引けるし、フッキングもバッチリ決まりますよ!

最近発売されたカラーブレードは、マッディーウォーターにとても良く効くのでさらにお勧めです。

バスは初めて見たものに興味を示します。ですから新製品は釣果倍増のチャンスなのです。

発売された3色はどれも霞ヶ浦にバッチリなカラーなのでショップで見つけたら、売り切れる前に手に入れておきましょう!

(写真:とにかく晩秋は、バスが荒食いモードです。ハイピッチャーでテンポ良く探って行きましょう!)
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野尻湖のスモールマウスはスーパーライトリグじゃないと釣れない?

いやいや、そんなことはありませんよ。

JBマスターズ第4戦野尻湖戦

スモールマウスで人気の長野県野尻湖は、魚影も濃いこともありバス釣りファンがたくさん訪れます。

いくら魚が多いといっても、小規模で水も澄んでおり、なおかつトーナメント等の開催も多く、魚はとてもスレており、釣りの定番はやはりライトリグ。

(写真:ナイスサイズのバスがヒットしてくるのが野尻湖の魅力でもありますね。)
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トーナメントでの流行は、ラインは2.5LBとか2LB。

針は極小のマス針に、竿はソリットのウルトラライト。ワームは2~3インチが主流です。

それをロングリーダーのキャロライナリグでほとんど動かさずに引くのが主流。

この傾向が、どんどんエスカレートして、ちょっと気が変になりそうです。

そんなじれったいことが大嫌いなお方にお勧めなのがミノーとシャッドの釣りです。

私はプラクティスの段階でよく使いますが、今回良かったのが次期発売予定のベントミノーです。

岸に向かってキャストしてトィッチすると、スモールは目が良いのでかなり遠くから、数匹がすっ飛んできて競い合うようにバイトしてきました。

このルアーはハッキリ言ってやばいです!今まで見たこと無い、生々しい動きで、生餌なみの反応!警戒心の強いスモールも躊躇無く食ってきました。

あとは安定しているのがアシュラSP。色はスメルトアユを私は良く使います。

強いジャークをしてフラッシング効果でバスを寄せ付けます。

魚をスピーディーに探せるので短時間で広範囲に釣ることができます。

Uターンしてしまう魚もいるのですが、それらは時間が余ったら後でゆっくりとワームで狙って下さい。

この2点の釣りは、水の綺麗な野尻湖では追いかけてからバイトするまで丸見えですからとってもエキサイティングです。ぜひ試してみて下さい。

(写真:JBマスターズ戦でウェイイン時のワンカット。)
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次に魚のレンジが深すぎてどうしても魚が出ない時にお勧めなのが、シャッドのドラッキングです。

ラインは5LB、シンカーは7g、リーダーは60cm。湖全域のディープ(フラットでもバンクでも)を強烈なジャークでドラッキングをしていきます。

今回は次期発売予定のハイカットのプロト品を使いました。

これは本当に待ち遠しかったシャッドでアシュラやダンクでは狙えなかった、その中間の魚がこれでカバーできます。

他のO.S.Pプロスタッフもこれでかなりの魚を釣っているようです。

でもどうしてもトーナメント本番になると、やはりあのスローな釣りをしないとならないのですよね。

競技ですからしょうがないことですけど・・・。

これから発売されるO.S.Pの新製品、楽しみなものがたくさんありますよ。

みなさん今後発売される新製品から目が離せませんよ、乞うご期待!

(写真:左から阿修羅・阿修羅・プロトのベントミノー・9月末発売予定のハイカット)
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JBマスターズ第2戦in河口湖

いよいよ真夏の暑さの日々がやってきました、こういう時期は蒸し暑い平地の湖より、やはり、からっと涼しい山上湖での釣りがお勧めですね。(注:涼しいといっても実は紫外線は平地よりも強いのでUV対策はしっかりと!)

JBマスターズ第2戦in河口湖でのレポート

この時期に釣りをするときの帽子は絶対にメッシュが良いです。

ゆったりとした作りで風通しがの良いOSPの新作キャップは集中力が持続できてお勧めですよ。

ということで、今回は私が参戦したJBマスターズ2戦、結果はどうだったかって?聞かないでください。

試合は結果より過程が重要なのですよ。←言い分けです。最近通い続けた河口湖の状況を、試合も終わったので隠さず教えちゃいましょう!

(写真:JBマスターズ第2戦in河口湖の初日。サイズがあまり伸びず~・・・。)
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以前も紹介しましたが、今年の河口湖のネイティブのデカバスはなかなか難しくてプロ達も諦めぎみです。

でもご安心を、定期的にバスの放流はされており、平均700g~800g、最大は1200gぐらいあり、コンディションが良く引きも強く楽しめます。

デッカイのはかなり賢くて、なかなか釣れませんが私はそれらをハードルアーを使い攻略しました。

・ウィードに隠れているバス

アシュラかルドラをキャストしてバスを浮かせて、更に追わせてから一瞬食うタイミングを与えて確実にバイトに持ち込む。 

フラットサイドのボディーがフラッシングを発揮し、どこからともなく隠れていたバスたちが追ってきて奪い合うようにバイトしてきました。

・岩陰にいるバス

ダンクとブリッツMRを使います。理由はボトムノックをさせながら岩や障害物を交わした瞬間にバイトが集中するのですが、この大事な瞬間に根がかってしまったらチャンスを逃すので、泳ぎだけではなく根掛り回避能力の高さという点でこのルアーをチョイスします。 

カラーはリアクション狙いなのでチャート系がお勧めです。特にブルーバックチャートがグ~でした。

プラクティス時、他の選手が食わせの釣りで沈黙する中私だけクランクで入れ食いになり、しかも釣れてくるサイズは他より明らかに大きかったです。

ルアーを大きくしたらサイズアップするのかと、ルドラをキャストしたらヒット、まさか放流魚だとは思わないほどのファイトでランディングしてみたら1Kgを超える今回最大の放流魚でした。

(写真:ルドラでキャッチした放流魚ではなかなかお目にかかれないナイスサイズ!)
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 みなさんも、こんな涼しくて楽しい河口湖に是非行かれてみてかいかがですか?

ポークとかスモラバも良いですが、この際、男らしくハードルアー縛りで出かけてみるのもきっと楽しいはずです。

(写真:ハードルアーも繊細に操作することが大切です。それを心がけて狙っていけば良いサイズに巡り会えるかも・・・。)
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今シーズンの河口湖に異変が・・・

例年の河口湖の春の定番パターンは、産卵を終えて弱ったワカサギを捕食するバスに狙いを定めてアシュラの公魚カラーなんかがグ~!

なんですが、昨年ぐらいからちょっと違ったパターンで釣れています。 河口湖ではビッグベイトが再燃!

それは近年河口湖では、ワカサギの放流をしていないようで、このパターンが通用せず、その代わり最近突如繁殖しだした、シラウオのパターンが炸裂し、3~4インチ程度の小さめのストレートワームの表層引きが流行しました。

今シーズンはそのシラウオの数も少なく、どうやら春の荒食いのビックバスはニジマス、ウグイ、ハス、オイカワ、放流バス等の大型の餌を捕食しているようで、そんな状況で、最近ではビックベイトが大流行しています。

(写真;JBトーナメント中にキャッチした河口湖のバス。放流バスですが、大きいですね。)
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 ただこの釣りって、専用のヘビータックルが必要で、重いのでキャストも大変、しかもルアーもかなり高額で、あまりお勧めはできません。

こういう状況で私は迷わずルドラを使っています。

大き目のシルエットが、ビックバスが捕食している大型のベイトフィッシュにピッタリで、なんといっても泳ぎがリアルで遠くからバスも引き付けます。

巻いているとたまに本物の魚と間違えてしまいます。ビックバスだけでなく放流バスまでオールマイティー狙える優等生です。

使い方は基本的にスローなただ巻きでOK、ここと思うところでトゥイッチし少しポーズを入れて誘うだけ、キャストもしやすく、おかっぱりにもお勧めです。

カラーはオイカワやテイスティーシャッドがお勧めですが、特に差はないようで好きな色でいいと思います。

今年から河口湖漁協もワカサギの放流を復活させるとの情報も入っております。

そうなったらまたアシュラが火を吹くに違いありません。こちらの準備も忘れずに。

今年の放流バスは画像のように立派な体格が多く(1kgUPもいます)、難易度も高いのですが、釣れたら引きも強くて結構楽しいですよ。